ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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知的障害者には、学習はいらない、という考えは危ない。その1


今日から、庭から蝉の鳴き声が聞こえ始めました。けやきに抜け殻がたくさんいましたが、いよいよ夏到来でしょうか。・・・

就職に有利だから、高等支援学校に行かせる、と言う考え方は正しいのか

私には、お子さんを高等支援学校に入れたママ友が数人います。

そのママ友のお子さんたちのほとんどは、高等支援学校で、職業訓練などをするよりも、もっと学習や常識など、基礎能力を付けて行く方がいいのではないか、と思われる子たちでした。

中学までの教育と時間のかけ方では、まだまだ言語能力、計算能力、その他社会の一般基礎知識などが足りなすぎる、と感じました。
もっと時間をかけて、小学校レベルくらいの知識や知恵を、使いこなせるような能力を付けてやる環境を作ってやった方がいいと思いました。

人格形成の上で、必須の基礎能力がまだまだ足りていないのに、いきなり、社会に出る表向きの準備だけさせても、その後頭打ちになるのではないか、と思ったのです。

しかし、彼らのお父さんたちは、共通して、
「将来社会に出さないといけないんだから、高等支援学校みたいなところで、実践を積ませるんだ。」

というような主張をしました。

ちなみに、こちらにいくつかある高等支援学校と言うのは、倍率も高く、けっこう入るのが難しいと聞きます。なんでも、卒業後の就職の斡旋までしっかりしてくれるらしいです。
実際に、友人のお子さんたちは、その学校で、主に、作業を中心に学んでいるようでした。

小中でやってきたような学習は、きわめて少なかったような印象を受けました。

高等支援学校から、障害者枠でスーパーに就職したA君

さて、その学校を出て、社会人になったA君の話をします。

彼は、卒後スーパーで働きました。裏で、パック詰めを担当しました。福利厚生のない、パート職員で、もちろん障害者枠というくくりのようでした。
A君は、その仕事に慣れてきて、そのうち、まったく目標のない、ちょっとだれたような状態に陥りました。
高等支援学校に行っていた時は、まだ就職と言う目標があったので、少しは気合も入っていたのかもしれません。就職した時も、慣れないといけない、という圧のためか、シャキッとした感じがありました。
しかし、一定期間過ぎると、障害者枠の彼に、周囲は、最初に与えた仕事の他に、何もさせないし、スキルアップの期待もしていないことがわかりました。単調な日々が継続しました。

A君はだんだん生気を失い、そのくせ、変にすれた感じがでてきました。

お母さんの言葉を借りれば、なんとなく、目標がなく落ちて行っている雰囲気、と表現されました。

お母さんは、意を決して、スーパーに仕事のステップアップをお願いしました。しかし、それを機に、なんとA君は首になってしまったのです。

高等支援学校は、その時のフォローはなかったと言います。お母さんは、必死で、事務系の(入力作業)障害者枠の仕事を探して、無事就職させました。期限付きの仕事でしたが、一応福利厚生のある雇用形態だったので、胸をなでおろしました。

しかし、それから1年ほどたって、
ある事件がおこったのです。

A君が、あるところで、女性の体を触ってしまって、通報されたのです。詳細は割愛しますが、20歳をすぎていたA君は、あえなく逮捕されてしまいました。翌日、障害者ということで配慮を受け、自宅に帰されましたが、1日、一人ぼっちで警察の留置場で過ごす羽目になってしまったのです。

その電話を受けた時は、私はショックを受けました。
続く

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  1. ゆうママ より:

    高等支援学校も検討しました。
    安心したいという下心があったからです。さらになぜか高校入試に挑戦させるより、そちらを選ぶ親の方が冷静で合理的な判断をしていると評価されていますよね?
    げんママさんや、私みたいな親は、無理させすぎのように言われてきました。

    高等支援学校には見学にも行きましたし、カリキュラムも見ました。カリキュラムに掃除が組み込まれていて、確か1日は午前中全部が授業として掃除でした。教科学習は全くなかったと思います。こんなに将来を閉ざすような学校は嫌だなと思いました。でも学校はそれがベストだと信じて疑っていないようです。
    親にとって子供の就職は切実な望みです。でもそれをぶら下げて学習をさせないなんて、私もおかしいと思います。あの時踏ん張ってよかったと思っています。

