> げんちゃんほったらかし週間3日目・・・
私は、用事で夜中に帰ることになりました。げんちゃんは、あいかわらず、朝まったく起きません。起きてもぼ~っとしてなかなか動かず、あきれ果てるばかり。ここもほっとこうと思うけれど、さすがに、声をかけて、少し急がせました。でも、きっと遅刻だろうな~・・・もう、毎日毎日朝のこのバトルは疲れ果てます。
夕方、おばあちゃんから電話がかかってきました。
「今日は、げんちゃん、K先生の所に行かなくていいの?」
朝出がけに、私は、げんちゃんに、
「もし、K先生に勉強見てもらいたいんだったら、自分でお願いしなさい。やる気ないんだったら、行ってもしょうがないから。」
とすげなく言っていました。果たして、げんちゃんはK先生のところに行くのかな~。おばあちゃんによると、げんちゃんは、帰ってきて、くつろいでテレビを見ている様子。K先生のところに行く気配はないようです。(ちょっとがっかり。)
さて、夜になって、私が帰ると、げんちゃんはもう寝てました。気になって、自主学習ノートを見てみたら、宿題の2ページはぎっちり埋まっていました。ほう! 自分でやったんだ・・・内容は、理科と英語と漢字。
理科にいたっては、前の日にやったドリルの間違った問題をちくいち全部写して、回答と解説を写し書きしています。理解できているとは思えないけれど、とにかく、びっちり写しているのは、意識レベルとしては高かったかも。漢字も、小さな字でぎっちり。英語は単語をぎっちり。
う~ん。内容は間違っていたりしてるし、どこをやるべきか配慮したり、覚えるための工夫ををしながら書く、といった戦略があるとは思えないけれど、とにかく、自分で何とかノートを埋めたことは認めよう。しかも、いつものノートより、ぎっちり感たっぷり。
そもそも、ノートのレイアウトとか考えてないのが、逆に一生懸命感を醸し出したもよう。
自分で勉強するイコール、チャレンジタッチを、浅~く、タッチするだけ、とか、な~んも考えず、くもんの簡単なプリントをちゃちゃちゃっと、適当に埋める、的なことしかしなかったげんちゃんが、たった一人で、大学ノートびっちり、しかも3教科やる、なんて、やっぱり、初のことではないですか。
翌日パパに聞くと、げんちゃんは、おばあちゃんのところにある、自分の机(ほとんど使われてなかった)を、かたづけ、(まあ、上のものを下においた、くらいじゃないかと思うけど)、げんちゃんは、勉強していたらしい。
自宅に帰ってきたら、しばらくテレビを見ていたけれど、パパが、
「もう勉強しなくていいの?」
なんて、遠くから声をかけたら、また、勉強し始めたらしいです。
よくわからないけれど、ほったらかされる、ということに、どこかあせりを感じている、というより、なんか、一人でやることにちょっと喜びでも見いだしたのかな~・・・・
このまま、勝手にやらせていても、テストの点数が上がるような成果はなさそうだけど、勉強をするために、最も必要な、なぜ、こうなるのかな? とか、どういう風にやればいいのかな?、とか、どうして間違ったのかな? とかいう、げんちゃんにもっともかけている、”意識を作る原動力”が、ふいに、突然、なんかのきっかけで、生まれてくることもありうるのかな~。
そんな意外性が、ひそんでいる臭いがします。
今のところ、まだまだそこまで行かず、スタイルだけを追求しているようですし、意外な副産物も、そうそう簡単に生まれるほど甘くはない感じはしますが・・・。。
でも、トップダウンでやっても、どうしても働いてこない、一番肝心なところが、動けばほんとにうれしいです。
とはいえ、何かが生まれるにしても、相当な時間がいりそうです!
