ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

トップページ

尾倉繁雄先生のセミナーを受けた同級生の体験談 その2

 >尾倉繁雄先生のところに通って、今は進学校に行っている友人の子供さんのお話をうかがいました。
私も興味深々です。
 目の前のげんちゃんが、進学校に行くなんて、なかなかすぐにはピンときませんからね。

 彼の子の昔の姿は、げんちゃんどころではありませんでした。4歳を前に、全く言葉が出ず、なん語といって、赤ちゃん言葉さえなしだったのです。おまけに、子供とおててをつないで、買い物といった、当たり前の親子の風景もなし。彼の子M君は多動的要素もむんむんだったのです。もちろんIQも70です。

 尾倉先生のところに行って、4か月目にしてまず、赤ちゃん言葉が出るようになったそうです。それはまるで、脳梗塞の人が、リハビリして言葉を出していく過程にそっくりだったそうです。エコーがかかったような、はっきりしないような言葉です。でも彼の感激が目に浮かびます。
 一足飛びにしゃべれたかって、・・一年後、やっと2語文が出てきたそうです。年長さんになったら、2語文プラスアルファーくらいだそうです。小学校もその延長で行ったそうです。
 小学校でも誰とも遊ばず、廊下をうろうろしているか、やがて図書館にずっといるようになったそうです。

彼は、M君がばかにされないように、とにかく、スパルタ的に、学習だけは、反復しながらたたきこんだようです。そのあたりは、ひとつひとつ、鈴木昭平先生もおっしゃるようなスモールステップだったようですね。

 やがて、どこからだったのでしょうね。他の子にも負けない学力がついていったようです。

彼曰く、課題をとにかく、しつこくしつこく反復したみたい。結局、尾倉先生のところには、毎月一度、3年間かよったそうです。毎月次の課題が与えられ、それを必死でこなす、というものだったようです。

 だから、それが終了すると、ほとんど、奥様が、必死で勉強させたのでしょうね。

 でも、先生のプログラムは、三角をひたすら、「さんか~く!」と言いながら描く、とか、ジャンプを1000回など、フィジカルなものもあって、決して学習だけ強いるものでもなく、とても参考になるものがありました。
 
 げんちゃんの自転車の練習を思い出しました。いやがるのを一生懸命叱咤激励して練習させましたもの。つまり、甘やかさず、取り組みができそうなものを、とにかく、体育会系ののりで、必死で何度もやらせるようです。もちろん、ほめる、というのは、尾倉先生も共通するメソッドです。
 親は、最高の愛情ある、やさしく、厳しいメンターでトレーナーにならなくちゃいけないのです。

 愛情のあるスパルタ。できないからやりたがらない、できてくると、楽しい。
鈴木昭平先生流に解釈すると、できることに三角マークが出てきたら、ごりごりやらせちゃうのかしら? そして、できたら、死ぬほどほめる。

「息子はね、トラウマになんかなってないよ。できるようになると、楽しくなるんじゃないかな。」

「尾倉先生に感謝してるよ。下の子供の教育にも、役に立ったよ。」

彼は、深い声のトーンで言いました。

ソーシャルスキルはまだまだ、問題山積みたいですが、結局のところ、指導を受けながら、ひたすらスモールステップをつみあげていったんだなー・・・と思いました。ステージ1から、グレーゾーンのステージ2になるまでのノウハウは、鈴木先生とは違うノウハウをおもちの部分もあるんでしょうね。
でも、鈴木先生のメソッドに比べて、格段に進歩が速い、というものでもなさそうですね。でも、参考にできること多々ありです。

やっぱりスモールステップみたいです。
 手を抜かず、気をぬかず、あせらず、確実に、ってとこですかね?
でも、お話を聞いて、彼の真摯な取り組みに胸を撃たれました。 

 
とりあえず、報告第2段です。(続く)

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ

公開コメント 承認後公開

  1. 虎パパ より:

    この記事を読んで少し安心してる自分がいます。
    やれることをやるしかない!!!成長を上げればきりがない!!!と思いながらもまだ宇宙語しか発しない息子に戸惑いや不安は正直ありました。
    やっぱり
    自分の思っていた通り

    やるしかない!!!!!

    これですね^^

    やる気出てきました!!!!!ありがとうございます!!!!

  2. げんママ より:

    虎パパの言うとおりです。やれることをたんたんとやる。虎パパの取り組み、いつも感動します。
    尾倉先生の言葉を出す、ユニークな取り組みの話を聞きました。良く聞いて、今度書きます。いいと思いました。
    宇宙語から早く言葉が出てきたらいいですね。でも、子M君より早い時期から取り組めてるし、希望大ですよね。

     進学校にやりましょうね!お互い!

  3. かいすみ より:

    お電話で尾倉先生とお話した時に

    ジャンプもできないと体を持ち上げてやらせる
    (1000回一気にやるのでしょうか?)
    今はそれだけの体力がない。もう80だから

    と、おっしゃっていました
    やっぱり体はって凛としてぶつかっていかなきゃ!と改めて思いました

    鈴木先生的には、緊張させると、脳の働きが悪くなってしまう
    学習ではなく楽習とよく聞くのですが、勉強をするときは、どうしてもスパルタになってしまっていて…
    この両者の差にいつも悩んで軸がブレていました
    なんかスッキリしました
    ありがとうございます!