    Aくんの事件は胸が痛みますね。普通に生活していると身につく常識がすっぽり抜けているようなところが息子にもあって、犯罪者になるのも被害者になるのも絶対に避けなければ、と思います。

  2. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    ゆうママさん
    この子たちの成長は、普通の子より、ずっと遅いですよね。
    生物学的な年齢で、切られてしまう日本で、この子たちをちゃんと大人にしようとするのは、至難の業です。
    飛び級の反対があってもいいと思うのですが・・・
    中学までは、なんとか、暦齢に合わせた促成栽培をやってきても、義務教育から解放されていく高校になったら、しっかりすかすかの中身を充実させる教育をやっていくのがいいと思っていました。
    しかし、日本には、そういう教育が充実していません。結果的に親がやるしかない状況ですね。
    高等支援学校は、なんとか社会に出してやっていける子を目指す親には、垂涎の的なのかもしれませんが、外側をいくら作っても、しっかりとした社会人にはなれません。
    精神年齢、本来の知的年齢にあった、しっかりとしたカリキュラムを作っていく必要があります。

    ゆうママさんの選択はお子さんにとって良かったと思います。
    たとえば、算数の力がなくて、ただ掃除をさせても、段取りとか、やりかたとか、自分でなかなか把握できないんじゃないかと思います。小学校の基礎内容くらいは、家事をやるにしても必用だと思っています。
    第一、料理をするにしても、目分量とか、分量とか、算数の感覚がなくてはできませんよね。

    そういうものができないんだから、作業に特化すればいいじゃないか、というのが高等支援学校だと感じました。
    結局、A君も、中身すかすかのまま、ラベルだけ、なんとか貼って、社会に出したのだと思います。お父さんは、しっかり反省すべきだと思います。

    幸い、お母さんはしっかりした人で、私が中学卒業するときに、強くアドバイスしたことが、いまさらのように納得がいったと言っていました。

    気の置けない関係なので、私もかなり反対して、力説したのですよ。
    一見、就職した直後しっかりしていたような印象を持ったので、案外良かったのかな~と思ったのですが、だんだん問題が露呈していきました。

    安易なラベルづくりではなく、子供の内面をしっかり作っていくべきなんだと思います。
    これからは、男の子は、そういう性的な加害者にならないように、常識をつける、という内容も、盛り込む必要がありますね~。
    親は、まだまだ手が離せませんよね。

  3. あつぞーパパ より:

    ごぶさたしてます。4月から支援学校高等部に進学した子供の父、あつぞーパパです。

    >これからは、男の子は、そういう性的な加害者にならないように、常識をつける、という内容も、盛り込む必要がありますね~。

    定型成長の青年や大人でさえも性犯罪を犯すことがあるわけですから、この問題は発達障がいの子供やその親にとって、とてもデリケートで難しい問題です。

    先日、こちら以外の発達ママさんのブログを読んでいて、気が付いたことがあります。その家庭では息子さんが高校に入学してから、スマホを与えたそうです。そして有害なサイト(アダルトなど)は、ブロックをかけたそうです。ごく一般的なことであり、誰もが推奨することです。

    さて、ではブロックをかけたアダルトサイトは、いつまでブロックをかけておくのでしょうか?
    例えば、30歳を過ぎた健康な男性がアダルトサイトなどを見たことがないのも、それは違う意味で問題になってくる気もします。私はこちらのサイトで、発達障がいに真剣に取り組んでいらっしゃるママさん達に、セクハラをするつもりはありません。しかし、男親ながらベストやベターな答えはまだわかりません。
    子供が小、中学校の頃は散々、勉強で吐くぐらいの苦労をしました。これからも新しい気苦労は続きそうです、やれやれです~(泣)

    • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

      あつぞーパパさん
      こんにちわ!高校生になったんですね~。
      支援学校の高等部はどうですか?このブログに出てきた子の学校は、表面上厳しいと言った感じでしたが、基礎能力が伸びる感じではなかったです。
      あつぞーパパさんは、しっかりお子さんにかかわっていらして、いつも感心してしまいます。
      どんな学校を選んでも、絶対親が、細かく見てあげないといけない子供たちだと思っています。
      どの高校を選んでも、基本的な学習は、自宅でまだまだ続けていかなくては行かないと思います。学校が何を担ってくれるのか、しっかり見極めて、足りないところを親がやるしかないな、と感じています。

      性的な問題は男女ともに出てきますね。女の子なら、被害にあったりしないように、注意させないといけないし、男の子なら、やってはいけないこと、ということを明確に教えて、自制がきくように、指導していかないといけません。
      げんちゃんは、まだまだ幼い感じで、クラスメートの女の子にもあまり関心がないようですが、だからといって、油断はなりません。
      A君の事件は、ちょうどよかったので、しっかり何度も教材にさせていただいています。

      時々、げんちゃんのスマホはチェックします。たわいないユーチューバーを3人くらい登録してるだけなんで、まだ、かわいいものだな、と思っています。
      ログインのパスは、一人で管理させていません。
      昔、ゲームをさせずに、なんとか今まで来たので、げんちゃんは、あまりスマホにははまっていないようです。保護猫の1分動画とか、そんなのを、たまに見てるのかな~・・・

      でも、いつか、目が離せない時が来るんだろうな~・・・

  4. Takeko より:

    とても胸が痛みます。こういう問題について、私も対処方法を考えています。

    高等支援学校を卒業したとしても、普通高校を卒業したとしても、大事なポイントは同じです。

    働きだしからも、意識レベルが下がらない状態をキープすることです。脳の状態がどうかで判断する必要がありますね。

    高等支援学校に通っている時や働き出したばかりの時は周囲からの働きかけや仕事への新鮮さから意識レベルが高い状態にあったのでしょうが、仕事への慣れから、意識レベルが低い状態が続くことになったのだと思います。

    働き出してからも、自力で意識レベルを高くキープすることは、なかなか難しいですね。本人自ら試行錯誤をしたり、スキルアップしたい!という気持ちがないことが多いので。

    例えば、健常な人が単純作業の仕事をし続けたとしても、意識レベルは下がりにくいです。同じことをし続けていても、元来、意識レベルが下がりにくい脳を持っているからです。

    それで、意識レベルが下がりやすい脳を持った発達障害の人達が単純作業などに従事したりして、周囲から意識レベルを上げる働きかけをしてもらえない環境で働く場合は、家庭で、ずっとトレーニングし続ける必要があります。

    ドリルで勉強したり、スポーツをさせたり、家事をさせたりして、料理の腕を上げさせたり…。この努力をし続けることが大切です。

    しかし、これを家庭がいつまで続けられるのか、という問題があると思っています。こういう場合のために、発達障害のある大人の方用の塾もあるようです。

    また、いくら学校時代に能力開発したり、常識を身に付けたりしても、働き出してから、意識レベルが低い状態が続くと、全く同じことが起こります。

    それを危惧して、げんちゃんママさんは、げんちゃんの将来について、ただ就職すればいいわけではなく、ちゃんと高次な脳を使う仕事をさせなければならないと考えて準備されているのだろうなと私は思っていました。

    • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

      Takekoさん
      コメントありがとうございます。ロボ君も、かなりしっかりされてきて、げんちゃんのはるか先を行ってらっしゃるな~と思って、先日ブログを読みました。
      ロボ君は、もともと、前向きな思考が育ちやすいのかな~と思いました。
      ママの指導もあると思いますが、発達の子を見ていると、自分で、今の自分より少し上を目指そうとする子もいますね。
      A君やげんちゃんなどは、ほっとくと、低いところで、なんとなく日々を送って平気。目標や目的のない人生もへっちゃら・・・そんな性質に見えます。

