ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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言葉が広がっていかない。発達障害とは、意識と脳の、乖離じゃなかろうか・・・

  >意識について、セラピストの彼に、色々教えていただいて、色んな気づきをしているこの頃です。彼の言うことは、すごいな~と思うけど、なかなか消化しきれないで、言葉におこすにいたらないのですが、時間がたって、以前言われていたことが、そういうことなのか~、となんとなくつかめてきます。


こういうたとえはどうでしょう。 
職場で、新人スタッフが、先輩の業務を何十回も見てたとします。でも、ある日、先輩とかわって、その仕事をやらせると、まったくできません。

「今まで、あなたは、何を見てたの?」

と、先輩に叱られます。さて、次に、彼女は、また先輩の業務を見学します。さて、どうだったでしょう。今度は、まったく違った意識で、その仕事を見るでしょう。
そして、何十回も補助についていたのに、私は、今まで何を見ていたのかしら? と彼女は思うほど、そこからたくさんの情報をものにすることができます。

 げんちゃんの日常は、まさに、新人スタッフの最初の見学と同様、見ていても、まったくそこから情報をとれていないのと同じなのだと思います。
そこで繰り広げられていることから、何の広がりも生まれず、自分の頭の中に、しっかりと整理されることもありません。ただぼんやりと、わずかな印象が残っているだけです。

 、また、こういうたとえもありかもしれません。私は、鍵を無意識にいつもの所におきます。いつもの所なので、何の感慨もなく行動してます。ある日、私は、鍵をおく前にトイレに入ってしまい、ついそこの棚のところにおいてしまいました。さあ、出かける時になって、鍵がない、と大騒動です。

 同じ行動をしても、そこに意識が入っていないと、結果はさんざんなことになるのです。

 今日は、そのことをはっきり目の当たりにする事件が起きました。

 げんちゃんは、昼からまた、K先生の所に勉強を教えてもらいに行きましたが、その後、すぐに、もどってきました。先生から電話がかかり、
「げんちゃん、午前中に、寒いと言ってたので、長袖の服に着替えてくるように、一度帰しました。」

ということでした。

 今日は、K先生のところが終わると、おばあちゃんの所に行って、ご飯を食べます。
私は、げんちゃんに、
「今寒いの?」
と聞きました。げんちゃんは、走ってきたようで、
「ぜんぜん寒くない。今は暑いよ。」

と言うので、
「じゃあ、長袖持っていって、寒くなったら着替えたら? ついでに、もう一枚、おばあちゃんのとこに行くときに、持っていって。」

と、2枚のTシャツをわたしました。

さて、この後、彼は、どんな行動をしたと思いますか?


 そうです! 驚くことに、K先生のとこより、ずっと遠くにあるおばあちゃんのとこに、直行したのです。そして、そこで、長袖に着替えてK先生の所に行きました。

もちろん、私は、K先生のところが終わってからの段取りを言ってます。
「持って行って。」

というところだけが、彼の頭に入り、そこから何の検証もされることなく、広がることもなく行動したのです。K先生と二人で唖然としました。

 確かに、昔はそうでした。いちいち、すべての段階を言葉にして伝えないと、とんでもないことがしょっちゅうおこりました。だから、ばかばかしいくらい、行間を徹底して言い添えていました。最初からいちいち何度もシュミレーションしたりね・・・

しかし、未だに、こんなことがおこるなんて・・・

 そうです。彼は、「ちょっと考えれば」・・・という意識の働きが作動しないのです。広がらないのです。持っていって、と言えば、単に”持って行って” なのでしょう。
  やれやれ。ヤツといると、ほんとストレスフルな毎日です!

以前、テレビで、大人の発達障害の方が、
「植木に水を適当にやっていて。」
って言われたら、床にあふれても、やっていた。”適当”・・・がわからなかった。これも、広がらない思考なんだと思います。

 普通は、水を・・・と言われたら、鉢の大きさを考えるだろうし、土の乾き具合、気の利いた人なら、かつて、雑誌で見た観葉植物の記事を思い出すかもしれません。そして、ついでに少し窓際によせとこ、なんて気を利かせる人もいるかもしれません。

