ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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発達障害、高校卒業後の進路は難しい


げんちゃんが、高校初めの頃か、S先生との合宿で作った、手吹きガラスのコップに、庭に咲いた、チョコレートコスモスをさしました。

高校三年の2学期です

9月も終わります。
5歳でげんちゃんの発達障害が発覚して、あっというまに、高校まで駆け抜けてしまいました。
そろそろ、居場所を提供してくれていた、この高校の卒業が、迫ってきました。

考えてみれば、高校を卒業する頃のげんちゃんは、もっと成長して、普通になっている予定でした。
少なくとも、生活する範囲で困らない学力もつき、普通のソーシャルはこなして、コンビニバイト(までいかないとしても、それに少しは寄せたバイト)を、四苦八苦しながらチャレンジするくらい・・・・

でも現実は、まだまだ常識感はない、会話力はおぼつかない。コンビニバイトは絶対無理・・・

人生とは、常に計画を修正しながら進んでいくものではあります。やつの場合は、下方修正のみと言った感じですが。ははは・・・・笑

心が動きにくい発達障害は、なかなか成長が遅い

「げんちゃんにしたことを、他の発達の子にしてきてたら、もっと伸びているよ。」
これは、S先生が私によく言うセリフですが、確かに、心というものが、まったく動かない、動かそうとしないげんちゃんの場合、何かをしかけても、その効果は、遅々としたものであることは間違いないです。

幼児期、げんちゃんと同じように見えたのに、げんちゃんより、はるかに、能力が高い子が何人もいます。
その子たちは、小さなころから、感情の起伏がげんちゃんより見事にありました。言語能力も、高かったです。今となれば、一緒に見えていただけで、そもそもが違ったようです。

あらためて高校3年生のげんちゃんを見つめます。
来年卒業したらどうしたものでしょう・・・

高校留年はできないかも

面談で、来年も、学校に在籍させてください、と言ったのですが、なんと、げんちゃんは、不登校なしなので、単位をクリアしているそうです。単位を満たして在籍するのは、前例がないそうです。
「体育だけさぼってもらって、単位を残して留年する、という手もなくはないですが、来年、体育だけ出席しにやってきますか?」

そう言われると、考えてしまいます。

やれやれ・・・
かといって、入学可能な専門学校を探してきたとしても、内容はものにできず、適当にすごして終わり、という結果になりそうです。

もう少し、歴齢にあった中身を作るまでは、あせって、世間のスケジュールに合わせるわけにはいかない感じです。

もっと、彼にあったカリキュラム、内部充実のための1年にしなければと思います。
18歳目標だったゴールをもう少し上に持ってくる感じです。

福祉の世界を利用するなら、向上心が相当ないと、伸びない

福祉の世界の提案もありましたが、自分よりできない子も多いところで、のんびりさせれば、どかっと落ちてしまうのは目に見えています。・・・
あつかましいげんちゃんなら、自分はできるくらいに、すぐに勘違いをおこすのは間違いないし。これで別にいいじゃん、とたかをくくって努力しないようにも思います。

どうしたものでしょうね~・・・

高校の今まで、進路については、おぼろげながらイメージして、なんとなく、それにあった道がつけられていました。高校も、げんちゃんの中身を作るプラットフォームとして、ありがたい場所でした。
さあ、ここから先、どうしましょう!!

発達の子が困るのは、きっとここからなんでしょうね・・・わかる気がします。

とにかく、げんちゃん自身が、ブレークスルーさえすれば、道なんて、向こうから来るでしょうが、なんたって、本人がいつも逃げ腰ですから厄介です。
今は、毎日、こつこつ、S先生のところでしっかり指導してもらいながら、逃げ場をふさぎ、徹底的に取り組むしかないです。
今は、やれることのすべてをやって、あとは、神様任せ、ということにしましょう・・・

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  1. 夏みかん より:

