ママの格闘と改善のダイアリー

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夏休みの終わり (その2) 体の伸びしろ

  >夏休みに感じた変化は生活面もありますが、体の変化も感じます。

 私の”どへたなキャッチボール”の相手では、二人とも、玉ひろいばっかりしています。私の運動音痴は昔からだけど、やれやれ、ここへきて、子供のキャッチボールの相手をするとは、人生とは思いがけないものだよね。パパは、別に悪いやつではないけど、イクメンからは、程遠く、キャッチボールなんて期待できません。彼はいないとめちゃくちゃ困るけど、育児では、はてしなく、黒子といった感じです。

 げんちゃんは、上半身の使い方がだめだし、力を物体につたえる、つまり、ボール投げができないので、ゆる~い野球教室に入ったわけですが、入って1年とちょっとたって、ごく普通に球投げをし、きちんと来たボールなら、まあまあ取ったりしてます。もちろん、どんくさいグループに入りますが、極端な遅れを感じるようなことはなくなりました。少しずつ少しずつ、継続すれば上がっていく、地味ですが、進化を続けているようです。

  経験的に、体への運動アプローチは、私を裏切ることはありません。体の伸びしろは、やるほどに伸びていく。・・・・だから体へのアプローチはほんとに信頼感というものがある。
 新しい体操の先生は、私の友人ですが、結婚前はあるプロの体操集団(まあ、サーカスみたいなもの)で働いていたというだけあって、そのレッスンの的確さといい、げんちゃんの体の見立てといい、素晴らしいです。私が、言葉にできないけど、異常を感じている部分を的確に判断している・・・
 週一ですが、先生曰く、
「確実に伸びてるよ。体の使い方、まだまだだけど、私が始めたころと比べたらよくなってきてる。」

先日、それを確かに感じたのは、公園での一コマでした。

 げんちゃんは、ブランコで立ち漕ぎをみずからマスターしました。立ち漕ぎ? 今までできなかったの?と言われそうですが、げんちゃんの立ち漕ぎは、私の期待するものではなかったのです。ブランコで、立ち漕ぎをマスターしているお子さんのやりかたというのは、こうです。
 足と手と、胴体のしなりをムチのように使って、膝もよいタイミングで曲げ伸ばし、その推進力でぐんぐん漕いでいきます。はたで見ていて、こわいくらいに、ふりこになったブランコはダイナミックに動いていきます。
 これは、まさに、上半身と下半身の連携プレーであり、手と足の協調でもあり、体幹の安定でもあるのです。

 げんちゃんの今までのそれは、体を棒立ちして、なんとなくぶらぶらさせるような、そんな感じでした。たぶん、幼児はそうだと思います。ダイナミックな乗り方にはなっていない。げんちゃんの上半身と下半身は、まったくうまく連動できていなかったのです。

 それが、ある日、公園で、何気に、マスターしました。マスターすると、どの子も一度はするように、ブランコびゅんびゅん漕いで、楽しそうに風を切ります。「楽しい」と連発して、次の日も、次の日もやりたがりました。

 体が欲しているのでしょう。パズルがうまく合わさったみたいに、脳がどこかでひとつつながった。これも、夏休みにクリアした体の機能です。
 げんちゃんは、低位の脳が支配するステージから、上位脳の支配に移ってきたのだと思いたいです。体の使い方は、右手だけ、とか、左手だけとかいうステージがあって、両手に移行します。また、ボディーの方も、上下半身がばらばらで動く段階から、なめらかに連動する段階に入ると思います。左右がなめらか、上下がなめらか・・・こういうステージに入ってくると、脳は、上位の方がずいぶん動いてきた、と考えてよいのではないか、と思います。そのことが、日常生活のボトムアップにつながり、学習の理解力も上げていく。

 

 「上半身と下半身うまく連動しだしたよね。」
と、体操の先生に言うと、彼女は、
「そうね。でも、まだまだ、だめよ。」
と言って、クロスクロールをげんちゃんにさせました。ボディーが動いて肩がぶれてしまいます。確かにね・・・・

 彼女は的確だな、と思います。

 でも、そうはいっても、進化はとどまっていません。スイミングは25メートルクロールを手中におさめたけれど、息継ぎで、体が立ちます。本人も、なんか感じるらしく、見てると、自分で工夫しています。さらに、よく見ると、違うレーンで、バックにトライしてました。できると楽しい。だから、またさらに上をめざす・・・・水泳では、こういう良いサイクルが生まれてるんだな、と思います。良いサイクルを生むには、あるところまでは、やはり、苦しくてもがんがん取り組んで、できるようにならなければならない。

 人生の教訓のようだ、と思います。

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  1. glow-gen より:

    Sさん
    運動は本当に大切です。普通の子でも、運動がそんなに好きな子ばかりではなくて、ほっとくと、じっとしていてうち遊びばかりの子もたくさんいます。
     昔は、それでも、生活自体体を動かさないといけないことが多かったので、カバーできたのでしょうけど、現代は、楽な生活様式になっているので、それものぞめません。
     しかも、われらの子は、ほんとに、自分からゼロから1を踏み出さないのが特徴です。
     もう、死に物狂いで運動させるべし・・・これは私の持論です。ママは体力勝負ですよね。ママが無理なら、とにかくそういう教室でもなんでも参加させる。とにかく、子供はいやがるかもしれませんが、おいたててでも運動がんばってくださいね。
    運動の伸びしろは即効性がある気がします。
     お絵かきですが、くいつかなかったら、くいつくものからいってみたらどうかな。とにかく、原則は、三角を丸に、でかすりもしないものを取り組もうとすると効率が悪いです。お絵かきも、そこそこやるなら、時間をとってさせていいと思います。塗り絵とか・・・点つなぎもいいです。げんちゃんはお絵か不能でしたから、そこそこ鉛筆もてるようになったら、点つなぎからやりました。300問はやったかな~。地道に少しずつ日々取り組むのがいいです。
    テレビを見たい時は、もしかしたら、テレビで語彙を増やそうとしているのかも、気にいった良質のテレビ番組だけ、チョイスしてみせるのは悪くないです。げんちゃんの語彙が増えたのは、テレビも影響してます。でも、1時間くらいだと思います。決まったものを見たらぱっと消す。習慣にすると、わりと、苦にせず、消しますよ。
     低学年はほんとにどれもこれも、穴だらけの時期でつらかったです。がんばってくださいね~。

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