これが、植木じゃなくて、お客様への営業ならば、ある人は、お客様がご満悦になるくらい、気の利いた配慮につなげるかもしれません。

これが、広がり、というものです。

さっきの新人見学なら、体験したあとの見学は、自分の体験とどんどんつながって、広がっていく。


 さて、私のげんちゃんは、と言うと、広げられない!
 広げるための意識の働きが弱く、つなげて、広げるためには、どの引き出しを開けるのか、ぜんぜんわからないのでしょう。
 でも、「すでに、ちょっと考えればわかる・・・」、というところにげんちゃんは来ていると思いたいげんママです。その意識を働かせるだけで、ぐんと広がるはずではないのか。

話しもどって、げんちゃんに、問い詰めます。(つい問い詰めるんだよね~・・・いらいらするんで。ここが私の課題・・・)

「ねえ、げんちゃん、おばあちゃんの所に、今先に行く必要はあったの?」
「え~っと。・・・なかっ・・た・・・?  でも、行けって言われたから。」
「ほう・・・行けって言われて、変だと思わなかった?」
「・・・・」
「今からげんちゃんは、何をする予定だったのかしら?」
「K先生の所・・・」
「だよね。」
「K先生のところが終わったらどこに行くんだったの?」
「おばあちゃんのところ・・・・・あ、そうか~。」

げんちゃんの意識に、限りなく働きかけて、ゆりおこす。絶対に、最初から模範回答は言わない・・

「どうするんだっけ。」「何をしようとしてたの?」「何か忘れてないかな?」「次は、何をするのかな?」

「じゃあさあ、今日の反省を言ってみてくれない。」
「うん。今日は~・・・えっと~、K先生の所が終わって、おばあちゃんの所に行ったらよかった。」
「ねえ、もうちょっとふくらませて言ってみて。いつどこで、誰が、何を・・・?」
「今日は~。TシャツをK先生の所に、・・・」

てな感じで、めちゃくちゃ時間取るけど、思考を広げるための諮問を続けます・・・根気勝負ですね。


 げんちゃんは、確かに、意識の働きが動き出しているけど、ほんとに、まだまださまよっています。私が鍵を紛失してしまうときの、脳の動かし方と同じ脳の動かし方に慣れてしまって、新たな脳の使い方へ移行するには、すごいエネルギーなんでしょうね~。

 もしかしたら、発達障害とは、脳と意識の乖離状態なのかもな~・・・と、思い始めました。
今、げんまま、壮絶とも言える、広げる訓練へ踏み出しています。これこそが、核となるものじゃないか!


ps
ayuminさんが、植木鉢に水をやる話について、すごくわかりやすい解説をしてくださったので、貼り付けさせていただきました。ayuminさんありがとう。

 私は医療関係職ですが、植木に水をあげるエピソードから、自分の新人時代を思い出しました。
高熱のある患者さんに、「水まくらをください」と言われて本当に氷枕に水しかいれない状態で持っていってしまったのです。言葉に通りに捉えて、自分が求められていることがわかっていませんでした。
 新人時代はこんな感じで叱られてばかりでした。

 注意されたことや、教えてもらって何か気づきがあればその場で走り書きでメモをして、家に帰ってから清書して、自分独自のマニュアルを作って見返すようにしていました。マニュアルも塵も積もれば山となり、仕事にも少しづつ慣れていきました。先程の植木のエピソードならば、Aの植木ならばコップ一杯と教えてもらってマニュアルに書いた。今度はBの植木を頼まれたので、先輩に「Aの植木はコップ一杯ですが、Bのコップはどれくらい水をあげたらいいですか?」と聞けるようになる。

 Bはコップ2杯と教えてもらいマニュアルに記入。次にCの植木がAとBの中間くらいの大きさなら、やっと1・5杯くらいかな?と想像できるようになる。こうやって成長していく感じです。最初にAの植木はコップ一杯と教えてもらわないと悲惨なことになります。でも仕事をコツコツ続けて経験を積んでいけば、植木の状態をみて必要な量を日々考えられるようになります。
 すみません、なにが言いたいのか、わからない文章になってしまいました。今では自分の中には言葉もあり、思考もしていると思うのですが、人に伝えようとすると言葉や文章にするのにものすごく時間がかかります。外国語を辞書で引きながら翻訳している感じです。

 ayuminさん、すごいです! げんちゃんは、私が、指導してやってみます。広げる訓練・・・

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  1. robo223 より:

    げんちゃんママさん、ご自分で指導して広げる訓練をされるという意気込み、すごいなぁと思いました。ぜひ、記事にして下さいね!