たまたま回路がつながるまで、このままほっといて、じっと待つのも、あまりに効率が悪い感じがしますよね~。
そうだ、ここはパパに、かなり離れたポジションから、勉強のしかたや、やりかたの修正を、アドバイスしてもらうのがいいかもな~・・・パパは、今までぜんぜんかかわってこなかったので、隣のお兄さん的な位置にいて、げんちゃんの自立スタイルを乱さず、少し修正ができるかもしれませんね~・・・
まだまだ模様眺めです。。
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げんちゃんは、本当に真面目で頑張り屋さんですね。長時間集中して勉強に取り組めたんですね。
自分で勉強を進めたい!という意思があるんですね。まさに自我の芽生えだと思います。この意思をうまく使って、学力向上につなげたいですね。
ただ、やり方を失敗すると、公文の時の状態になってしまう可能性もありますから、かなりの注意が必要だと思います。
漢字と英単語の練習が覚えるためのものであったり、理科の解説を写すことが、間違った理由を理解するためのものであったりするようになって行くのが理想的ですよね。
そうでなければ、目的が学ぶということよりも、字を書くという方に行ってしまうと思います。そして、写すだけの方が楽ですから、「K先生のところは辞める!勉強は自分でやる!」と言うようになり、生産性がガクッと落ちてしまうかもしれません。
家での学習は、パパのアドバイスのもと自力でやるにしても、まだ学習内容を理解するという点においては、K先生のご指導が必要だと思います。
と言っても、もうげんちゃんにアップダウンのやり方は合わないということは確かだと思います。せっかくのヤル気を生かしながら、学力が身に付いて行く方向に進んで行けるといいですね。
roboも今はトップダウンのやり方は嫌がります。解説は聞きますが、取り組むのは1人でやりたがります。「ここからは、僕1人でやりたい!1人でやらせて!」と言われます。そう言うようになってから、意識レベルが下がりにくくなりました。
げんちゃんもステップアップのチャンスかもしれませんね❗️
ロボママさん
ほんとに、中学になってくると、集大成みたいなことが始まってきますよね。そもそも思春期とはそういうことなのかもしれませんが・・・
心で感じ取ることが、少しずれている子なので、うまくもっていくのはほんとに大変です。
S先生は、土台ができるのは、18さいまで。それまでに、なんとか形にしなくては、あとは、それ以上のエネルギーがいる、と、口癖のように言います。
自立までの階段を、親子とも、必死で上らねば、って感じですよ~。
学習は、アドバイスをしてもらいながら、主体性をもってやるのがいいんだ、ということを、どこで感じ取って、意識改革できるか、まだまだ見守り中です。
時間がかかっても、自分で気付いて獲得していったことは、定着します。トップダウンで、ただ教えられたことは、なかなか実感がともないません。
ただ、気付いて獲得、というのが、この子たちは、でたとこ勝負みたいなところがあって、かけみたいな要素があるので困るのですよね。
そこで、上手に声かけ・・というのが大切になってきますし、こっちの演出もいるわけです。
なかなか大変です。でも、乗り越えられれば、また新しいステージです。 1
げんちゃん、宿題(自主学習ノート)だけはやらなくちゃという意識があって、そこは何とかやっているようですね。
でも、ちゃんと間違えた問題をセレクトしているじゃないですか。
それだけでも、意識はちゃんと向いていた証拠ですよね。
(欲を言えば色々ありますが…)
この子達に意識を作る原動力、本当に欠けていますね。喉から手が出るほど、欲しいです。
とんちゃんに正誤判断する問題で、なぜそう判断したのか?と聞いてもはっきり答えられません。
問題を解いても、げんママさんがおっしゃるような目的意識がなく、ただこなしているだけになっています。
学習だけでなく、行動も的外れですよね。
本当に同感ですよ。
日曜日、私が留守だったので、パパに宿題を頼んで出かけました。
帰宅すると、「お前があれこれヒント出したり言い過ぎ。とんちゃんヒントを待っている」と。
いやーー、わかっちゃいますが、毎日決められた時間内にこなさなければならず、終わらないなぁと思うと、つい。
→それこそ、こなしている状態ですが
一人でも頑張って何とかやっていたよ。
数直線の問題で「あ、わかった!」ってひらめく瞬間があったと。
「もっと放っておいた方がいい、自分で考えなくなる」と小言を言われました。
旦那の言い分はもっともです。
しかし、とんちゃん任せにすると、効率が悪すぎまして…
途中で遊びが始まっていたり…
つい、口出し手出ししちゃうんですよね。
昨日、学童で宿題をせず遊びほうけ。
帰宅し、習い事の前に慌てて宿題(たまたま少量だったので終了)
食事準備中に塾の宿題を済ませるよう言うが、遊んでいる。
これはこの日中にやらないとだめなものです。
食事も済み、訪問マッサージも終えたら20:30。
目標就寝時間まであと1時間。
Wiiもやりたい。けれど、時間がない。
ちょうど帰宅したパパは「21:30までに塾の宿題+お風呂」が終われば、ちょっとやってもいいよと言いました。
とんちゃん俄然やる気を出し、「21:10までに塾の宿題終わらせる」と言って頑張りましたが、終了が21:20。
(自分で終了時間を決めてやるなんて、初めてです!)
