ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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多動がひどい、扱いにくい、発達障害の重症度は、単純に測れない。

発達障害改善しやすい子
昨日に引き続き、薬をやめて、ぐんと伸びたげんちゃんの同級生の話をします。
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彼の名前を仮に山下君としましょう。

かつて、彼のお母さんが、言うには、

中学の時から、被害妄想傾向が強く、実際は違うのに、担任の先生が、自分につらくあたる、とか、よく訴えていたそうです。

高校で激変する子もいる

高校入学の頃、私が見た山下君は、ぼんやりとした表情をしていました。ぼんやりとして、被害妄想が強い、つきあいにくい発達障害の男の子。そんなイメージを私に定着させました。

しかし、今高校二年の秋、文化祭でサバイバルゲームの銃を、私に紹介しながら目を輝かせている山下君は別人です。

なぜ彼は2年足らずで、ここまで変われたのでしょうか。

ふと、過去に職場で出会った、たつやくんを思い出しました。

彼は、多動があり、中学まではソーシャルで相当苦労しました。お母さんの采配で、中学をかわったこともありました。小学校の時は、コンサータのような薬も飲んでいました。
しかし、今や、大学は、外国に留学し、立派な青年になっている。

もちろん、まったく問題がないわけではないかもしれません。
しかし、ある時期までは、げんちゃんより、実際的に困る問題をたくさんかかえていた彼であったことは事実で、母親は、学校まで転校させるにいたりました。

自分の心から出てくる思いを、つかむ子供

たつや君と山下君の共通点、それは、心を、しっかり自分でつかんでいたということでしょう。

たつやくんは、診療室でも、かなりなまいきでした。担当するドクターに

「ちゃんとやってよね。」
とか、上から目線で、余分な一言を発していました。先生が使う器具一つ一つが気になって、
しつこく聞いて、先生を困らせていました。

学校でもそういう、場を乱す行為が嫌われて、上級生に殴られたこともありました。

でも、彼は、自分の心から出てくる思いを、しっかり表現していたわけです。多動とは、その思いに過剰に反応する行為だったのではないでしょうか。

山下君は、被害妄想があって、いちいち他人の行為が気になる。自分に対して相手がどう思っているのか・・・勝手な方向性であったとしても、感じたり、考察したりする思いが出ていました。

でも、自分勝手な方向性に飛び回る思いは、周囲にはわずらわしく、親も困り果てて、薬を飲むことを承諾した。

それに対して、げんちゃんは、その自らの思い自体がない。もしくは、あっても、しっかり捉えようとしない。あっさり捨てる。
思いが出ても、それを言語化する前に、もしくは、存在を確認する前に、手放してしまう。そんな感じです。

小6の時に、
「僕はこんな食べ方は嫌いだ。」と言って、オクラ納豆を拒否した時に、家族中で喜びました。自分の好みさえ、自らつかもうとしない、空っぽのようなげんちゃんだったから、その発言は、私たちにとっては快挙だったのです。

山下君も、たつや君も、げんちゃんより、人としての本質がしっかり表面化して、本質的なところは、げんちゃんより、一段上のステージにいたのではないか、と思います。

ただぼ~っとしているのはげんちゃんで、本来そうではない彼らは、たまたま薬で、大切な気持ちの発露を抑え込まれていたんではないか、と思いました。

そのタガをはずしたら、思いのベクトルが改めて、しっかり表在化した。たまたま環境も良かったために、自分の思いの出る方向を修正できて、どんどん伸びていけたのではないかと思いました。

私は過去に出会った、多動が強く、他害もあって、好き勝手な思いを表現している、一見げんちゃんより、問題行動が多いお子さんの方が、げんちゃんより、実は改善しやすいのではないか、と感じてきました。

行動や思考のもととなる、”人としての思い”、その方向性がハチャメチャでも、思い自体がちゃんとあって、外に出ている。それをまずは、出すところから始めないといけない、げんちゃんのようなタイプの子からすると、ずっと改善するチャンスは大きいのではないかと感じるのです。

そういうお子さんが、人生の早い時期に、周りからあきらめられて、薬漬けにされていたりする療育の実態があるとすれば、ほんとに残念なことだと思います。

そういうお子さんたちは、ある時期までは、ほんとに大変かもしれないけれど、改善しやすいかもしれない、と、お母さん方に伝えたい気持ちです。

発達障害の改善しやすさは、多動の程度や、社会性という切り口だけでは測れない、と言うことなんだろうと思います。

多動がひどかったり、自己主張が強かったり、小さいころ相当手を焼くお子さんほど、もしかしたら、案外改善しやすいと言うこともあるのだと思います。

外から見える部分に振り回されず、希望をもって、しっかり子供を導いてやらねばならないと思うできごとでした。

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