      こういう子たちに、しっかり目標を持たせ、生きる意味を自分に問いかけるような日常を送らせるのは、至難の業。普通の子だって難しいのですからね~。
      げんちゃんも、社会に出ることは可能かもしれません。障害者枠とかもあるわけだし。でも、単純作業の中に入れると、げんちゃんは、落ちていくのが目に見えていますね。

      自分で考えて、自分で仕事の枠を広げていくようなステップを踏ませていきたいな、と思います。おっしゃるように、そういう脳の使い方をしないと、どんなに今、がんばらせても、結局失速すると思っています。最初から、障害者枠などというところを目標設定すると、絶対にそれ以下になることが目に見えているので、あくまでも、普通の人の日常をイメージしています。料理学校に行きたいのなら、自宅ショップできるくらいを目標にしてちょうどいいと思っています。

      今年は、やっと自覚が出てきています。去年は、それをつけるため、やっきになって、アルバイトをさせたのですが、今年は、必要ないかな、と思っています。

      あるところに到達したな、と思います。でも、ここからが、ある意味本番だな~と思います。今までやってきたけれど、すかすかのところをしっかり埋めていく必要があると思っています。
      25歳くらいまでに、ある程度形になって行けばいいな~、願うところです。それまでは、形ではなく、中身をしっかり作らないといけないですね。まだまだ、手が離せませんよね。

      性的な問題は、あまり激しく出てこないといいなと思います。刺激する環境は極力避けたいです。
      でも、けっこう多くの発達の男の子が、A君のようなことになりかねない要素をもっていますね・・・

  5. Takeko より:

    お忙しいところ返信をありがとうございます。

    単純作業やスキルアップがあまり求められない仕事に就いた場合、やはり、家庭で学習・スポーツ・家事などをしっかり行わせ続ける必要があると思います。

    でも、もう一つの方法として、私もげんちゃんママさんのお考えと同じ道を考えています。

    つまり、そもそも、本人にとって、魅力的で難易度の高い仕事につくことです。この場合、家庭ではなく仕事自体で意識を上げるトレーニングをして行ける上に、本人もご家族も誇りとやりがいを感じて充実した人生を送って行くことが出来ますよね。

    これには、様々なハードルがあります。余程、本人に適正がなければなりませんし、その仕事の全てを本人に任せることは難しいので、支援者もやはり必要です。

    しかし、私のクライアントさんから、2つの例を伺いました。

    1つ目は、重度の方で今50代なのですが、高等支援学校には進学せずに、元お医者様であるお母さま(元自閉症協会の理事?)が地道に教育をほどこし、裁縫に適正を見いだし、今はオーダーメイドのスーツなどを作る職人をされているそうです。算数では、何倍という概念が入らなかったのですが、裁縫だと分かるようになったのだそうです。書籍化しているそうです。

    もう1人は、重度ではない知的障害をお持ちで、アメリカ在住、お母さまがお子さんの様子をブログに書いてらっしゃるそうです。今は30才ぐらいで、データ入力の仕事をしているそうです。オンラインでミーティングしている様子は、専門用語も使ってスムーズなのだそうです。ご本人は仕事が入ると小躍りする程、仕事が好きなようです。

    以上、2つの例は超スーパーお母さんの頑張りがもたらした成果に運が味方したケースなのかなと思います。

    げんちゃんの場合、まだまだ、これからですから、この2つの例とは、また別のパターンになって行くのかもしれませんが、何かげんちゃんが魅力を感じて自らスキルアップをはかって行ける仕事を見つけることが理想の1つであることには違いないと思います。

    ブログにも書きましたが、息子もだんだん現実的に仕事を考えて行く時期に来ています。大学生活の疲れを取るためにも夏休みはバイトをしないかわりに、息子はITエンジニアになるための資格試験の勉強をする予定です。大学院まで、しっかりロボット工学を学び、自宅Laboで好きなロボット製作をしながら、仕事はITエンジニアが出来たらなぁと思っているようです。難しい場合は、自宅でささやかな個人事業を営む道も考えています。

    げんちゃんも、自宅でカフェの経営など、いいですね。カフェ巡りで福岡を訪ねたいです。まぁ、1つの例で他のプランもあるでしょうけれど、なかなか、いいですよね。げんちゃんは、料理が出来ますし、ウェイターの経験あり、皿洗いの経験あり、家庭菜園の経験あり、ですから!

