ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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まだまだ足りないお絵描き能力 

> 2学期 初日、げんちゃんを始業式に行かせて、翌日はホームスクールです。朝は、K先生にやってもらいました。始業式から戻ってきて、げんちゃんは、どうも故意に宿題を学校に忘れたようで、いっしょに取りに行きました。
 宿題は、図工の下絵描きです。薄い木のプレートに絵を描き、それを、電動糸ノコでカットして、着色してパズルに仕立てるというものでした。
 なぜ、故意に学校においてきたのでしょう。かさばったからかもしれないし、やりたくなかったのかもしれませんね。

 げんちゃんは、ホームスクールで週に2日学校を休みますが、学校でのプログラムも、たくさん受けさせたいことがあります。図工もその一つです。絵を描いたり、工作したり、いつもそこがテーマのげんちゃんは、一人で取り組ませるにはちょっと不安な内容もあるけれど、前よりはましになっていると思います。

 でも、休みが多いので、なかなかさせるのは大変です。今回も、下絵描きは学校でする内容ですが、学校に行ってなかったので宿題になったというわけです。

 久しぶりに、がっつり3時間くらいを絵を描くことにあてました。今回のテーマは、糸ノコで切る前提の絵柄なので、それを考慮した図案です。さすがに、そこまで配慮した図案を考えるのは、げんちゃん無理だと判断して、本の挿絵からいっしょに選んでアレンジすることにしました。

 やっていきながら感じたことを、ちょっとしたためてみたいと思います。

 まず、げんちゃんの絵画力は、絵が描けなかった昔を考えれば、とりあえず描けるようになっているので、もちろん進歩だと思います。でも、模写に近い今回の作業をさせてみると、バランスと、比率、というか、画用紙のどこから始まって、どのあたりに線を描けばいいか、とか、すごく破たんを感じます。例えば細い丸を模写するのに、太い丸を描いたり、なんというか、一番大切な特徴をはずしてしまう感じです。

 え~~、この絵のどこをどう見れば、そういう絵になるわけ??

と、声を荒げたくなります。いちいち修正していると、エンドレスなので、途中からあきらめて、ワンポイント指導に切り替えて、好きに描かせることにしました。

 でも、夜遅くまでかかって、自由に出力させるというより、手本に従って描かせるという枠の中で、ある程度自由にやらせる。でも、げんちゃんの絵は、それなりに絵にはなってます。おまけに、そういう描かせ方はげんちゃんには、あまり負担がないようです。

 つまり、自由に描きなさいと、出力を待つのではなく、ある程度、構図とか、描き方とか、手本を見せて、その通りにパターン化してあげる描き方です。絵というと、どうしても、出力を要求したくなるのですが、体に持っている絵のパターンが少ない子供たちは、やみくもに描けと言われるのは苦痛そのものだったりします。ましてや、もともと絵がゼロベースだったげんちゃんには、なおさらです。

 げんちゃんは、私ががみがみ言うのをやめて、それでも、ある程度道を示してやる、というやり方に切り替えてしばらくすると、けっこう楽しんで、型が決まった枠の中で、自分のアイデアも出したりして完成させました。原画とは、比率や印象がずいぶん違いますが、まあ、それなりに、似たような絵になり、完成しました。

 げんちゃんが、3年生くらいになって、やっと絵らしい絵を描けるかな、というステージに入りました。少しくらい絵が描けるようになっても、げんちゃんのお絵かきの歴史はやっと3~4年といったところか・・・まだまだ、安心せず、絵を描くトレーニングをする方がいいな、と感じてます。どこにそのスケジュールを入れていくのか・・・げんちゃんにやってあげたい能力開発トレーニング、学習・・・様々ありすぎて当惑してしまいますね。

