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二泊三日の研修から帰って、げんちゃんに楽しかった? と聞きました。
「いや。全然楽しくない。」
と、たんたんと言うげんちゃんです。ほとんど誰ともしゃべらずに参加したようです。まあ、いつものことで、げんちゃんは、一人孤立しているというわけでもないのでしょうが、黙って、自分のエリアを保ちつつ、たんたんと参加したのでしょう。
まわりの子も、支援クラスの子、という意識があるし、げんちゃんのそっけない態度に、まあ、この子は、これでいいんでしょ。という感じなのかもしれません。
だからと言って、げんちゃんは、それを苦にするでもなく、
「別に、・・・友だちは、よくわからないこと話しているから、入らなくていい。」
と言います。
いじめられた、ということもなさそうなので、ここに関しては、ぼちぼちなんでしょうね~。フレンドリーに話しかけられて、頼み事などをされれば、たぶん、げんちゃんも、それなりに対応するのだと思いますが、普通クラスの友達は、いまのところできないようです。
学校の先生方の報告を待つしかない私です。まあ、でも、無事帰ってきてよかったよかった。少しずつ話を聞き出していこうかな・・・と思います。
先日、学校で給食の会があって、行ってきました。お休みの日の学校行事は極力参加。
給食室の見学をしたり、栄養士さんの話を聞いたりしました。とくに、給食室の見学はほんと圧巻でした。まるで、ICUや、手術室みたいな感じで、汚染を防止しながら、最新の注意を払って給食を提供してくださっていることを目の当たりにして、感謝でいっぱいになりました。
栄養士さんともすっかり親しくなって、学校に行ったので、ついでに、支援の先生をはじめ、数人のげんちゃんの先生方に何気にご挨拶。
支援の先生がおもしろいことをおっしゃっていました。
「夏休み前、げんちゃんは、自分の意見を言ったりすることができなかったので、どうしたものか、と思っていたら、この頃言うようになってびっくりしてます。
先日、数学のあとに、なんか、今日の数学はおもしろかった。数学のおもしろさがちょっとわかった。と言ったんですよ。びっくりです。」
おやおや、げんちゃん、多少は、人間っぽくなってきてるのかもしれませんね~。
技術の先生に、夏休み出ていた宿題に関して質問させていただきました。
「今度の木工の課題は、いいですね~。げんちゃんは、今、そういうことをさせたいと思っていたんです。どうぞよろしくお願いします。5教科だけでなく、技術はとても、げんちゃんに良いです。」
とにかく、先生方と顔を合わせたら、少しだけ親しくなる・・・・・・。げんちゃんを育んでいいただく先生方ですから、感謝の気持ちを込めて。コミュニケーションは、まずそこからですものね~。
さらに、校長室にも行ってきました。以前から、私は、気になっていたことがありました。
それは、中学になって、支援クラスどうしの交流がまったくない、ということです。お母さん達も、まったく交流するチャンスもなく、3クラスある支援クラスに、どんな子がいるのか、当人達さえ知らず、もちろん親も知らない。
発達ママたちは、色々、悩みをかかえているだろうに、学校が音頭とって、交流させてくださる気配なし・・・
すでに、校長先生とは顔見知りになっていて、良い感じの先生です。給食室見学の感動を手短に話し、ところで、先生ご相談なんですが~、とこちらの要望をお話しました。
「先生、支援クラスのお母さん方は、とても悩みをかかえています。小学校の頃は、けっこう交流があったのですが、どうも、中学はまったくないようです。
どうですか~。先生方は、とてもお忙しいでしょうから、私が発起人になっていいので、是非、お母さん方の交流会をしようと思うのですが、いかがですか?
