ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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現在、過去、未来。時制の捉え方が、ほんとに曖昧のげんちゃんに唖然!

> ここんとこほんとに忙しかったです。げんちゃんのことにも、あまりかまっている暇がなくて、・・・

土日に、げんちゃんを落とさないようにしないと、次の週のできがぱっとしません。

日曜は、げんちゃんは、英単語の試験があるというので、一人で単語の勉強をしていました。テーブルの前で、私は、パソコンで仕事をしていました。
チラ見したら、げんちゃんは、単語をやると言うのに、無言・・・・・ひたすら書いてますが、無言の単語練習なんて意味があるのか疑問です。ただ、やってるっていうだけじゃないかな~と、思います。

朝ご飯を作らせました。小松菜を買っていたので、ベーコンと刻んで炒めて、たれで味付けをする、というメニューをオーダーしました。

げんちゃんは、小松菜を切ると、なんと、二つのボールを出して、茎の硬い部分と、葉の部分を分けて、それぞれ、分けてボールに入れているではないですか。茎は最初に炒めるように、葉は最後に、ということを理解するようになってますが、ボールを二つ出すというのは、気持ちを出して考えた結果でしょう。

まあ、そんなことが快挙なほど、げんちゃんは、何事も、全くつなげず、考えずの子。

ちょっと感心して、

「げんちゃん、よく考えたね。そうだよ、茎と葉を、別々のタイミングで炒め始めるのだから、二つボールを出して分けていたら、作業がしやすいよね。ちゃんと思いを入れたら、げんちゃんだって、しっかりつなげられるんだよ。そうでしょ。」

私は褒めるともなく褒める。

しかし、
「ところで、げんちゃん、小松菜洗ったの?」

と聞くと、平気で首を横に振りました。やれやれ。

しかし、嫌いじゃない料理だって、いつもはただやればいい、という雰囲気のげんちゃん。ボール二つエピソードは、なかなかの快挙です。

そういうこともぽつぽつ起こるんですが、土日にげんちゃんのある特徴を感じました。

げんちゃん、過去も現在も未来もごっちゃ・・・ということです。
事件は、ジムからの帰りの車でおこりました。ジムが終わると、夕方になってしまい、近くの大型スーパーで食事しようということになりました。家にいるパパに電話して、スーパーで落ち合う。そして、一緒にレストランで食事する。

そのことをパパに伝えてほしくて、電話させました。げんちゃんは電話に向かってパパに話します。

「あの、今、家に帰ったんだけど、(まだ、ジムを出たばかり。車中)○○で食べてるから、(一緒に食べるのに何言ってんの!)お父さんも来てください。」

すると、パパはたこ焼きをテイクアウトしてきて、というリクエストをしたらしい様子。

「お父さん、たこ焼きを買うって。・・・・いいって。」

まあ、すべてがこんな感じです。帰ってパパが、第一声、
「げんちゃんの言うことさっぱりわからん。何が言いたいのか、見えない!」

そりゃ、あれじゃ伝わらないわな。ただ、我が家の今までの経験から推測できはするけれど、げんちゃんは、たった一つ二つの伝言さえ、支離滅裂です。動詞の時制がでたらめ、相手と自分の立ち位置表現もでたらめ。

S先生に言うと、彼もよく経験することで、特に、今始まったことでもありません。S先生は解説してくれました。

語尾が、現在形、進行形、過去未来・・・でたらめ。それは、げんちゃんが、自分の立ち位置を全く把握できていないことからおこることなのだそうです。

ある空間で、自分のいる位置が明確なっていないので、今から起こることに対して、そのまま入りこんでしまって、現在形になったり、時制が前後する。
自分が何者であって、どこにいるのかさえ、まったく把握しようとしないげんちゃんなのだそうです。

まさに意識障害! 自分というものを、自分自身が捉えられていないのです。魂がしっかり体にフィットしていない感覚なんでしょうか・・・・

優れた発達の本でさえ、認知の異常、という大雑把な捉え方しかできていないのに、Sさんの深い理解といったら!