    げんちゃん、来年の高校在籍は難しいのですね。ここから先、プラットホームをどこに置くか、大変悩まれますね。

    高校卒業後から先の人生、ここをどう生きていくかなんですよね。

    長男はどんな方向へ進むか全く未知数です。来年は受験生です。おそらく家から1番近い学校へ進学することになりそうです。

    とにかく体力、精神力の消耗が大きいので、余力が少しでも残せる場所じゃないとなんの指導もできないとなりがちです。

    本人の偏差値よりずっと低い学校なので、それが吉と出るかどうかですね。
    けっこう真面目なので流されにくいとは思いますが、真面目な生徒と不真面目な生徒の差が大きな学校ですので、もまれて学びとなってくれたらいいなぁと思ってます。

  2. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    夏みかんさん
    そうですか~。感じ方が大きくて、エネルギーを使っちゃうんでしょうか。げんちゃんにわけてほしいですが、それはそれで大変ですよね~。
    なかなかバランスよくが難しい子たちですよね。
    とにかく、18歳くらいになってくると、能力が低いとはいえ、身勝手に固まりやすくなります。固まってしまえば、なかなか改善が難しくなると思います。

    だから、親の介入が難しいところにやってしまうと、そこで、好き勝手に、勝手に完成させてしまうようなところを感じています。

    上手な方便、手抜きの技術。ごまかす術など・・・そんなもの通用しないのに、勝手に通用するぐらいに思っていくように感じます。

    だから、まだまだ、介入ができて、チェックし続けられる環境でなくてはなりません。

    お子さんは、内容は違えど、その都度、親のアドバイスや方向修正が必要だと思います。
    近くの学校で、親も、顔出しやすい環境は、とてもいいのではないでしょうか。

    パーフェクトな学校は存在しません。学校選びは、何を重視したからここ。そこでは何が足りないのか。
    そういうことを、しっかり分析し、足りないことを補い、いいところは、限りなく利用して、お子さんを伸ばす。
    そういう戦略が求められてきますね。

    こっちの方が試されて行く感じですね・・・
    ほんとにスキルのいる子育てだと感じています。

  3. Takeko より:

    げんちゃんは小さい頃から激しく思いを出すということがなく、生まれつき情緒面の発達がゆっくりのタイプなのだと思います。そうなると、S先生が仰る通り激しく思いを出すタイプの子にするようなレベルの指導をしても、同じだけ情緒面が発達するというわけには行かないのだと思います。

    つまり、それは、げんちゃんの生まれ持った条件自体で決まっている部分も大きいということになりますから、スイスイ改善が進んで行かないということが起こるのは必然性のあることなのかもしれません。

    そう考えてみると、今のげんちゃんの改善スピードは遅いわけではないと思います。本当にげんちゃんは、ここまで大きな変化や成長を遂げて来ましたよね。げんちゃん以外の発達の子達全員が普通に色々なことをやりこなしたり考えたり出来るようには、なかなかならないわけですし。

    また、げんちゃんママさんが仰る通り未来のことは私達人間には分からないものですよね。神様にしか分からないものですから、私達が予定を決めたところで、その通り行くことはまずないと思います。下方修正になっていたとしたら、げんちゃんの伸びが悪いというよりは、そもそも予定通りに行かないものだから仕方ないということなのではないでしょうか。

    しかも、良い予定外、つまり上方修正も実は各所で起こっていましたよね。初めにスーパーでバイト出来たことや、3年間でサクサク単位を取得してしまうことなど。

    もちろん、これからの進路選択は難しいのですが、げんちゃんが成長したからこそ選択肢が広がった面もあると思います。

    はえば歩め!と思いがちですが、そんか本能まかせの親心を持つことが許されるのは一般の子の子育てですよね。はったら一旦喜び、その先の成長は期待せずに、なおかつ先に進んで行けるように導く、ということが必要になって来ます。しかし、これが出来ている方は非常に少なく、だいたい18才ぐらいになると親御さんも良くも悪くもあきらめモードになりますよね。

