ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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交通費を即座に答えられない、いまだ計算障害


フォトby専門サイトより

げんちゃんのスタジアム勤務、時給1000円、交通費も上限あり

げんちゃんはスタジアムで初日、夕方から10時くらいまで、働きました。

初日は車で迎えに行ってやりました。

その日、職場についたげんちゃんから電話があありました。
「お母さん、交通費って聞かれたんだけど、どうすればいいの?」

交通費の申請をするのでしょう。
私は、電話口で、電車とバスを乗り継いで行くとすると、・・・と、計算してやりました。
さすがに、今日は高校から来たとか、帰りは親が車で迎えに行く予定・・とか、そういうことをごちゃごちゃ考えたら、何を言えばいいのか、わからなくなるのもしかたがないでしょう。第一、交通費は、600円で頭打ち.

必要経費を言っても、全額出してはもらえません・・・

なんか、大谷選手みたいに、何十億ももらうような選手が活躍するスタジアムの裏で、交通費もろくにもらえず、時給1000円で皿洗いする人たちもいるんだよな~、と、侍ジャパンの優勝を見ながら、思った次第です。げんちゃんのおかげで、色んな世界を垣間見ます・・・

それはさておき、げんちゃんは、電車とバスを使った自分の交通費も、さささっと、合計を答えることなんて難しいな~と思います。
かろうじて、片道なら、かろうじてわかるかもしれません。でも、計算には、普通の人の倍以上のスピードがかかると思われます。
それ以前に、そこに気持ちを全然使っていないので、いくらかかってるか、いまだに把握していないといった情けなさです。

私たちのすさまじい努力の上に、これでも、少しマシになった計算なんです。これでもね・・・
とはいえ、げんちゃんの鬼門です・・・
だから、交通費を聞かれて、私に電話してきたのは、生きる知恵なんだろうな~とは思います。・・・

しかし、こういうことを経験すると、げんちゃんがさけたい数の計算も、社会に出ると、逃げることはできない。現実を認識できたんじゃないかな、と思いました。
いいことです。

必要に迫られるのが、一番効率の良い学習方法

第一、スタジアムの仕事が決まった時、私は、売り子だったらどうしよう、とあせりました。
その場で注文され、即座に計算してお金の受け渡しをするなんて、げんちゃんにできるはずもない!

まあ、しかし、それをネタに、びびらせたら、げんちゃんマジにあせって、私が出す問題に、必死で取り組みましたね。ははは・・・・・泥縄式計算勉強・・・こりゃいいわ!

「ビール、380円で3本頂戴!いくら?」
「え~っと・・・300かける~3で900。え~っと~、はっさん24で、924円!」
「あほか~。380円って言ってるのに、どっから4円がくるんかい!」

ほんとに、いい加減にしてくれ~って感じの計算力です。

さて、お客もひけて、ずいぶん遅くなって、スタジアムの職員通用口あたりに迎えにくと、げんちゃん、例によって、なかなか出てきません。
広いスタジアムとはいえ、何してるんだろう・・・場所がわからないのかしらね~・・・。40分くらいたって、やっと出てきました。

「何してたの! おそ~い。」
「広いんだよ・・・」
「またトイレとかで、ぼさ~っとしてたんじゃないの? 仕事何やったの?」
「は~疲れた~。ひたすら、皿洗い!」
「ひたすら? 皿洗いだけ? お料理作ったりの手伝いはないの?」
「ない。ああ。つかれた~・・・」
げんちゃんは、助手席に乗り込んでぐったりしています。

仕事は、食事つき観客席のお客のために、食事を用意する部署だったようです。そこの洗い場でひたすら皿洗いと、皿拭きをさせられたようです。
皿洗いを何時間もするなんて、聞いただけでぞっとします。
「同じ仕事の人は、何人いたの?」
「二人。」
「話した?」
「まあ、○○高校って言ったら、知らないな~って言われた。」
「相手は大学生?」
「ちょっとわからない。」
「お菓子もらった。」
「その子に?」
「いや、違う人?」
「職員の人?」
「まあ、たぶん。」

げんちゃんの話は、あいかわらず、ぽつりぽつりです。
「中を歩いていくのが面白かったんだよ。広~いリビングみたいな観客席があって、野球が見れる。」
「野球見れたの?」
「見れなかった。」

げんちゃんから収穫した話はこの程度。ほんとに味気ない・・・

そういえば、修学旅行の話だって、
ブログに書くのも、ネタ切れになるほど、味気ないです。

たぶん、言葉で表現する、と言う行為が、まだまだ相当稚拙なげんちゃんは、出力しないので、たいがいのものは捨てられるのでしょうね~・・・

まあしかし、なんとか初日、遅れずに、持っていった通帳のコピーを出したり、書類を書いたりも、なんとかこなしたのでしょうね。とてつもなく汚い字ですが、なんとかなったのでしょう。
職員通用口から受付を経て、自分サイズのユニフォームを探し、身に着け、ロッカー室に行って荷物を置く。
事前に説明を受けていた段取りを、なんとかやったから、仕事にたどりついているわけなので、まあ、よかったな、と思いました。

