ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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げんちゃんの心は、少しずつ、動いているのかもしれない。

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ひたすら、問題を写して答えを書く・・・これも、成長の現れなのか?

 中間テストです。5教科で、数学と国語は特に何もしない、と開き直れば、3教科だけなので、もっとやれたんじゃないかな~と思ったけれど、ほとんど準備不足で突入です。

 昨日は、家族3人で、意識を抜きまくったげんちゃんに圧をかけたら、けっこう復活したので、私は少し気分がいいです。昔なら、絶対に復活しなかったですからね~・・・
私への表立った反抗も、少しずつ収束してきていて、それなりにげんちゃんも、向上したいという思いが多少は形になっているように思います。
しかし、勉強が難しくなっているのと、意識を入れることが、彼にとってめちゃくちゃ疲れるらしく、なかなかすぐには、上に上がれないでいるげんちゃんのようです。

 単語を覚えさせていて気づくのですが、日本語の単語を言って、英単語を書かせるトレーニングをしていても、反対をやる、つまり、英語を言って、日本語の意味を言わせる、と、からっきしだめだったりするのであきれます。

 つまり、つながりをつけないげんちゃんは、思いを入れてやってないから、一方通行のそのままのことしか入っていないことがわかります。

日本語を言いながらそのまま日本語を書く、つづりを一つずつ口で唱えて英単語を書く、それを発音する。最後に、また日本語を言う。

 手間のかかることですが、書くこと、言うこと、それを自分が聞くこと・・・3つの動作をすることによって、なんとか気持ちが動いていくきっかけになる。げんちゃんにやらせることの多くは、普通の子にとって、膨大な無駄となることばかりです。それでも、それをやらせないと、気持ちの一片すら動かないのがげんちゃんです。

 今回の社会は日本の地理です。九州、中国、近畿。プリント何枚かにしぼって覚えさせるということをやりました。もともと社会は好きな方で、気持ちが入りやすいので、英語や数学よりやりやすい。
 それでも、意識が、がちっと入るときは少ないので、英語方式で、問題も写したうえで、答える、ということをさせてみました。ただつらつらと読んだだけでは、げんちゃんの心にひっかかりにくいのです。

 すると、げんちゃんは、それにはまりました。休憩もとらずに、社会の問題を写し答えを書く。それを1時間以上延々とやっています。(写真)

あまり、意識を使ってる感がないわりには、けっこう意識に残る・・・そんな感じなのでしょうね。普通考えたら、書き取りのれんしゅうじゃあるまいし、何の意味があるの? って思われるでしょうが、今のげんちゃんは、とても気に入ったみたいでした。

 昔は、板書だってすこぶる遅く、(いや、ちょっと写すことさえ、四苦八苦だった。)少しすれば疲れてしまっていたのに、5~6ページ一気にやってしまいました。まあ、そこについては激伸びでしょう。でも逆に、まだまだそういうレベルなんだろうな~と、ふと思いました。

 夕食の時間になったので、久しぶりにお好み焼き屋さんに行きました。げんちゃんはいつものやつを頼むのか、と思いきや、

「○○もんじゃ焼き」
と言います。福岡の我が家では、もんじゃ焼きは、ぜんぜん視界の外で、話題にしたことも、たのんだこともありません。それなのにげんちゃんは頼んで、焼き方に慣れず、四苦八苦して食べました。
(まあ、すごい不器用ぶり。)

帰ってきて、げんちゃんになぜ、もんじゃ焼きをたのんだの?って聞くと、
「なんか、食べてみようかな、って思った。」

と言いました。すぐにSさんに報告すると、Sさんは明るい声でこう言いました。

「いいですね~。げんちゃん、気持ちが動いてますね。昨日泣いたこともだし、新しく違うものにチャレンジしてみようという思いが出てきたこともだし・・・心に広がりが出てきた証拠です。」