もし、賛同してもらえれば、ちょっと協力をしていただくとうれしいです。」
まあ、こんな感じのことをおねがいしました。
先生は、二つ返事で、
「それはいい考えですね。」
と、少し動いてもらえるようになりました。話をお聞きすると、地区の中学は、すべて、げんちゃんの学校のように、お母さん方の交流も、支援クラスの交流もないそうです。
なんと、びっくり。
進路のこと、子どもの成長のことも・・・・発達ママは、一人で孤独に奮闘しているのでしょうか。びっくりです。
まあ、でも、校長先生がすぐに、レスポンスしていただいたので、近いうちに、ママ達が集まるイベントをやりたいです。
小学校の時も、うちは、そういうのいいです、というママもいましたが、集まると、色々ネットワークができて楽しかったです。
神様から、特別なプロジェクトを仰せつかった私たちですものね~。やはり、ご縁でつながって進んでいきたいですね。
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げんちゃん、宿泊研修、楽しくなかったんですかー。
げんちゃん、辛い思いをしていたとしたら切ないですね。
本当にお友達のことを気にしていないならいいんですが、今回の全然楽しくなかったなど、今までも何度かママさんにポロっと辛そうな感じのことを言ってきてますよね。
ちょっと心配になって。
娘が中学のお友達関係で一時期悩んで親子&先生、カウンセラー、保健の先生がたとたくさんお話しし、解決までに数ヶ月かかってしまいました。
親として、娘の辛さになかなか気づいてあげられず、楽しく過ごしていると思っていたのにある日突然学校に行きたくないと言われ、驚きました。
後から思うと、げんちゃんみたいにチラッチラッとSOSっぽいことを言ってたなと思いました。
その後また楽しく通えるようになり、高校も希望のところに入れ、高校生活楽しい〜と満喫しています。
げんちゃん、学校生活、楽しめているといいんですが。
みかんママさん
心配してくださってありがとうございます。
げんちゃんが、楽しくなかったのは、まず、バスの隣に、あのクラスの問題児の男の子が座ったからのようです。
「最悪だ!」
と言って無視してたみたいです。残念ながらみかんママさんの心配されるような、しっとりした落ち込みは皆無ですよ。そういうのがあるのなら、くもんだって気にするげんちゃんになったでしょうね~。
しかし、これは、良い指導のチャンス、と思いました。
「今まで、小学校の時に、げんちゃんの隣に座ってくれた同級生の気持ちは、今のげんちゃんと同じだったのよ。」
と、切り込みました。大成功でした。
げんちゃんの場合、強く気持ちが動いたときは、ほんとチャンスなんですよ~。次のブログに詳しく書いてみますね~。
しかし、ふつうの繊細なお子さんなら、ストレスフルだったかもですね~・・・
げんちゃん、今はまだ一般級のお子さんと話さないのですね。まずは、大人や発達仲間同士で、正しいコミュニケーション方法を学ぶ段階だと思いますので、無理に話す必要はないと思います。
また、同い年の子と話す自信も、まだないのかもしれませんね。失敗してバカにされたりした場合
、その状況を受け止める心の余裕もないので、チャレンジを避けているのかもしれません。本当は仲良くしたいのでしょうし、回りがげんちゃんを避けているわけではありませんが、今は難しいと考えているのだと思います。
つまり、メンタル的にもスキル的にも、これから獲得していくのだと思います。
親御さん同士、交流して情報交換したり、励まし合ったりすることは大事ですよね。
中学からは、親の心構えとして、「普通に近付ける」というより、「人として生きて行く上で、何が大切なのか」という視点を持って臨んでいかなければ、子供に乗り越えられてしまう、というような話も皆さんには必要な情報かもしれませんね。げんちゃんママさんが伝えられたら、皆さんには良い指針になると思います。
三連休明けでホッとしてるのも束の間、早くも定期テスト2週間前。それが終わった後も市主催の確認テストがあるので、そのための対策の宿題があったり、キャパシティオーバーです。
研修旅行でのげんちゃんの振る舞い(同級生と話さないこと)は当然だと思いました。話してることがわからないというよりも、内輪ネタのような話だからわからないのではないでしょうか。どれくらい普通クラスで過ごしているかはわかりませんが、やはり登校時から下校時まで一緒にすごしていること、体育大会や球技大会、合唱コンクール、…その他諸々、クラスの結びつきを強める行事。コミュニケーションの問題だけではないとおもいます。交流で来ただけではどうしても中には入るのは難しいですよね。息子のクラスにも行事の時は支援クラスの子が来ますが、やはり少なからず距離があるようです。
パソコン部には支援クラスの子が何人かいてて、息子はその子たちと仲がいいです。その子たちが交流でクラスに来たら仲良くするだろうなと思います。
うちはげんちゃんと同じようなステージにいると思いますが、普通クラスにいるおかげで、変な奴と思われながらも、かまってくれるクラスメイトがいたり、適当にからんだり、たまには一緒に帰ったりしています。
学習面だけ見ると、支援クラスで見てもらう方がベターなのでしょうけど…
息子よりもしっかりしてる子も支援クラスにいて、これはもう、その子の特性や親御さんの考え方によるのでしょうね。
無責任を承知で言うと、げんちゃん、普通クラスに所属したら、クラスメイトともう少しからむんじゃないでしょうか?