その時点でまだお風呂にも入っていない。
慌ててお風呂に入りましたが、出たら21:45。
とんちゃんはやりたくて色々言っていました(まだ21:30じゃないとか何とか)が、パパも私も21:30過ぎているの一点張りで拒否。
結局、諦めさせました。
「遊びほうけて何もせず、結局後で慌てる。好きなことも出来なかったね。明日からどうしたらいいのかな?」と話をしました。
さて、今日は帰宅後、どういう行動をするのか?見ものです。
本人もわかっちゃいるが、そこまで意識管理できないし、今までどうにかなっていたから、今回もどうにかなるかも??と思っていたかもしれません。
私もげんちゃん程ではないですが、離れて様子を見る事が必要です。
捗らなく、イライラしそうです。
3年生で扱うことは、それこそ、オーバースペックです。
やっぱり3歳児だもんなぁ。
※文字数の件、すみません。
表示されなくなっちゃうのですね。気をつけますね。
放っておくところとサポートした方がいいところの塩梅が難しいですよね。私たち母親はこれまでの習慣からどうしても手出し口出ししすぎてしまう気がします。思いのほかできてる部分もあったりして。一方こんなこともまだできないの?と感じるところもあります。そしてなぜか、できてないところばかりクローズアップされてしまいませんか?
娘のセンター試験があって、流石に気持ちも落ち着かず息子のことは放ったらかしでした。
さてその間の息子…微妙な感じでしたね〜。
とにかくすべての課題を先延ばし。
よくやくやり始めたと思ったら、わからない問題になると嫌になってやめてしまう。
今まで、わからない問題があると、私は気がそれないようにすぐにヒントを出したり誘導していたのですが、これは本当に本人のためになってるのかわからなくなってきました。この部分が改善しないと、この先ずーーーっと親の介入が必要になるのではないかと。もうそれは御免被りたいです。
私は少しずつ手を引いて、息子自身がこれは「やばい」と感じてスイッチがはいればいいですが、そうでなければ仕方ないなぁと思うようになりました。
というのも、私の同級生が大病にかかったり、他界したりしたからです。私がそうなったらサポートなんてできませんから。
もちろん本人のやる気があれば最大限のサポートはしますが、そうでなければ自分の人生を引き受けるのは自分しかないですもんね。
「学校の成績」というわかりやすい指標(これが生きる力につながる子もいます)よりも息子につけたい力を考えたいなぁと思うこの頃です。
げんちゃん家も同じだと思いますが、娘と息子両極端な子育てをしています。正直しんどいです。
とんままさん
とんちゃんの年齢を考えると、宿題を自分でしようとするだけでもすごいな~と思います。
げんちゃんは、小学校の4年生でも、まだまだぜんぜんでした。6年生でくもんをやって、小さなプリントを、なんとか自分でやる・・・それがとても印象的でしたからね~・・・
S先生にいろいろ指導してもらうようになって、意識のレベルで見ると、今どういう対応をすべきなのか、ということを考えるようになりました。
げんちゃんなどは、考えさせようとしても、意識を入れられない時もあって、やればやるほど、どつぼにはまることもあります。
何十回もやったことが、まったく出てこないどころか、それより、どんどんレベルを落としても、さらに迷走する・・・・そんなときは、もうヒントどころか、調教レベルにしなければならなかったり、やめた方がいい、そういうこともあります。
今は、かなり、かわってきていますが、それでも、この意識障害に付き合うには、ほんとに精神力がいりますよね。
普通の知的障害の方が、ずっと教えやすいな、と思います。考えようとするけれど、なかなか思うようにわからない、それに対して、発達障害は、そもそもとらえようとすることをしない。
これは、ほんとに手の打ちようがありませんよね~。困難をきわめます。精神疾患ととても類似しています。発達障害の大人に、精神科疾患の病名がつきやすいのもわかります。
げんちゃんを育ててみて、発達障害が、そんなに甘くない、ということを感じます。
意識を自分で入れようと意識して入れる・・・それができてきたら、能力はぐんと上がっていくと思うのですけどね。
一つ一つ、ステージを上げていくしかないですよね~。
とんままさん
