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げんちゃんの、自由にほったらかし週間、といっても、中学生の一日はほんとにハードです。
げんちゃんは、学校で体育の時間にグランドを5周も走らされたそうで、帰ってくると、すでにくたくた。それでも、すぐに週一の野球に向かいました。
帰ってご飯を食べ終わったら、すでに9時前。げんちゃんの学習の処理スピードを考えれば、今日もほとんど何もできず、眠りにつくでしょう。
「自分でやらないとね。」
と呪文のように、げんちゃんは唱えますが、どこか目的意識がずれています。あまりに依頼心むき出しなので、もう一人でやりなさい!
と言われただけで、”一人でやる” ということが目的ではないはずです。しっかり学習して、やっている内容をしっかり理解し、活用できるようになる、ということが目的です。
でも、どうも、げんちゃんは、
「一人でやる、ということが目的になって、何をどのようにするべきか、なんてことはぜんぜん思い至らないようです。
「今日は、どういうスケジュールなの?」
と聞き、何を勉強したらいいかな、と遠くから少し声をかける。休み明け漢字テストをやったみたいだったから、そのやり直しを、自学ノートにやるのがいいんじゃない?
と振ってみます。
「げんちゃんは、何のために勉強するの?」
「え? できるようになるため・・・」
「だったら、漢字はどうやって練習するのがいいの?」
的からいつもはなれぎみの行動目的を、常に的に向かわせる行程がいるげんちゃん。
ちなみに、げんちゃんの漢字テストは、20点くらいしかとれていません。冬休みも、のんびりしていたので、5個にひとつあってれば立派なものなのかもしれません。
理科も、休み明けテストがあったようです。点数は、26点。光や、音、といった単元は、物理なので、ほんとに苦手です。
まあ、げんちゃんが、自力で、中学のテストを20点以上とれたら、立派なものと考えたほうがいいかもしれません。こっちがたいしてお膳立てしなかったら、10点以下しか取れる気はしません。0点でも、不思議はありません。問題の意味をとれるだけでも、すごいのかも・・・。
漢字のやり直しを、自学ノートにやっていたら、いつものように睡魔が襲ってきて、風呂に入るのがせいいっぱい。
私やK先生が、横について、必死でさせても、ぜんぜん間に合わないのに、げんちゃんの好きなペースで学習してると、ほんとに恐ろしい限りです。
でも、げんちゃんは、自分のペースでやろうとしています。結局これくらいのペースが、げんちゃん本来の学力なんでしょうね~。まさに、中学のペースは、オーバースペックなんでしょうね。
考えてみれば、よくやってるのかもしれませんね。
しかし、そもそも、スーパー努力をすることを前提としているところがあるので、つきあげる情熱をもって、学習にはまらなければ、ミラクルはおこらない。
また、何かのきっかけで、そういうミラクルが、おこりうるのも、この子たち。
私が見つめているものは、普通の障害児教育の発想とはぜんぜん違うんだと思います。
なんなんでしょう。S先生が、美しい音楽にスピリチュアルなものがぜんぜん入ってない、と言ってだめだししたのとは反対に、この子たちには、逆に美しい音楽ではなくても、決定的な神の力が宿っている、そういう逆説がある。
私は、どうも、現実を直視して、落ち着けば、またそこを見つめているんだよね~。げんちゃんに、どう戦略勝ちさせるのか。いっこうに、はかどらない自主学習を見ながらも、平気で違う次元を見つめる自分がいて、げんちゃんだけじゃなく、私も、かなり、おめでたいのかもな~と思ってしまいました。
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げんちゃん、自分でやらなきゃ!という気持ちを持って学習に取り組んでいるのですね。
確かに、こちらの意図とはズレていますが、そのヤル気はすごいと思います。あとは、どうしたら効率的に勉強出来るかをつかめば、いいですよね。げんちゃんは、ピアノも1人で練習していますし、意外と1人でやれるのかもしれませんね。
理科のテストの結果も、期末試験の理科33点とあまり変わらない点数を取れているわけですから、なんか感心してしまいました。自立に向かって順調に成長して行っているのでしょうね。
それこそミラクルですよね!