    ayuminさんのお話しは、大人になって良好な社会生活を送ってらっしゃるアスペルガーの方々の例でよく聞くお話しと似てらっしゃいますね。

    皆さん、小学生くらいまでは、ボーッと意識の低いまま暮らしていたのですが、ある時目覚めて、外界の様子を意識することが出来るようになったというのですが、それが、口をそろえたように、中学2年生くらいだと言うそうです。

    そして、高校生くらいには、自らデータを取って、より良い行動パターンを身に付ける努力をしていくようになることもあるみたいです。そのパターンは無数にあって、それを抜群の記憶力で脳にたたきこんでいくようです。

    ですから、ayuminさんのように、その過程をリアルに教えて下さる方がいらっしゃると、roboもそうなれればいいなぁ、と思い、大変参考になります。

    でも、ayuminさんが当事者であるということをおっしゃって下さっていますが、実際アスペルガーの方かどうかは、わからないですよね。げんちゃんと様子が似ているということですものね。

    もちろん、アスペルガーの方だという可能性もあると思います。小学生の頃、アスペルガーの方は言語能力が高くても、行間が読めないので、文章の意味がわからないことがあります。また、本の中の言葉をそのまま拾って自分で使うということは、アスペルガーの方の特性にもよくあることです。また、短歌が選ばれること自体、言語能力が高くていらっしゃった可能性もありますものね。

    しかし、いずれにしても、意識の目覚めによって、発達障害の人が格段に能力アップすることは、確かなようなので、そのようなことがあれば嬉しいなぁと思います。

    また、自力ではまだ意識を広げられなかったとしても、周囲からの働き掛けで、ある程度広げられれば、同じような効果がある程度期待できるのではないかと私も思います。

    私自身も考えてみれば、げんちゃんママさんがおっしゃる通り、無意識にroboが小かった頃、絵本を読み聞かせする時は、質問しながら読み、roboの考えに対しては「へー、なるほどねぇ。おもしろいね。」などとコメントしていました。また、ある役のセリフの部分だけは声の抑揚をrobo自身に工夫させて読ませていたりしていました。

  2. glow-gen より:

    ロボママさん
    ayuminさんの歩みは、ほんとに素晴らしいと思います。
    私は、こう考えるようになりました。これは、私の気づきなので、私的なものなのですが。
     脳と、意識の乖離・・・と考えると、脳において、IQなどで表されるものがあって、そのクオリティーが高い場合と、げんちゃんみたいに、全部どんより、という子と、別れるのかな~と思います。
     意識が乖離すれば、その場にあった能力の引き出し方がわからない。意識も脳も、クオリティーの低いげんちゃんは、意識のことを最近、集中してやっているけど、IQの高い子なら、早くから意識への取り組みが、レスポンスいいかもですね~。
    いや意識が乖離しているだけで、意識が低いと断定はできませんよね~。先生の言うには、意識やスピリチュアルなものは、高い子ども達だそうですよ~。
     意識と脳を別な感覚でとらえることで、IQ高いのになぜ? という問題が、私的には腑に落ちました。

     IQ低い子でも、意識の方が早くに高まれば、IQも伸びていくと思います。
    やはり、能力は無限です。この子たちは、すべてにおいて楽しみで、ユニークですね~。わくわくしますね。

     たとえ、がっつり知的障害で、肢体不自由まであるお子さんでも、意識、さらに魂の部分は、私たちより超えて、すばらしいことも多く、表面に出てくる部分が、うまく出てこないので、わからないだけ、ということは多いのだと思います。

     だから、そういう目で、この子たちを育てていく、というのが、原点なんだと思います。
    まあ、とはいうものの、忍耐のない私は、いらいらしちゃうんですけどね~。笑

     ロボ君は、最高のトレーナーママのおかげで、そろそろ意識爆発、乖離した部分が、ぴちっと合って、本来のすぐれた能力を発揮してきます。
    ayuminさんは、仕事や、お子さんの育児で、さらに、意識をしっかり合わせて、トレーニングされておられるので、ますます、すばらしい人格に発展して、光る能力を表して来られると思います。

    人生、ずっと学び・・・・なんか、わくわくする朝です~。

  3. ito より:

    げんちゃんママさん
    おはようございます。
    前回の舌癒着についてのアドバイスありがとうございます。げんちゃんママ、お仕事柄もあられるでしょうが、発達障害改善へのアンテナをどの分野にも張り巡らせていらっしゃいますね。やはり舌癒着も私より数段詳しくご存知です。
    たまたま友人の親戚の方が劇的に変わられたそうですが、私も手術には慎重になっています。毎月2回舌癒着についての説明会が開催されている病院なので1度お話だけでも伺ってみようと思います。ちなみにこちらの麻酔は全身ではないそうです。
    他にもキレーションなど気にはなりますが、とてもトライしてみようとは考えられません。

