ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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読み書き、運動が苦手なのには理由があった

 >”読み書き。運動が苦手なのには理由があった。”

私がげんちゃんプロジェクトでまずやったのは、本を取り寄せること。このキャッチコピーは、北出勝也さんという方が書いた”ビジョントレーニング”という本のものです。

 視覚と運動能力を発達させることで、脳の前頭野が発達していく、という理論に基づくトレーニングのようです。自分から目で情報を取りにいく、ということができてない子がいるという説明は納得がいきます。

 なんせ、げんちゃんは、人と話すときも視線がうろうろ。運動能力がきわめて低く、発達の早い3歳児のできることでも、いまいち、ということも多いのです。
 それに、とても不思議だったのが、絵が描けないのです。2歳児が書くようなママの顔しか書けないし、それでも、あんまり書きたがらない。知能検査でも、図形におけるパートがかなり平均以下と出ました。

 ほう! この本のスクリーニング(ふるいわけ)チェックにかなりあてはまります。

 見たものから形の情報がとれないのも、ぴったんこです。だから絵が描けないみたい。ま、知能に問題がないのに、本が読めない、図形がわからない、そういう子は実は、目の機能に問題があった、ということが紹介されてます。
 げんちゃんは、知能検査ボーダーなのだけど、図形の部門がこれでアップするかも・・・という大いなる期待をこめて・・・

 まず、簡単なトレーニングとして紹介してあるのは、目でマークを追わせるトレーニング。たとえば、えんぴつの先につけた小さなアンパンマンのシールを、げんちゃんの目の前を右に行ったり、左に行ったり。
 簡単なことじゃん、と思うんだけど、けっこうげんちゃんはシック八苦。こらこら、追ってないぞ~~。はいもう一回!
 てな感じ。顔の真ん中において、顔に近づけて行くと、目がよっていかなきゃいけないけれど、げんちゃんはなかなかできません。

 げんちゃんの特徴として、できないことをやりたがらない、ということがあります。すぐに、拒否しだしましたが、なだめすかし、または、ママがしびれをきらし、ちょいと体育会系の指導もあったけど。ははは・・・ママも人間です。そうそう忍耐は続かないのだ。すんませ~ん。

 ま、とりあえず、毎日やりましょう。できたら、べたぼめ。
「うわー、げんちゃん、天才ジャン! ママあいしてるわ~ん!」

「おい、もう寝かしたれよ!」

と夫の声。あらら、こんな時間になってたわ。ま、今日は終わり・・

でも、脳科学の方は相当進んでます。この本は2009年初版。まだ日本ではまだまだ今からみたいなことがかいてありました。

 手当たりしだいの本選びだったけど、いける。げんちゃんの症状にもずいぶんあてはまるし、いろいろ応用してげんちゃんにやっていきたいと思ってます。

 ついでに、こういう世界があったなんて、まったく知らなかったです。プロフェッショナルになって、わが職場で出会う、同じような子供たちに役立つといいな、と思います。
 脳はまだまだ未知です。もしたとえ、医者がなおらん、と言っても、医者がすべて人体の秘密を神様のように知っているわけじゃありません。未知なる可能性にトライしましょう!

 少なくとも、30年前は、まったくこういう治療法や研究は皆無だったんですから、げんちゃんもあたしも幸せですよね。
 げんちゃん、イグノーベル賞を目指してがんばるどーーー!

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