 さて、私が絵のトレーニングをする上で、とても参考になったのは、あのカリスマ絵画教師 酒井臣吾先生の考え方とやりかたです。彼は、まず、子供に型を入れます。教え方DVDのついた本もあって圧巻です。教師で酒井式を知らなかったらもぐり、と言われるほどすごい先生だと思います。子供さんが、やっと、えっちら絵を描きだして、まあまあのところに行ったら、ぜひ酒井式でひとつひとつトレーニングするのがいいかも・・・彼のやりかたは、まず、教師が描く、だもんね~。描き方の手本を教えつくすのです・・・

 絵が描けるかどうか、は、その後のいろんな能力がつくかどうか、大きく運命を分けるんじゃないか・・・それくらい重要だと私は考えます。

酒井式で教える教師マニュアルがありました。こういう絵画教室があるといいですよね~。ま、げんちゃんは、もう日にちも予算もいっぱいいっぱいですが・・・・

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  1. とんまま より:

    2学期、始まってしまいましたね。
    げんママさんが最大公約数などに恐怖を感じる一方、こちらは繰り上がり、繰り下がりが始まるとビビっています。
    早速、漢字が始まり、書けると思ったのに、意外に書けない。。。
    読みは得意です。
    お先真っ暗です。

    息子も絵が描けません。
    本当に、恐ろしいぐらい。
    何か描いてというと、昔のげんちゃんのように、迷路のようなものを描く段階ですね。
    げんちゃんの昔のブログを遡り、同じように取り組んでいます。
    点つなぎはかなり出来るようになり、本人も得意だと思うようになってきました。
    次はミラクルアイだと思っていた頃、教材が終了したようで、手に入らず困っていたところでした。

    酒井先生ですか。
    知らなかったです。
    有益な情報をありがとうございます。
    記事を拝見すると、息子にはまだ酒井先生は早いような気がしますがね。
    今後のために。

    文字のように、答えがあるものを書くのは出来ても、絵のように正解のないものを描くのが出来ないのです。
    だから、ある程度のパターンを入れなくちゃいけないんですよね。
    話が逸れますが、正解のない自分の意見、感想を言うのも難しい。
    訓練ですかね〜〜

    それと、同じように、「どうして紙のそんな位置から描くかな?」ということは常にあります。
    「そこから描いたら、全体が描けないでしょう、先の事を考えてみなさい」と言っても、全く心に響いていません。
    どうしたらわかってくれるのかな?とずっと思っていました。

    絵の改善、私も取り組まなくちゃと思いながらも、流されています。
    げんママさんのお陰で、目が覚めましたよ。
    こちらも頑張ります‼︎

  2. glow-gen より:

    とんママさん
    お~~。コメント見て、びっくり
    七田のミラクルアイトレーニングは、製造中止ですか~。
    げげげ~・・・びっくりです。
    七田に掛け合って、在庫をぜひと、嘆願してみてはどうですか。私も、電話かけてみます。そういう声がたくさん集まったら、また再販してくれるかも~。ショックですね。

    ミラクルアイのような、毎日絵のパターンを練習していくようなプログラムは、ほかに探しましたが、まったく見つけられませんでした。
     とにかく、毎日簡単なものから描いていくことが大切です。
     鉛筆が持てるようになってきたら、まず、点つなぎ、そこそこいけるようになったら、つぎは、簡単な図形とか、絵の模写を何百枚もします。
    げんちゃんは、それをやったら、出力してきました。

    酒井式は、その後のプログラムだと思います。
    もし、ミラクルアイがなかったら、
    スケッチブックに描かせたい図形を張って、プログラムを作っておくのがいいです。毎日、それをとにかく、もくもくと写させます。
    簡単なスプーン1本とか、バナナとか、そういう単純な絵柄から、ステップアップします。
    げんちゃんは、400枚は描いてることになります。
    ミラクルアイを2回、2箱やりました。点つなぎは、300問です。私はさせきらなかったので、学研の先生にお願いして、行ったら、まず、それを取り組む、という、感じです。週に3回ペースでした。

     どうして、紙のそんなとこから描くの?は、いまだに、げんちゃんも同じです。
     あれって、なんなんでしょうね。昔よりましになってきてるし、注意してやると、訂正できたりしますが、なんでかな~というのは、ぬぐえませんね。

