「こんにちわ」さえ、自分から言えないことが多い
私の休みの日に、げんちゃんと過ごすと、ほんとにうんざりすることの連発です。
私は、相当こいつを、実力以上に見てしまっている、と感じることが多いです。
とくに、ソーシャル面の社会性のなさは唖然とします。
我が家は、お客さんもたまに来るし、そのたびに、げんちゃんに挨拶を教え込んできました。
「こんにちわ。」
たったそれだけの挨拶が、何度教え込んでも、気持ちよく、自分から出ることがありません。そのお客が、自分とは関係ないと思うのと、まったく人に対しても心が動かないからだと思っています。
もともと、自分以外、いや自分さえ、無関心でいるげんちゃんですから、人のお客さんなんて、心が動かないようです。自分の友達だったら、少しは違うのかな~・・(なんせいないからわかりません。)
名刺を出されたのに無視
ちょっと顔見知りの地方議員さんが、選挙活動で各戸巡りをして、我が家にも訪ねてこられました。
門まで出て、色々話していると、台所で、ご飯の用意をしていたげんちゃん(手伝いくらいです)が外に出てきました。目的は、外に出ていった私に、炒め物を始めてていいかと聞きたかったようです。
私は、議員さんに
「うちの息子です。一応選挙権もありますよ~、」
と笑いかけると、議員さんがげんちゃんに名刺を差し出し、挨拶をしました。
するとげんちゃんは、ぼんやり名刺を受け取ると、議員さんの顔も見ずに、私に向かって、
「お母さん、もう炒めていいの?」
と聞くではありませんか。
私は、あきれはてて、げんちゃんをたしなめました。ちゃんと挨拶をするように促す始末です。
自分のことも無関心なのに、相手に関心があるはずもない
げんちゃんのこういうソーシャルを見ると、ほんとに自己中心そのものの人間なんだな、と思います。相手の立ち位置を図ったりはもちろんしようとしませんし、自分の世界以外、関係ない、と切り捨てて生活しているのがわかります。
子供のころから、挨拶については、ほんとにしつこく教えてきたし、今でもずいぶん、人に接する機会を作るように私は勤めています。
それでも、げんちゃんは、ほんとに挨拶をしません。気持ちが入っているときは、こんにちわ、とぼそっとだけど、声が出るときもあります。また、ルーティンでやるように決まったところも一応やります。が、なんだか抜けてる時は、周りの世界と違う、自分は異次元にいるようなありさまで通り過ぎたりします。
ホテルマンと同席しても、無関心
先日、ある会の幹事になっていたため、会を催すホテルで、担当者と打ち合わせをしました。げんちゃんもたまたま同席させたのですが、最悪でした。
私としては、げんちゃんがT高校の時、ホテルで何日間か給仕のアルバイトをささせていただいたので、心が動くかもしれない、と思ったのです。
実際のバイトは、たぶん、体よく首になったものと思います。シフトがなくなりました。
本人は、そのことを印象的には思っていないのか、終われば、いつものように流し、捨てたものと感じます。
それでも、人間なんだから、有能な営業の方の話は、アルバイトの体験を少しは思い出し、つながりをつけて考えるきっかけになるかもと、私は思いました。
ま、しかし、なんでも終われば捨てるげんちゃん。少し話を振ってるのに、彼の顔さえ見ず、まさに我関せず、の表情です。私が横にいれば、自分は何もしなくていい、ただついておれば、時は過ぎていく・・・必要なことはしてもらえる、そういう態度でした。
営業の方は、それでもいろいろ気を使ってくれて、礼儀正しく接してくださったのですが、彼の態度がスマートで大人だけに、げんちゃんの態度やぼけっとした表情は、同席している小2くらいのガキそのものでした。
日々の生活で、なれた環境、なれた人たち・・・そんな中では、ルーティンをこなし、なんとかごまかしていますが、ちょっと状況が変われば、気遣いも配慮も、相手への興味さえない、お粗末すぎるげんちゃんに、ゾッとするのでした。
ほんとに、いっしょに同行するのがいやなくらい、人っぽくない人間です。
出すとこに、出せば出すほど、こいつの人としての欠陥が露呈して、情けなくなるばかりです。
自己中が露呈する挨拶の場面
できないんじゃない、まったく自己中で、周りなどどうでもいいという感覚でいるのが、露呈するといった感じです。
気遣いがない・・・
ソーシャルとIQは別物だと思う。魂と脳が別物なように
友人で脳性まひのひさし君は、うまく相手と噛んでしゃべれませんが、周りに興味があるので、一生懸命相手の情報を取ろうとします。その心の動きがあるので、挨拶もタイミングをずらしてしまったりはするものの、とても人に気遣いが感じられます。
スキルではない。これは心だよな。と思う次第です。
単なるスキルは、もう十分すぎるくらいつけてやってきたと思います。
ただ心がないから、動かないから、使えないだけだと思います。心があれば、スキルなんてすぐにつくはずだと思います。
私が教育において、とても大切にしてきた挨拶さえ、げんちゃんという不遜な輩は、いまだにできないのです。