単純に国語力がない、というのではなく、その原因が、己の立ち位置のあいまいさなのだというのです。私たちには、理解できない話です。
そもそも、まず自分というものがあって、普通はそこがしっかりしているので、すべての事象は、はっきりと捉えられますが、そもそも論が、ぼんやりだったら、ことは、別世界になるのでしょう。

げんちゃんが、何かを伝えようとする時、そのちぐはぐな言葉の使い方に、違和感があって、気持ち悪くさえなります。
間違えるはずもないところで、狂った表現をする。頭混乱する世界です。
でも、そういうげんちゃんも現実ですが、数日前第三者に、先日九州でおこった地震について、

「ねえ、昨日の地震どうだった?」
と、ちょっと気の利いたことを訪ねて、私を感心させてくれたのも現実です。

その後、相手との会話も、きわめて違和感なく、いい感じの聞き手をこなしていました。

S先生に話すと、

「それはね、相手が作る流れにはなんとか乗れるけど、自分で自ら流れは作れない、ってことだよ。今はまだ、そういう能力がない。これからだよね。」

と言いました。私は、そういう解説を聞いても、わかったようなわからないような、はてなマークになってしまうのですが、何かにつけ、げんちゃんの深刻なトラブルに深いため息を漏らす次第です。

とにかく、成長していないわけではないけれど、その成長スピードは、遅々としていて、もっと、気持ちを真剣に入れて、伸びてほしいものだと思います。

問題だらけの世界に、ポチっと、いい光の粒が現れては、消える。そのうち、それをぼちぼち繰り返していると、あれ、世界は暗黒から、ややグレーへと変わっているのかな~、くらいの感じです。

暗黒ではないけれど・・・光の世界にはまだまだ程遠い・・・息切れしそうなげんままです。

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  1. ゆうママ より:

    ああ、とてもよくわかります。
    時制の曖昧さ、相手と自分の立ち位置の曖昧さ、息子も未だにおかしいと感じます。「言いたいことがわからないよ!あわてずに整理してから言いなさい」とよく言ってます。
    立ち位置の曖昧さは、親戚同士の関係がいまだによくわかっていないということに現れてます。私の姉が息子にとっては伯母になるとか、お婆ちゃんが私の母親だとかも、把握してるのか怪しいです。

    時制は確かに国語力の問題ではなさそうです。時間の概念が希薄なんですよね。意識の問題なのでしょうか?

  2. glow-gen より:

    ゆうママさん
    やはり、こういうところも、発達あるあるなんですね。
    親戚の関係図、ほんとわからない意味がわからん、という感じでした。
    最近では、少しはわかるようです。でも、自分の立ち位置、ほんとに把握できていないのがわかりますね。
    自分と他人、目の前の相手、そして、その他の第三者など・・・複雑なものでなくても、わかっていない。わかっていない自分をさらにわかっていない。

    これはもう、そもそも人間のベースがぐらぐらしているってことですよね~。
    だから、英語の文法などわかるはずもない・・・そう思います。せいぜい中1のレベルが精いっぱいでしょう
    だから、勉強どころではない。中身をしっかり作り上げないと。そういう感じがして、勉強だけ進んでもしかたない、と思い、私は勉強から撤退。今までしこんだ遺産を、自分で発酵させていくしかないと思っています。幸い、勉強らしきことをする習慣だけはついているので、傍観しながら、言葉かけくらいで、発酵待ちと言った感じです。(笑)

  3. glow-gen より:

    Mさん
    そうそうそうです。
    >Aさんに●をもらった場合・・・
    Aさんが●をあげてくれたんだよ。
    私が●をAさんにくれたんだよ。
    等など。詳しく覚えていませんが、矯正するのに随分苦労しました。

    立ち位置把握のため、ドローンやってます。いいそうです。
    でもお嬢さん3年連続絵画でコンペティションに出品作品に選ばれるなんてすごいですよね~。
    げんちゃんも、絵画、いいものを持っているように思いますが、意識入らないときは、ひどいの一言。たま~に気持ち入ると、良いものを持ってる、兆しくらいは出るんですけどね。形にならないです。ピックアップされたことは皆無ですよ。
    絵もしっかり教えたいですが、良い指導者に出会えません。この子たちを教えられるのは、一流の指導者。
    ユーチューブですごい絵描きさんに出会いました。彼の基本を教える動画で、やろうかな~なんて、考えてますが、時間ないです。でも、絵は、絶対にやらせたいテーマではあります。
    2級英検すごいな~。自信をつけてあげることが、本人の推進力になる。げんちゃんも、そろそろそういう一面も出ているように思いますが、なんせ、内面がまだまだ、表に出てくる成果は、まだ少しあとなんだろうな、と思います。
    クラスで孤立、というのは、ちょっと親としては心配ですね。
    でも、学びの過程ですから、がんばってほしいですね。友達の表面的な数は問題ではなく、とにかく内面の充実です。

