ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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スーパーに仕事の面接にいざ出陣!

面接に来た○○です、と言ってるのかな~?
写真をこっそり撮りました。ちょっとどきどき・・・

げんちゃんついに、面接に行ってきました。

まず、履歴書を書かせるのに半日かかりました。職歴もなし、高校卒業もしていないげんちゃんは、履歴書に書く項目など、ほとんどありません。
せいぜいい名前住所、生年月日、メルアド、電話、数行の学歴。それから、2ページ目のアピールや、応募動機など、数行。

それなのに、げんちゃんは半日かかりました。なんせ、字がぼろぼろです。アンダーラインにきれいに並べて字を書くのがなかなか難しく、線の上に、踊ったような文字が、線からはなれたり、大小さまざまだったり、とにかくバランスでたらめ。

最初は、空欄に、小学校低学年のような、でっかい文字を書き、ダメだしして、次は、横線も縦線も、平行とはいいがたい、めちゃくちゃな文字。
ほんと、それでも、書写に通いだして、丁寧に書くんだ、という意識を学んだだけましなんですからおそろしい。

何枚も書かせ、パソコンで、お手本を打ち出し、それを下に並べて書かせ、ふと気づけば、朝からはじめて、約束の3時、その一時間前にできました。
本人も、くたくた。私もくたくた。

まあ、でも、パブリックなところに出す書類というのは、てめえの字ではまったく太刀打ちできない、ということが肌で感じられただけよかったのかもしれません。来週が試験というのに、それどころではありません。

それから、ばたばた新調していた、チノパンとポロシャツを着て、革靴はいて、髪を整え、ひげをそり、眉をととのえて、いざ出陣です。
車の中で、もう一度挨拶の練習をして、シュミレーションします。

「げんちゃん、夏休みはいつまでですか?」
「えっと・・・」
あれほど言ったのに、まだ把握していない!!
「おまえな~、なんでそういうこと把握してないんだよ! いい加減にしろ!」
夏休みの始まりも終わりも、なんとなく。

普通の子なら、そういううっかりも、今月末から、8月いっぱい、なんて、数字をざっくりごまかす手段を使うでしょうが、げんちゃんは、ひたすら、日にちを言うことしか考えていないので、固まる!

挙句の果てに
「7月の中旬から・・・8月の・・・・」

「中旬はもうとっくに過ぎてるでしょ。あなた、まだ学校に行ってるんでしょ。来週からですとか言えないの?」
的確に、相手に説明する、ということがなかなか難しいげんちゃん。やれやれです。

でも、緊張しながらも、いやがらないのはげんちゃん。

指定された職員通用門のあたりまで見送って、私はそのスーパーで買い物しながら待ちました。

15分くらいしてげんちゃんはもどってきました。

なんか、すっきりした顔。どこか誇らしげ・・・こいつ、度胸だけはあるんかな~・・・

「げんちゃんどうだった?」
「夏休みのこととか聞かれなかったよ。」
「何聞かれたの?」
「どんな仕事をしたいですか?って聞かれた。」
「なんて答えたの?」
「ん~? 夏休みだけの短期の仕事をしたいです。って答えた。」
「向こうはなんて?」
「はい、そうですか。って・・・それから、アンケートみたいな紙を書かされた。答えられないところもあったから、そこは〇しなかったけど。」
なんか、面接は、10分くらいの短いもので、ぼろが出るほど、根ほり葉ほりは聞かれなかったらしい。

面接が終わったげんちゃんは、なんか、ちょっと大きく見える。不思議。
「おそうざいのところってどこかな。どんな仕事をするんだろう。」

ほう、人並みに気持ちが動いている様子。唐揚げをあげたり、さまざまな人がめいめいのことをしている、お惣菜売り場の中を、ガラス越しに覗きながら、ついでに、そこに並んだお惣菜を買うのにも、どこか普段と違う興味が出ている様子です。

「どう思った?今の自分で、社会に通用すると思う?」
「いや、しない。わかってるよ。もっとがんばらなくちゃ。」

「ところで働きたいの?採用されたいの?」
げんちゃんは、意外にも
「うん、やりたい!」
ときっぱり言います。なんか、やっぱり、不採用になったとしても、すごくいい経験だったと思います。

履歴書にしても何にしても、ほんとに時間がかかる。自分でやれるスタートは、色々切っているもがあるとはいえ、ほんとに人の何倍時間かかってるのよ!

