ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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ソーシャルの伸び 峰と溝

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    真ん中のオレンジがげんちゃんです。
もうすぐ、2年生が終わります。げんちゃんの能力は、2年生でとてもアップしたと思います。とはいえ、私が期待しているところとは程遠いですが。まあ、母親というものは、他人より、いつも辛口で評価してるかもしれないです。他人より、高いとこに目標をおいてるのかもしれない。いやそれとも、一つ一つの能力は上がってきても、総合的に、自閉症スペクトラム特有の、融通のきかなさとか、パニックになりやすいとことか、理論的に考えていった結果、生まれてくる社会性なんかが、まだまだ欠如してる、という違和感が、最優先に気になってしまうので、改善されたとこは、あたりまえといういう評価になってしまうのかもしれないです。どちらにしても、げんママは、どこかいきづまったような感じがありますよ。

 もっとも改善したのは、げんちゃんのソーシャルだと思います。げんちゃんを、1年の夏休みに、無理やりサッカーに入れました。数ヶ月して、あまりについていけてないし、一人、はぐれ雲みたいだから、チームに迷惑をかける気がして、やめさせることにしました。それで、先生に言いに行きました。
 しかし、ありがたい先生です。やめさせないでください。絶対成長しますから。と引き止められました。そこまで言われて、やめさせる理由もないので、続けさせていました。しかし、げんちゃん、2年になって、合宿も、特に、心配することもなく送り出すようになっていて、気がつくと、彼は、サッカースクールが大好きになっていました。

 1年から6年までの混合チームなのに、いじめられることもなく、みんなよくしてくれたのでしょうね。先日少し練習を見に行ったら、まったく違和感無く走っていたので驚きました。もちろん、うまい、とかいうことはありませんが、サッカーの目的にかなった動きをしています。たぶん、事情を知らないお母さんが、練習を見ても、げんちゃんが、発達障害なんて、わからないでしょう。

 これは、まったく想像できない結果でした。私が、サッカーにぶちこんだ(まさにそんな感じ)のは、運動量をこなしてほしかったのと、サッカーに必要な、周囲を見て動くというバランス感覚を獲得してほしかったからです。その頃は、まさか、普通にげんちゃんが、サッカーをするなんて、想像できなかったです。
 先月から、そのお世話になった先生が、転勤となり、新しい先生が来られました。若いけど、なかなか子供思いの良さそうな方です。ゆっくり、話す機会がありました。彼は、
「ぼくは、げんちゃんを、特別扱いしたことはありませんよ。でも、特に問題ないですよ。」
と言われました。
げんちゃんの総合的な力はかなり、上がっているようです。
ただ、げんちゃんのソーシャルは、あくまでも、慣れた場面。慣れたメンバー。けっこう人の良いグループで構成される集団、その中で、慣れた段取りで行われる、という限定つきです。やはり、ちょっとマイペースなげんちゃんは、同年代の、ちょっと先行ってるような子供たちの中では浮いてしまうかもしれないと思います。また、新しい練習方法とか、ちょっと複雑な構成になったりすると、適応するのに、他よりヘルプやエネルギーがいると思います。

 学校からの、友達クレーム情報も、最近は、ほとんどありません。たぶん、多少のことは、現場で終わりにしてもらっているでしょうから、まったくないわけではないと思いますが、2年生前半は、毎週のように連絡帳に報告が上がってきてました。上級生のTシャツにマジックでいたずらしたとか・・・

 げんちゃんの溝は、ひたすら算数です。国語とソーシャルは、けっこう同じグループで、国語が算数よりましなげんちゃんは、算数より、ソーシャルは延びやすいのだと思います。