とりあえず、仕事では、大きな失敗はなかったのでしょうか。わかりません・・・・ブラックボックスです。
帰ってげんちゃんは爆睡したことは言うまでもありません。

今日まで、3日働きました。8時間フルに働いた日もありました。単純な皿洗いも、丁寧に、とか、洗った皿をきれいに並べる、とか、配膳を少し手伝うとか・・・・バリエーションはあるようです。

さらにまた5日間、仕事のオーダーが入りました。彼がこれをどう消化するのか。職場での人間関係がどうなっているのか、私にはよくわかりません。
でも、仕事をする、というシチュエーションが、げんちゃんも私も、少し慣れてきつつあります。
こうやって、少しずつステップアップして、高校卒業までに、コンビニバイトまで進出できればな~と思う私です。

公開コメント 承認後公開

  1. ゆうママ より:

    すごいと思います!
    380×3の計算も、300円と80円に分けて3をかけるとか(8×3になってしまったけど、おしい)すごいと思いました。
    息子にも同じようなことを聞いたら、0をとって…なんてことを言い始めましたよ。自分の中では数学が得意だと思っていて(これで評定5ですよ。そんな高校です)、実際の計算はそんなレベルです。

    交通費の計算は難しいです。いろんなパターンが考えられますしね。むしろ私がこの先、年をとったらお手上げかもしれない計算だらけです。マクドナルドの注文とかも、セットやらクーポンやら、どうやったら安いか考えるのも大変です。賢くないと損しますね。複雑な世の中になりました。

    バイトの感想も修学旅行の感想も、手に取るようにわかりますよ。息子のそんな感じなので。

    ほんと息子たちのような子はかわいそうなくらい大変です。多くの人が無意識に出来ることに意識を使わなくてはならないのですから。

  2. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    ゆうママさん
    確かに、300×3と言ったあたりは、は~、やっとそんなことを言えるんだ、とため息出ましたよ。
    しかし、今日同じことを聞いたら、なんと、かな~り時間が経って、9000云々とか言っていましたよ。びっくり仰天して大声出したら、うろたえて、1~2分して今度は924円と言って、その後またしばらくして、やっと回答でした。
    そろばんは、目の前に玉があるのでできるんでしょうね。イメージを想起するのはほんとにだめなんだな、と思いました。今から特訓しなきゃ・・・と、改めて思いました。
    ○○障害、と言って、やり過ごすのも一つなのでしょうが、やはり、読み書きそろばん。普通の生活が普通にできるレベルには持って行く努力をしないとな~と思います。

    ほんと、彼らは、生活のあらゆるところでつまづきますよね~。
    感想を言うの、似てますか~。息子さんの方が、会話力あるな~と思っていましたが、そうなんですね~。
    昨日から、5分間ドリルの、短い文章を書き取りさせ始めました。まるで小学生ですが・・・

    • あつぞーパパ より:

      ごぶさたしてます。今年4月から支援学校高等部に進学する子供の父、あつぞーパパです。

      ワーキングメモリーが低いけれど、ある程度の記憶力がある人の場合、足し算(引き算)が苦手で、かけ算(割り算)ができることがあります。
      一見、かけ算の方が難しそうですが、このジャンルの人は足し算より、かけ算の方ができます。理由は、かけ算は九九を暗記してしまえば解答できますが、足し算(引き算)はワーキングメモリーが低いと、脳の中で数をイメージできないので、いつまでたっても不正確です。
      <380円×3>の場合、げんちゃんは<300円×3>と<80円×3>は簡単にできると私は思います。

      またワーキングメモリーが低い人の特徴ですが、短期記憶が弱いです。ですから<300円×3>の900円を脳に留めた状態で、<80円×3>を計算すると脳の中のワーキングメモリーがパンパンになって、<80円×3>の桁どりがヘロヘロになり、その後の<900円+240円>に進めなかったのかなと私は考えました。

      偉そうに書いて、的外れでしたら本当にごめんなさい。
      実はうちの子供も全く同じです。うちは暗算の場合<380円×3>のはあきめて、<約400円×3>として計算させます。正確な計算を求められる場合は、電卓を使用させます。(涙)
      <302円×3>や<208円×3>だったら、暗算で計算できるかもしれません。しかし、<380円×3>のように、百円の位が千円の位に繰り上がるのは絶対無理だと思います。

      本当に足し算(引き算)には、今まで死ぬほど苦労しました。5年ぐらい前、計算で困りきったとき、げんママさんに掲示板で<計算の教え方>などを質問させて頂いたのが、つい、昨日のように思い浮かびます。

      (*すいません、間違えて非公開で送信しましたが公開コメントです。)

      • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

        あつぞーパパさん
        お久しぶりです。コメントありがとうございます。四月から高校生なんですね~。ほんと早いですね。おめでとうございます。
        ちゃんとお子さんにかかわってくれるパパって、私のまわりではめずらしいので、あつぞーパパさんは私の中ではすごいパパです。

        計算も、ほんと、ここまで来るのに、すさまじいエネルギーがかかっていますよ~。
        そもそも、心の深いところで、数というものを、自分の世界観から排除しているんだと思います。表面上、計算に取り組んでいても、そうそうやる気なんてないんだろうな~と感じます。表面じゃ、自分でさえそうは思っていないのでしょうけど。