  4. glow-gen より:

    itoさん
     舌癒着のオペを、ある耳鼻科の先生が保険外でやられているのを知っています。改善するなら、ぜんぜんいいと思うのですが、酸素がいきわたる、ということで、いきなり、げんちゃんみたいな子が、算数をすらすらやりだした・・・なんてことは考えにくいですよね。でも、そういう魔法のような体験談があったらおしえてください。
     呼吸の仕方がかわることで、集中しやすくなった、とか、そういう変化じゃないでしょうか。
    一気に治る例として、
    ただ一つ、アレルギーによって、発達障害様の症状が出ている子は、アレルゲンを除去すると、ぱっと治ります。それは、聞いたことありますよ~。

     舌癒着のオペ(ある先生が独自に行っているもので、一般の舌小帯オペではありません)で、どういう変化がいっきにおこるのか、とっても知りたいです。ぜひ、体験された方のレポートできたら教えてくださいね~。説明会レポも楽しみにしてます。

  5. glow-gen より:

    Hさん
    へ~、ママが見てる、というだけで、おりこうにできたんですね。確かに、ママが見学に行くと、うちは、悪い方に転んだりします。良いときはあまりないような・・・・

    しかし、トラブルを学校でおこしてくれると、ほんと毎日がうんざりの日々になりますよね~。私も、経験してきたのでよくわかります。
    私は、先生に、できるだけ、普通の友達から引き離し、ずっと支援クラスでいいから~・・とお願いしてました。

    改善してから、ほかの子に接触しても、ぜんぜん問題ないと思ってました。接触させることで治るとは思えなかったので・・・まず一人でいろいろやることができるようになって、それから、ソーシャル・・・そう考えてました。
    でも、先生方も、なるべくそれに沿ってくださっていても、やらかすのだから、ほんと私は、あの時代、う~んざりしてましたよ。
    がんばってくださいね~。

  6. growup_hana より:

    げんちゃんママさん

    ほんと、う~んざりって言葉がぴったりの毎日です。げっそりです。

    そして我が小学校には支援クラスが存在しないそうです。引き離すには保健室登校か週二時間の通級か、隣の小学校の支援クラスへ転籍か、、、。来週から通級や支援クラスの見学をさせてもらう予定です。

    エールをありがとうございます!

  7. glow-gen より:

    hanaさん
    支援クラスがないというのは、ちょっと大変ですね~。けっこう、学校には、似たような子、いるという話ですけどね・・・
    げんちゃんも、2年の途中まではまではなかったので、ほんとうんざりでした。
    あの頃は、学校に行かせなくてもよかったかもな~・・・と今となれば思います。言っても、保健室に逃亡していたし、こっちのわずらわしさのみ積み重なってました。

     毎日、運動をさせたり、指先トレーニングしたり、やることはてんこ盛りでしたからね・・・・
    まあ、帰りも早かったので、家でのトレーニングが、中心の時代でしたね。

    がんばってください。

  8. ayumin0309 より:

    げんママ様

    「意識」いう言葉を調べてみました。「自分の今ある状態や、周囲の状況などを認識できている状態のこと」「あるものごとについて要求される注意を払っていること」。乖離は「そむき離れること」。発達障害とは意識と脳の剥離である、なるほどと思いました。たしかに能力があっても意識がないと必要なときに出力できるように身につけることができないですよね。私は以前にもコメントで書いたように小学生時代をほぼ無意識ですごしていました。授業ではいるだけみたいな状態でした。小学校で面積の授業で全然意味がわかりませんでしたが、親切な同級生が「これって実は縦と横をかけるだけだよ」と教えてくれて、単純な計算は好きだったので嬉々としていましたが、三角形の面積になるとまたまったくわかりませんでした。三角形の面積を求める計算能力はあるけれど、面積という概念がわからないのと、それをもとめる方程式があるということが分かりませんでした。そしてもっと最悪なのはそれがわからないこともわかってなかったことです。そして私自身も面積の問題が解けるようになりたいなどど、全く思っていませんでした。無意識、おそるべしですね。
    私が無意識で過ごしている間に同級生は著しく成長し高学年になったころには差は著明で、ものすごい強い劣等感を抱きました。あの無意識で過ごしている間がもったいなかった、もし意識の覚醒を早める方法があって、もっと早くに覚醒できていたら、今よりも能力が高くて幸せだったのかな?とも思いますが、中3で意識が覚醒した後の頑張りの底にあったのは凄ましい劣等感でこれがあったから今は仕事と子供を持てている気もします。本当にわからないです。働きかけによって意識覚醒ははやまるのか、それとも私が中3で覚醒するのは受精のときから決まっていたことなのか? すごく知りたいです。