 言葉が、ピンポンのように、うまくからみあうようになり、ボキャブラリーも増えると同時に、どうも、ソーシャルがのびているのではないか、と思われます。

 そのぶん、計算に始まる、算数の学習障害は、多少ましになったといえども、まだまだほえ~っと、ママはため息をつくことが多いです。

 溝になってる能力とは、なんと、しつこいものかしら・・・と思います。峰があがれば、溝が、少し引っ張られて上がる。そういう感じですね。「ソーシャルと言葉、」が溝という、げんちゃんと反対のパターンの子をもつお母さん方の苦労がしのばれます。
 でも、げんちゃんの算数でさえ、やっぱり、伸びて行ってるから、あきらめずに、地道に取り組むしかないですね。峰があがる、そして、溝があがる・・・溝で行き詰ったら、峰を、延ばすことにちょっとエネルギーを費やすといいのかもしれないです。

 げんママの最近の気づきです。

でも、サッカーから得た収穫は大きかったです。虎の穴にも入れてみるべきですね。虎の穴というのは、現状の能力より、2個3個飛ばし上の段階ということですけどね。

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  1. glow-gen より:

    Kパパ
     ほんと、私も、毎日げっそり・・・という日ばかりです。仕事せずに、もっとげんちゃんにかかわりたい、と思う反面、仕事でかかわれないので、これでも、煮詰まらなくてすんでるんだろうな、と思います。最初から、グレーゾーンということは、望も大きいと思います。パパのがんばりはきっと通じます。
     私は、最近げんちゃんの根本がどうしてもかわらないことにちょっといらだってます。彼は、未だに、瞬間に生きてるというか、問題にしても、生活にしても、先を読めません。う~ん。引き算苦手というのも、足し算があって、その少しのおうようなわけなんだけど、それができない。
     そういうことなのかな。と思います。おうおうにして、引き算は、多くの発達障害児が苦手ですよね。足し算の反対で、足し算の式のこたえから、式の数字を引けば、もうひとつの数字にいきつく・・・なんて、推理、してほしいですよね。
     でも、それが彼らなんでしょうね。

  2. glow-gen より:

    Kパパ
    ブレインジムのエクスサイズ、クロスクロールは、左右の脳のバランスをとるのによいみたいです。
     グレーゾーンにきて、(げんちゃんは、グレーゾーンと言ってくれる人もいるけど、私は、まだがっつりだな~と思ってますけどね。)学習の困難だけが、目立つようになったら、ここから、ブレインジムのお出ましかな・・・とちょっと思ってます。

  3. nana より:

    げんちゃん随分成長してますね。
    サッカー入れて良かったですね。これからきっと更にぐぐっと伸びると思います。今、ブームですし、モテますよ(笑)。
    オリンピックで金メダル獲ったアメリカの水泳選手が発達障害だったそうです。最初はリタリン服用してたらしいんですけど、中学生になった時僕こんなのいらないよって辞めたそうです。この話を知ってから励みになりましたね。
    サッカーに比べて、ダンス少年はまだ少ないです。有名ダンサーのWSにも積極的に参加してるんですが、やはり少ないです。女子に埋もれてます(笑)。合宿って絶対伸びそうですよね。ダンスWSも参加するとやっぱ違いますね。
    ほんの二時間参加するだけで随分スキルが上がります。
    サッカーにしろダンスにしろ発達障害児でも匙を投げず指導して下さるって本当に有り難いですよね。

  4. とんママ より:

    げんちゃん、凄い成長振りですね。
    チームプレーをしっかりこなしているだなんて。
    周囲を見て動くことは、高い能力が必要ですよね。

    いい先生に巡り合え、よかったですね。
    新しい先生も期待できそうですね。
    今後の成長が楽しみですね。

    しかし、げんママさん仰るように、親は辛口&更に上を期待してしまうものですね。
    同感です。

    「虎の穴にも入れてみるべき」まさに今の私にぴったりの言葉でした。
    4月から開始の幼稚園の体操教室、申し込んだものの、不安でいっぱいでした。
    年中年長の2年間でどれだけの事が収穫できるか、気長に待つことにします。