        確かに九九の方がずっと教えやすいですね。覚えればいいのだし。しかし、頭の中で金額をはじき出して、出したお金からお釣りまでも導き出すなんて、普通の人はすごいですよね~。
        概算もとても大事ですよね。げんちゃん、別の日におなじことやったら、9000とか言っていました。概算の感覚もないんでしょうね~。加減がなぜ難しいのか、・・・S先生に聞いたら、空間認知の問題もずいぶんあるようでした。
        ワーキングメモリーとは、自分の空間にものを想起してやることなのかもしれないな~と思いました。

        しかし、実際お金を持たせ、買い物さえ、払わせる、ということを繰り返すことで、日常扱う桁感覚はついてくるのかな~と信じたいです。
        そこに価値感をおいてないと、こっちの思うようにはなかなかならない、と言うことも経験します。やる気のないとこは、経験値が全く生きてきません。

        昔は、じゃらじゃら、小銭を財布に入れていました。すべて、1000円出して、お釣りをもらっていたのです。しかし、今はなくなりました。ましにはなってます。

        750円払うのに、1050円出したらおつりは? という質問に、いつもつまりますよ。
        きらいなことは、つながりをつけないのですよ。できてくるスピードが以上に遅い。
        でも、仕事に行って、そのうち会計などさせられることがあれば、逃げては通れません。
        自分でちゃんとやらなきゃ、って思えば、できてくるスピードは、速いと踏んでいます。
        げんちゃんは、そういう圧がかからないと、なかなか動けないんでしょうね~。

        新しい学校、今度は、パパさんの新しい戦略が炸裂しますね。子供たちがしっかり自分を生かせる社会人になってほしいですね~。

  3. Takeko より:

    最強に苦手なことのはずなのに、これだけ計算が出来てしまうげんちゃんはさすが!としか言い様がありません。

    概算のようなものが出来ていれば、計算機を常備して売り子をすればいいわけですからね。そこで、時間がかかって少し困れば、ますますげんちゃんも真剣に取り組むことになると思います。

    しかし、こちらのバイトはいいですね。しばらくすれば、皿洗いも終わって、また別の仕事をさせてもらえるかもしれませんし、げんちゃんには素晴らしい経験だと思います。

    それもこれも、げんちゃんが良い鈍感力を持っているからだと思います。げんちゃんが鈍感と言っても、とっことん鈍感ではないから良いのだと思います。売り子をするかもしれないと言われれば、ビビるくらいの繊細さがあることは重要ですよね。これでも、のほほんとしているようでは、さすがにマズイと思います。

    かといって、売り子をさせられるかもしれないから、バイトは行かない!と言う程、弱っちくないという絶妙さがあると思います。

    もちろん、ママにビビらせる演出力があるからということもあると思います。今までの努力や苦労が少しずつパズルのピースのようにカチッカチッとはまり出しましたね。

  4. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    Takekoさん
    コメントありがとうございます。
    計算、300を先に3倍する、そして、下のけたを処理・・・そうですよね~。こういうことも、できて当たり前ではないです。げんちゃんは。
    1,2,3.あとはたくさん!
    という世界の住人です。
    数なんてめんどくさいもの、どうでもいいじゃない・・という価値観の人間なんだと思います。
    できるできない、より、問題はそこなんだろうな~、と今になったらわかります。
    ですから、数は絶対にいるものなんだ・・・そういう感覚をつけることが大事なんだな、と思います。そろばんに行っても、なんか適当にやってるふりをしていました。自分ではそんなおおちゃくしてるつもりもないのです。でも、心の奥が眠っているから、どうしようもない。

    数は絶対にいる。しっかりやろう・・・仕事でこういう感覚になっていけば、げんちゃんの計算障害も、改善スピードは上がるでしょう。それには、勉強とかではだめで、やはり、仕事という演出になってしまいました。
    でも、なんとなく、皿洗いはもう卒業だな、と思います。もっと、頭を使うところにおかないとだめだな、とおもってきました。

    人手が足りないそうです。けっこう雇い主が強気のブラックに見えます。そういうとこで、きつい仕事をするのも、げんちゃんにはいいのかもしれません。あと少しやらせようと思っています。何を感じてくるのでしょうか。

    確かに、鈍感力は、進化してくれば強みになることも多いでしょうね~。
    聞いてみると、どうも、厳しくて怖い職場の人もいるようです。でもいかない、とは言わない。がんばってる、という感じでもなく、なんか、たんたんと行くだけは行く、という感じです。帰ってきたら、なんか、ちゃちゃちゃっときりかえる、というより、捨てる感じです。そこは、凡人にはうらやましすぎます。
    「は~。仕事か~。・・・ん。仕事って厳しいモノなんだよ!」
    とつぶやいたことがあって、みんなで苦笑しました。あまり何にも言わないけど、それなりに、社会人しているのでしょうかね~。

    働いているところを見たいものだと思います。パズルはまっているのでしょうか・・・だとうれしいのですが・・・・

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