ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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当然の共通認識、意外とないかもね~。母のイライラ

> ある朝のできごと・・・・
げんちゃんは、前日宿題ができませんでした。私が夜帰ると、もうねむ~い時間です。やれやれ、だめか~・・・と思い床につかせました。
早めに寝たげんちゃんは、翌朝ちょっと早めに起きました。なんか、意欲的な後ろ姿・・・ありゃ、これは、宿題しようとしてるな、とわかりました。すすすっと、宿題出して、とはいかず、変な動線ですが、その意欲がまんまんに感じられます。
「宿題しようか・・」
と私。
「うん。する。」
内心びっくり・・・宿題は算数の文章題でした。
意欲はいいけど、なんかいやな予感・・・げんちゃんは、取り組み始めたのはいいけれど、じ~っと文章題を見つめて、ぱっと式を書きます。

”4リットルのお茶があります。0.3Lのボトルに移すと、何本のボトルに入れて、何L余りますか?”

ほんと基礎の基礎・・・
げんちゃんは、ぱっと

0.3÷0.3=
と書き殴るような汚い字で書きました。
あ”””
「あのね、ずっと言ってるでしょ。問題に線をひきなさい。そして図を書いて。」
私の声はおだやかです。

「あ~、うるさい! こまかっ!」
げんちゃんは、吐き捨てるように言って、ぐいぐい突き進みます。0.3÷0.3を、筆算に持ち込みました。ゲゲゲ・・・・・おそろし!

さあ、そこからしばらくすったもんだして、げんちゃんは、まったく自分のやり方を変えようとしません。そして、ついには、炎上。

「おまえは、なにかんがえとんじゃ~! ・・・・」

心優しいげんママ(?)も、そこまでされたらぶち切れまっせ。

ある程度、計算ができてきたので、文章を読んで、数の世界をイメージしていくトレーニングを続けていました。そのたびに、線をひく、図におこす、と、K先生ともども口を酸っぱくして言っているのに、まったくかわらないげんちゃん。

この問題が、割り算とわかっただけでもすごい、という面はあるのですが、こういう反抗のしかた、誰の得になると言うんじゃ! あほ・・アドバイス受け入れなければ、ばかばかしいでしょ!
結局、図をなんとか、無理無理書かせて再度させると、なんとかできました。ほらね~。
でも、すったもんだの時間で、時間切れ。

K先生に電話で愚痴って、夕方、K先生のとこのレッスンのさい、色々げんちゃんはお話してもらいました。私のいらつくポイントは、K先生も同じ、ヤツに真剣に面と向かえば、おのずとみんな感じてくる問題点です。

K先生曰く
「なんか、どうも、何で、文章題に線をひくのか、絵を描くのか・・・わかってないんじゃないか、と思いました。」
ママ「え、あれだけ、毎回説明してるのに?」
K先生「そうなんですよ。わかっちゃいるけど、めんどくさい・・・ではなくて、なんか、そもそもわかってないような・・・」

ママ「あ、そういうこと・・・・(なんか妙に腑に落ちる) つまり、こっちをなめとんのか~といきり立ってくるけど、本人は、問題をぱっと見て、わかっちゃった、と思ってるわけだ。」
K先生「そうそう。うまく言えないんだけど、ママや私が何で怒るか、わかってないというか、そんな感じなんですよ。」

は~~・・・・ママは、力が抜けます。最近は、こういうのカサンドラ症候群というらしいです。発達障害のパートナーを持って、こっちが、ヒートアップしたり、思い煩ったりして、当の本人は、まったく違う線路を走ってる・・・みたいな感じです。たぶん・・

でも、なんか、わかります。げんちゃん、ママを怒らせたってことはわかっているけど、とどのつまり、どういうことなのか、ってわかってなかった・・・充分考えられますね。
怒ったエネルギーも使い損というわけです。当然わかってるやろ、ということも、一度、ママは何でげんちゃんに注意したわけ? 説明して?

と聞くべきだったのでしょうね。説明できる能力がないんなら、3択くらいで、

① ママは、げんちゃんが宿題を昨日やらなかったのを怒っている
② 問題に線をひかないのを怒っている
③ 問題を間違ったことを怒っている

さてどれでしょう。と質問するのはいい方法かもしれません。案外、げんちゃん、③とか、平気で選ぶかも・・・
ここが②と正解できたとしたら、

じゃあなぜ、線を引いた方がいいわけ?