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こんにちは。
名刺の件は、本人も突然でびっくりしたのかもしれませんね。
何せもらったことないでしょうから…
ホテルの担当者さんとの打ち合わせに同伴したのですね。
なかなかそんな経験はできませんよ、この年齢で。
ママさんの懸命な努力が伝わってきます。
確かに高校卒業してから、同じ環境の中で生活をしていましたものね。
せめて外に出たときには、バチッと意識入れて、対応出来たらどんなにいいか。
ママさんの落胆する様子が目に浮かびます。
あれこれ働きかけても頑固すぎて…
S先生もものすごく時間をかけて下さっていますものね。
げんちゃんの心はいったいどうなっているのか。
就労移行支援のエピソードを拝見すると、A型,B型の彼らとは別だーーというオーラ??を感じますね。
就労移行支援にいる間に刺激があるといいですね。
げんちゃんのやる気スイッチって何でしょうかね。
とんままさん
名刺をもらった時、自分の私への質問以外は、まったく情報が入らない状態だったと思います。
小学生のお子さんなら、同じ無視しても、どうしたらいいかわからなくて、恥ずかしいやら、という感じだと思いますが、げんちゃんのそれは、まるで、気持ちの中に入れない状態だと思います。
自閉傾向が強い、ということなのかもですが、もともと、げんちゃんは、自閉傾向は強くない、とTakeko先生は言いますから、自分で感じたり気づいたりすることを捨てているんでしょう。
ひどい時は、そばにいる人も覚えていないほど、無関心です。
人というより、なんか変な妖怪です。
そのくせ、自分はできると思っていますから厄介です。できるという感覚だけです。でもどこかでできない、というのもぼんやりあって、それを適当に集約させるために、とにかくその場を、取り繕いますね。ひどいもんです。
就労移行支援のお試しは、うかれるだけですね。
うかれてるだけなので、まったく内容も把握していませんでした。
とにかく、表面だけを飾るので、たちが悪いです。
今は、抜いた時は、IQ50すらない状態になっていると思います。できるはずの行動もできなくなるし、何にもつながりをつけませんし、落ちるだけ落ちます。
いや~、わが子と言うのもおぞましいくらいクズ男ですね・・・
非公開Sさん
コメントありがとうございます。息子さんは30代でグループホームにいらっしゃるんですね。確かに30歳の壁ありますよね。
でも、そこに入れてしまうと、細やかな成長の手伝いは確かにできにくいですよね。
独り立ちさせないといけない、だけど、その能力はない、でも、将来のことも考えないといけない。
グループホームで、しっかり成長できるまでに仕上げていないと、確かに落ちることもありえますね。ほんとにこういう障害は、なかなか突破口がないですよ。
Takeko先生は、ずっと以前からブログを書かれていたロボママさんの教室です。
リンクのところに教室を貼っていますので、リンクを見ていただいたらいいですよ。
ルームシンプル という教室を神奈川でされています。
一昨年から起業されて、長く書かれていたブログは、閉めてしまわれましたので、昔から私のブログを読まれていた方は、なじみのある方なんです。
最近短い本も出されたので、本の写真も貼りました。今度紹介しようと思っていました。
しかし、残念ながら、今は募集を打ち切っているように思います。一人でやられているので、教える人の数が限定されているようです。
良かったら見てみてください。
言葉を教えるというのは、常識なんかもそこに乗っているわけで、ほんとにすそ野は膨大です。
げんちゃんも、心を動かすのをめんどくさがるので、何も広がっていかないです。
特に、感情を表す言葉なんて、いやだ、くらいしかないんじゃなかな~と思うくらい、何も感じようとしません。
感じなければ、言葉も生まれません。
たけこ先生も手を焼いていますね。ほんと。
グループホームの仕組みはよくわかりませんが、親子で少し離れたことで、定期的にいろいろ指導しに行ったり来たり、と言うことも可能なのでしょうか。
やはり、一生指導を続けて行けたらと思いますね。
何もやらないと落ちる一方なところがあるげんちゃんタイプ。離して自立させたいですが、その能力もなし・・・・
継続就労支援とグループホームというのは、やはり、ちょっと心配ですよね~。お気持ちわかります。
非公開Sさん
お返事ありがとうございました。
まず、障害年金ですが、うまくしないと取れないこともあるらしく、色々取っている友達にきいているところでした。やはり、もらえると、働くにしても、心強いですよ。
てんかんがあるというのは、なかなか心配ですよね~。
げんちゃんも、じつは、チックが治りません。どういうときに出るか、というと、どうも、逃げの気持ちやいやな気持が強くおこっているときのようです。
うちの場合は、そういうズルい行動と重ねて出るので、チックを出すと、ぴしゃり
何やってんの! チック出てるよ!