  4. げんママ より:

    尾倉先生80歳なんですね。~感無量。
    1000回、とにかく暇さえあれば飛ぶんだそうです。それができるようになったら、口で数えたり、ちょっと難しい合わせ技をかませてさせるんだそうです。
     一気にやらなくてもいいみたいです。一日何回かに分けてやるみたい。
     私もかいすみ様と同様、スパルタになってしまうこともあって、どうなのかなと思ってましたが、最近、げんちゃんは、がんばるのよ。やるんだよ!みたいなのにも、だんだんついてきてるので、いいんだろうな感じてます。
     愛があって、進んでいけば、多少ヒートアップしても、またとりもどせるんでしょうね。

     めりはりをもって、全日本チームの監督みたいな感じで、教育のスキルと、厳しさと、愛情でやっていくのかな?と思います。

     スキルがなくて、スパルタはかわいそうですからね~。
     でも、お電話されて良かったです。

  5. souko より:

    こんにちは。この記事の続編を期待していました!ありがとうございます。
    っと言う事は、同級生のお子様は、小学校は特別支援学級で学ばれたのでしょうか?それかそんな制度はなくて普通級だったのでしょうか?支援学級に入ってしまうと、その子供に合わせると聞きますので、入ってしまえば取り戻せないようなイメージがありますので。でも、すごい発達ですね!数だけは、こだわりがあって得意とか、良い所(飛び出た所)もなくて、そこまで伸びられたのでしょうかね?本当に謎、憧れですね。希望のある話を、ありがとうございました!

  6. かけママ より:

    たまたまなんですが、縄跳びの練習のために、ジャンプを最近始めたところでした。200回、数を一緒にいいながら飛んでるんですが、これが大変。でも終わると達成感・充実感・気分爽快になるんですよね。かけちゃんはどう思ってるんだろう?でも1000回かぁ。出来る事はやるしかないですね。

  7. まなママ より:

    すごいねぇ。また、であっちゃったね。中心人物的人に。こうやって出会っちゃううところにげんママのすごさ感じます。しかもその同級生のお子さんの様子がそのまま、まなと同じレベルだから3、4、5歳あたり。すごいねぇ。なんとなくうちの子はだめなんだろうな。と思ったけど、希望がもてるねぇ。

  8. glow-gen より:

    souko様。彼は普通クラスに入ったようです。
    とにかく、押し黙って座っていたようです。ろうかうろうろ、と言うのも聞きました。

     あまり、他の子に危害を加えなかったので、とりあえず、そこにいさせてもらっていた。という感じだったようです歩。
     才能の峰、はまだ小学校の低学年ではわからなかったようです。
     IQ70だったのだから、そうそう、才能はわからないですよね。絵もげんちゃんみたいにだめだったそうです。運動能力もね。
     だから希望がわきますね。

     

  9. glow-gen より:

    かけママ。ジャンプいいですよね。直感的に、絶対いいと感じます。げんママも、最近寒いし、げんちゃんいやがるので、ジョギングできないので、かわりに、トレーニングの合間に飛んでいたんです。
     われらの直感はいいせんいってたんですね~。すごい!

  10. glow-gen より:

    まなママ。出会っちゃましたね~。神様って不思議だ。タイムリーにちょっきり面白いことをされます。いつも・・
     M君みたいな感じだったのですか?まなちゃん。大変だったんだね。そのときのまなママのつらさが伝わります。
     でも、大丈夫だと思う。
     だって、M君、ふつうどころか進学校だもんね。両親ほんとがんばったみたいです。
     まだまだ書いていくので、参考になればいいです。
    私も、ずいぶん、頭がまとまったし、今までわからなかったことにヒントをもらいました。
     なんんといっても、同級生は、本当に素晴らしく成長してました。
     困難や試練が、彼を熟成させたんだな~・・と惚れ惚れしちゃいました。彼は人生の達人になってる感じです。
     

  11. とこさん より:

     で、ブログ主さまはこの教育を受けられたのですか?
    ここの尾倉さんの指導を受けてどうなったか興味ありです。(^^)/

  12. glow-gen より:

    とこさん
    すみません。私は受けてません。
    なんでも、この記事を見られた人が、この先生にアクセスしたところ、もうご高齢で、今は、あまりやってないようなことをコメントされていたような気がいたします。

  13. glow-gen より:

    tさん
    とこさん
    自閉のお子さんに限らず、自分の体に必要なことを、自然とする場合があるのでは、と思います。
    マリアモンテッソーリのことを書いた本にも、そういうことがあったような・・・
    子どもの自発的な行動は、止めてはいけないものもあるのかもですね~。

    情報ありがとうございます。

  14. glow-gen より:

    tさん
    それと、この先生は、ある声を出して、聞かせる、というのをやっていたとか・・・
    最近、ノーマン ドイジ著、翻訳本の、「脳はいかに可塑性をもたらすか」 という本に、ある周波数の音で、脳の治癒がもたらされる、ということがあって、なるほど、と思いました。私の友達のお子さんは、そういう治療も何かのきっかけになったのでは、と思っています。

     色んな療法は、最終的には自分で勉強して、自分で選んで行かなくてはなりません。ママの感性はかなり大切だと思います。

非公開コメントはこちら

コメントを非公開にしたい方はフォームで直接メッセージください。お返事はコメント欄にいたします。

    タイトルとURLをコピーしました