    算数地獄、とんちゃんレベルでも始まっています。
    数字自体は認識(記号としてでしょうね)しているものの、実数と結びついていません。

    末恐ろしいです。。。

  5. glow-gen より:

    nanaさん
    ありがとうございます。サッカーのとこだけ見るとすごい進化と思いますが、げんちゃんの本質は、やっぱり変なんですよね~。
     多動と診断されている子で、スポーツが得意な子知ってます。その子は、スピード感が大好きで、スケートとか、ジェットコースター的なエキサイティングなものじゃないとだめでした。
     げんちゃんは、教室内では、ちょっと多動?というくらい、集中できないのですが、ジェットコースターのたぐいは、異常にこわがります。
     サッカーもリフティングは、全く出来ないし、練習もしたがりません。なんか、やっぱり、普通とはぜんぜん違う子なんですよね~。

     だから、一つ一つが少し改善しても、なんだかな~と思っちゃうげんママなのです。
    やれやれ。

  6. glow-gen より:

    とんママさん
    そうだったんですか~。新しいことをさせるときは、ほんと心配ですよね。げんちゃんは、色んな先生に恵まれたんですよね。
    水泳は、だめでしたね・・・泳ぐことは好きになりましたが、途中でやめました。本人のたっての願いで。
     算数は、そうなんです、おっしゃるとおり、実物の世界とむすべないです。
    計算は、指でやるゲームみたいな感覚なのか、お金を出してやっても、目の前のお金を数えずに指を出したりします。
     それに、推理力がないので、そのことが、実生活にも及んでいます。今こうだから、あとでこうなる。だから今これをしなきゃいけない・・・

    みたいなことが希薄です。なんというか、瞬間瞬間を生きてるようなかんじ。

     もう、こんなバカ、知らない!
    と私は、よく叫んでしまいます。いけないのだけどね・・・
    幼稚園の体操教室で、ならぶとか、待つとか、そういうルールを教えてもらってたので、サッカーにつながりました。学校でも、体育の授業だけは、ちゃんと秩序どうりやるそうです。

     虎の穴 とんちゃんきっと伸びますよ。

  7. nana より:

    一年生からだったらまだ約二年なので、そんなもんじゃないかなぁって思います。
    発達障害児は5年は忍耐しないとって気がします。
    うちの子も三年やって、やっとでマイナスから抜け出したかなって感じです。通常の子からすればまだまだですが、うちの子からしたら成長だよねって感じです。
    目指してたのは、友達からいじめられない程度に運動が出来る様になる事でした。
    トロいといじめられますし。そこは今のところクリア出来たかなって思っています。
    まだ難しいステップは出来ないですが、両手両足が動く様になっただけでも奇跡と思っています。
    勉強は支援学級だとゆっくりみて頂けると思うので焦らなくていいと思います。

  8. あき より:

    げんちゃん頑張ってますね♪
    場所やルール、人になれるまでに時間がかかるのはうちも悩み所です…

    チームプレーの楽しさはわかっているけどルールの理解がイマイチ…って感じで、なかなかうまく遊べずにいたりします(^_^;)

    もうすぐ進級ですね~

    来年度は先生と私でどこまで学習面を伸ばせるか色々やってみようと思ってます♪

    子供達には更なる頑張りをついつい求めてしまいますね(^_^;)

  9. アサミン より:

    げんちゃんママ、こんにちは。
    お写真ありがとうございます♪
    体幹しっかりすっくと立ってて、サッカー少年!素敵です!
    いい先生で良かったですね^^

    そう、思い切ってやらせることも必要ですね。
    アサミンは息子がバスケをやりたいと言っても
    「特性的には団体競技とかダメ」なんて勝手に決めて却下したりして。。

    発達の特性定義に振り回されちゃいけないですね。
    その事実より前に、成長していく子どもなんだってこと、いつも忘れそうになります。

    新学年、何か新しいことをはじめてみようかな^^

  10. Rママ より:

    こんにちは!チームプレーができるげんちゃん、すごいですね!^^
    うちは水泳は個人競技なのでこなせてますが、野球・サッカー・バスケ、チームプレーは難しいだろうなあと思ってます。
    本人がやりたいならやらせてみたいですが、、、^^;;;

