ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
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算数の学習障害、図形や文章題の教え方 その2

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細かく分解して、ステップをビジュアル化してやるんだそうです。これは、算数に限ったことではないのかもしれません。


先日、K先生がお休みの時、私が算数を(台形の面積で撃沈した・・・)おしえていて、どつぼにはまったことを、S先生に話すと、またまた、算数に関して、すごいアドバイスをくださいました。あまりに、すごくて、自分だけで持っておくには、もったいないので、まとめてみます。

G「ふえ~・・・台形の面積やってたんですが、上底たす下底、÷2、というのだけ、適当に使った、でたらめの式書いてました。何度も、意味を図形におこして説明してるし、時間をかけて、自分でやらせたこともあるのに、まったく、考えようとしません。なんですか?
文章題も、同じような感じです。」

S「文章題は、あらかじめ、図を書いたりしてあげたものを見せて、やる方がいいよね。まだ、自分でそこまでもっていくのは、時間的なロスが大きいでしょうね。」
(アユミンさんが、言っていたのと同じことを言ったので、ちょっとびっくり。)

S「そしてね、たとえば、図そのものとか、文章題から抽出した、パーツパーツは、別のタイミングで、それだけを訓練した方がいいんだよ。」

G「つまり、文章題は、ある意味、総合力、最終頂上だから、そこに行くまでの、たくさんのパーツを、それぞれ、取り出して、まだまだやらなきゃいけない、ということなんですね。」

S「そういうこと。」

G「いきなり、土台部分をとびぬかして、総合的なものを求めてもむつかしいわけだ。」
S「文章題を、こっちで、図やメモなどに落としてやっても、量が満ちてくれば、やがて、そこそこできてきます。だから、しつこく、普通の子にやるようなことをさせなくてもいい。
 図形は図形で、取り出してやる、とかすればいいけど、いきなり描くことも、意外とむつかしいから、ドローンなんかを使って、それと同じ効果のトレーニングをふめばいいです。
とにかく、細かく分解してやろうね~。」

G「ところで、げんちゃん、スケートボードがすごくうまくなっているんだけど。あれって、バランス感覚ですか?」
S「そうだよ。バランス感覚は、割り算に関係しますよ。体の重心の分け方がわかってくると、割り算ができてきます。」
G「え、そうなの? 確かに、去年は、割り算に、まだ難儀してましたね。・・・へ~、びっくりするな~。」

Sさんは、ほんとに、よくわかっていると思います。分解、といえば、分数も上の写真のように、ステップを細かくやらせていました。私などは、そこまでステップを区切って書けば、逆に頭の中でする訓練にならない、と思っていましたが、そういうものでもないようです。

 さて、げんちゃんの久々のヒットが出ました。

 先日、げんちゃんに、口頭諮問してました。
G「300たす40は?」
げんちゃんは、こういう問題を、ヒアリングだけで質問すると、平気で、700とか言ってきます。今回はどうでしょう。

げん「う~ん。340!」
G「お~!正解。じゃあ、、400たす、30は?
げん「430!」

それから、げんちゃんは、私を見下したように
「あのね ”I have a pen!”ってこと!」

そういうと、ピコ太郎の真似をして、歌います。え、どういうこと? 私は、まったくわからずぶぜんとしてました。いっしょにいたママが、

「そうね。ただくっつければいい、ということだね・・・ははは・・・」

なるほど、げんちゃんは、計算のコツを、大好きな、ピコ太郎の、”Ihave a pen.” にたとえたのです。

う~ん。げんちゃんの、時々現れるこういうインテリジェンス、好きですね~。これも、立派な”広がり”ってやつですね。私が気づいていないだけで、げんちゃんの世界は、どんどん広がりを持ってきているのかもしれませんね~。期待したいところです

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  1. robo_223 より:

    アユミンさんやS先生は素晴らしいアドバイスをして下さるので、本当に有難いですね。

    また、その情報をおしみなく公開していらっしゃるげんちゃんママさんも、本当に素晴らしいと思います。いつもありがとうございます。

    私もroboがどうして図も描かずに問題を解いていることが多いのか分かりました。絵も描けない人に図なんて描けるわけもなく、頭の中で想像した方がまだましなんでしょうね。おかげさまで、roboのことがより分かりました💧

    roboも実は小学校3年生までは、ほとんど自力で文章題を解くことができませんでしたが、文章題に多く取り組ませる一方で、多角的にアプローチを続けているうちに、4年生から少しずつ解けるようになっていきました。

    今も解けると言ってもたかが知れていますが💦以前よりは出来るようになりましたし、超文系でアホな私よりは出来るという程度です。

    そんなわけで、roboがここまで来るのにも、一般の子がたった一歩で上る階段を100分割して上って来たようなものです。これからも、100倍くらいの労力をかけて上っていくのかなぁと思っています。