時間の感覚も、げんちゃんは、ほんとにありません。ほんとここんとこ、力を入れて、そこに圧をかけていますが、5分と30分の違いも、感覚的にわかっていないと思います。
毎日学校に遅刻しそうになっているくせに、何時に学校についたの?と聞いても、いまだにわかりませんよ。
腕時計をつけていても、まるでかざりです。
たとえば、10時に寝る、なら、10時という時間だけわかるようですが、それに向けて、今何時だから、急ぐのかどうか・・・みたいなことは、さっぱりですよ。
S先生に言わせると、同様に、お金の感覚もおかしいです。最近は、自分で買い物をさせることもあるので、ほんとに、あぜんとする行動が見られて、恐ろしくなります。
社会に出る、という観点で見ると、げんちゃんは、まだまだ話になりません。
もう何ステージものりこえなければなりませんよ~。
Kさん
コメントありがとうございます。良い先生との出会いがあったのですね~。ほんとにすばらしいことですよね。
げんちゃんも、結局、たくさんの方々との出会いで、すべてのステージを乗り越えてきましたものね~。
茶話会の案内ありがとうございます。ちょっとかなり遠いので、都合がつけられないかもですが・・・とりあえず、近くに住んでいる友達がいるので、声かけてみますね。
この子たちは、声かけ一つでずいぶんかわりますよね。ほんとに、
今、げんちゃんは、激動のステージだと思います。お子さんは、同じ年とのこと、この年齢にくると、発達障害は、ほんとに、大きいステージを迎えてくるように感じてます。
見守る・・・というのは、よく言われることですが、ここはひいてはいけない、と言うときもあるし、見守っているふりをするけど、しっかり干渉している、ということもありますよね~。
この匙加減、学び中です。S先生がいなかったら、こステージ、ほんとに苦しいものになっていたと思いますね~・・・神様は、人生に出会いというものを、常にそなえていらっしゃるんですね。このコメント欄での出会いも、まさにそうです。ありがとうございます。
ゆうママさん
お姉ちゃん、センターだったんですね~。お疲れさまでした。私も、昨年娘を大学に入れましたが、ほんと、げんちゃんのおかげで、姉はほったらかし・・・志望大学に合格したのは、神様の哀れみ・・・と私は思っているんですよ~。泣
我が家は、げんちゃんにお金がかかりすぎて、私立は絶対無理だな・・・と思っていたので。感謝感謝でした。ゆうママさんとこのお姉ちゃん、ぜひ通ってほしいです。
さて、まさに、ステージうちも同じです。
今、げんちゃんは、昔より、ずっと意識が出てきています。その意識を、得意な”逃げる” と言う方向にもっていこうとするところを、徹底的に矯められておりますよ。
S先生と、数日研修をしたのですが、そのあと彼は、ちょっとかわって、意識がさらに出てきました。それで、そこからは、がんがん、わがまま、逃げる、を、こてんぱんやられています。
いつもきびしめの私が、ここまでしていいのか~・・・と感心するくらいです。その前のステージは、圧をかけすぎない、と注意されていたのに、このステージは、少しの逃げ道もゆるさない・・・
この子たちは、ただ、見守る、というのでもなく、ただ圧をかける、というのでもなく、心の状態をしっかりみきわめて、的確なことをやらなければならないのでしょうね。
母親は、ほんとに大変です。自分でできることばかりではないので、あるときは、先生をかえたり、環境を変えたり、ほんと試行錯誤ですよね~。
でも、自立をさせる、ということに向かって、まだまだ乗り越えないといけないステージが何段階もありますよ。大変なこっちゃ! と思います。
ゆうママさん
お子さんも、げんちゃんも、超恵まれているんですよね。
げんちゃんに至っては、感謝、という感覚さえ、よくわかっていないように感じます。
図太いので、めんどくさいことには、意識をうごかさず、かかわらない、ということで逃げますし、言い訳だけは、山のように作っているようです。饒舌じゃないくせに、言い訳だけは、するっと出ますよ。
逃げる、好き勝手する・・・そして案外、高慢なげんちゃん。相手を見て、態度をかえて、下に見ると、態度を変えてます。それは、普通の子のそれとは違って、自分を高く見せたい、という単純な理由みたいですけどね。
とにかく、頭を正攻法に使うのではなく、へんなとこだけに使っているので、そこをなおす!
成功すれば、ずいぶん、上にいけるのですけどね~。なかなかしんどい戦いです。