  3. glow-gen より:

    とんママさん
    自分の意見を言ったり、感想を言う、というのも、やはり、文章のパターンが体に入ってから次の段階でしょうね。
    げんちゃんは、やっと、ぼちぼち出力の時を迎えています。
    数年先、必ず出力してきます。
    がんばって、ひたすら、入力していきましょうね~。げんちゃんも、入力をおこたらず頑張ろうと思います。
    今は、作文練習に入りました。出力法を教えています。

     それまでは、文を写させるのをたくさんやりました。

    入力がはじまってくると、この子たちは、独特の素敵なものが出てきますよ。そこから先は、凡人とは違うような気がします。
     地道にがんばりましょうね。

  4. とんママ より:

    アドバイス心に染みます。ありがとうございます。
    おかげで私のモチベーションも上がります。

    遅ればせながら、昨日、しちだに電話をしてみました。
    やはり、廃盤。在庫なし。
    今後リニューアルで再販の予定もなし。
    ということでした。。。トホホ。

    簡単な形(図形)を描く事は、ぼちぼちやっていました。
    (←ぼちぼちじゃダメですね)
    アドバイスを頂いた後、ふと、枠の中に見本を書き、同じ大きさの枠に描かせてみました。
    はい、想像通りの結果に(当然位置がずれています)

    空間認識(お受験のこの手の問題はできます)というより、全体を見通せないというか、そんな感じです。

    とにかく形や絵の模写でパターンを入れるのをガンガンやることにします。
    げんちゃんの400枚、凄いです。
    うちも目標にします。

    後は、完成の絵があり、もう片方にはわざと一部欠損した絵があり、書き足しをさせるというドリルを見つけたので、やっています。

    視写の重要性をげんママさんの記事で知り、取り組んできましたが、取り組みが甘く、進歩していないです…
    情けないのですが。
    文章を単語や文節で捉えて書き写すことすら、おぼつきませんね。
    口では単語を言っているのですが、目が一文字ごとに本を見ています。
    これは慣れなのか?視写させる段階ではないのか?判断しかねています。

    文章のほうも、まだまだ下積み段階。
    入力を怠らずにいきます。

    素敵なものを出力する日を心待ちにして。

    酒井先生の本を2冊購入しました。
    一つはDVD付きの物(多分話に出ていた本だと思います)
    もう一つは、特別支援の子に酒井式を行う本です。

    見てびっくり、特別支援の子供たち、物凄く絵がうまい!!
    うちなら、これだけ描ければ、絵はできているって思い、別途指導しようとは思わないですよ(笑)

  5. glow-gen より:

    とんママさん
    書写を始めた去年のちょうど今頃、一字ずつ見て、写すので、ばかばかしいような感じでした。でも、とにかく継続です。だんだん単語で写すようになり、今は、文節くらいになっているようです。
    ノートをとるのも、人並みとは言えないけど、まあまあできてきました。1年経ってますからね。
     K先生にお願いしました。彼女は、特別な勉強法とかを提案してくれる、とかはないのですが、とにかく、私がこういう風にやってください、と準備していくと、毎回根気よく取り組んでくれます。なかなか、親は、子供も甘えるし、やらせるのむつかしいですよね。次から次に、やりたいことがでてくるし。

    でも、最初から、これを仕上げる、とか、言う風に、カリキュラムを作っておいて、たんたんと取り組むと、ある日、いろんなことが次のステージに行ってます。

    知的障害のお子さんで、絵はとても上手というのはよくありますよね。げんちゃんたちのような子では、描くことがままならないので、酒井式までいきつきませんね。
     でも、たぶん、酒井先生なら、丸を描くとかいうところから、教えられると思います。線をゆっくりひく練習をさせたり、初歩的な子にはそうするようですね。

     でも、出力ができるまでになると、間違いなく非凡な絵が出てきます。そこまでいくには、くらくらするような道のりありますね。

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