もんじゃ焼きをたのむことが、そんな意味があったなんて、Sさんの解説を聞かないと、私も気づけません。あれ?なんで。げんちゃんらしくないな~とは思いましたが、そんな意味があったなんて・・・確かに、今までのげんちゃんより、少し心の言葉を感じます。

 げんちゃんなりに、一つずつ階段をあがっているのは確かなんだな、と感じます。地面を指先でたどって四つん這いで少しずつ進むように、ちょっとずつちょっとずつ、進んでいるような感じなのかな~・・・

 今日の試験は、まあ、無理だよね~。しかたないか、って気持ちになってます。げんちゃんにとってはオーバースペックなんだし・・・
 今、げんちゃんに必要な滋養を与える方が先だよね。中間試験が終わったら、新しい処方箋を書こう。そんな気持ちになっています。

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  1. ゆうママ より:

    そうなんです。テスト勉強も厳しくなってきました。
    もともと意識入れるのが難しい息子。もともと嫌いな勉強、しかも自分の能力以上のことをさせてるわけですもんね。うちも英単語覚えるのが苦手ですが、一般の子が10分くらいで出来ることが、その何倍も手間も時間もかかるわけです。なんかほんと気の毒になってしまうこともあります。限られた時間の中で何を省いて何をやるか…。
    今回のテストは国語は漢字だけ頑張る。英語は学校からもらったプリント。理社数は学校の提出課題の問題集を答えを見ながらでも仕上げる。そんな方針で行こうかなと思っています。仕上げたところで、テスト問題を解けるわけではないのですけどね。でもおっしゃるように、意識を入れずにやってるようで、何かは身についているようです。
    はぁ〜テスト前の週末。どうなることやらです。ほんと自分の忍耐力がどこまで続くかしら。

  2. robo_223 より:

    この子達は、同じことをするにも、何倍ものエネルギーや時間が掛かりますよね。だから、当たり前のことが出来た時は、ものすごく頑張っているのだと思っています。

    思い出してみれば、オムツを取るだけでも、長い時間が掛かりましたからね。勉強に取り組んでいるだけでも奇跡のように感じてしまいます。

    しかし、勉強することは良いリハビリになるので、どの子も真剣に取り組ませたいですよね。

    ただし、その子の状態に合った内容の学習に取り組ませた方がよりリハビリ効果も高くなると思います。高過ぎる課題も低過ぎる課題も状態を悪化させてしまうので、注意が必要だと思います。

    適していない課題に取り組んでいると、意欲が著しく減退し、意識を抜く癖が、より強化されてしまいますし、実質的には、あまり学力が身につかないからです。

    そうは言っても、学齢通りに進めなければならない、という縛りがあると、なかなか難しいですよね。

    問題と答えをノートに写すという学習をすることも一つの方法ですが、本来2つのことを同時に出来ない子が多いので、写すことをした場合、その作業に関する技能や集中力は向上しても、同時に考えたり理解したりするという能力は、なかなか向上して行かない可能性があると思います。

    ですから、キレイに写すということが勉強のメインにならないように気を付けて行く必要があると思います。実質的に理解したり考えたりするための勉強も並行して行っていくことが大切ですし、こちらがメインでないと、勉強から受ける恩恵が少なくなってしまうと思います。

    ところで、げんちゃんは、もんじゃ焼きに挑戦するなど、心が動き出しているんですね。今後の変化も楽しみですね。

  3. glow-gen より:

    ゆうママさん
    中二は手ごわい、と中3の発達ママに聞いていましたが、なるほど、ふるい落とされそうですね。
    気持ちが入れば、それでも、かんぜんきりはなさずともいいと思うのですが、とくにとくに勉強には、意識を用いないげんちゃんです。
     でも、生活面では、意識が前より入りやすくなっています。勉強はそのつぎにしか来ないのかな~・・・
     中間が終わったら、支援クラスでのカリキュラムの打合せをしてもらおうと思っています。
    プリント類をばらばらとではなく、問題集を1冊決めて、最初から最後まで系統立ててやり通すというのがいいように思います。
     小学校の受験用基礎のまとめ用問題集、をひたすらこなすのはどうかな~と思います。国語も文章題の問題集をとりあえず1冊。大量の文章に触れることができたらいいと思います。