反抗期の意味は、今まで親と子供が上下の関係にあったのを、横の関係に結び直そうとすることだとも言われています。げんちゃんも、しっかり自立して行きたい!という気持ちが芽生えているのかもしれませんね。
横の関係に結び直したように見せかけて、上手く導いて行けば、順調に行きそうな気がします。
また、げんちゃんは、すでに絵や音楽でもミラクルを起こしてくれていて、本当に頼もしいお子さんだと思います。
目的からずれる…よくわかります。
やはりつなげて考えることが本当に苦手なんでしょうね。
ある事柄には原因があって、目的があって、その目的を達成するためにはどうしたらいいのか?という視点がなかなか育たないです。だからズレてしまうのでしょうね。ここを育てたくて、一生懸命説明するのですが、長い話が嫌いな子なので逆効果だったり…。本当に一筋縄ではいきません。
我が家も息子のペースを尊重する作戦しているところです。体裁を整える手助けを続けるよりも、完成度がさがっても、自分で考えて行動する経験をさせなくては将来困りますから。急がば回れ?でしょうか。やきもきしますが、私もいつかいろんなことがつながって、その時にはミラクルが起きるかもって思ってますよ〜笑
ロボママさん
ありがとうございます。
理科のテストは、よく見れば、2学期まででやったところで、26点とっていて、それ以降は、0点でした・・・笑
たぶん、前の貯金です。自分からやる、というのは、確かに、少しあるのですよね。そのほんの少しのきざしが、どう進化するか、そこにかかっているように思います。広がりのない、一点で止まれば、ほんとに困ったことになります。
絵や音楽は、確かにミラクルです。なんせ、げんちゃんは、ほんとに重症の意識障害だったので、自分から能動的に、形になることにチャレンジしているということは、すごいことなんですよね。
色々すすんでくるごとに、げんちゃんの手強さをひしひしと感じています。意識レベルで、ほんとにひどい子だったんだな、と感じます。
S先生の幾人かのクライアントさんの中で、げんちゃんはとても手強い、・・・とS先生に言われるのですが、たしかに、このステージ、手強いな・・・と、ため息が漏れそうです。
ここで、足踏みすれば、大きくさらに、学習は遅れ、なんとか、それなりに、やっていた中学生活も、ステップダウン・・・さすがの私も、深刻です・・・
ロボママさんの言って下さってるような、良い方向にいけば、ほんとにうれしいのですが・・・ 1
ゆうママさん
発達障害とは意識の障害、と、思うのに加え、症状としては、目的意識がつかめない。とも思います。
目的をピンポイントでとらえられないので、常に、ずれています。
なぜ目的を考えて、的確に動けないのだろう・・・ほんとに日々ストレスです。
好きなことだけは、意識のスイッチをぱっとオンにして、そうでなければ、平気でオフにする。
はたからは、それは、自己中の何ものでもないのですが、本人はわからないようです。
中学、自覚ができなければ、ほんとに、げんちゃんは、大変なところに落ちていくと感じています。この子たちは落ちていけば、とんでもないところに行ってしまいます。
なんとか、自分でだいじなものをつかんでほしいです。
ここばかりは、親がしてやることもできません。
周りの環境をととのえ、待つしかない。
なかなかしんどいですよね~。
もう祈るばかりです。
げんちゃんママさま
ご無沙汰しています。
娘さん、成人式だったのですね。おめでとうございます。親御さんにとってはきっと感慨深い1日だったのでしょうね~。
わが娘はその頃どんな風になっているのか。。。😅
げんちゃんママさんから教えていただいたS先生の「気にしないでさらっと流す。困ったことは先生に言う」というスタンスでなんとか3年生2学期を終えました。
やっぱりなかなか友達は出来ないですね~。それをさみしがる子なので、あまりこだわらないように親としては平気の平助を装いつつ、心がキュンとすることもあります。
学校の勉強についていける事が本人のやる気も引き出すようなので、せっせと授業の振り返りを頑張りたいと思っています。
あとはピアノにハマってくれたら、いうことないんですが。。。自分から弾き始める事は皆無です😵💦げんちゃんのようにクラシックにハマってくれたら私としては万々歳ですが、なかなか思う通りにはいかないです。
そうそう、ドローンは無理でしたが、娘はスプラトゥーンというゲームが少しだけ出来るようになりました。360°空間把握?っぽい要素があり、最初は全くどこ向いてるか分からなかったのですが、ちょっと遊べるようになりました。
