ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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「見る力」「聞く力」~聞く力について その4 

   > げんちゃんの聞く力について考えていたら、なんだかちょっとため息が出てきます。聞く力ってのは、前出の上嶋恵さんの本で紹介されるようなトレーニングで、多少は訓練できるかもしれないけれど、私が、げんちゃんに求めているような、たくさんのことの同時処理的な聞く力、そして、的確な出力をともなう聞く力を、すぐに養えるとは到底思えないからです。実際の現場は、トレーニングで抽出した内容に比べれば、はるかに情報量が多くて複雑です。パイロットが飛行機のフライトをするのに例えれば、パソコンシュミレーションと、実際の飛行ほどの隔たりがあると思います。現状の情報処理能力というのは、すべての能力の上に君臨する、最高峰の力です。

 一つ一つの処理ができたからといって、それを、なめらかに組み合わせ、すばらしい出力を生む、という結果は、今のげんちゃんからは、まだまだ出てきそうにありません。

 とはいえ、何かしらのことをやらねば、ますます到達点がはるかかなたのままでしょうから、とりあえず、トレーニング内容を決めました。

1、算数のドリルは、部分的に、問題を読んでやって、聞いて書かせる。
2、国語の問題集も、読んで答えさせるものを作る。
3、理科社会は、参考書を読んだり見せたりしながら、聞いて、ノートをとらせて予習させる。(今までは見ながら説明してばかりでした。)
4、買ってから、あんまり取り組んでいないTLP(音楽療法のヘッドホン  詳細は、チンジンさんブログで見てください。)に取り組む。
5、前庭覚の問題に取り組む。(これは、また書きますね。げんちゃん、くるくる回しても目が回らなくなってます。昔はまわっていたのに・・・)

6、単純に聞くトレーニングだけでなく、地道に、すべての知的能力を上げる。(ここは、今さら言うまでもなく、これまでと同じです。)

まあ、漠然としてますね。でも、とりあえず、目で見て解く・・・ということに加えて、聞いて解く、という時間を設けるくらいのことをしようと思います。

とにかく、げんちゃんは、算数の勉強にすべてのエネルギーがそがれます。ブラックホール算数! こいつが吸い込む吸い込む・・・

 げんちゃんは、知的能力の高いアスペルガーのようなお子さんとは対照的に、本当に学習能力が低いです。そして、学習能力のわりに、逆にコミュニケーション力や、生活力は、もしかしたらあるのかもしれません・・・(知的能力が低いわりにということで、特別高くはありませんよ~。もちろん。)その証拠に、オセロゲームをすれば、支援クラスの2年生にさえ負けてるし、情報の連携、理論的に推察する能力なんてのは、唖然とするばかりです・・・

 そして、昨日の日曜。ほんと毎回うんざりです。宿題があるというのに、まったく意に関せず、夜になるまでとりかからず、夜になってとりかかるとすぐに眠くなります。一日の時間配分とか、自分のやるべき段取りなどを考えず、まず、目の前の、やりたいことありきです。

 夜になって、私のテンションがあがってひどく注意すると、
「あ~、もっと早くすればよかった~。」
だの、僕はばかだ~など、後悔します。宿題はやらなくてもよいとは思っていないようで、時間がぎりぎりになると、焦ったりしてますよ。しかし、最後の最後になるまで、目の前の興味をひきつけるのもに、意識のすべてを奪われてしまい、刹那刹那の暮らし方になるようです。

 同じ注意を毎週うけて、反省し、また次の日曜は同じ事を繰り返す。まさに、これぞ発達障害そのもの、と私は思います。

 だから、月曜の私の気分は最悪です。職場でいつも愚痴ってます。
「あ~、私は、今日は病んでます~。ああいうのにかかわっていると、ほんと精神病む病む・・・。」
と笑い飛ばしておりますが、まじ病みそう・・・笑

 で、夕方、あ~~~!叫んでしまいました。
そうです。娘の受験の三者面談をすっぽかしてしまった! わお~~げんちゃんのことばかり考えて、完全スルーしてしまってます。

 やれやれ、よくある、障害児をかかえると、ほかの兄弟にしわ寄せがくるっていうあれだな・・・

 ほんと、病んで当然だね~・・・ 病みの月曜日、とホームスクールあけの木曜日でした。

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  1. ゆうママ より:

    ほんと、ため息…ですよね。
    うちの子は言語力、国語力が凹なので、聞く力というよりも理解力なんですよね〜。わからないことしゃべり続けられても聞けないのは当たり前…ってところで躓いているような…
    音を聞いてリピートすることは案外得意で、英語の文章でもリピートしたりできます。というか、日本語と英語で差がないかも。これはつまり、日本語がしょぼすぎってことです。

    げんちゃんは勉強、嫌がらずに取り組んでくれますか?うちはすっかり勉強嫌いにしてしまいました。焦りますが、嫌々やらせても険悪になるだけなので、以前の半分くらいに減らしました。
    そして、私から聞く言葉って、気がつけば、注意や叱言が多くて、すっかり聞くことにも拒否反応が…