  4. natumikan_123 より:

    時系列がばらばら、記憶のすり替えが起こる、立ち位置が把握しにくい、発達あるあるですよね。よくわかります。

    順序立てて考えるとか、見通しを持つとか、段取り力など、そのへんの弱さが大きい子たちなのでしょうね。
    継時処理能力や同時処理能力も関係してそうです。
    第三者視点でとらえることも苦手ですね。
    そして自己完結しちゃいます。

    興味がないものへの理解する気持ちが皆無に近い気がします。ほんの少し興味が持てれば、とらえようとか理解しようという気持ちの動きが現れそうですが、そのほんの少しが外部からの働きかけではなかなか難しいのですよね。その子にかかってるようなところ、あるんじゃないかなと思います。
    そしてきっとその対象に意識を向けておらず、働いてないのでしょうね。

    うちもやっぱり、やり終わってないけど、後からやって終わるから、だから「やった。終わってる。」など平然と口にします。
    本人にとってはそれが事実で真実なところがタチ悪いなーと。自己を振り返させて、正しい認識をさせて…の繰り返しです。

    私たちも息切れしそうなところをだましだましでも、どうにか持ち直して、仕切り直しての繰り返しですね。

  5. glow-gen より:

    夏みかんさん
    ほんとにそうですね~。困った特徴がみんなある程度同じ、というのは、びっくりします。
    意識障害とくくれば理解できるのかもしれません
    自分が捉えてない、ということを捉えない!
    ここなんですよ。自分の世界観がおかしいと感じようとしないです。ことあるごとに君の認識はおかしいんだ、と、伝えたり感じたりするように仕向けて行かねばならない。そうやって、やっと、少しは、謙虚に人に尋ねてからこのことはやろう、なんて、殊勝なことを思ったりするのだと思います。
    放置すれば、自分がおかしいということを、認知せぬまま、その瞬間だけ、感情や情動で生きていくようなことになります。
    そこをよく理解して指導してもらえればいいのですが、単純に知的障害、頭が悪い、的なとらえかたをされると、甘やかされたり、常識感の補正をせぬままいって、一生世の中に出すのが危なっかしくなるのです。難儀な障害です。
    >だから「やった。終わってる。」など平然と口にします。
    というのも、まったく世間では通用しないのに、悪気もない、というのも、よくわかります。

    指導のポイントを、しっかりわかっている人は少ない、だから、どうしても、親がやるしかない。親自身も、彼らの認知に振り回される。こつこつやるしかないのですよね~。 2

  6. glow-gen より:

    Mさん
    バスに乗るのに、早めに行って、その前のバスを乗らずにスルーした、というのは、あるあるでしょうね~。
    早くいったのは、天候で遅れるのを懸念してのこと、とにかく、早めについたバスに乗ればいい。
    目的意識障害、と言い換えることもできる発達障害だと思います。げんちゃんでもありうると思います。

    文化祭の用意がわからすず、パニクっていたら、さぼっていたと思われた。
    これもよくわかる。げんちゃんも、フリーズしてました。中学のころよく。
    今は、あまり見に行かないのでわかりませんが、基本的にはかわっていないかな~。
    人に聞く、ということも、なかなかできません。自分ができていない、とか、どこを聞いたらいいのか、そこから不明なんでしょうね。
    しかし、そこを追及する思いを出せば、決してできないことではないのだと思います。思いの出し方がわからない、とか、げんちゃんみたいに、出せるようになったのに逃げるとか、ステージは色々だと思います。

