ママの格闘と改善のダイアリー

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障害児という”枠概念”を持たず、ゼロから1を突破する

発達障害初めての外食

高校生のげんちゃん、初めての一人外食

最近もう一つのチャレンジをさせました。

一人で、食堂を利用するというミッションです。

実は、11月、げんちゃんは、出先で私を待つ間、一人で食事をしなければなりませんでした。良い機会なので、自分で適当な店を探し、一人で食べるように言いました。
しかし、明けてみると、げんちゃんは、コンビニで食料を買って、ビルのベンチで食べてしまいました。私の言うことを無視したのです。
やはり、一人で食堂に入るのは勇気がいったのでしょう。

そして二回目、それも失敗に終わりました。
ホテルのアルバイトの帰り、駅のドーナツ屋さんで、腹ごしらえしてからお帰り、と、私はねぎらいのつもりで言ったのですが、げんちゃんは、テイクアウトしました。

そして、先日、今度こそ、トライするように言いました。ホテルのアルバイトの日、かなり早めに職場につきそうだったので、地下街で昼ご飯を食べるように言いました。

外食なんて、人生で何度もしているはずですが、一人でやった経験はありません。

しかし、ついに、げんちゃんは、勇気を出して決行しました。その時げんちゃんが、送ってくれた写真です。

繁華街天神の地下街の、お蕎麦屋さんです。

もたもたしていて、なんと、仕事は遅刻寸前になってしまったようですが・・・と言うより、時間見込みがいいかげん。(汗)

家に帰ると、げんちゃんは、

「お金を払うの、なんとなくわかった。」
などと、当たり前のことを、すごい達成感を持って、報告しました。

そして、一度成功するると、抵抗がなくなったようで、翌日、ホテルのアルバイトに向かう前に、同じ地下街で、オープンカフェに入って、飲み物を飲んだようです。

一度超えてしまうと、あっというまに、それが昔から行われていたかのように当たり前になる瞬間です。


(げんちゃんからラインで送られてきた写真2枚)

まったくできないところから、とりあえず”できる”、にかえるエネルギーはすさまじい

そういえば、げんちゃん育児は、ゼロのものをいつも、すさまじいエネルギーをかけて、1にする育児でした。普通のお子さんは、皆、最初が1です。ゼロではありません。1から2にするのは、ゼロから1にするエネルギーに比べれば、何ほどにもないところがあります。

絵だって、まったく描けない、というとこから、とりあえず、下手でも描ける、というところに持ち上げました。これには何年かかったでしょうか・・・

今、一人でお蕎麦屋さんに入る、というのは、昔より、ずいぶん楽な”ゼロから1”です。
いや、ゼロから1でもないのかな~と思います。1から2,2から3,・・・という、積み重ねて行く成長の一つにすぎないかもしれません。

アルバイトも、今回、最初のアルバイトほどのドキドキ感は、私にはありませんでした。

ゼロから1の過程は、まったくできるとは思えない挑戦です。人から見たら、無理と断言できるようなものもあります。
しかし、ゼロから1は、チャレンジをしていくかどうか、選択があるのみだと感じます。

小さいころのげんちゃんみたいに、できるものが何もないような子は、すべてがゼロから1の挑戦だったな・・・と思います。げんちゃんの子供の頃の、”ゼロから1”を考えたら、今のゼロから1は、ずいぶん、楽になっているものが多いような気がします。

そして、すべて1になれば、あとは、2,3,4・・・と、どんどん進めて行って、最終的には、身の回りのことなんでも自分でできる、生活力旺盛なげんちゃんを完成させたいです。
さらに、願わくば、その上へどんどんいってほしいです。今から一つ、先に進めて行くことを、死ぬまで続けて行けばいいと思います。これって、普通の人でも同じことなのかもしれません。

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  1. Takeko より:

    確かに誰でも一生学び続け成長し続けて行きますよね。そういう意味では、0から1、2、3…とステップアップして行くのは当たり前なのかもしれませんね。きっと、このまま、げんちゃんは成長し続けて行ってくれると思います。そして、しっかり働けて生活力も高い人になることでしょうね。

    しかも、げんちゃん、前より、慎重さが生まれて来ているのかな、と思います。初めてのことは躊躇してしまうわけですから。勇気も充分あるけれど、そこに慎重さも出て来れば、今後はさらに色々なことがクオリティの高い状態で出来るようになるでしょうね。

    ちなみに、私自身も、まだまだ自分が成長し続けている部分があるのを感じています。自分のことを新しく知るという意外な出来事があったり、これは、こうだったんだ!と悟ることも多々あります。残念ながら記憶力が、かなり衰えているのですが。

  2. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    Takekoさん
    ありがとうございます。
    げんちゃん、確かに小学校時代とも、中学校時代とも違いますね。

    しかし、できた、と思った瞬間、信じられないくらい、つながりを考えることをやめます。
    できた、終わり・・・
    一つ一つがぶつ切りで、しかも、次へつなげて考えない、という、普通の人ではありえない性質のおかげで、なかなか進みません。

    普通なら、これだけできたのだから、と思うのですが、そこがどっこい、げんちゃんの恐ろしいところです。
    しかし、人の下で、言われたことをとりあえずする、と言う肉体労働なら、少しはできる、ということがわかりました。

    自分で考えたり、パターンがかわったりすれば、すぐにやらかすでしょうが、働くという忍耐力はあるんだな、と思いました。

    慎重さ・・・う~ん、出てるんでしょうか~。昔から、私がやりなさい、と言っても、めんどくさいとやりません。
    今回も、むつかしそう、めんどくさい・・・の方で、お店に入らなかったような・・・

    げんちゃんは、普通の人が気にするようなことを、まったく気にしないので、ひどく叱られても、あまりメンタル病みません。どころか、こたえてない!

    まわりからの圧で、つぶれもしないけど、奮起してがんばることもない。彼が成長するぞ~って、頑張る起爆剤って、なんなんかな~、と思います。

    Takekoさんも、新しい出発、ほんとに楽しみですね。生きて行く以上、自分が誰かの役に立ったり、成長していけたり・・・・生きる価値ですよね。げんちゃんも、そう感じてほしいです。

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