ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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発達障害の思春期を乗り越えるには・・・

  > げんちゃんは、今日二泊三日の宿泊研修に出かけました。出かけるまでに、先週末から、色いろドラマがありました。

先週末げんちゃんは、持って帰るべき宿泊のしおりを持って帰りませんでした。週末に荷物の用意をする、と予定表にあって、しおりを持って帰る、と書いてあったのですが、いつものことながらできませんでした。
しかも、週末の宿題プリントも、持ち帰るのを忘れています。

あいかわらず、いっちょ前の態度で私に向かってくるげんちゃんに対して、自分がいかに普通とずれているか、わからせるのには良い機会だ、と思いました。
「げんちゃん、来週は何があるの?」
「はあ?」
宿泊研修という答えを導くのに、数回質問を重ねる必要がありました。それほど、げんちゃんの中には来週の予定もだんどりもありません。
「そう、宿泊研修だよね。・・・じゃあ、週末は何をしないといけないの?」

また数回の質問をかさねて、”研修の用意”、という回答が出てくると、そこからしおりを忘れた、ということにつなげていきます。

「しかも、週末はいつも何をするの?」

さらに、週末課題プリントを忘れている、というところも、すぐには気づけません。そういうことを、自分の失敗として認識するためには、いまだに、いくつかの質問を用意する必要があります。
やっと、その二つのペナルティーに気づけたげんちゃんは、今度は、
「あ~、はいはい。忘れてるね。」
とふてぶてしく言います。

「じゃあ、どうするの?」
と私。
「取りに行けばいいんでしょ!」
げんちゃんは、なかなか態度を変えません。私は、彼を追い込むために、質問を続けていきます。

「ふ~ん、取りに行くの? じゃあ、いつ取りに行くの?」
「取りに行ける日だよ・・・」

何の具体性もないげんちゃん。だんだん勢いが失速していきます。。
「取りに行ける日っていつなの?」
「はあ?」
もちろん、何も考えていません。

私はすかさず静かに言います。

「あのさ。普通の子はね、来週宿泊研修があるな、って考えて、それなら、しおりがいるな。って気づくわけ。週末プリントももらってなかったら、あれ?毎週宿題が出るけど、どうなってるの?って思う。とにかく、いつも、次は何する?来週は何がある? って、普通クラスの子ども達は、自分の心に質問しながら生きているのよ。そういう風にするから、いろんなことに気付けるんだよ。

 でもね、げんちゃんは、まったくそういうことができてないでしょ。」

げんちゃんは完全失速しておとなしくなってます。

「だから、支援クラスにいるわけなの。げんちゃんは。わかる?
あなたは、普通の子たちとは、相当ずれてるの。それはわかる?」

「・・・・・」

「このずれているところを直さないと、げんちゃんは、普通の人たちと同じところで働いたり、社会で活躍したり、できないよ。
今、ずれているげんちゃんが、普通クラスで勉強できているのはなぜだかわかる?」

「・・・・・」
「そう。お母さんや、先生方が、みんなで手伝ってくれているからです!」

「あ・・・うん。」

「じゃあ、その手伝ってくれている人、お母さんに対して、生意気な態度をとったり、私の言うことを無視したりすることは、どういうことかしら?」

「・・・・あ~・・・・・よく・・ないね・・・」

げんちゃんの意識がこっちに寄り添ってくるのがわかります。

ちょうど、土曜日に、ユリ先生が、
「げんちゃん、2学期普通クラスはどう? ついていけてるの?」

みたいな質問をしたときに、
「ま~。そうだね。僕は、靴がそろえられるようになったからね・・・」

みたいなことを言ったそうです。確かに、げんちゃんは、最近、くつをそろえることを、意識しはじめて、やろうと決心したらしく、毎回そろえるようになりました。しかし、そういう努力は、1000上っていかなけりゃいけない階段の数段にすぎません。

ユリ先生は、それに対して、
「それだけできても、普通クラスには行けないよ。」ということを教え、彼の認識のずれを修正するようにお話したようです。

その話からも、げんちゃんの自分の立ち位置の誤認がよくわかります。

げんちゃんの横柄さは、自分の立ち位置が、普通の子より、ちょっとだけ下、もしくは、けっこう同じ、と思っていることに由来するのだということがわかりました。まだまだずっと下にいるのに、どうも認識していないようです。