    でも、一度軌道に乗ると、100分割が10分割になり5分割になりと、楽になって行ってはいるので、全ての分野が100分割であり続けるわけではないと思います。

    ただし、苦手な溝の部分は当分(一生?)100分割の可能性があるのかもしれないな、と思っています。だから、私など、そこそこにしてあきらめてしまって、その分、他のことに力を注ごうと思ってしまいます。

    そんな中、げんちゃんママさんは、げんちゃんが数学者になったら面白い!と考えてらっしゃることに驚きました。

    私など、そんな楽しい想像をするより、とにかくroboが将来まともにやっていけるのかという心配の方が先に立ってしまいますからね。roboは学校時代だけ何とかなったとしても、その先は厳しいタイプだと思うからです。

    げんちゃんママさんは楽しい夢も抱きながら、誰よりも現実的なところへの対処がしっかりされているところがすごいと思います。

    やはり、学校の一般の子向けの授業を延々受けさせているより、K先生の授業を週2日入れてらっしゃることは素晴らしい判断だと思います。体重計で体重をはかるような実体験こそ、発達の子には必要だからです。

  2. robo_223 より:

    あと、体の状態で割り算ができるようになるというようなことは、私も感じていて、やはり体作りが基本だな、と思っています。

    例えば、自閉症スペクトラムのお子さんは、体が柔らかすぎるか、硬すぎるかのどちらかのことが多いです。柔らかすぎる子は体幹を鍛えると集中力がアップしますし、硬すぎる子は柔軟性をつけると、思考がやわらかになります。

    勉強には、集中力も必要ですし、柔軟性も必要ですよね。roboはぐにゃぐにゃタイプなので、日曜日の勉強の合間に腹筋や倒立などをさせています。

    やることばかりでゲンナリですが、げんちゃんは努力が結果につながっていますので、やりがいもありますよね!

  3. glow-gen より:

    ロボママさん
    Sさんと、アユミンさんのコメント、裏で口裏をあわせたみたいに一致していて、とにかく驚きました。彼は、なんか不思議な能力の持ち主です。

    でも、彼をもってしても、げんちゃんは、いっきにはいかないです。こつこつです。それは、やはり、神様がいっきにいくことを望んでいないのだと思います。いっきにいかないことは、その中で、たくさんの学びがあって、たくさんの深みがあります。それを、私たちに、神様は望んでいるのでしょうね。こっちは、いっきにいってほしいのだけど。

    今日は、中学説明会でした。さあ、いよいよ中学です。説明会から帰って、不安感が高まるか、と思ったけど、なんとかなりそう・・・というような楽観的気分で終わりました。隣に座っているげんちゃんが、昔より、ちゃんと演説を聞いているし、なんか、普通っぽかったからなのかな? 良い感じの学校と思えたからか・・・わかりませんが。

    げんちゃんがこの学校に行くことで、この学校が祝福される、という上からのメッセージを受け取ったからでしょう。それほどに、この子は神様に愛されている、と、よぎりました。まあ、天の父なる方がげんちゃんを導くのなら、ぜんぜん心配ないな~、と思いました。私は、大切な神様の秘蔵っ子を預かって世話しているだけ。必要なものは、預けてくれた方が、ちゃんと用意してくださる。そうか~・・・不思議に、上からの力が与えられました~。すごい!また、なんとなく、わくわくしてきました。

  4. glow-gen より:

    ロボママさん
    先日、げんちゃんに、自分が今まで聞いた言葉で、心に残っているもの・・・という質問があって、私は、そんなのできるわけない、と、ため息ついたら、突然、織田信長の
    「人間50年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり」
    と、すらすらと言いました。ほえ~。あほかと思っていたけど、いろんなものが、この子の水面下にたまっていってるのね・・・とうれしくなりました。
    なぜ?と聞くと、
    「なんか、かっこいい・・・」
    だとか、あれれ・・・でも、まあ、彼の感性がおもしろいな~、と思いました。発達障害の子は、やはり、普通の育て方にはめてしまうのは、もったいないですよね。何か出てきそうですよ。ロボ君もユニークだし。なんとか、素敵なオンリーワンにできたらな、と思います。

    算数も、かならず、彼のなにかに役立つだろうな・・・と思ってるのですが、やはり、溝にあまりに力を入れるのは、よくないのかもしれませんね。でもね、~小学校算数は、やはり、捨てるわけにはいかないですね~。泣
    体は、げんちゃんは、すこぶる硬いですよ。硬すぎます・・・とほほ。これを柔らかくすると、何かが開花するかもですね。なかなか取り組む時間がありませんが、3分くらい柔軟やってみたいです。すっかりおさぼりしてます。

    いつもありがとうございます。

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