    しかし、克服するためには、とにかく、目的をしっかりつかむぞ、という強い思いが大事です。きつくても、その思いを出し続けなくてはなりません。ドローンは、いいですよ。
    げんちゃんも、前向きな時は、自分から、気持ちのリセットするつもりでやっているようです。
    普通の人でも、相手との距離感とか、見込みとかが苦手な人がいます。そういう人でも、絵は結構描けたりする人もいます。しかし、描けなくても、そこはできる、という人は少ないような気がします。発達の方の場合。
    そういえば、山下清の絵は、ある時期からトレーニングをうけるまで、遠近がありません。知的障害の方には、発達君ほどではなくても、多少の意識障害がありますね。

  7. とんまま より:

    こんばんは。
    一月も終わろうとしていますね。
    もう卒業が迫ってきました。

    小松菜を分けるなんて、凄いですね。
    その先を考えている証拠ですよ。
    でも洗っていませんでしたか(;^_^A)
    持ち上げられて落とされる。
    あるあるですね。
    やっぱりちゃんと目的意識が持てたら、出来るのですよね。

    時制や使役関係はとんちゃんもダメです。(特に使役)

    よく、「日本語おかしいよ、言い直して」と言います。
    しどろもどろですよ。
    コメント欄にあったように、親戚関係も。
    今日なんてパパのお父さんが私の父になっていました…

    自分の立ち位置把握にドローンですよね。
    一年前用意したのですが、まだ早かったという状態でした。
    最近、また出してきました。
    すると、喰いつくじゃないですか。
    他の物には目もくれず、やり続けています。
    まだまだ自分の思ったように操ることはできません。
    一年前と違うのは、やりたい、楽しいという気持ちで取り組めているところです。
    (寝る時も枕元にまで持ってきています)
    ただの遊びになっては困るのですが。
    不器用すぎるので、コントローラーを持って操作ができないのではないかと思いましたが、何とかなっています。
    コントローラーと本体のセッティングも一度教えただけで覚えたので、驚きました。
    やる気があると、こうも違うのですね。
    自分自身をとらえて、少しは自分の立ち位置把握に効果が出てほしいものです。

    地震の事について、相手と会話ができるのも結構すごいと思いますよ。
    聞き手に回るという事は、きっかけは作ったけれど、その後は相手の応対だけということなんですか?
    話を作っていくのは、確かに高度ですから…
    意識がバリバリ出ていないと会話になりませんものね。

    とんちゃんも成長スピードがスローです。
    普段やることなすことも超スローですからね。
    意識をパリっといれて、てきぱきと動いてほしいものです。
    これが最近の一番の課題ですね。

  8. glow-gen より:

    とんままさん
    げんちゃんは、前回の中国語の試験、なんと96点をとったんですよ。
    確かに、タブレットに単語帳などを、作ってあげたし、初歩の基礎の簡単な試験でしょうが、中国語に興味のない私は、覚えられる気がまったくしませんでした。
    げんちゃんは、なぜか、中国語にはまったみたいで、一人でやって取った点なんです。結局、気持ちを入れるか入れないか。それだけで、雲泥の差がつくということなんですよね。
     発達障害の意識障害という表現は、状況をしっかりついている表現かどうかわかりませんが、言葉がないので、そういうしかないかな、と思います。
     ここを改善するには、自分が、今意識を入れていない、と言う現状を、自ら把握する必要があるんですよね。
    オンの時があるのなら、その時と、そうでない時の違いを、しっかり自分で把握させる。メタ認知出来た時が、まずは第一歩なんでしょうね~。

    げんちゃんは、最近、すこ~し、その差を感じているようです。ここまできて、やっとのことなんでしょうね。

    ドローンの進歩おめでとうございます。
    体の使い方が、ぎこちなくてかたい子たちなので、ドローンは、最初なかなか扱えないですよね。げんちゃんも、普通のおもちゃの飛行機とかからやりました。その前は、おもちゃのリモコンカー。

    ドローンは、三次元。意識の深みや奥行、感じ取るのにいいようですね。

    でも、とんちゃんも、興味を持てば、気持ちが入るのですね。本質は同じですね。

    会話力は、ほんとに今からです。
    でも、好きなことは、知ったかぶりでよくしゃべることもあります。そこが浅いですが・・

    すべて、やっと、スタートライン近くに来た、そんな感じのげんちゃんです。まだスタート切ってないですよ。なんつうか・・・笑

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