日曜日に、しおりや宿題プリントを学校に取りに行きましたが、(小学校はぜったい開いてなかったけど、中学校は、誰か先生がいますよね~。中学がブラック企業というのはよくわかる。)その時も、段取りなんて上の空、車に乗ったら、好きなモーッツアルトのCDをかけることだけに気持ちがいって、今から何しに行こうとしているのか、ついたらどうするのか、とか、シュミレーションすることなど、考えもしない、という感じです。

また、そこをせっついて、彼のずれを指摘します・・・・げんちゃんは、めずらしくしゅんとなって、CDを消しました。

この週末のできごとは、けっこう手応えを感じました。げんちゃんは、意識が出てきて、まずは、感情という外側の意識がどかんと動き、この2週間私は、ほんとに手を焼いたんだな、と思いました。それが炸裂したら、今度は、自覚する、っていうコアな意識が動き始める。Sさんによればそうらしいです。

 そのためには、やはり、自分の立ち位置をしっかり把握する必要があるのだと思います。

現状を、きれい事抜きに、ちゃんと把握することこそ、思春期超難しい発達障害の子ども達が必要とすることなんじゃないかな、と、改めて思います。
現状をしっかりつかんで、その先に希望を与え、努力することの意味を教え、まわりに感謝するということまで引き上げる・・・・・

ほんの少し、階段を上ったように感じた週末でした。さて、研修旅行から帰ったげんちゃんはどうなっているのでしょう。

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  1. みかんママ より:

    げんちゃん、いい兆しが見えてきたんですね!
    宿泊研修から帰ってきたあとの変化も楽しみですね〜

  2. robo_223 より:

    こんな風にチャンスを生かして、本人が課題を実感できるように、教えられるのが理想ですよね。そして、おそらくおっしゃったと思いますが、「前半の態度は良くなかったけれど、後半の態度は良かったよ。よく頭を使えていたよ。」ということを伝えて、より正しい態度がどのようなものなのかというインパクトが与えられるとパーフェクトですね。

    今までは、げんちゃんにこれほどの理解力も意識もなかったので、教えられなかったけれど、これからは、こういった論理的に理解するということを積み重ねて行けそうですね。

    また、自分の立ち位置を理解させるということは、私も最重要事項だと思います。

    でも、本人に立ち位置を理解させようと思ったら、まずは、教える親の方が子供の立ち位置をしっかり把握しなければなりません。実はこれの方が難しい場合が多くて、時間が掛かる場合があります。

    我が子の課題より一般のお子さんと同じ部分を少しでも見出だそうとして、正確な把握を避け「少し頑張れば、健常な子と同じように出来るのではないか。」と親の方が思っていたりするわけです。

    昨日、電話で近況報告して下さったママさんのお子さんは、まれに見る精神性の高い中2の男の子です。知能指数80代という条件の中、スポーツをチームの戦力として本格的に頑張りながら、成績は4と3しかないとう状況です。

    小学2年生までは、個別級さえ不登校で、甘えん坊のわがまま状態でしたので、僭越ながら、私が全面介入させていただきました。転籍をお勧めし、今は一般級です。その時点では、ママさんが持つ息子さんの立ち位置の把握は大変甘いものでした。

    しかし、早くから意識がしっかり出ている子だったので、効果が出やすくて、小学校の低学年までは、勉強も強烈に嫌がっていましたが、高学年には進んで学ぶようになりました。

    今は一言も親が勉強をしなさい!と言わなくても、歯をくいしばって頑張っているそうです。週5で塾に通って学んでいます。勉強している時は時々悔し涙を流し、「学校の授業を聞くだけで、勉強が理解できる人がいるのに、僕はどうしてこんな頭に生まれたんだろう。」と言いながらも、一歩も引かず、寝る間も惜しんで勉強しているそうです。

  3. robo_223 より:

