
今日は何作る?と職場に電話がかかるので、ハンバーグというと、ミンチからハンバーグができていました。少しずつ、料理はできるようになっています。
アルバイトはぼちぼち行ってるけれど
コツコツと単発のアルバイトに行っているげんちゃん。
それなりに充実感があるのか、私が手頃な案件を見つけてきて「行ってみる?」と聞くと、素直に「行く」と言って出かけていきます。
しかし先日、2回目となるホテルの給仕アルバイトに行った際、げんちゃんは大失敗をやらかしてしまったようです。
ターンテーブルの罠と、まさかの「バッド評価」
円卓(回るテーブル)に料理を運ぶ仕事があったようです。
本来ならテーブルの真ん中に、料理を置かなければいけないのに、何を考えたのか、げんちゃんはお客さんの真横に料理を置いてしまったのだそう。
帰ってきた本人は「回るテーブルは初めてだったから難しかった」と言い訳していました。
その程度のことは周りを見りゃわかりそうなものだし、過去、回るテーブルで食事をしたことがあると思います。げんちゃんは周りを見ても、ただ見てるだけなのでしょう。そこから情報を必死でとってこないのでしょう。
自己判断というか、独自世界というか・・信じられないような失敗をしたようです。
そして後日、隙間バイトのアプリに、ホテルからメッセージが届きました。
「もっとこちらの言うことの意図をしっかり考えて、前向きに動いてほしいと思います」
今までのバイトのあとは、
「ありがとうございました」「また来てくださいね」「初めての仕事で大変だったでしょう」といった、ねぎらいのメッセージをいただくことが多かったのです。しかし、今回のホテルからはプラス要素が一切ないきついメッセージが入ってしまいました。
自分ができていないということの自覚が希薄なのが課題
げんちゃん自身はそこまでの自覚がなかったようで、私が「何したの?」と問い詰めると、
「テーブル、置き間違えた。」
「一度失敗しても、すぐにリカバリーさせたら、そこまで書かれませんよ。まだまだやらかしているよね!」
さらに追及すると、会場から椅子をいくつか出すように指示された際にもやらかしていたことが判明しました。
「どのタイミングで何個、次のタイミングで何個」と細かく,椅子を会場から出すように、指示されたにもかかわらず、げんちゃんは真意をくみ取ることができず、3個も多く出してしまったそうです。
そして理解できないまま、げんちゃんはあたふたしてしまい、その後もボロが出まくってしまったのでしょう。見えるようです。
企業からバッド評価がついた!
そしてしばらくして、その企業側から「バッド(悪い)」の評価がついてしまいました。
仕事紹介に使ったアプリは、この評価がつくと、げんちゃんのワーカーとしての点数(評価レート)が下がってしまいます。求人の企業によっては、この評価の度合いによって、ワーカーを不採用にすることもあります。
これを挽回するには、次のバイトでバッド評価をもらわずに仕事をこなし、分母を増やしてバッドの割合を下げるしかありません。
祈るような気持ちで迎えた、結婚式のアルバイト
よりによって、その酷評を受けた直後に、次も給仕のアルバイトを入れてしまっていました。
ホテルの給仕は緊張感もかなりなもので、げんちゃんには「ちょうどいいプレッシャーだな」と思って選んだのですが、ここでまたバッドがついたら、もうこのアプリ自体が使えなくなってしまいます。
隙間バイトアプリは、企業側が手数料を払って人を募集しているため、アプリ側としても優秀なワーカーを送りたいわけです。評価が悪いワーカーは、企業側に斡旋されにくい仕組みが仕込まれています。ここで失敗したら、もう復活不能。雇ってもらえる仕事は、更に少なくなります。
私は祈るような気持ちで、げんちゃんが帰ってくるのを待ちました。
「どうだった?」
「うーん、できたと思うけど……」
げんちゃんはボソボソと言います。
大体この子は、自分のをメタ認知(客観視)できない、自己評価を正しく下せません。できていなくても「なんとなくできたかな」とへっちゃらな感覚でいるので、本人の言うことは本当に当てにならないのです。
「このバイトでバッドを押されたら、もう大概のアルバイトは無理だよ。このアプリは使えない、他のアプリをあさらないとダメになっちゃうわよ」と、私も厳しく釘を刺しました。
その後、ホテル側からは何のメッセージも来ず、1週間経ってもバッド評価がつくことはありませんでした。
無事に分母が1つ増えたことで、評価レートもギリギリ最低ラインのパーセンテージまで戻り、なんとか胸をなで下ろしました。
地道にコツコツ、裏方仕事で集中力を養う
毎回ハラハラドキドキさせられますが、げんちゃんのように社会経験を地道に積んでいかなければいけない人間にとって、こうしてすぐに働ける隙間バイトの仕組みは本当にありがたいものです。
ただ、しばらくの間、接客業はまだまだ高望みだなと痛感しました。
本人は、できないくせに、接客が嫌いではないようですし、結婚式のような華やかな現場は好きそうです。しかし、ソーシャルも何もかも、スタート時点にやっと立ったばかりの今のげんちゃんには、ハードルが高すぎました。
裏方の単純作業だって、課題だらけ
主に倉庫のピッキングや分別、調理場の補助といった「裏方の仕事」を探してアプリとにらめっこしています。
しかし、こういうのだって、失敗や、ヒヤリとすることばかりです。
たとえば、毎回、就労場所をググって、時間までにどうアクセスしてたどりつくか、という問題に直面しますが、げんちゃんは、そっちにエネルギーを注ぐと、指定された、軍手を忘れたりします。バッドボタンを押されていないと思っても、ボーダーすれすれではないかと思います。もう一度同じ現場に入れば、
「あ、またこいつか。毎回来てもらっても困るから、バツ評価出しとこ。」
なんてなりそうです。あくまでも、初めての仕事で多めに見てもらっていることがほとんどだと思っています。
狙うのは2〜5時間くらいの単発バイト。それ以上になると、集中力が落ち、さらにボロが出ると思います。
倉庫からトラックに物品を選んで運んでいくという仕事もしました。
げんちゃんは、周りを見りゃ判断できるだろ、というようなことで、ミスを犯していたことも発覚。
送り出す方としては、ほんとにひやひやものです。
しかし、とにかく忍耐強く、最後まで集中力を切らさないように取り組む訓練と思って、拒否されない限りは、くじけずに送り出しています。
叱られなければできたと思ってしまう、認知の弱さ
少しの意識の差で、げんちゃんと言う子の結果は変わります。げんちゃんには、本当に地道に、コツコツと丁寧な仕事をしようと、心がけてほしいです。
何しろ、叱られてなければ、できた、くらいの勘違いをするげんちゃんです。だからこそ、あつかましく、へっちゃらで、アルバイトなんて行けるわけです。
たけこ先生に言わせれば、そこが強み、そこが弱み。
でも、その性格があるので、なんやかんや言っても、なんとか少しずつでも世界が広がっていってることも確かなのでしょう。
自分の能力より、少しもしくはかなり、上の挑戦をさせないと、すぐに舐めまくってくる性質のげんちゃん。
神経質で、内省的な発達のお子さんには、げんちゃんの挑戦は、びっくりするものかもしれません。しかし、げんちゃんにはこれでないと全く効き目がないのですから恐ろしい!
決して、能力が高いわけでもないのに、すぐに何でも、舐めて安住してしまうげんちゃんの挑戦のラインは、いつも高くなりやすいです。
現場を見たら、親の私も、逃げ帰りたくなるんじゃないか、とおもってしまいます。
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