ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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普通のお子さんの塾に入りました。

春休みも終わり。考えると、また一歩、成長したような気がします。
昨年末から、げんちゃんは普通の学習塾に通い始めました。

そこは、一人の先生が多数の子供をいっぺんに家庭教師するような塾です。
学年も小学生から高校生まで、まちまち。

自分の課題をそこでは自主勉強します。一人の先生が、質問があれば、そばに来て教えます。毎回、数人の子が集まるようです。

家庭教師と集団塾の間みたいな感じでしょうか。

そこの先生と知り合いで、以前、打診したことがありました。それがきっかけで、向こうからオファーがありました。

「げんちゃん入りませんか?」

土曜日の昼からは、私も放置だし、ちょうどいいかな、と思って入れました。

ただ、高校1年生の課題は無理です。一人で自主的にやるならなおさら。気持ちを入れなかったら、小学生の課題だってあやしいのだから。

結局、小学校4年生のエントリーで入ることになりました。小学校4年生の教材をやります。最初のうちは、かっこうだけは真面目にやっていますが、やはり、抜く日でもある土曜ということで、ひどい結果ばかり。これ、考えりゃわかるでしょ! という問題が×ばかり。

先生はかなり上級の先生。若いのに、子供の心をつかみ、”ずる”を敵とする、まっとうな方!
そんな先生でも、げんちゃんは、するりと上手に抜く。

しかし、時が経つうちに、先生もだんだん心得てきて、
最近では、行くたびに、テストをやらされています。

毎回実力テスト形式。緊張感をもって、やる演出です。


毎回いっしょになるお友達もまちまちで、げんちゃんは、いっしょになった自分より小さい子から、

「ねえ、なんで高校生なのに、小学校4年生の問題やってるの?」
とか、
「え?4年生なのに大きいね~。??」
とか、容赦なく言われます。厚顔無恥な、さすがのげんちゃんも、少しは、恥ずかしい思いをします。

彼の心を動かすにはばっちり!

しかも、テストは、4年生のものなのに、平気で半分くらいしかとれず・・・・なんせ、のろいげんちゃんはまず時間切れです。

私も、もどってくると、必ず内容に目を通し、それなりの指導をします。いつのまにか、塾での彼のスタンスは、ましになってきました。

本気モード・・・らしきものもたまに出たりする。

や~・・・考えてみれば、すごいことだと思います~。
普通の学習塾に入ることなんて、まずイメージさえできなかった子ですから。

小6でくもんを破門!

あの頃、やっとくもんなら・・・と、おそろおそる入れた結果がそれ。
周りに合わせて、一人で取り組むことさえ、まだ不完全だったのです。

今行っている塾では、普通の子たちのものさしを、がんがんつきつけられる。
友達は高校生ではなく、小学生から高校生まで、色々。

期せずして、げんちゃんに良い環境が降ってきた感じです。

塾では、大間違いすると、

「あのさ~。これ、小学校4年生のだからね~。君は高校1年だよね。やばいでしょ!」
と、みんなの前でガンガン言われる。(もちろん彼の性格を考慮した先生が、遠慮することなく演出してくれます。うちあわせ通り!)

彼は障害児として扱われることなく、普通の基準で叱咤激励される。しかも、課題は、身の丈にあったもの。
ほんと、げんちゃん、感謝しないと・・・と思います。

彼が生きていくのは、普通の社会です。まずは、普通の基準をしっかり身に着けることが大事だと思います。やっと、そこの物差しを意識して暮らす日常になってきたのかな~。

いつか、進学塾の体験なんかにも行かせるといいのかもしれません。

自分が及びもつかない世界がある、ってことを知るだけでもいいと思います。

障害児として、一生、そこの枠だけしか知らなければ、何をどうがんばっていくのか、基準さえあいまいです。

絶対値を知ったうえで、自分の売りや欠点、自分を客観視する。
メタ認知する力の、ほんのわずかな種が、できてきたのかな~と思ったりします。


まだまだですけどね…でも、気持ちが入った時は、なかなかのげんちゃんになったりもします。

明らかに、ボトムアップされた感じがしています。

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