> 色んなことの改善は、じわじわ、じわじわっと、何年もかけておこってくるので、改善した時は、昔のことをすっかり忘れていたりします。
最近ホームスクーをになってくれている近所の学研の先生、K先生と話していて、そうだったな~と改めて思ったことがありました。
K先生曰く
「げんちゃん、勉強する姿勢がとっても良くなりましたね。昔、3年生の始め頃までだったかな~、定かではないけど、机の前でくねってなってたじゃないですか・・・」
はあ・・・確かに、小学校に入った頃、頭が左に傾いて勉強してたような・・・それに加えて、10分も学習が続かなかったよな~。
頭傾けのステージがいつの頃からか、なくなっていたことを思い出すけど、引き続き、学習机に座ると、反対側の椅子に足を伸ばして、上げていました。(食卓で勉強しているので、)
いつも、げんちゃんにそれを注意していた私は、ある時、灰谷先生に、それは、原始反射が残っているのが原因だから、無理矢理やめさせない方がいいよ、とアドバイスされたものでした。
その後、4年の頃は、その原始反射をとるために、一時期、バランスボールを椅子がわりにしていたこともありました。
確かに、今、普通に、けっこう姿勢良く、長時間勉強しているけれど、これって、相当な努力の上に獲得してきたものなんだよな~と思います。今は、学習中の姿勢にぴりぴりすることはあまりなくなっています。この一点をとってしても、何段階の過程を経て、何年もの歳月をかけ、ここまできたんだな、と思います。
学習の集中が続かない、机に向かう姿勢がうまくいかない・・・これは、よく相談されることですが、やはり、一気にはいかないんだね。
体幹も鍛えなくてはならない。前後、上下、という感覚の統合をしていかなくてはならない。上半身と下半身のバランスがとれなくてはならない。腕、指先のコントロールがうまくいかなければならない・・・抗重力筋の働きが強くならなければならない・・・etc
たくさんの条件がそろわなければ、完成しないもののようです。
私は、いっきによくしたくて、げんちゃんに横で姿勢をがみがみ言ったりしてたけど、三角形の図形でイメージするなら、学習時の姿勢保持なんて、三角の一番上、頂点にあたるわけで、すべてが満ちてこなきゃできるはずもなかったんだよね。
何年もかけて、できることから埋めていって、少しずつ少しずつアップしていった能力、機能の上に、やっと君臨してきた事なんだと思います。
そういうことは多々あります。だから、どうやったら姿勢がよくなるの?、と聞かれても、一言で答えられないという感じです。
気になる直接的なことには、とりあえず目をつぶり、とにかく、できるところからせめていく。すべてはそういうことなんでしょうね。
特に、幼児期、低学年時期は、その基礎作りばかり、何も、本質的に変わってないけど、各論は少しずつ進歩している。そういう地みち~なステージでした。少しの進歩をご褒美にしながら、小銭を少しずつ少しずつためていくような感じです。
もちろん、5年生の今が、華々しく大進歩というわけではありませんが、こぜに貯金も、時々お札に両替することが出てくる。
地道な地道な時期に、投げ出してしまうことなく、継続こそは力なり・・な~んて、人生そのものですね。
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前々回の記事のげんちゃんの絵素晴らしいですね!!娘は未だに大きな顔に手足が出てる様な絵です(泣)工作も苦手なので私が試作品と手順を書いた紙を担任に持って行って『こんな風に作ってください。』と手伝ってもらう様にお願いしています。学習もこれという打開策のないままですし、、、何度も何度も具体物を使っても『本当に分かってるわけ??』と感じます。げんちゃんは中学はどうしますか?こちらの中学の支援学級は小学校よりひどくて。。。春から5年生なのでだんだん焦っています。私はいつもガミガミ怒ってますが、娘も本当に明るく元気です。最近おでこに吹き出物ができてきたので前髪をヘアバンドであげて洗顔石鹸で顔を洗う事を教えました。小さい頃から水が苦手でずっとガーゼで拭いてきたので一人で鏡をのぞきながら顔を洗う娘を見て『普通の女の子に見えるな。お姉さんになったな。』と泣きそうになりました。どうすれば娘が幸せになれるのか。。。『勉強を嫌いになって欲しくないので無理に勉強をさせないでほしい。』という保護者の方もいますが、学習ができるようになる事は子供の世界を広げ、生活のレベルを上げると私は思います。今のままでゆっくりで、、、医者もそう言うのでそう思っている方も多いのですが、今のままだとどんどん周りと差がついてしまい会話も分からず、未知の世界にいる感覚になってしまってどんどんつまらなくなってしまう思います。支援学級に預けているだけでは限界があります。だからやっぱり親が頑張るしかないのですけど打開策がないのですよね。。。公文の先生も算数の先生も熱意を持って頑張ってくださっているのですが、なんかこう娘の特性を分かって指導してくれる方がいないものかと。。。げんちゃんママのように私が賢くないので疲れます。福岡はまだまだ配慮の必要な子供たちのための学習指導の面で遅れていますよね。
ここあさん
落胆したり、あせる気持ちよ~くわかります。
がんばっておられますからね。力入れたぶんだけ、伸びる、という感覚の子どもたちじゃないので、ほんとによく行き詰ります。
げんちゃんも、確かに、絵は、うまく描いたな~と思いました。でも、算数は、まだサポートありきだし、生活全般、2年生の子とくらべても、だめなところが多々あります。
げんちゃんの軸で見ると、のびていても、じゃあ、この子がこのままちゃんとした社会人になって、ちゃんと働けるか、という問いは疑問符です。
中学も、今のままじゃ、普通クラスにいれるのはライオンの群れにうさぎを入れるような感じだし。どうしましょうかね~・・・
げんちゃんママのように賢く・・・いえいえいここあさんは十分賢くやられてますよ。安曇野も教えてもらったし・・・
やってきて一つ思うことがあって、トレーニングだけではやはり伸び悩むなということです。頭蓋仙骨のシステム、脳幹から出る生命の波動、これは一体で、なんか鍵を握ってるような気がします。
ライオンあくび体操を書かれた先生の本を再読しているのですが、なんか、ヒントになりました。
運動はもちろん、そういうアプローチを今考察中です。げんちゃんも、伸びてるとはいえ、ほんとぜんぜん普通とはほど遠いので、まだまだ研究しなければいけません。
また、情報交換していきましょうね。大丈夫です。
ここあさん
工作は、げんちゃんも地道にやってますが、低学年なみ、いや、それ以下です。
お嬢さんが顔洗っている姿、なんか、想像してしまいました。かわいい~。女の子ですね~。げんちゃんも、なぜか、おでこに吹き出物、そういう年頃でしょうね。