って、みんなで叱り飛ばします。
昔よりは減りました。てんかんは、脳の傷など原因がわかるときばかりではないですよね・・・
S先生は意識のずれでチックなどは出ると言います。
また、どもりもひどくて、気持ちを言葉にする速度のちぐはぐなどでおこりやすいようです。
また、自分が誠実に考えているんだ、アピールの時も出やすいので、我が家は、
どもらないで、わざとらしい!
と、言ったりします。
あせってしまって出る時は、落ち着いて言いなさい・・・と落ち着けることもあります。でも最近は、わざとらしい時がとっても多くて、たしなめると、よくなるんです。
どんだけずるいんだか・・・・
心の調整は、言葉の調整でもあります。
たけこ先生のスクール、オファーしてみたらいいと思います。一応お伝えしておきました。
週末に家に帰るんですね。
30代といっても、精神年齢は、まだまだ子供だと思いますから、できる限り、はたらきかけていきたいですね。
日曜にホームセンターの寄せ植え教室とか、一日木工とか、あっているので、そう言うのも利用するといいのかもですね。たまにうちは参加させますよ~。
とにかく、意識低下をおこさないようにさせることが、いつも優先課題になっています。すぐに抜きまくるので、困りますね・・・
この子たちは、何もしないで、能力キープは難しく、しっかりはたらきかけて、何とか維持、の世界です。伸ばそうと思うと、そこからさらに、になるので、ほんとに疲れますよね~・・・老け込むことができないですよ。ほんと・・・・隠居できるようになるのかな~・・・
げんちゃんは他の誰よりもスペシャルなチームで支えられていますよね。こんなに豪華メンバーが集結して、表面的に繕うことに一生懸命なんてもったいない〜!内面の成長こそが本当にかっこいいことだということに早く気がついてもらいたいですね。
げんちゃんは運転免許は取りに行かれませんか?命に関わる事柄ですし、これまでのような取り繕いでは誤魔化しがきかないのではないでしょうか。知的の方で身分証のために取得して、あとは一切乗らずペーパーでという選択をしている方が結構いるそうです。必要な授業やテストを受けたりしないと教習も進めなくなるし、技能と学科のスケジュール管理が必要なので、管理能力も鍛えられそうです。高い授業料になりますけどね(^^;)
もしかしたら、入校前の申告書みたいなもので入校できない判定をされれば、それはそれで思うところが出てきませんかね。
21回試験に落ちて、やっと免許を取得した知的障害の方の記事があって、ふと、げんちゃんはどうかなと思った次第です。
夏みかんさん
ほんとに中身の向上こそかっこいいですよね。
そこを目標にやってるのに、なかなか響かない。心をつかむことが、きついのでしょうね。発達障害と言うのは。疲れるらしいです。だから逃げて、表面意識だけで浅く生きようとする。
それでは、人間の人生は遅れません。
車の免許、確かに自己訓練にいいですよね。
でも、げんちゃんは、パブリックなところでの圧でも、抜けてしまうので、危ないと思います。
人がいるから、少しは挨拶せねば、とか、そういう気持ちの入り方をする子ならいいんだろうと思いますが、どんな状況でも、抜けてしまうと、まったく意に介さないという現象がおこります。
教習所でさえ、身勝手なことをやりかねないし、車の免許など奇跡的にとれたら、それこそ恐ろしいの何ものでもないです。
夏みかんさんのお子さんくらいのレベルになると、すごくいいんだろうな~と思います。
実際一つ上のお子さんの友達は、大学に入れるレベルのIQなので、車の免許がとてもいい勉強になったそうです。何度も試験を受けたようですが、5回以下だと思います。
すごいですよね~。
げんちゃんとは、レベチですよ~!