ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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いやなことはやりたくない。意識の改善と思春期がかぶった

 > げんちゃんは、自分の気持ちを、前より少しは、自分の手中に収めることができるようになってます。そうすると、いやなことに対して、けっこう上手に逃げたり、抵抗したりするのも、より確信犯的です。さらにさらに・・・


やらなきゃいけないこと、勉強に限らず、生活全般でも、げんちゃんは上手にずるをします。もともと、自分にとって関係ない、とか、捉えたくない、とか思えば、平気で自分の戸を閉めてしまうふてぶてしさがあるげんちゃんです。しかも、人から少しくらい、圧をかけられても、それを気にする閾値が、普通の子より高いげんちゃん。(鈍感ってことですが) 平気で、独自路線を突き進みやすい。
 ”ずる”と言っても、普通の子のように狡猾に計算するというより、野生の感で、逃げる穴をすっと見つけて、そこになだれこんでいく感じです。Sさんのかなり怖い叱咤激励も、他の子の70パーセントくらいの持続性になっちゃう。平気で、なかったことにしたりする。

 だから、そこを、しっかり矯めるために、私やK先生は、勉強の進ちょくどころではない、という価値観で日々格闘しています。

気持ちを入れれば、けっこういろんなことをやれるようになってるだけに、彼の”ずる”や”逃げ”がげんちゃんの前面を覆う時と、そこそこ前向きになっている時で、ものごとのパフォーマンスは、天と地ほど分かれてしまいます。もちろん、プラスの方は、めったに出ませんから、すごいエネルギーのマイナスに立ち向かうことが多く、みんなへとへとです。

先日大きなできごとがありました。K先生と学習する日、げんちゃんは、自主性を放棄し、適当にやっていました。それで、K先生に指導されると、さらに、悪くなって、そこをまた指導されると、

「先生がそんなこと言うからだよ!」
と食って掛かったようです。先生も、しばらくほっといて、最後には、やっとプラスにもっていってその日はおわりました。しかし、あとになって、とんでもないことが発覚しました。
なんと、げんちゃんは、帰りに、玄関にあった先生のサンダルを持ち出し、道路に放り投げる、という暴挙に出ていたのです。

 あとで先生が気づいて連絡してくださったので、私はすかさず、、

「あのさ~、そういうことって、犯罪だから!」
と、そっちの方向で指導しました。

それでも、げんちゃんは、翌日まだ、
「先生が悪いから、僕はそうした。」
・・・的な言い訳に終始し、先生のところに行くのを家でしぶってごろごろしていたらしく、先生が電話をかけてくださったようです。

「今日は来ないの? あ、そう。じゃあ勝手にすれば~。でもね。こっちも勝手にするからね。昨日の玄関くつのこと、警察に電話します。」

先生はぶちっと電話を切りました。げんちゃんの慌てたこと、慌てたこと。何度も電話をかけてきたそうですが、先生は一切取り合わない。すると、げんちゃんは、とるものとりあえず、駆けつけてきたようです。
まだまだかわいいげんちゃん。先生のところにやってくると、そわそわ、おろおろ。やっと、白旗かかげたようです。

先生は、そこからげんちゃんに手厳しく、げんちゃんの態度、考え方、すべて、修正するべく、対応してくださったようです。長年げんちゃんにあたって、げんちゃんの手ごわさを百も承知の先生。なんか、先生も成長したな~と思ってしまいました。


 警察は大袈裟ですが、げんちゃんはそれくらい印象深くやんないと、自分が悪い、ということをしっかり心に落とせないこともわかっているのでしょう。先生の2年生のお子さんにまで、

「げんちゃん、そんなことしたら、犯罪だよ。中学になってそんなこともわからないの?」

なんて、だめおしされてました。笑

 そういう事件があったその翌日は、おかげで、げんちゃんの意識はそこそこ入ってよかったようです。でも、その事件一つで、全部がオーケーになるわけもなく、まだまだ逃げの気持ちの上に生活しているげんちゃんです。


 さて、そんな毎日の格闘の中で、昨日は、清塚信也さんのピアノコンサートの日を迎えました。
 しかも、その日は、朝から実力テストでした。20点とれるものがあれば、とりあえず〇くらいに考えるしかありません。4月の段階では、1時間目の国語で終わっちゃって、あとは、10点さえとれないような結果でしたから、5時間どこまで集中がもつか、というのが見どころなのかもしれません。でも、2学期までの範囲は、けっこうこっちががんばらせていたわけで、こういうげんちゃんの状況にあっても、そこまでのところは、少しは良いところが出るといいよな~・・・なんて、ささやかな希望をもってしまう親心。 そういう気持ちも、持たない方が、あとでがっかりしないか・・・・ははは


終わって、げんちゃんは、しきりに、
「首が疲れた~。きつかった~。」
を連発しています。それだけかい・・・
コンサートのことは、次に回します。

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  1. みかんママ より:

    げんちゃん、まるで息子のようです💦
    もちろん、息子のほうがもっとひどいし、何年も前からずっとですが。

    以前はげんちゃんとは違うタイプと思ってましたが、最近似てきたような?
    不思議です。

  2. ゆうママ より:

    前回のコメントのお返事ありがとうございます。
    この記事、我が家と状況がとても似ていて、その様子が目に浮かんできます。

    野生の感で逃げる穴を見つけてなだれ込む。まさにその通りです。うちは悪い癖をつけてしまって、学習する時に何か逃げ込めるものを手元に置くようになってるんです。それは例えば好きな電車の写真集だったり、ゲームだったり、それを片付けるように促すと、一悶着です。いつでも逃げれる用意をして学習してるような状況です。