今のところゲームにハマり過ぎない様子なので時間を決めて見守っていきたいと思います。
返信ありがとうございます。
そうですかぁ。以前、教えてもらったことで、点数を取っていたんですね。自力で20点越えたのは、すごいなぁと勘違いしてしまいました。
げんちゃんは、色々な部分で伸びていますし、学力だって伸びているはずなんですが、取り組みにアップダウンがあるのがもったいないですよね。
roboもそうなんですが、実行機能にまだ課題があるので、げんちゃんも今のところ、K先生やママさんパパさんに手伝ってもらわなければ、勉強はなかなか進まないですよね。
意識がかなり入っている時とそうではない時の差が大きい点も課題ですし、あとは、やっぱり自分はまだまだ大人に手伝ってもらって勉強する段階だという認識がしっかり持てるようにする必要もありますね。
勉強で追い込み過ぎないようにしながら、コンスタントに意識レベルを保てるようにすることと、教えてもらったり、手伝ってもらえば、こんなに出来るようになるんだ、ということを実感させて上げる演出が出来るといいですね。
roboには、今のところ小テスト対策だけは、本人にまかせています。小テストで点数が悪いとペナルティが課されるので、それが嫌で少しはがんばっています。
やはり、学習面は慎重に本人に任せる部分を増やして行った方がいいと私は思っています。いきなり全てを任せても、その範囲の勉強に穴が開くだけで、何の教訓も得られないからです。
1人でやらないのではなく、1人では出来ないからです。好きなことや興味のあること以外はなかなかやれませんよね。
げんちゃんは、一般級に転籍したいという気持ちは、まだ、あるのですよね。体育で批判されたりしたから、その気持ちがしぼんでしまったわけではないですよね。
ハナちゃんママさん
コメントありがとうございます。3年生のとき、げんちゃんは、ほんとにまだまだひどい状態だったな~と思い出します。
文化祭のコーラスの練習も、ちょっと妨害ムードだったし、友達からうとまれる行動が多かったです。よく、お友達のお母さんにあやまりの電話かけてましたしね。
できるだけ支援クラスにおいといてくれ~・・・と頼んでました。
算数も、まだ20までの計算に四苦八苦していたし・・・なかなかきつい時期ですよね~。
お友達がほしい、というのは、げんちゃんからすると、うらやましい気持ちの発露ですね。げんちゃん、自分が何を希望する、とかもなかったような。
でも、支援のあるお子さんにしつこくつきまとっていたけれど。お友達は、自己が確率して、自分のことがわかってくると、できてくると思います。だから、あせらなくてもいいのですが、本人が、ほしがって、さびしがるのを見るのはつらいですよね。
空間認知、ひたすら空間認知、・・・Sさんによると、そんな感じです。ゲームと並行して、ジャングルジムとかいいですが・・・ないですよね~。最近。げんちゃんは、今度、きらいなジェットコースターに乗せられます。 1
ロボママさん
いつもアドバイスしてくださってありがとうございます。
げんちゃん、昨日は、一人で、自主学習ノート2ページ埋めたようです。私は帰りが夜中だったので、ほんとに、一人で全部すすめたようです。内容は、ぎっちり書いていた物の、理科の問題まで、一字一句写したり、効率の悪い物で、これで、わからないところが、ちゃんと理解できるまでになるのか・・・という代物でしたが、ほっておいたら、下に落ちるのではなく、がんばったことはよかったです。
さあ、ここから、どう、中身のある学習を自分ができるようになるか・・・というとこですよね。おっしゃるように、まだ、私たちのアドバイスはかかせないのですが・・
そこで、ここは、パパに登場してもらって、少し離れた位置から、勉強のアドバイスをしてもらおうかな、と思っています。私が入ると、今までと同じスタイルになるので、ここは、パパを使うのがいいかな、と。
ロボ君でさえ、まだ、ママの下で学習しているのですね~。普通のお子さんが、自分で計画して段取りしてやるのは、みごとなものですね。
普通クラスに所属したい、という思いがあるからこそ、一人でやったんじゃないでしょうかね。テレビも見てたみたいですが、科学番組だったようです。なかなかインテリ気質もあるのかな~・・・まあ、昨日は、色いろ、新しいげんちゃんが見られましたよ~。意識は、しっかり入れていたように感じました。このこころみは、なかなかよかったようです。