    彼は人格的に優れているので、友達からの信頼もあつく、イケメンなので、女の子からも人気があります。

    ママさんも、彼は自分が会った中で、最もいい男だという大絶賛ぶりですよ。能力じゃないです。精神世界が素晴らしいのです。

  4. glow-gen より:

    みかんママ
    そうですね~。階段を少しは上がって帰ってくるでしょうか。
    先生によると、小学校のように、げんちゃんだけにかかわっているわけにはいかないので、自分でやらなければいけないことだらけ・・・だそうです。
    きらいな子の隣だったようだし。バスは・・・・ちょっとどきどきです。

  5. glow-gen より:

    ロボママさん
    ほんとそうですね~。お母さんが思春期にはいると、その子への指導の目標をちょっと変える必要があるんじゃないか、と思います。
    なんとなく、できないところを指導しているだけではいきづまりますね。
    普通の子に追いついてきた、というようなことばかり見ていると、その子自身も自分が普通であるかのように錯覚し、自分ががんばらないといけない部分が見えなくなります。
    支援クラスのお友達のお子さんで、思春期に向かい、すでに暴走をはじめた子がいますが、お母さんは、今までのやりかたをかえてなくて、危ないな~と思いました。

    障害があろうがなかろうが、人としてちゃんと生きていく、というところをしっかり目標に据えてないと、障害児だからしょうがない、とわがままの部分を野放しにしてしまったり、勉強だけまわりと同じようにやっていれば、なんとなかなるかな・・・という曖昧な基準になってしまって、人間のエゴや、わがままが炸裂していく、ということになってしまいます。

    まずは、カミングアウトなんて、基本の基本・・・・悩んでいる暇などない、と思うのですが、テレビで、カミングアウトどうする、という番組をやっていたので、おや、そんなこと論議する余地もないこと、と思いました。

    自分の特性を正しく知ることは、戦略の基礎だと思います。普通の子でもそうですから。

    それにして、そのお子さんは、よかったですね~。正しい方向でばりばりがんばれて。
    げんちゃんも、そういう前向きのエネルギーをがんがん出してほしいです。
    一度、そこに向かってしまえば、まわりの雑音など、げんちゃんはなんのそのですからね~。

    寝る間も惜しんで、勉強したい! いつの日かそうなったら、勉強は、いくらでも、あとから追いつくと思うのですが、そこがなかなか、一筋縄ではいかないですね。

  6. glow-gen より:

    Gさん
    コメントありがとうございます。
    8歳なら、げんちゃんも、教室逃亡したり、もう大変きわまりない時代でした。
    この時代は、わがまま、とかもあるけれど、押さえられない衝動に動かされて、たくさん悪いことをしてしまうことが多いように思います。
    普通クラスのカリキュラムが、あまり、身になっていないようなら、支援クラスに迷わず入れるのがいいのでは、と思います。なぜなら、ソーシャルなどは、基礎能力の上にあるものなので、それがないと、普通クラスでお友達と切磋琢磨して覚えるのは無理だからです。また、聞く力も低ければ、マンツーが入りやすいですし。
     まずは、その子のきかんぼうの行動が、衝動からくるのか、わがままからくるのか、という判断が必要です。
    意識が出ていて、考える力もあって、それでわがままを言ってるなら、手厳しく遮断して、正しい道を、丁寧に教える必要がありますが、衝動なら、無理です。頭蓋仙骨とか、体を作るとか、脳の低次のの部分をしっかり育ててあげるプログラムを根気よくする必要があります。

    確かに、今のお子さんの状態を、しっかり分析し、今どこにフォーカスしてやるのか、というのを考える必要がありますよね。

    げんちゃんの場合は、この時代は、衝動だったし、基礎能力のほとんどはまだ未開発でしたから、とにかく、クラスからははなして、彼独自のメニューが必要でした。

    今とは、ステージが全然違いました。
    がんばってくださいね。ほんと大変な時期ですよね。

  7. とんまま より:

    げんちゃんは今日帰ってくるのでしょうかね。
    どんな風に成長しているのか?楽しみですね。

    今日の午前、市の機関が主催している発達障害の進路の講演会に行って来ました。

    支援学校校長、公的な職業センターの方、先輩ママさんのお話でした。

    やはりですね、一番重要な事は「自己理解」と言われました。
    げんままさんが現在頑張っておられる、「自分の立ち位置を知る」ということから始め、最終的には自分の得意不得意が分かり、相手に伝える事ができるという所へ持っていかねばならないです。
    また、社会ルール、セルフコントロールなども必要ですね。
    年齢とともに出来ていくようにとの事でした。
    最終的には自己で選択決定し、自己責任の世界になっていきますからね。

    げんままさんが仰るように、人間として正しい方向へ導くという最大の試練(親にとって)へ手を抜いてはいられないと痛感しました。

    また、ロボママさんが以前仰っていた(ブログに書かれていたかもしれません)「学力に余裕のある進路先を選ぶ」と言う事も先輩ママさんは仰っていましたよ。

    進学にしろ、就職にしろ、生きていくには、やはり文章読解力、伝える力がないとダメだなぁ~って思いました。

  8. JOE より:

     こんばんは、お久しぶりです。
    (高機能自閉症、大卒、独身、就職しているが40歳過ぎても万年平社員の者です。)

     げんちゃんが図太い態度を取るのは、それだけの努力をしているからです。
    人並み以上に努力して成長しているのに、あなたが「普通より劣っている」と言ってそれを認めないから、親に不信感を抱いているのでしょう。

     私も、幼い頃から親にそういう態度を取られたので、親に対しては「こいつらに何言っても無駄だな」と思って、聞き流していました。
    (そのくせ、人間の感情や行動など、社会生活に必要なことは何も教えてくれないので、自分で読書して学びました。)
     周りに努力や成長を認め、励まし、自信を持たせる人がいないと、自分でそれをしなければならない。げんちゃんもそういう状況になりつつあるのかも知れません。(続きます)

  9. JOE より:

    (続き)ただ、前の記事にあった、「げんちゃんは、自分に不利になることは、するっと通り抜けて、シャットアウトし、上手に逃げる。自分を否定されると、すっと立ち位置を変えて、逃げる。」という能力は大きな長所です。

     発達障害者は、常に周りから能力の限界以上の無理を求められるから、馬鹿正直にそれを全部やろうとすると、間違いなく潰れます。
    だから、自分のできる事、できない事と限界をわきまえ、できることを無理のない範囲で行い、できない事からは逃げる、という能力や知恵が、社会を泳ぐためには非常に重要になります。(もちろん、できることをすこしずつ地道に増やしてゆくのは大事です。それをしつつ、限界をわきまえて無理をしない、ということです。)
     私はそれがわかったのは社会に出て一度挫折した後です。それまでは「できない事でも、努力すればできるようになる」と信じて、できなかったことを積極的に行ってきましたが、挫折しました。挫折後、無理せずできることをやっていく、と方向転換してから、徐々に安定しています。
     げんちゃんは、若くしてそれがわかっている。げんちゃんが幼い頃から限界まで努力して身につけた知恵なのかも知れません。すごいことです。

     これからは、げんちゃんの能力を見極めて、将来の進路を考え、決めていく事になると思いますが、能力の上昇や発達障害の特性の緩和には限界があります。
     能力に応じて、うわべは健常者のまねをして取り繕うことができるかも知れませんが、特性が変わらない以上、中身まで同じにはなりません。
     頑張って取り繕っていくうちに限界が来て、「絶対に健常者と同じにはなれないし、ならない」ということを、どこかで思い知る事になるでしょう。
     障害者として必要なサポートを受けて生きるか、可能な限り健常者のふりをして生きるか、どちらに進んでも良いように社会適応の準備を進めてゆくことが大事だと思います。
     でも、げんママさんに一番大事なのは、「人一倍努力して成長しているげんちゃんを心から誇らしく思う」ことでしょう。げんちゃんはそれだけのことはしてきたし、今もしているでしょう。

  10. あつぞーパパ より:

    いつも興味深い記事をありがとうございます。
    こちらのコメント欄を拝見していると、皆さんのお子さん達とうちの子供の生活リズムが、よく似ているなと感じることがあります。具体的に言うと、運動会前後と夏休みに子供達が荒れるということです。