しかし、叱咤激励しながら付き合うしかないですよね~。
不採用に決まってると思うけど、少し期待してしまいます~。仕事できたらいいいと思います。
当たって砕けろ・・・まさに、今回そんな感じだな。

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  1. とんまま より:

    げんちゃんの学校はまだ休みに入っていないのですね。
    公立ももっと学校に行って欲しいです…

    面接、とてもいい経験になりましたね。
    誇らしげなげんちゃんの姿、いいですね。
    階段を数段登った感じがしましたよ。
    お話を聞いている限り、今までのどんな取り組みよりも、1番効果があった気がします。
    (外野の私の意見ですので…)

    履歴書…
    そうですよね、そうなりますよね。
    わかります、わかります。
    やり取りを拝見して、うちもこうなると思い、ゾッとしました…

    仰る通り、このままではパブリックに出す書類が全く書けませんね。
    パソコン打ちする人も多いですが、手書きが完全になくなるわけじゃないですものね。
    学生である今、せいぜい自分のためのノート、テストで書くのは先生に読んでもらうということぐらい。
    とんちゃんも綺麗に書かねばならない必要性がないのですよね。

    やはり、3次元現実を突きつける取り組みが1番揺さぶられますね。
    帰りにお惣菜コーナーを見ようとする気持ち、どんな仕事なんだろうと考えること、とても素晴らしいですよ。
    私も嬉しくなりましたよ。
    私はとんちゃんに何を突きつけようかな。

  2. とんまま より:

    追伸:とりあえず第一関門突破ですね。ママさんもお疲れ様でした!
    1

  3. みかんママ より:

    私までドキドキしてしまいました。
    げんちゃん&ママさん、頑張りましたね!
    とてもいい社会勉強になってますね。
    勉強以上にこういった社会勉強のほうが大切な気がしますね。
    げんちゃんの成長、加速しそうですね。

  4. ゆうママ より:

    履歴書を書いて面接を受ける。結果にかかわらずとてもいい経験になりましたよね。面接後のげんちゃん、お惣菜売り場で働いてる人の様子を見たり、やりたいと言ったり、意識が入ってますね。いろんなことが結び付いたような印象を受けました。

  5. glow-gen より:

    とんままさん
    やれやれの履歴書でした。書写では青の万年筆を使うので、最後は、それを出してきて書かせてみたり。それで上手に書ければ、青でもしかたない、と思ったのですが、やはりだめ。最後ボールペンにかえて、なんとか、普通のへたくそな字になったので、ゴーにしました。
    それにしても、途中、げんちゃんの、
    「もういいやん。これで~。」
    と平気で妥協する姿、こいつの特徴ですよね~。びびって、必死に書くのではなく、いつでもなんでもどこかなめている。また、気持ちを入れる時速時間がまだまだ足りないので、半日履歴書きをしたら、ほんとに疲れた様子です。
    でもそんなんじゃだめですよね~。社会には出れないよ。
    とにかく戻ってきた時の顔がすごくよかった。あの顔めったに見れない。あの時の一瞬がずっと続けば、普通の子みたいですが、なんせ、すぐに抜く。
    まだまだ前途多難です。

  6. glow-gen より:

    Mさん
    夏休み膨大な宿題ですか~。なんかもし、げんちゃんが無理無理普通のタイプの学校に入れていたら、と思うとぞっとします。げんちゃん、宿題なんてやってるレベルにないですからね~。お嬢さんなんとかこなしているなんてすごいな~。
    そして、げんちゃんと違って繊細だから、大変ですね。げんちゃんの鈍感さを分けてあげたいですよ。
    だけど、英会話の先生に目をかけてもらって、心配してもらえて、よかったですね。
    そういう人の助けを呼び込むのも、やはり、ママのがんばりのせいで、前向きな雰囲気が周りに伝わるでしょうね。
    この子たちは、基本ピュアですから、一人では無理でも、まわりの助けがもらえる素直さがありますよね。そこは失わずいってほしいですね。
    げんちゃんの学校は宿題はあるのでしょうか。今のところは何も聞いてません。来週テストが終わって、少し出るのかもしれません。
    しかし、今までのささやかな提出物でも平気でスルーしていますから、ほんとにやばいですよ。
    1

  7. glow-gen より:

    みかんママさん
    ほんとどきどきです。でもドキドキする暇もないほど、履歴書で激怒し、車の中であきれ・・・ふりまわされまくりました。
    明日不採用か採用か連絡が来ることになっていました。
    応募が少なく採用になればいいな~と思います。もし採用でなくても、また冬休み、それを目標に叱咤激励することができるから、いい材料だと思います。
    お姉ちゃんが、冬、同じようなバイトしていたことがあって、(大学になってですが。)そういう短期バイトが結構あるのを知りました。

    向こうも、学生などをあてにしている仕事もあって、冬までもっと伸びたら、採用してもらえるかもしれません。げんちゃんは、とにかくなめてるので、そこを徹底的につぶさないとと思います。

  8. glow-gen より:

    ゆうママさん
    面接から戻ってきたしばらく、(1時間程度)は、過去最高にいい感じでした。しかし、それで私が機嫌よかったからか、疲れたからか、ふわっと抜いて、翌日朝はさんざんでした。
    フライパンかけっぱなしでトイレにこもっていたり、それも、その前の日、同じことをして叱られたばかりなのに・・・
    また、状況などおかまいなしに、自分のやりかたを通す、という傲慢さが炸裂でした。
    根底になめてる、と言う傲慢な性格があるので、びびってもすぐに、リセット・・・そのメンタルほしいよ。と思います。まあ、でもよい経験させていただきました。

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