    つまり、こちらの予定通りだったり望む方向への改善・成長はあきらめながらも、本人の歩幅だったり本人の適性に合った改善や成長はあきらめない、ということが出来ればなと思っています。しかも、これを一生涯やり続ける必要があるのですから大変なことだと思います。

    18才を越えても改善に挑み続けているげんちゃんママさんは本当に貴重な存在だと思います。先は長いので、道中楽しみながら歩いて行って下さいね。

  4. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    Takekoさん
    分析していただいて、励ましてくださってありがとうございます。
    ほんとにありがたいです。

    ほんと18歳になってしまいました~。びっくりです。
    小さな頃はいろいろ思い描いたりして、がんばっていましたが、実際18歳になってみると、普通とは全然言い難いのであぜんとします。

    なんとか、しっかり自立できるように、まだまだ油断せずやっていかねばならないな~と、思います。
    しかしおっしゃるように、18歳過ぎて、親の言うことをしっかり聞きながら、努力し続けている発達障害の子は少ないかもしれませんね。

    そのころになると、子供も固まりつつあって、親の言うことはあまり聞かなくなっていたりしますね。
    努力させ続けることはほんとに困難です。

    大学や専門学校に行って、しっかり吸収できる基礎能力のある子はいいですが、げんちゃんのように、いまだに小学校の課題をやっているような子では、行くところがないです。

    そろばんも7級どまり、なかなか次を受けられるようになりません。
    まだ空間認知能力なども足らないと感じます。

    げんちゃんは恵まれています。指導してもらえるし、色んなチャンスをもらっています。
    それを当たり前と思わないでほしいと、いつも思います。

    あと何か月か、げんちゃんが、自分がもらったチャンスをものにできるか、捨てるのか、神様は見てるな、と思います。
    目に見えない岐路に立っていると思うのです。私にも助けてあげられません。何処まで本人が自覚できるか、一人で神様の前に立っていることを感じてほしいです。

    全力で頑張ってほしいと思います・
    そうすれば、自然と何かしらの道が開くでしょう。
    自分でつかんでほしいものです。

    ロボ君とはほんとに違いますよね~。自覚と言うものが全く違うんですよね~。笑

    私は、ちょっと離れたところで、げんちゃんを見てるようなところがあります。
    おんぶしてあなたの人生を、私が歩くわけにはいきません。
    アドバイスしてサポートしますが、神様の門をたたき開けるのは彼ですね~。

    どうなることでしょう。4月どうなるのか、流れにまかせ、神様のなさることを見るのは、ちょっと楽しみでもあります。

  5. ゆうママ より:

    高校卒業後の進路、本当に悩ましいですね。おっしゃる通り、高校までは方向は決まっていて、その中で息子のような子でも行けそうなところという視点で探してきましたが、ここからはどこに向かっていったらいいのか途方に暮れますよね。

    息子は専門学校に進学する予定ではありますが、それも時間稼ぎにしかすぎないと思ってます。好きな分野だということが救いではありますが、入れば大きなギャップを感じると思いますし、続けることができるのか不安です。まだまだコミュニケーションもおぼつかないし、常識的な振る舞いもできていないです。そんな息子でも、こんな奴、として受け入れてくれると良いのですが。
    専門学校の学習面も想像できないです。今のゆるい高校と同じようなつもりだとついていけないと思います。留年とかもあるものなのでしょうかね?ほんと、どうなることら?です。

    18歳ですね。もっと楽になってると思ってましたよねー。幼い頃とは違う、もっとシビアな課題に向き合わなくてはならなくて…なかなか気が晴れないです。

    • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

      ゆうママさん
      ずっとこの場で交わらせていただいて、ずいぶん経ちましたよね~。
      ホントに励まされてきました。あらためてお礼申し上げます。
      18歳、こんなに早く来るなんて、という感じです。
      お子さんは、専門学校に行くんですよね。
      一般の専門学校ですから、ほんとに心配も多いと思います。あと少し、内面を充実させる場所があるといいですよね。あと1年でも、専門学校へ向けて、常識感やソーシャル、基礎知識、学力などを底上げしたいものですね。
      普通のお子さんだって、そういう場所が必要な子はたくさんいると思います。

