ママの格闘と改善のダイアリー

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げんちゃん、 ホテルの配膳人のアルバイト その1

げんちゃんは、このような研修を1時間受けたようです。まあ、こんなこと突然素人にできるのか、わかりませんが、良い講習ではありますね~・・
げんちゃんのアルバイト

また、このアルバイトを見越して、お正月の温泉旅行で、配膳係の方のお手伝いをさせてもらいました~。居残らせてやらせていたら、スタッフの方に感心されてしまって、事情を話すと、じゃあ、教えてあげようね、という話になりました~。

配膳人の研修を受け、配膳人バンクに登録してもらった

怒涛の数日でした。
1月4日に、げんちゃんの、スーパーの短期アルバイトにつぐ、3回目のアルバイトの面接,兼講習がありました。

ホテルの”配膳人”、と言う名前があることさえ知りませんでした。動画のような講習を1時間受けたようです。
その講習を受けると登録され、仕事の必要なホテルに派遣されるという仕組みのようです。

さて、げんちゃんのその日は、良かったことと、あきれ果てることが、並列されるように起こりました。

当然一筋縄じゃいかないわな!

履歴書を用意するのに、写真がなくて、最初私が撮ってやりました。
その時、マスクをして、ぼけっとカメラの前にいるので、マスクをはずさせました。
しかし、手作り証明写真は、履歴書に貼れる代物ではなくて、その後、近くの写真マシーンに行かせました。

するとどうでしょう!
げんちゃんときたら、マスクをしたまま写った写真を持って、帰ってきたのです! 900円はパア!(怒)

直前に、マスクを外すように指示したばっかりなのに、バカです!
もちろん再度撮影!

ストレスなのは、こういう想定外が、ばんばんおこることです!

これが、第一の失敗です。

1万円札のくずしかたを考えない

そして、昼から、げんちゃんは、グーグルの地図を頼りに、バスに乗って、派遣会社に行きました。数時間して電話があって無事終わったことがわかりました。

色々電話で聞いてみると、仕事の段取りなど、彼にしては本気で聞いてきた模様で、少し感心しました。
これは、良かったことです。

さて、ここからです。第二の失敗!
げんちゃんはなかなか帰ってきません。
やっと電話がつながったら、なんとまだ会社の近くにいるではありませんか。

「何やってるの?」
「あのそれがね、お金が~、足りなくて~・・・ちょっと帰れなくて…」
「はあ?」

普通は、そこから、郊外行の急行バスに乗るのですが、お金が足りないといいます。
「で、いくらあるわけ?」
「いや、大丈夫だよ。地下鉄の切符を買ったから。」
「はあ?地下鉄ったって、○○までしか行かないでしょう。」
「いや、そこから電車に乗る。」
げんちゃんは、所持金がかつかつ1000円くらいなのを自分で確かめて、ちゃんと計算して、その経路で、家にたどり着くと判断したようです。

お金の段取りが悪かったことはあきれますが、自分で対処法を考えたことは良かったです。しかも、計算の苦手なげんちゃんが、必死で計算して・・・

が、しかし、家で待っている間、パパが何気に、
「あの、朝、俺げんちゃんに1000円ちょうだい、って言われたんよ。それで1000円やったんだけど、その時、財布見たら、1万円も入ってたよ。だから、とりあえず、それ以上はやらなくていいな、と思ったんだよ。」
と言うではありませんか。

そういえば、ちょっと前に、他の必要もあって、1万円札を渡したことを思い出しました。

なんと、げんちゃんは、財布に入っている1万円は、バスでは使えない、と勝手に思い込んで、意識の中から、勝手にはずしてしまったのです!