  9. glow-gen より:

    ayuminさん
    すごく、考えさせられるコメントありがとうございます。今、私は、げんちゃんの意識と戦っています。
    彼の能力は上がっています。最新の記事にした算数の学習のように、私が、逃げ場を断って、取り組ませると、ちゃんとできます。図も描けますから、けっこう理解できているのだと思います。
    しかし、彼は、すぐに、逃げていくし、理解できることも受け入れようとしないようなありさまです。
    厳しいあたりかたかもしれませんが、今ほんとに、変えていかないと、自分が先になって、劣等感まみれになるのはわかっています。だから、目先のやさしさではなく、ほんとに、げんちゃんが、先で、自分に納得できるようにする、と壮絶な覚悟でのぞんでいます。

     算数が、できるんだ、わかりたい、という思いが、成功体験からできてくるとふんでいるので、逃げようとする彼に腹が立つのです。
    げんちゃんは、「算数をわかる自分になりたい。」と言います。でも、現実はちぐはぐです。意識はあるのです。だから、私の手法は、ほんとに外科手術のように痛みを伴うものとなると思っています。意識と脳の乖離を融合するのです。

    やさしく、待つ・・・ということを教える人もいます。それが間違いではないと思うし、人によっては、そういうやり方が、あってる場合もあるかもです。

    でも、私は、意識を早くに揺り動かすことができると考えています。

    つまり、働きかけによって、意識覚醒は早まる、と考えているのです。

    それにしても、ayuminさんの意識が動き出してからの努力とがんばりは、たいしたものです。ほんとに、素晴らしいですよ。もう劣等感はおろしてあげてくださいね~・・・

  10. glow-gen より:

    ayuminさん
    小学生の頃、意識がふっとんでいた、という時代、ayuminさんの指先能力とか、運動能力などはどうだったのでしょうか。
    私は、思うに、意識というのは、リアリティーがいるものだと思います。
    だから、体が地についているという実感や、指先で感じる感覚や指の動き、いろんな体験、そういうものが、感覚として知覚される必要があると思うのです。(意識して感じる部分)。

     ですから、と意識を覚醒させ、脳と結びつけるのは、何も精神論だけではなく、もっとリアルな体験型の学習も有効なので、やはり、トレーニングで意識覚醒は早まると感じます。
     感じたことを認識する・・・という体の力がなければ、(たとえば、熱いと体が感じても、それをしっかり認知することができない、たとえば、服を脱ぎたい、ということがわからない・・・とか)
    意識はなかなか乖離したままなんじゃないか、と思います。

    げんちゃんは、そこが今、かなりしっかりしてきたので、意識レベル上げれるはずだ、とふんでいるのですが、どうでしょう・・・

  11. ayumin0309 より:

    げんママ様
    私の運動能力と指先は最悪でした。普通の子のできないのレベルを超えていて、いるだけでよかった学科の授業と違い、体育、図工などの技能の授業は大嫌いでした。私の息子は今小1で、3歳ちょうどで自閉症スペクトラム、発達性協調運動障害と診断されています。発達障害の子は体の感覚が過敏が鈍感かにわかれるそうですが、息子は鈍感でした。体が低緊張で体で感じ取れる感覚が鈍いのです。。指先に力が入らず、手首から先がいつも泳いでいます。普通の子が指先にあるセンサーが息子はかなり鈍く、常に手袋をして生きている感覚です。体から意識に働きかけることができません。当然低意識で過ごしておりDQも70前半でした。電車が大好きな息子は家では踏切になりきっていました。「かんかんかんかんかん」という声と絶望感は忘れられません。私は仕事をしていたので息子は0歳から保育園に通っており保育園では床に寝そべって電車のおもちゃの車輪を見つめていました。OTより「微細運動ができるようになるためにはとにかく粗大運動を、神経が指先までいきわたるようになればコミュニケーションもとれるようになる」という言葉と当時から愛読していたこちらのブログでの「まずは体つくり」の言葉を頼りにまずは運動させることにしました。仕事が休みの日は大型遊具のある公園に通う日々でした。OTで行っていることが感覚統合であることがわかり、鉄棒でぶら下がらせてみたり、低い木にしがみつかせたり、体をぶらしでさすってみたり、いろいろやってみました。保育園もとても協力的で跳び箱によじ登ってジャンプしたり、マットで横になってごろごろしたりと様々な運動を組み合わせたサーキットを通常保育に組み入れて、他の子たちと一緒にやらせてくれました。とにかく指先に神経をいきわたらせる、コミュニケーションがとれるようになるが目的で必死の日々でしたが、げんママさまのブログを読んで思うと、意識を揺り動かすために頑張っていたんだと思います。息子には運動と感覚統合が有効でした。今ではIQが普通の上まであがりましたし、かつての私のようにどんよりしていません。今後はわかりませんが今のところは勉強はついていけています。わからなければわかるまで質問できます(でも空気よめないのでかなりうっとおしいです)まだまだ、手は泳ぐし、課題は山とあるのですが、なにもしなければ、私と同じく、低意識で小学校生活を過ごす羽目になったと思います。

  12. ayumin0309 より:

    げんママさま

    先ほどのコメントはうちの息子のことを長々とすみません。要は私もげんママ様と同じく意識を揺り動かす方法はあるということいいたかっただけのことでした。小さい子の場合は運動や感覚統合でだいぶかわると思いますが、げんちゃんは今までのげんママ様からの働きかけで体もだいぶできあがって、感覚のことも処理できてると思います。高学年くらいだと意識を動かすのになにが有効なんだろう・・・と思いました。同級生からの刺激、憧れの尊敬できる先生や先輩、自然、芸術・・・くらいしか思い浮かびませんでした。ってこれって普通の子でも同じですよね。きっとげんちゃんは普通クラスでうける同級生からの刺激が自分に必要なものだとわかって普通クラスにいるのだと思います。私が同級生に感じた劣等感もやはり自分の成長のためには必要なものでした。きっとげんちゃんはこれから自分で必要なものを選び取ってそこから学んでいくと思います。

    あと、意識にリアリティーが必要というのもわかります。前にも書きましたが、高校時代は勉強は頑張りましたが(といっても偏差値の低い女子高で普通だっただけです)、自分にはリアリティーのようなものがたりない、と思いました。それで大学は自分を変えるためにワンダーフォーゲル部に入ることにしました。そこで私はやっと、暑いときには服を脱ぐとか、雨が降りそうなら雨具を着る、もしくはリュックサックの一番とりやすいところに雨具を移動しておくとかそういう段取りがわかるようになりました。そして、自分が20㎏以上の荷物を背負って、8時間くらいは山道を歩ける人間になったとき、初めて自分に自信が持てました。登山はおすすめです。ちなみにうちの息子は今日は雨ですが、「傘をさしなさい」というまで雨の中でぬぼーっとしています。やっぱり問題山積みです。

  13. glow-gen より:

    ayuminさん
    そうですか~。息子さんのことも、すごく心配ですよね~。でも、自分の体験から、私よりも、もっと的確なことができるのではないか、と思います。がんばりましょう。
    そして、リアリティーということについて、これは、私の今までやってきた中から、自分が気付いた感触なのですが、わりと、当たっている、ということで、うれしいです。
    どんなに、数を教え込んでも、数というもののリアリティーがなければ、げんちゃんは、世界中の算数の教え方をやってあげてもわからなかったと感じてます。
     色んな取り組みをして、数が身近にせまってくれば、自然と、教えなくても、わかるようになっていました。

     おなかがすいた、ということと、食べたい、と思うことは別物なんですよ。お腹がすいた、と体は感じても、じゃあ、ご飯を食べればいいんだ、というところに結びつかないのが、発達障害なのではないか、と考えるのです。
    これは、セラピストの彼に言われて、あとから、なるほど、と思えました。

     ワンダーフォーゲルの話しもすばらしいですね。
    セラピストの彼に、今、げんちゃんは、小型のドローンを与えられてます。空間を指先で感じる練習だそうです。

     山登りは、げんちゃんも昔よく取り組みました。しょっちゅうとはいかないけれど、すごく彼にいいと感じました。ありがとうございます。いつか、私の気づきと、ayuminさんのリアリティーに関してのコメント記事にしたいです。

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