ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

トップページ

発達障害の学生を受け入れる、高校の理想と現実。

げんちゃん高2の花のデッサン
最近のデッサン。なんかぼんやりです。

ほんとの教育とは何だろう

げんちゃんの高校は、最近では、テレビにもよく出てきて、校長先生は、けっこう時の人です。
不登校児が、その学校に通うようになると、出席率爆上がり。
きんたろうあめ量産のような、硬直化した学校教育にあって、個性的な学校ということで、校長先生は、講演依頼もひっきりなしのようです。

しかし、現実は、その学校を卒業した後、社会で大活躍できている生徒は、ほんとに一握りのようです。
”卒業後のショック”、を意味する造語が、その高校にあるようです。

この学校では、出席も果たし、うまくいっていた(ように見える)子供さんが、卒業後そのままひきこもっているとか、就業できない、とか、社会適応できない、とかいう現象を、その言葉はさしているみたいです。

結局のところ、社会適応していく力をつけるのではなく、その子の弱弱しい社会適応力に、学校がひたすら合わせる、というのが、この学校の現実なんだな、と思いました。

まあ、それも最初は必要だと思います。なんせ、日本の中学は、ひたすら個性を殺し、人と同じことをやることを強いられます。ブラック企業さながらのカリキュラムと時間管理もすさまじい。

げんちゃんだけじゃなく、普通のお子さんでも、ドロップアウトする子はたくさんいるでしょう。

ですから、とりあえず、そこからこぼれてしまったお子さんが、高校で、その子の今にあった環境を用意してもらえればハッピーです。

しかし、そこでちょっと自分をたてなおした後は、少しずつ圧をかけてやることが必要です。

いつまでたっても、保護区で、保護するだけじゃだめだと思います。たまたま、自分で自分を見つめ、自分に圧をかけることが可能な優秀なお子さんだけ、その学校から羽ばたくことができる。自分の力で、自分に圧をかけようとしない、げんちゃんのような子たちは、そのまま停滞したまんま、と言うことになるんだと思います。

この高校に全く足りないのは、外に向かった視線です。閉じた花園だと思います。先生が、学校と言う枠の中だけで生きているので、学校は、閉じた空間、閉じた目標になりやすい。どの学校にも共通する課題なのかもしれません。

そして、この学校を総括してわかることは、つまりどの学校を選んでも、つまりは自己責任、ということで、先生方の教育をあてにすることはできないということなのかもしれません。

自分の課題に向き合い、社会の荒波にも負けない大人になっていくことを、どうやってげんちゃんに仕向けて行けばいいのか、いつも私の肩に重くのしかかっているということでしょう。
まさに重圧です。

文句ばかり言ってもいられません。いろいろ言っても、ここは、げんちゃんを拾ってくれたありがたい学校には違いなく、基本的には感謝しかありません。

この自由度の高い環境で、工夫すれば、いろいろなものを展開することは可能でしょう。

ここはこことして、どうやってげんちゃんを伸ばすか、私も戦略を考えないといけません。

わが子だけは、とにかく、どんな現場においても、転んでもただで起きないしたたかさで導く必要があります。

ただ、げんちゃんは、もう自力で這いだせたり、よじ登ったりできるようになっている。

それなのに、私からの圧だけを頼りに、内部言語のない昆虫のような意識活動を送ろうとします。学校の環境よりも何よりも、最も問題なのはそこです。

公開コメント 承認後公開

  1. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    非公開Mさん
    高校のカリキュラム、このスケジュールだったら全然こなせないと思います。
    というか、せいぜい中学くらいの基礎力を、程度の感じなので、いわゆる普通の高校とは、学習の進捗も内容も全く違います。
    そのことは、げんちゃんにはありがたいのですが、次に、試験がある学校なんかに進む子には、相当不利だと思います。
    Fランク大学と言われるとこでも、この学校のカリキュラムでは全く太刀打ちができないと思います。専門学校でも試験あるとこは、けっこう大変なんじゃないでしょうか。

    この学校から、福岡大学とか、九州産業大学に行ったりしているお子さんがいるようですが、ほんとにレアで、その子たちは、予備校とかで、別のことをやっていると思います。

    やはり、ここは、サンクチュアリで、止まり木を使いながら、目的の自分のカリキュラムをこなしていく、と言う風に考えるのが妥当だと思います。

    げんちゃんも、私がいろいろ考えて、カリキュラムをやっているので、そこまで落ちないと思いますが、学校に丸投げで、まだ力のないお子さんは、3年の高校生活で、ほんとに落ちてしまうのではないかと心配です。

    今日、黒田日銀総裁が記者会見していましたが、財務省の緊縮財政をやめない限り、黒田さんがどんなにがんばっても、瀕死の日本は変わらないな~と思いました。

    参政党の神谷さんが、上手いこと言ってました。

    「日銀は必死で輸血しているけれど、傷を治そうとしないから、どんどん出血して瀕死だ。」
    財務省が、正しい経済政策に目覚めてほしいです。岸田は、財務省の犬と言われているので、また増税をしようとしていますね~。

    もう、どこまで落ちて行くのか、想像もつきません。
    昭和のバブルを知っている世代としては、異次元空間の日本ですよ~。
    こんな時に、障害児を持つ、ってほんとに悲惨ですよ~!!普通の子だってドロップアウトしたらセーフティーネットはありませんからね~。

  2. ゆうママ より:

    教育に力を入れないと日本の未来はないですよね。うまく文章にまとめられなくてもどかしいのですが、発達の子だけではなく今の教育制度危なくないですか?とにかくおかしいです。未来に希望を抱けないような子どもたちがかわいそうです。それは発達の子たちだけの問題ではないです。ずーっともやもやしています。

  3. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    ゆうママさん
    そうなんですよ~。
    日本やばすぎて、私も、いつももんもんとした気持ちです。

    教育は危機的状態です。加えて言えば、医療もです。
    そのことが、マスコミでは全く伝えられない。
    そもそも、予算が削られていることが問題なんですよ~。

    いくら理想に燃えたことを言っていても、財務省が、どけちを貫き通いているので、どこもかしこも、日本はぼろぼろ。
    国の借金で破たんする、と御用学者と財務省が、間違ったことを全マスコミ上げて、国民を洗脳する。

    教育こそ国の力なのに・・・
    ほんとに、発達障害に限らず、日本の子供たちは、捨て子になっているようです。

非公開コメントはこちら

コメントを非公開にしたい方はフォームで直接メッセージください。お返事はコメント欄にいたします。

    タイトルとURLをコピーしました