    私の勝手な推測ですが運動会前後に荒れる理由は、支援級に通っている子供にとって、定型成長の子供と一緒に行う演目(ダンスなど)は覚えることが難しく大きなストレスになっていそうですし、徒競走の大きなピストル音・メガホンなどを使った先生の大きな声の指示・いつもと異なるワサワサした大人数での練習なども、ストレスフルな刺激に思えます。
    夏休みに関しては、学校がなくてのんびりと楽しい反面、学期中の慣れた日常と異なる生活リズムが、ストレスになっているのかもしれません。

    先日、発達障害に関する本を読みました。その本の中で発達障害の子供の多数は、春から夏は比較的に調子が悪く、秋から冬は比較的に調子が良いと書いてありました。(冬場に風邪をひくということではなく、情緒や勉強など日常生活全般と思われますが、、)
    文中に根拠などの記載がないので著者の大雑把なイメージかもしれませんが、わりあい当たっているかもなと感じました。4月は新学期で良くも悪くも興奮しており、5月下旬から6月には運動会があり、7月下旬からは夏休みが始まりますから、、

    最近のげんちゃんのパフォーマンス上昇の理由は、1番にはげんままさんを始め、チームげんちゃんの並外れた努力の結晶だと思っていますが、秋の到来も遠極的にプラス作用になっているかもと勝手に考えた次第です。
    うちの子供もようやく最近、比較的に調子が上向きつつあります。(油断はできませんが、、)
    コメント欄の皆さんともども、実り多い秋にしたいと切に願っています!!

  11. あつぞーパパ より:

    上記コメント、末尾を修正させて頂きます。

    <NG>コメント欄の皆さんともども、実り多い秋にしたいと切に願っています!!

    <○>皆さま方が、実り多い秋を迎えることを願っています!!

  12. とんまま より:

    追記です。

    先輩ママさんが、「親ではない大人で、本人たちを受け入れてくれる人がいる事が大切だ」と仰っていました。
    すぐにげんちゃんのことを思い出しました。
    げんちゃんは、K先生やS先生、教会の方々と沢山理解のある大人に囲まれていますよね。
    ママさんがチーム結成して取り組んで来られている賜物ですね。

  13. glow-gen より:

    とんままさん
    いろいろ教えてくださってありがとうございます。プロの方も、やはり立ち位置の大切さを言われていたんですね。
    自分の立ち位置が見える、ということは、次に相手の立ち位置も想像できる可能性がある、ということですからね。
    自分が見える、イコール、自分からちょっと離れたところでメタ認知できる、ということで、その位置から、他人の立場も見える。
    つまり、相手の立場になって、ちょっと自分を見つめられるので、感謝とか、相手に対していたわりの気もち、そういうのが生まれてきやすくなるのだと考えています。

    げんちゃんは、合宿で、自分の領域は、何とかマイペースでやったのかもしれません。でも、周りがどういう風に自分にしてくれたか・・・なんて視点はありません。げんちゃんが、げんちゃんのことだけやってても問題がおこらないのは、全体のことをやってくれる人がいたり、お膳立てしてくれた先生方がいてくれたおかげなのですよね。

    まだまだ、そういう視点を持つには、たくさんの段階を超えていかねばならないな、と思っています。
    とりあえず、自分の立ち位置を知る、ということは、そのすべての始まりにすぎないのです。
    まだまだ先は長いです。

  14. glow-gen より:

    JOEさん
    コメントありがとうございます。JOEさんは、一生懸命自分を見つめて、今までがんばってこられたんですね。素晴らしいことだと思います。
    げんちゃんのことを認めない、ということはありませんよ。彼は、努力家ですし、低きに落ちていくことをよしとしないところで踏ん張っていると思います。
    その部分は認めています。ただ普通の基準、とくに、人間として、相手の立場になって考える、とか同じ努力をするなら、正しい方向性で、とか、そういうところは、とてもずれています。
    人間として正しいことは、発達障害でも、普通の人でもかわりません。人間の尊厳も、神様から愛されて、目的をもって生きていることもかわりません。
    その基準はしっかり彼に提示しているだけです。