と質問して、答えさせる。または、答えを選択させる。こういう、あほらしいほどの、チェックを入れて、確認作業を各所に入れた方がいいと確信します。

げんちゃんは、神妙に、とても素直に
「はい」
とうなづきますが、この「はい」ほど、怪しい物はない・・その場を切り抜けるための「はい」にだまされないように、確認作業おすすめします。

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  1. robo223 より:

    もしかしてですが、「何本余りますか?」ではなく、「何リットル余りますか?」という問題でしょうか?私は算数が苦手なんで自信がありませんので、教えていただけるとありがたいです。

    roboも国語はある程度できるのに、4年生くらいまで文章題が苦手だったんです。これは、日常生活において、言葉と数を結びつけて使うことがないからだと塾の先生に言われました。だから、算数の文章題を繰り返し解いていくうちに、数字と言葉をマッチさせることに慣れてきて出来るようになりますよ、と言われました。

    特に、げんちゃんやroboのように国語がある程度できる子は望みがあるそうで、roboもだんだん解けるようになり、今では私より出来ることもあるくらいです。

    3年生くらいまでは、「りんごが三つ、みかんが二つあります。合わせていくつでしょう。」みたいのしかできませんでした。図形はある程度できていましたが、とにかく文章題はトンチンカンで、二つ以上式を作るなんて絶対無理でした。

    げんちゃんママさんはお仕事もされて、すごいパワーで感心してしまいます。でも、学研の先生がいらして心強いですね。私も塾は週に1回しか通わせていませんでしたが、上記のような客観的なアドバイスがいただけて、とても良かったです。

  2. glow-gen より:

    robo223さん
    あ、ミスです。教えてくださってありがとうございました。何Lの間違いでした。
    roboくんの話はげみになります。たしかに、げんちゃんも国語の方が、できます。でも、数字がでてきたら、とたんに、簡単な文章もわからないような感じになります。
    なんか不思議ですね。でも言葉と数をーという下り確かにそうですね。でも、計算とか少しずつできてきて、最近は言葉と数を昔より結びつけているような、・・・・なんか、やっと今からかな、という感じです。

    でも、今日びっくりすることがありました。テレビで400メートル四方ということばがでてきて、げんちゃんは、この町は400メートルなんだ、と言いました。それで、そうではなく、・・と意味を教えたら、あー、とつぶやいて、いきなり面積をけいさんしました。
    k先生はほんと、ありがたい存在です。発達育児は一人ではできないですね。というか、発達にかぎらず、子供ってやっぱり、いろんな方のおかげで育っていくんでしょうね。

  3. robo223 より:

    げんちゃん、自ら面積を計算するなんてすごいですね!じわじわ来てますね!文章題も計算みたいに攻略できるかもです。

    この子達って、つかみは悪いけれど、一旦つかむと、人並みか人並み以上に出来るようになることも多い気がします。つかむまでが長くて大変なんですけど。

    roboも算数障害かと思う程、数の入りが悪くて、繰り上げ、繰り下がり、小数の割り算の筆算が恐ろしく習得に手こずりました💦

    思春期になって、自我が芽生えてくると、なかなか今まで通りにいかなくなるかもしれませんね。色々できなくても、心だけは一人前ですから、本人のプライドをうまくくすぐりながらやっていかなければいけませんね。私もたくさんほめたり、本人のあるがままを認めたりしながら、しめるところはしめるという風に、一人の人間として尊重することを大切にしながら、厳しくするところは厳しくするようにしています。このさじ加減がポイントになるかと思います。

    何しろ突き放しても、自分ではやっていけないので、親の影響力が長きにわたって及ぼせる人間関係を維持しなければならないので、私もうまくやっていかなければと思っています。

    でも、げんちゃんママさんは大変な子育てを楽しみながらやっていっているので、ブログを読ませていただいて、こちらも明るい気持ちにさせていただいています。

    問題のなぞが解けてスッキリしました。ありがとうございました。私、解けないかも~💦と思っていました。

  4. ゆうママ より:

    前記事のコメントのお返事ありがとうございました。
    エネルギーの使い損(笑)に共感です!えっ?!ここに引っかかってたの〜ってことが時々あります。逆にこれは無理だな〜って思うことがすっとわかると時もあったりして…ほんと観察と考察が欠かせません。
    中学進学が近づいてきて、この子たちの学ぶ場所はどこなんだろうって思考がさまよってます。
    学ばせてあげたい(残念がらこちらの支援級は生きる力を身につけるところという位置づけで、学力に関しては期待できないんです)でも普通級ではいじめにあいそう…かといって中受できるほどの学力は・・・ない。最近無駄なエネルギーをつかってしまっています。げんちゃんママさんのゆるぎない頑張りに力をいただいてます。

  5. みかんママ(3年息子) より:

    お久しぶりです(^^)
    げんちゃん、げんちゃんママ、頑張ってますね。

    息子は2学期からサッカーを増やしたせいで家では宿題くらいしかできておらず、家庭勉強はほとんどできてません。
    明らかに勉強時間が減ったのに、秋くらいに溝の国語のテスト、いきなり100点とり、それから、どの教科もコンスタントに点数とれるようになってます。
    サッカーは、先日初めて受けたスクール選抜クラスに予想外に合格してしまい、4月から往復移動時間含め4時間かけて通うことになりました。また勉強時間が減る💦
    チームのほうでは、4年のほうにも選ばれ、試合に時々参加するようになり、また、来年度学年キャプテンにコーチから任命されました。
    いつも揉め事の中心にいる息子がつとまるか怪しいのですが。
    サッカーには闘争心はいいので、今まで漢方、薬、サプリを飲ませないようにしているのですが、9月1日からR1を飲ませ続けてて、それがいいのか?、それともやはり運動がいい影響なのかわかりませんが、とりあえず好転している感じがします。
    また報告します。

  6. とんまま より:

    あーー、わかります。
    同様に、問題文に線(求められていること)や丸(数字)の記入をさせていますが、記入しても??状態で、とんちんかんだったりするんですよね。
    数字が出てきたからと反射的に丸をしているだけのような。。。
    挙句の果てには、全部の単語に丸をし始めたり…

    図(って一年生は簡単な○だけですよ)を描こうとしても、はちゃめちゃ。
    というか、汚くて、かえって見にくい(汗)

    ホント、どっぷり疲れますよね。
    何で、お前はわかってないんだーーー!!
    いい加減にしろ!!
    って年中思っています。
    一年生になったら、血圧上がりっぱなしです。
    持病の先生からイエローカード。。。
    (ある日、血圧計つけながら勉強を見ていて、怒った瞬間に測定したことがある。凄かった 笑)

    もう、発達育児なんて嫌だと投げ出してしまいたいです。
    そんなときは、げんままさんブログで気持ちを立て直しさせていただいています。
    ありがとうございます。

  7. glow-gen より:

    robo223さん
    子どもさんすごいですね。いったんつかむと人並みか人並み以上・・・
    これは、忍耐する価値ありますよね~。
    げんちゃんも、ひとけた足し算がぴんとくるようになるまで、何年もかかり、二桁もやはり何年もかかり、今、通分さえするようになってますが、まだまだぴんときてはいないみたい・・・
    でも、完全に手中におさめると、ちゃんと普通なんですよね。
    げんちゃんの絵の体験でそれを確信してます。まったく描けない・・・時期が何年も、その間、投げ出さずほんとにがんばりました。
    最近は、前から描けたような顔して、どんどん描きます。
    たぶん、けっこう個性的な絵だったりするし・・・
    算数も、まだまだ忍耐していくぞ~、と決心しました。
    ありがとうございます。

    げんちゃんとの関係、あぶない時期来るんでしょうね。いやだな~・・・・でもそれも成長ですね。

  8. glow-gen より:

    ゆうママさん
    ほんと中学はきついですね。げんちゃんは、このまま行くと、普通クラスに放り投げるように入れていく流れになるんじゃないかな、と思います。どうも、げんちゃんの学年はげんちゃん一人みたいで、支援クラスができなさそうです。

    支援があっても、まったくこっちのニーズではないようなかんじだと可愛そうだし・・・どうしましょうね・・
    これは、日本の制度の抜けですね。

    げんちゃんは今の延長で、ホームスクールを入れながら中学もやれたらいいな、と思いますが、なかなかそうもいかないかもですね。
    あと1年、げんちゃんが伸びるとまた考えも変わるかも、
    トライトライですね。
    それと、やはり、ママの観察眼・・・かなり大事ですよね。私たちは、軍師みたいですね~。勘兵衛か~。笑

  9. glow-gen より:

    みかんママ
    ご立派ですよ~。お子さん褒めてあげて下さいね~。サッカーができる時点ですごいな~と思っていたけど、キャプテンなんてあっぱれです。
    また、ここから伸びそうですね。
    みかんママのお子さんのパターンは、だれにでも・・というわけにはいかないかもですが、とにかく、ミラクルも秘めてる我が子たちです。ぐ~んとのびてほしいですね。
    醜いアヒルの子のように、ある時から、はばたく、いいですね~。
    げんちゃんも期待してます。

  10. glow-gen より:

    とんままさん
    1年生は、いきなり学習ですもんね。
    うちのげんちゃんなんて、なんなんだろう・・・夢の中に住んでいるような感じでした。
    1年生は、色々あせると思いますが、まず、基礎力基礎力・・・テストの結果とか、気になるかもですが、とにかく、水面下で力になることがんばってくださいね。花開いてきます。

    げんちゃんは、ラキューブロックとか、まだまだうまくできなくて、少しずつさせてみたり、はさみを練習させてみたり、もう、遅遅としたかんじでした。
    カモシカパズル、(ピグマリオン)とかも、ぜ~んぜんできなかったし・・・ほんと、思い出すと、あの頃何がやれてたのだろう、と不思議にさえなります。

    でも、今は別人ですよね~。がんばってくださいね~。
    血圧上がると思いますが、やったことすべて、ちゃんと未来につながりますよ。

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