    自主性を放棄して適当にやる、ということもよくあります。その時指導をするとさらに悪くなる。その通りです。こういう場合、どうしたらいいのでしょうね?指導をしたくても指導をすればより状況が悪化する。それならば、上手に誘導してやる方がいいのか、とも思うのですが、そうするといつまでも周りが自分に合わせてくれると思ってしまいそうで…。

  3. ゆうママ より:

    サンダルの件、警察を持ち出したというのもよくわかります。おっしゃる通り、印象深くやらないと実感してくれないです。だから言葉がきつくなる時があるのですが、下手すると独自解釈して逆効果になる時もあったりします。
    とにかく正解がわからないのと、仮にも理想的な指導があったとしてもそれを実行するのは難しいですね。

    本当は逃げなくてもいい課題、逃げなくてもいい時間にしてやるといいのでしょうね。中学のカリキュラムからはかけ離れちゃいますけどね。う〜ん難しいです。

    もともとの特性に加えて、いろんなズレがこんな態度をとらせてるのかも…と書きながら思いました。

  4. robo_223 より:

    警察を持ち出した対応は良かったと思います。感情に訴えても、なかなかピンと来ませんものね。

    もっと酷い場合は、実際に警察に行っていただき、定期的に犯罪の抑止力になるカウンセリングを受けていただいているお子さんもいらっしゃいます。

    しかし、こういう警察を持ち出した対応が必要な場合は、やはり精神的な幼さが根本にあると思います。

    幼さがげんちゃんの場合は、現在、粗っぽい方向に出やすいのだと思います。先生のサンダルをポイするなんて、中学生はなかなかしないことですからね。

    でも、まだ、げんちゃんがそういう精神世界にいるのだということをふまえて、色々な対応をして上げなければならないということだと思います。

    心が成熟して来れば、こんなこともなくなると思いますので、それまでは、その時々のげんちゃんに合わせた目線で対応していかなければなりませんよね。

    roboもかなり幼いので、わかります。roboは幼さが粗っぽい方向には出ないので、出方も対応も違いますが、質的には同じことです。

    その幼さ故の行動に、きちんと対応して教えて行くことが本人に気付きを与え、精神的に成長させることにつながると思います。

    また、大人の方も今までの対応を振り返るいい機会になりますよね。

  5. glow-gen より:

    みかんママさん
    あ~そうか~・・・げんちゃん、ちょっと意識が出てきて、お子さんに似た行動になってるんですね~。
    ある意味うれしいかも・・・

    しかし、やりにくい。確かに。みかんママさんの苦労わかりました。
    でも、うちは、まだまだ子供っぽいので、みんなで逃げ場をふせげば、なんとかなるかな、という感じです。
    お子さんは、頭いいので、もっと大変かもですね~。

  6. glow-gen より:

    ゆうママさん
    やはりそうですよね~。言いたいことわかってくださって、うれしいです~。

    げんちゃんは、逃げ込めるところをほんとに上手にピックアップしてきます。だから、こいつ、ばかじゃねえ・・・と思いますが 笑

    それに、最近は、学習の理解力、取り組みかた、集中時間、良いときは、上がっているんですよね。
    それなのに、逃げるから、もったいないったらありゃしない。

    期末テスト2週間切りました。今回は、もう、絶対間に合いません。わかっていたことだけど、なんか、すっきりしませんよね~。

    でも、Sさんの言った通り。1年のこの時期にやるのが一番いい。確かにそうですね。2年の1学期からは、少しはかわっているような気がします。

    それにしても、ママ一人で、本人が思い至って、方向性をかえてくれるのは、なかなかむつかしいです。

    本気でかかわってくれる人、やさしいだけじゃだめですからね~・・・S先生を送ってあげたいです。

  7. glow-gen より:

    Kさん
    そうですか~
    >ADHDの女子は十代に体調が悪くなる
    なるほど。女の子の体の変化はすごいから、それに、いろいろ加わりますから、ほんとにつらいでしょうね~。
    ママが理解があるので、よいですね。
    体の状態は、心を支配するところがあるので、本人も、メンタルが上がったり下がったりするかもですね。

    げんちゃんは、ほんとに朝が起きれません。異常なくらいです。体操の先生が、上半身がかなりまがっている、と言ってました。

    たぶん、最近気を付けていないけれど、げんちゃんも体の問題、けっこうもっているのではないかな、と思っています。

  8. glow-gen より:

    ロボママさん
    ほんと、おっしゃる通り、幼稚です。まだまだ。
    10歳以下・・・悪くすれば、低学年くらいですよね。そのぶんピュアな部分もあって、良い時は、素直で、かわいい男の子です。
     その部分だけ知っている大人は、げんちゃんの評価高いです。でも、日々、かかわってくれる人は、知っている。笑
    このしたたか野郎。ってかんじです。

     清塚さんのコンサートはナイスでしたよ~。げんちゃん、ちょっとかわるきっかけになったように思います。

     あ~、まさに、あの手この手。でも、逃げ場を作らない。マイナスだけでなく、彼が、上に向かって努力したいと思う起爆力。これなのかもですね~。

     がんばっている大人に合わせる。努力している友達に影響受ける。マイナスの世界を、拒否したくなる。ほんと自主的な気持ちの動きが必要ですよね。

     警察‣・・・行って、学習している人がいるんですね~。そういえば、S先生は、演出として、知り合いの警察官に来てもらおうか、なんて、言ってました。げんちゃん、この事件から、少しトーンダウンしてますよ~・・・
     このできごとは、今までではマックスのことでした。まあ、かわいいものですが、これを、野放しにできないのが、発達の子ですよね。

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