     こちらで用意してもっていこうと思います。テスト期間になると、こっちのストレスが莫大になりますね~。

  4. glow-gen より:

    ロボママさん
    発達育児をしていると、少しずつ変化していって、その都度、目的や手段、学習内容ややらせかた、圧をかけ続けるのかゆるめるのか・・・いろいろなことを判断して処方箋を書かなくてはなりません。
     意識を上手に出してやる課題を選んでも、最初から絶対シャッター開けないということもあって、学習はほんとに難しいげんちゃんです。
     問題を書いて、答えを考える、でも、すぐ、写すという行為に移行しやすいげんちゃん。じゃあ、意識がびしっと入ることってあるの?って思うのですが、なんんかそれもピンとこないです。
    もんじゃ焼き事件以来、心からのことばが出てきたりするようになりました。

  5. robo_223 より:

    お忙しい中、返信をありがとうございます。

    げんちゃんは、勉強に対しては本当に意識が入りにくいタイプなのだと思います。

    roboも写真の構図がピタッと来ているところからして、写真を撮る時は意識が入っていることが分かりますが、勉強では、そうも行きません。写真の撮り方なんて教えたこともないし、意識を上げる声掛けなんて、したこともありません。ですが、勉強になると急に事情が一変します。

    勉強に関しては、効果的な声かけや環境が必要です。その上、教材選び、課題の質やレベルには細心の注意が必要です。しかも、これら全てを完璧にしたって大して意識は入りません。これが、凸凹さんの実態だと思います。

    苦手なこと、興味のないことには、とことん意識が入らない、というのが彼らのパターンです。

    まして、声かけ、環境、教材、課題が不適切なら、なおさら意識は抜けまくり、ただの腑抜け状態になることは必至です。

    ですから、今後はげんちゃんの処方箋を変える試みをされる中で、なかなか勉強に意識の入りにくいげんちゃんが、少しでも勉強に意識が入るような条件を整えて行って上げられれば、ずいぶん違って来るのではないかと思います。

    幸い、げんちゃんは支援級に在籍しているのですから、げんちゃん仕様のオーダーメイド教育を提供していただけるものと思います。好都合ですよね。支援級の本領発揮ですね。

    まぁ、それもママさんの交渉能力によるとは思いますが、げんちゃんママさんの場合は、そちらもバッチリなので、どんな素敵な処方箋になるのか、うかがうのが、今から楽しみです。

    げんちゃんの心の変化も今後は加速していきそうな予感がしています。

  6. glow-gen より:

    ロボママさん
    ほんとに、すべてサポート側が大勢を整えたって、意識がぬけていれば、平気ですべて放り投げるようなげんちゃんですよね~。

    中二になって、比例式のように順調に上がっていくか、と思いきや、げんちゃんは、よりへんてこりんになっていき、なかなかつきぬけません。でも成長していないか、というと成長していて、いろんな副産物が出てきて、それでなんか、一筋縄じゃ行かないような感じです。
     でも、ここへきて、やっと心の壁に、棒でつついたような穴があいてきて、そこでいっきに決壊してくれたらな~・・・と思っています。
     カリキュラムはなかなか難しいですよね。学校の進捗はまったく捨てるということになると、かなり精神的には楽ですが、じゃあ、小学校の算数にもどして、そこをがっつりやる、というと、それも違う気がします。
     どうも、すべてを並行して、ちょこっとずつやるのがいいような気がしています。
     先頭車両、最後尾車両、いっきに行くのがいいかな~・・・しかし、それには、時間がたりなすぎますね。
     英語も、すべて過去を復習しつつ、先へ進む

    ま、理想はあれど、なかなかうまくいきませんね~。どうしたものでしょうね。

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