帰ってきて、
「バカじゃないの。あんた1万円持っていたんじゃないの?」

私がそう言うと、ちょっとはっとしたようになって、
「バスでは使えないよ。」
と反論しました。
「運転手さんに渡せば使えるんじゃないの? 第一、1000円にしたかったら、コンビニでジュースでも買えば、お釣りがくるでしょうに!!」
「あ!」

地下鉄と電車乗り継いで、安いプランで帰ってこれたのを、ほんのちょっとだけ感心した気持ちも吹っ飛び、脱力してしまいました。

げんちゃんと言う子は、社会生活一つ一つ、体験させ、失敗し、ささいなことも、舐めるように吸収していくしかないのか。まるでカタツムリが這ってるみたいだ! と思いました。

つながりを考えていく、という一番の難題。脳のシナプスは、考えることを放棄してきた人生で、まだまだ枝が足りなすぎるのかもしれません。こうやって、こつこつ、小さな子が、シナプスを増やしていく過程を、もう一度辿っていく必要があるのかもしれませんね~。

公開コメント 承認後公開

  1. ゆうママ より:

    明けましておめでとうございます。
    今年もどうぞよろしくお願いします。

    げんちゃんは難易度の高いアルバイトに挑戦したんですね!しかも長時間働いたのですよね?お金を稼ぐってすごいことだと思います。自立してる姿が想像できるのではないでしょうか?
    息子は長時間働く持久力はまだまだないですねー。

    お金の話は息子も似たようなことがありました。昨年、情報関係の検定試験を受ける申込みを学校でしたのですが、検定代金を持たせるのを忘れてしまったんです。
    お金がないと申し込めないと言われたと息子から電話がかかってきました。
    よくよく話を聞くと、自分のお金(お小遣い)は持ってるとのこと。そしたらそれで支払って、帰ってから私からお金を受け取ればいいだけなのに、そうは考えない。呆れました。

    また、地下鉄で傘を忘れたことがあり、どうしたら受け取れるかを駅に問い合わせさせたことがあります。
    その日中なら終点の駅で預かる。翌日から数日間は忘れ物センター。それ以降は警察にいく。そんな内容だったのですが、警察に引き渡されるというポイントにだけフォーカスして、肝心なことを聞かないんです。当日もしくは忘れ物センターにあるうちに取りに行けばいいのだから、何日まで忘れ物センターにあるかということを聞けばいいのに、「え?警察にいくんですか?」と何度か聞き返していて、思わず受話器を奪いましたよ。

    おっしゃる通り、社会生活ひとつひとつ教えていかなくてはならないですね。

  2. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    ゆうママさん
    今年もよろしくお願いいたします。
    考えたらもう、何年ものお付き合いになってしまいましたよね~。社会に出るような年齢になってしまって、信じられません。

    お金の失敗。わかります。同じことがありました。月謝、間違って、500円足りない、と先生に言われたことがありました。お小遣いから500円補充すればいいだけなのに、バカみたいに持って帰ってきました。

    去年の夏くらいでしょうかね・・・
    それから幾回か、似たことがあって、最近は、自分で考えて出したりしています。
    まあ、それも、確実にできる、とも思えませんね。
    でも、やはり、場数を踏めば、多少のルーティンに落ちるのか、そこそこできるようになりますよね。

    体力ですか~。確かに。
    げんちゃん。最初にやったスーパーのアルバイトは、8時間で休憩1時間。あとは立ちっぱなし。確かによくやったな、と思いました。
    筋肉質です。
    高校がすさまじい山の上ですから、毎日登山です。仕事って、ほんと体力いりますよね~。

    ホテルの初日は、給仕はなくて、机運びとか、力仕事が多かったようです。7時間近く。
    さすがにぐったりしてました。
    今日で最後。今日は、なんと、ついに、結婚式の給仕をやったようです。まだ帰ってきてませんが、休憩室で1時間寝て、それから連絡がありました。よっぽど疲れたのでしょう。
    忍耐することも覚えますね。

    忘れ物を取りに行くための電話交渉・・・う~ん。まだまだ今からですね。
    複雑な構造の会話は、ほんとに苦手ですね。

    しかし、社会人になるためのこういう雑雑としたことは、うちの大学生の甥っ子も、まったくだめですよ。

    挨拶とかも・・・親が、勉強だけできればいい、と思っていると、子供は、案外、できないことだらけのこともあります。

    しっかり1からまっさらなところに、しこんでいけば、わが子たちの方が、好感を持たれることもあると思います。

    躾・・・ほんとに大事だと思っています。

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