    その基準から言うと、げんちゃんは、自己中です。JOEさんの文を読んで感じたのですが、自分の立場からの視点はしっかり持っておられるけれど、自分をささえる他人の視点が、足りないのでは、と思います。

    たとえば、自分が、できないことをやろうとしても無理だから、自分を見つめて、できる範囲の中でがんばるように調整する。これは、とても素晴らしいことだと思います。
    しかし、自分ができないこと・・・というのは、ときに、周りの人が、かたがわりしてあげているかもしれません。
    そのおかげで、自分はできることだけをがんばろう・・・という理論がなりたつわけです。

    そうすると、「それって、自分は、みなさんのおかげでちょっとがんばれているんだな、」という視点ができます。

     

  15. glow-gen より:

    あつぞーパパさん
    夏は確かに、発達障害の子にはすごしにくいですね~。ま、普通の子でもですけどね。
    運動会は、突発的な行動が出やすかったですね~。確かに、
    ただ、それも、6年生の頃からは、あまり気にならなくなりました。せいちょうですよね~。

    げんちゃんは、少しずつ少しずつかわってきています。たぶん・・・でも、いっしょにいると、大変なことが多く、次から次に出てくる課題の方に目がいってしまいますよね。
    思春期は、なかなか手強いです。まったく、他人様の力も総動員して、良い方向に持っていく必要がありますよね~。
    がんばりどころです。

  16. glow-gen より:

    Gさん
    学校に支援クラスがないんですね。げんちゃんも、1年のときはそうでしたよね。
    それで、ホームスクールに切り替えました。週一ですがよかったです。
    中学に入るときも、昨年まで、中学には支援クラスがありませんでしたから、すれすれげんちゃんはハッピーでした。

    頭蓋仙骨療法は、頭の骨のしめつけがないときは、あまり効果ありません。まずは、診断なのでしょうね~。

    任天堂ゲームは、時間をきめて、やったほうがいいです。そこを切り口に、ゲーム漬けになってしまう可能性があって、ゲームは、与えてしまうと、なかなかあともどりできないからです。
    2年生の時は、ゲームは、やっても、10分くらいにしておいて、もっと体感できるものを中心にやるほうが安全です。
    体作り。工作、パズル、絵本、自然の中で遊ばせる。音楽、ピアノなどもいいです。

    意識を出すのは、いっきにはいきません。とにかく、質問形式の会話で、意識を出すのが第一で、げんちゃんは、イルカに乗って、自分がどう感じるか、ということを体験させたりもしました。

     圧倒的な対象物は、そこをはねかえして、自分というものを感じやすくなります。自分がどう感じている、ということをつかむ練習になるんでしょうね。

  17. glow-gen より:

    Gさん
    作文は、げんちゃんできてきたのって、上学年の頃に、ほんの少しずつ・・・と言う感じでした。今でも、なかなか難しいです。作文は、自分がどう感じる、と言う部分がしっかりできこないと、なかなか難しいです。思いっきり出力ですからね。今は、まだ入力の年齢なのかもですね。どうしても、出力を願いますが、これは、ある程度時間がかかりますね。
    作文は、まず、短い文を書写というのも効果的でしたよ。書字が遅いと、なかなかですが。でも、それさえも、4年生くらいからでしたけどね~。
    まだまだ低学年では、上から入れてあげるばかり、そういう感じのことが多かったです。

    動物を前にした時、声掛けがとても大事みたいです。どう感じる?どんな手触り? お耳はやわらかい? どんなかっこうをしてる?みたいなことでしょうかね。
    イルカは特別らしく、げんちゃんは、今年のイルカ合宿では、ユニークな詩を書いていました。

    イルカはぼくの心に敏感
    僕はイルカの心にシンクロ
    イルカは僕の心にシンクロ・・・

    こういう一文が入っていたので、彼は大きく心を動かされたのでしょうね。
    ピアノ、工作、水泳
    理想的なお習い事ですね~。でも、そのぶん、ほんとに忙しくなりますよね。ゆったりもさせてあげたいし、といったところではないでしょうか。今は、ほんとに、やれることをとにかくたくさんやるしかないですね~。低学年のころは、ほんとにどれもこれもですよね~。がんばってくださいね。

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