    うちの息子は徹底的に「読み」が弱いことが分かり、先日神戸のビジョントレーニングの専門家の方に見てもらいにいきました。
    パズルなんかは得意なので、物をとらえる力はあるんだけど、眼球運動が弱いそうです。だからキャッチボールなんかも苦手らしいです。寄り目が出来なかったり。
    お土産に毎日10分のトレーニングを教えてもらったので、毎日取り組んでます。

  11. glow-gen より:

    Kパパ
     ビジョントレーニング予約されたんですね。私は、ビジョンは本で学んで、取り入れましたが、頭蓋やマッサージ、懐中電灯をはじめとした、ノウハウの方をやり出して、高い効果を感じました。ビジョントレーニングは、ソフト、頭蓋やマッサージはハード、と言う風に考えてます。Kパパさんは、いっしょに始められてますから、きっと早いですよ。もともと、げんちゃんより、程度軽いしね。

     昨日エジソンの鈴木先生に、母親が取り組むというのが大事と言われました。パパが熱心なとこは、母親が、パパだのみのとこも多いようで、母も大切らしいです。
     ちょっとパパにはもうし分けないこと言ってるかな~。
     でも、どっちかがメインになります。見てると。普通は、母のみです。それからすると、パパが本気でかかわってるとこは、すばらしいです。絶対げんちゃんなんかより早く改善すると思います。

  12. glow-gen より:

    Kパパ
     矯正はじめたんですね。矯正ができるってことは。歯医者さんで協力できるってことだから、子供さんのトラブルは、ほんとにグレーなんだと思います。
     発達に気づいて2ヶ月でそこまでの取り組みなんて、すごいですよ。めちゃ優等生じゃないですか~。パパすごい。

  13. glow-gen より:

    あきさん
     今でも、げんちゃん、野球だったらできるかしら・・って感じですよ。サッカーも、複雑なルールはまったくわかってないと思います。どっちにゴールするかは、どうにかわかってる様子です。

     ま、最初入った時、ころころころがってきた玉をオウンゴールしたことありました。
     確かにのびてるけど、不思議なぼうやです。ほんと。

  14. glow-gen より:

    あきさん
     伸びれば、あたりまえ、次行きましょう。となりやすいですね。ほんと。
    ほめろほめろ・・・とエジソンの鈴木先生に、先日言われました。彼らは、ストレスに、極度に弱いらしいですから、与えちゃうと、伸びないそうです。やれやれ。そうはいってもね。(笑)

  15. glow-gen より:

    アサミンさん
     そうなんですね。げんママは、とにかくやっちゃえ~。みたいな、野生のかんで動いてますが、アサミンさんは、冷静なんですね。

     体幹。良いですか?うれしいです。普通の子のちょっと気の利いた子に比べると、まったくだめですが、支援クラスの子の中に入れると、ダントツ体幹しっかりしてます。

     支援の子たちの大くは、すごい伸びしろもってるな~って、いつも思います。私の理想は、学校で、ゼロ次元授業で、はーはー言うまで走って、うんていさせてくれることです。
    こんど、そういう風なこと、だめもとで、ほのめかしてみたいです。ま、先生がた、忙しいから無理だろうな~。

  16. glow-gen より:

    Rママさん
     そうですか~。読みがだめなんですか。げんちゃんは、読みだけいい・・・かも。でも、どのテストの点も悪いですよ。推理力がないかな・・・

     でも、ホームスクールの改善点が最近見えてきて、春休みは伸ばしたいです。板書遅れる・・・なんて、すごいです。そもそも、げんちゃんは、しません。たま~に、写してると、すごいほめられてます。

     まだまだ、課題たくさんです。目の伸びしろはすごいです。良くなったら、いきなり、いっちゃったりします。
     げんちゃんも、最近、懐中電灯もしたがらないです。あんなに喜んでたのに。
    「もーいい!ちゃんと見える」
    とか言って。ほんとかな~と、やや疑ってますが、前よりは良いということでしょうね。

     

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