でもまあ、絡まなくても本人が辛くなければいいんですけどね。
ロボママさん
連休中、げんちゃんにかまけていて、すっかりお返事が遅くなってすみません。
げんちゃんの今の状態は、意識は出ているけれど、感性とか、認識の方向性とか、それを、もっと具体的に落とせるステージにはまだきてなくて、それで、混乱が生じ、そのタイムラグで、感情の方が入ってきて、行動を決定してしまう・・・S先生の解説によるとそうらしいです。
まだまだ、大勢の中で、自分を表現するほどのアイデンティティーがないのでしょうね~。でも、絵画教室では、中学生の中で、なんということもなく自分を出しているそうです。聞くと驚くのですが、自分のフィールドと思えているのでしょうね。表面的な会話は、べつになんということなくできている、と、先生は言います。
げんちゃんの、この使い分けはなんなんでしょうね~。でも、先生が、うるさい教室を叱っていると、げんちゃんも、同じ口調で「うるさいな~!静かに!」と思いっきり上から言ったりすることが数回あったそうです。
まだまだ全体的にちぐはぐです。
親の交流、支援クラスの交流、今まで中学ではまったくなかったようです。ほんとにそれは、異常とさえ思いました。親はほんとに孤独ですよね。普通クラスのママとは、当然悩みも違いますから、なかなか苦労話は共有できませんからね。
今日電話がかかって、私が発案して作った案内を配っていただくようになりました。茶話会・・・ということにしました。3人くらい集まればいいかな、と言う感じです。まずはそこから。支援の先生が、電話で、
「そうですよね~。お母さんたちいろいろ悩まれていることもあるでしょうからね~・・・なるほど~と思いました。」
と言われました。こっちからしたら当然のことでも、立場が違うと、悪気なく、気づかないこともありますね。せめて、小学校であったくらいの交流はあった方がいいと思いますよね。
ゆうママさん
アドバイスありがとうございます。確かに、普通クラスにいないと、どうしても、ちょっと隔たりがあるでしょうね~。
げんちゃんは、普通クラスで、まったく同じ扱いを受けるには、背伸びが今以上に必要になるので、友達ができるメリットよりも、そっちでつぶれそうな気がします。
今回も、宿泊研修は、思った以上につかれているようです。本人なりにがんばったようですが、細かくスケジュールをこなし、持ち物を把握し・・・といった流れ、クラスで問題児の子が席の隣というストレス・・・まあ、いろいろ気をつかったのでしょうね。
ただ、よくある、まわりの子と話さないので、寂しい・・・とか、そういうのは、げんちゃんは少ないです。ぜったいない、とは言えないかもですが、自分の居場所を、ちゃっかり自分で作っているようなところがあります。
S先生と今日、色いろ話して、げんちゃんのことを分析してもらいました。なるほど~と思いました。連休中実家に帰ったのですが、いろいろあって、気休めになっていないこと、など、指摘されました。まだまだ、疲れの中にいるようです。
確かに中間試験は、難儀ですね~。だって、先日、夏休み明けテストがあったばかりですからね。
あさって、計画休校する予定です。少し間引かないと、げんちゃんにしわよせがきて、上げるのが大変になりそうなので・・・・。先生も、学校で、まだ、研修の疲れを感じたようですからね・・・
でも、そんな中で、ぼちぼちでも、学習に取り組めていることは進歩です。それに、合宿をおもしろくなかったと、感じて言えるのも進歩。自分がどう感じて、どうしたい。そういうことを、1学期はなかなか発言できませんでした。これは、支援の先生も指摘していましたね。
これは私の勘ですが、やはり、げんちゃんは、人との関わり方について、丁寧に学んで行った方が先々いいように思います。
将来的に、深い部分で人と気持ちを通わせる会話が出来るようになるためには、一定の認識とトレーニングが必要です。
ですから、今、やたらに一般級の子と話して、それで誤学習して、自分は出来ていると満足してしまうよりは、人の気持ちや立場に寄り添ったり、自分の立場をわきまえた発言が出来るようにしていく方が行く行くは実りが大きいと思います。
今、げんちゃんは感情か先に出てしまうけれど、意識は出てきているのですね。色々なことを学ぶ好機ですね。
ロボママさん
コメントありがとうございました。
おっしゃる通りと思います。
げんちゃんの友達は、だれでもいいわけではないようです。
普通クラスで上手に生きている子供たちの一部は、今、げんちゃんにはとても悪い影響を与えると思っています。
彼らは、賢く、学校では、普通にやっていってますが、上向きな思考ではなく、世間を泳いでいくために適当にスキルをつけているだけ・・・・そんな感じの子もたくさんいます。一般の中学生の一部はそういう感じの子が多いです。
目標をもって、上向きに努力していて、よく生きるために、それなりに模索しているような子でなければ、げんちゃんはすぐに影響をうけてしまいます。
だから、ただ、友達ができればいいと思わないのですよね。
プラスの雰囲気のところで、プラスの友達。発達障害で、ママが一生懸命がんばっているお子さんも、互いに向上できる相手が多いです。
マイナスをもってくる相手は、気を付けてそばにつかないようにしています。学校で、しゃべらないのも、今は、仕方ないと思っています。しゃべらないからと言って、孤立感も強くないようだし・・・
少しずつ、プラスの友達関係を持つように、体験していくことが大事です。げんちゃんに合ったステージから初めて、丁寧に駒を進めていく必要がると思っています。
支援クラスのもう一人のお子さんとは、良い掛け合いができているようです。ただ、かかわりあう時間が短いのが難点です。
一つ一つ、丁寧にスキルを上げるのがいいと思っています。
でもそれって、普通のお子さんでも言えることで、たくさんの友達がいるように見えて、それがマイナスに働いている子もたくさんいると思います。親は、友達が多いので安心しているかもしれませんが、やはり、どういう付き合い方をしているか、どういう影響を受けているか、はとても大切です。
そして、今は、友達から学ぶことも多いので、友達も必要です。