      私が専門学校を思いとどまっているのは、そこに逃げ場を作るような気がするからです。
      自分はついていけないのに、上滑りに、なんとなく合わせて、学校もそこまで厳しくなかったり、厳しくても、方向性が違ったりすると、この子はちょっとグレーだよね、なんて、目こぼしされたりする。
      学友も、この子は違うから、と、適当にあしらわれてしまう。
      そういうことを、げんちゃんなら、やっていけている、くらいの感覚でずうずうしく、過ごしてしまうと思うのです。
      ホテルの給仕のバイトができたと、思っていたことにも表れます。体よく、部署をかえられて、皿洗いになったのに、全く把握していなかったです。

      それと同じことがおこるんじゃないかな、と思っているのです。
      つまり逃げ場・・・私の手が届かないだけに、おそろしいです。
      お子さんは、周りからの圧を、げんちゃんより感じ取ると思うので、一般の環境が吉と出ることもあるかなと思います。
      そこがげんちゃんと違うところかな~。
      どちらにしても、心配はつきまといますね。
      本人がしっかり自覚して、自分を見つめることができれば、伸びると思います。
      がんばってほしいです。

  6. 夏みかん より:

    げんちゃんママさんの仰る通り、どこが良くてどこが足りないか、しっかり見極めることが大切ですよね。

    進学候補の学校は、定時制の学科もあるのですが、発達や知的のお子さんが高卒資格を得るために、支援学校卒業後や就職後にもう一度学校へと入る方も多くいるとのことでした。

    そして、有り難いのが、ただ漠然とそういう子たちを卒業後に福祉の世界へ送り込むことは違うと、その子その子に合った就労先や進学先を真剣に本人、保護者と一緒に先生方が考えてくれるということでした。

    こちらの定時制に在籍し7年かけて卒業したダウン症のお子さんを持つお母さんからお話を聞くことができました。

    このような経験を持ち、芯のある先生が在籍しているというのは大変心強いです。進学する科が違っても親身に相談にのってくれそうな気がします。

    さらに驚いたことが進路や学校のこと、不登校などのお話会を開き、教員と問題を共有し、解決の糸口を探るという活動を行っているとのことでした。
    こちらはどなたでも参加できるということで、保護者、当事者、支援者など様々な方が参加されているそうです。

    こちらに参加されているお母さんとも繋がれて、情報をいただくことができました。お子さんが中学生で起立性調節障害で不登校だそうです。

    ここが相応しいかもと道筋が見えてきた途端、導かれるように色々繋がりだして驚きです。神様の気まぐれ?いたずら?本当に神様は見ているのかもしれませんね。

  7. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    夏みかんさん
    そうですか~。不思議なご縁で開かれて行っているんですね。
    げんちゃんも今まで、不思議な導きで、流れのままにここまで来ました。
    絶対ここに行きたい、とか、絶対こうじゃないとだめ、とかうこだわりはあまりなかったです。
    ただひたすら、げんちゃんの内面が育てばいい、というスタンスで考えてきました。
    とにかく、中身が充実して、人としてしっかり立つことができれば、進路は、向こうから来る、くらいに考えていました。だからしっかり中身を作らないと、と。

    しかし、本人が自覚がうすく、ずるいので、ほんとにそこが大変です。
    いわゆる狡猾でずるい、というのではなく、自分に対してずるいんです。自分の魂を適当にあしらうというか・・・

    それにしても、その学校はよさそうですね。
    そういえば、高校を出た子が行く、障害を持ったお子さんのための学校がある、と、先生が言っていたことがあります。

    話を聞くと、ちょっと甘そうだったので、げんちゃんは甘えて、落ちていきそうだな、と思いました。
    でも、もう一度、私もあらためて見学してみようかな~、と思います。

    ニーズはあるので、色んなところに、この子たちのように、微妙な子供たちのプラットフォームになれるところがあるのかもしれませんね~。

    ありがとうございます。

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