  6. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    Takekoさん
    お返事ありがとうございます。
    >本人にとって、魅力的で難易度の高い仕事につくことです。
    ロボ君は、早い時期から、自分のやりたいことがしっかり外に出ていたので、方向性は見えやすい部分がありましたよね~。IQが高くて、言語能力もある程度あるお子さんは、得意なことが、げんちゃんたちよりわかりやすいと思うことが多いです。

    げんちゃんのような、もともとIQも低く、どれをとってもぱっとしない子は、できることはない、というような判断を、早いうちにされてしまうことが多いように思います。
    コメントの裁縫で能力を発揮した方は、まさにそっちでしょうね。しかし、形になるまでは、相当な苦労があったんじゃないか、と思います。

    どちらのタイプにしても、苦労がつきまといます。早くに手を離せることはありえないですね。
    自分で判断して、的確なつながりをつけていくことは、発達障害の子には難しく、ある程度できるようになったとしても、そこまでの道のりは、相当長いでしょう。

    だから、単純作業の中で、できることをさせる、という人生は一般的です。しかし、そうなると、どんどん落ちていく。

    そういう場合は、親御さんが、私生活で、刺激を与えるのでしょうが、それも、そう簡単ではない。だったら、やはり、おっしゃるみたいに、仕事の中で、成長できる状況に据えてあげたいですよね~。

    言うは易し・・・です。また根気よく取り組む、というのは、能力に関係なく、早くからしっかりしつけておくべきだと思います。(これは普通の子でも同じです。)
    ロボ君も、道がイメージできるのも、根気よく取り組む癖をつけてこられたからだと思います。その道の中では、ただ甘くいいよいいよ・・・というわけにはいきませんね~。
    障害児なんだから圧をかけない、と言う教育は、その子の将来を蝕みます。
    IT関係の技術者、足りないそうですし、年々現実を帯びてくるんだと思います。すごいことですね。

    カフェの経営・・・一人でなんて、今は絶対イメージできませんが、高みを目指せば、課題は山ほどあって、一生学びと成長の過程・・・にはなるでしょう。笑

  7. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    非公開Mさんへ
    確かに、ケーキの切れない非行少年たち・・は、すごい本でした。
    今まで読んだ本の中で、最もよく分析された、本だと思いました。
    A君は、なんとなく、家族にするように、少しさわってしまっただけ、だったように思います。でも、やってはいけないこと。そこで許されて、エスカレートしていけば、本人悪気ないままに、もっとシビアな事件になる可能性は秘めていますね。
    A君は、警察に1日だけ拘束されたために、すっかりしょげて、自分がどんなに悪いことをしたのか、心にささったようでした。
    親もしっかりした人なので、今後、さらに悪くなるような気はしません。
    しかし、中身ができてなくて、物事の善悪も、ついているようなついていないような、というあやふやなものだったのだということは、わかりますね。

    この事件は、父親にも反省をうながしたようで、家族みんなで出直し! と、刷新した表情がうかがわれました。

    勉強以前の、さまざまな常識感を教え込む必要があります。何にもしないで、学び取るということは、なかなか難しい発達の子たちです。

    好きな人、そうでもない人、嫌いな人・・・・それぞれに対する付き合い方、普通の子でもなかなか難しいです。発達の子にはなおさらですね~。

    頭が良くてもサイコパス・・・これが障害なんですけど、だからといって、事件をおこして許されるわけもなく・・・
    A君は、IQも低かったので、逆にバランスがとれているのかもしれません。コツコツ、また初心にもどって、やっていったら、良くなっていくかな、と思います。しかし、バランスの悪い子は、サイコパスな大人になってしまってからでは、なかなか修正がきかないと思います。

  8. がなは より:

    特別支援学級そのものの存在意義、カリキュラムを見直す必要があります。

    • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

      がなはさん
      確かにおっしゃる通りだと思います。この国の本質的な教育の目的が、瞑想しているような気もします。

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