    遠回りなようでも、一緒に楽しい話しをしたり遊んだりする方が聞く力が育つのかも、と思ったりしています。
    それと並行して、国語力、言語力、読む力を伸ばしたいです。どうしたら上げられるのでしょうね?
    聞く力から外れてしまってスミマセン。

  2. ゆうママ より:

    度々スミマセン。
    上嶋先生のトレーニングは、もともとの聞く力(言語力、理解力)はあるのに、注意が逸れたり、集中できないために聞けてない子には効果的なのだろうと思います。
    我が子はやっぱりもっと本質的な部分の凹みなんだろうと感じます。言葉を脳の浅いところで理解?してる感じです。脳の使い方間違ってる感じがするんですよね〜。言葉が意味をもったものっていうより、音声情報ととらえてる感じです。ほんと配線間違ってます〜。げんちゃんは国語が凸なのでそんな感じはないと思います。

  3. とんママ より:

    これって、私の気持ちを書いてくれたのですか??
    というぐらい、私にとってもタイムリーな内容でした。

    1年生とはいえ、既に様々なテストをやり、持ち帰っています。
    そして、のび太もびっくりな衝撃の出来。

    テストの問題を私が読んで、答えを聞くと、一応わかっている問題が半分以上はありました。
    もちろん、お手上げな問題もありますよ。

    自分の力だけで文章を読み、理解をして(←ここが大事ですよね)、出力する。
    彼らにとって、この一連の作業が、本当に大変なことなんですね。
    まさか、一年生のこの時期に、こんな壁にぶつかるとは思いませんでした。(もうちょっと先かなと思っていました)

    そして一番最悪な出来は、国語の聞き取りテストでした。
    きくきくドリルもやっていたのに、ホント、信じられませんね。

    こんな悲惨な状態ですから、夏休みに少しでも挽回すべく、計画中です。
    うちは身体づくりがまだまだですので、そちらにも比重を置く予定です。

    これら、前庭覚に関係があるのでしょうか?
    とんちゃん、前庭覚からっきしダメです。
    これについての記事も楽しみに待っています~

    そして、目の前のやりたいことありきですね。
    全く同じです。
    げんちゃんはその後反省をしていますが、とんちゃんは全くその気なし。
    これって、どうしたらいいのでしょうかね??

    私も最近、どっぷり疲れています。。。
    仕事をしている方が、よっぽど楽です。

  4. glow-gen より:

    ゆうママさん
    レス遅くなりました。水木は、げんちゃん教育で、仕事の時よりなんか余裕ないですね~。やれやれ
    ゆうママさんのお子さんは、国語のほうが溝なんですね。溝のところは、ほんとにやっかいですよね。
    げんちゃんも、少数の割り算を教えてる段階にきて、20までの加減が、まだいまいちあやふやだったり、え~~。もういい加減にしてくれよ~、ということがおこります。
     言語が溝なら、そいうことが言語におこるわけですよね。溜息ですね。
     うまくいく方法が少しでも確立されているなら、ぜひ、ここで紹介してほしいです。
    お友達の言語のほうが溝のお子さんには、とりあえず、フレーズの暗記かな~とか思って提案してみてますが、どうなんでしょうね。

     子供が言語をものにするとき、ひとつのDVDにはまったりしますよね。それを暗記してしまうくらい見ます。そして、そこで覚えたフレーズを、やたらに使ってみるようです。そして、いけたら、なるほど~というのを経験して、体にいれていってました。
     言語は、状況とセットなので、映像のない、国語のプリントなんかでは入らないのではないかな、と思います。
    きれいな流ちょうなことばが使っている、DVDの反復。これがよかったですよ。
     げんちゃんは、ある時から、よくDVDにはまり、繰り返してました。とにかく、暗記するくらい見る。
    おねえちゃんは、幼稚園の時、宮崎アニメを暗記してました。朝起きたら、まず、それをつけるのが日課でした。そして、気づいたら、そこで得た言葉をガンガン使ってました。彼女は、その後本を読みまくり、数Ⅲはできないけど、現国は、クラスでもいつもトップらしいです。
     まあね~。溝になってるところは、普通のやり方が通用しないですから、アドバイスになってないかもですけどね。
     げんちゃんは、算数の何をしてもなかなか進みませんからね。ただ、国語プリントは、映像がないから、やっぱりむつかしいかもですね~。宮崎アニメみたいなのではなく、もっと単純な子供向きアニメくらいを見せて、しかも平行して、宮崎アニメ・・・げんちゃんの算数も二本立てですよね。・・・

     

  5. glow-gen より:

    ゆうママさん
    勉強へのモチベーションがすっかり下がってしまったというのはよくわかります。
    げんちゃんも、今あぶないところを行ってます。そういう年頃なんだと思いますね。自我が芽生えて、気がのらないことができなくなってきている。
    ここんとこ、私もかなりスランプです。前より、のびてるから、ここでぐっと伸ばしたいのだけど、本人と足並みがそろわないです。
    毎回ホームスクールは手ごたえないまま終わってます。
    先生の個人レッスンも似たような感じですから、他人だといいというわけでもありません。

     なんかこう、4年が伸びる時期なら、5年は、ための時期なのかもしれないです。でも、やらないと、さらに落ち込むし、どうしたものでしょうね。
     たぶん、本人のやりたいことをどっぷりさせるのが良いと思われます。ただし、げんちゃんのやりたいことはゲームとかもあります。学習能力があがることで好きなこと、そこに思いっきり振らせることがいいのではと思います。
    友達と遊ぶのいいんでしょうけど~・・・やはりバランスですよね~。
     うちも、相当苛酷にやってきてるので、リバンウンド来てもおかしくはないです。そこをどう逃がしていくか・・・たぶん、5年の壁かもしれないですね。

     試行錯誤中なので、またブログにまとめてみたいと思います。何か突破口が見えたらぜひ教えてください。

  6. glow-gen より:

    とんママさん
    1年生なら、まだまだ、反省なんてしないですよ~。大丈夫です。後悔なんてするのは、ほんと4年生くらいからでしたよ。うちも・・・
    目の前にあることのみ・・・この刹那のキャラは、見通しがたたないことにあるようで、そこの能力がつくのは、普通は上学年でも、げんちゃんたちは、もっとあとなのかもですね。
     
     低学年なら、とにかく、親の言うことをきかせて、各論をひたすらのばすだけ・・・我が家の場合はそうでしたよ。
     問題を解こうにも、問題の要求が察知できない・・・まさに、ずっと我が家もそうでした。だから、勉強は、すべて、横でサポートです。4年でも、理科社会の問題はまだまだサポートがいりました。
    下の図のAのあてはまるものを(あ~お)の中から選びなさい、みたいな問いは、何を言ってるのか、外国語のように感じてるみたいに見えました。
     問題解く以前ですよね~。それが、やっと今日この頃わかりはじめたばかり・・・
     
     宇宙人が、ちょっと地球のシステムになれてきた・・・そんなかんじだよね。やれやれ。
     夏休み貯金は大きいです。冬休みも春休みも1か月くらいほしいです。
     時間と戦うのは、小学校というシステムがあるからなんですが、時間を考えず、彼のペースでやれたらいいな、と思うときもあります。でも、あせりながらやってるので成長が早い部分もあります。時期によって、母親が調整する必要がありますね。

  7. とんママ より:

    ちょうど先日、担任より「問題文を読んで、解答することが難しいようです。自宅で教えてください」といった内容が連絡帳に書かれてきました。

    そうなんですよね、問題の察知が出来ないんですよ。
    それでテスト中暇らしく、落書き。。。

    しかも、テスト用紙に文字がびっしり。
    (1年生って、こんなんでした??って感じですよ。余白殆どないです)
    こりゃ、目に問題のあるとんちゃんは、ダメだわと思いました。
    下敷き使用や問題の拡大をお願いしてみますが、どうなることやらです。

    意味も分からなければ、どこを読んでいいのかもわかりませんね。
    うちはまだまだ宇宙人です。

    やはり計算ドリルのように「2+3」と問題の意味がズバッと書いてあるものは、できます。

    昨日より、宿題も増えました。(算数計算カード。単語帳みたいなやつです)
    他の方も宿題量が多いと仰っていますが、本当ですね。
    (学年は違いますが。ほんともう、今の状態でもお手上げ、アップアップです。みなさんすごいですよ)

    夏休み貯金、どこまで貯められるか?
    せめて、プラマイゼロにはしたいです〜

  8. glow-gen より:

    とんママさん
    1年生は、最初は、のんびりでげんちゃんも、少しはついていけるかな~と感じたけれど、夏休みを過ぎると、ぐっと本番みたいになってきますよね。あせりわかります。
    げんちゃんは、2年になると、もうからっきしだめで、支援クラスのお世話になっていますからね。問題を読んで、その意味をとるのは、げんちゃんなんて、いまだに、できないの多いです。でも、簡単なものはできるようになってきたので、まさに、今年からという感じです。地道にやっていけば、少しずつ上がっていきます。めけずに、とにかく、小銭貯金です。笑
     目の問題があれば、そこを伸ばすと早いかもですね。げんちゃんは、頭蓋仙骨で改善したように思います。また、運動でも上がったような。
     低学年の積み重ねが、次の上学年でのステップになります。もう、まじに考えればあせることばっかりです。
     問題がわかるというのは、脳の働きでいうと、すごく上の方なんでしょうね。あせる気持ちをおさえて、下からしあげていくしかありません。がんばりましょうね~。

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