社会に出すことを考えてみる
げんちゃん新学期が始まりました。
まじめに考えると、高校生活も折り返しにきているわけで、学校という屋根の下に保護してもらえる幸せな時間も、刻々と終わりに近づいています。
なんておそろしい!
普通のお子さんでも、高卒で社会に出ていく子の親は、かなり心配するのかな~・・・
げんちゃんの場合、高校を出た段階で、一度社会に出した方がいいのではないか、と感じています。
げんちゃんは、ほんとに勉強が嫌いなようす。
たとえば、机で勉強している間、
「お風呂洗って。」
なんて、用事を言いつけると、ぱっとやってくれます。
家事は、勉強から離れられるいい口実のようですから、げんちゃんにとって、机について学習することより、体を動かして人のためになることの方が楽しいのだと思います。
家の庭仕事を時々頼む、知り合いのおじさんが、げんちゃんのことを、○○の家の子より、ずっと役立つよ~。と言って、我が家の仕事をしてくれるときは、げんちゃんを手伝いに引っ張り出します。
○○の家の子というのは、おじさんが仕事している、近所の家の、やや障害のある40代の男性をさします。彼は、仕事せず、親にパラサイトしています。おじさんが言うには、親は、息子に何もさせていない。なんでもしてやる、と、少し怒ったように言っています。同じ発達があっても、げんちゃんは使える、と言って、機嫌よさそうに、げんちゃんとからみます。確かに、げんちゃんは、やる気むんむんだし、体もがっちり!
げんちゃんは、おじさんが来ると、勉強からとっとと逃げられるので、うれしそうに、しゃかしゃか手伝います。
こういう指向性があるげんちゃんを、あえて、またデスクワークにしばりつけるのはどうかと思います。
頭悪いし・・・
案外、良い技術をもっているような地場の中小企業などに、なんとかチャレンジしまくって、ひっかかってくれたら、その中で、常識や、社会の学びを積んでいく方が、人としてのゴールは達成しやすいのかもしれない、と思ってしまいます。
学校でキャリア講習会があったとき、引っ越しのサカイとか、外食系のロイヤルホストとか、会社説明会をしていました。
今は、中小企業の人材獲得は、なかなか困難を極めている時代なので、げんちゃんの学校のような、底辺高でも、リクルートが来ていると考えていいのでしょうか。だったら、だめもとで、まずは就職にチャレンジさせる。
高校生になると、全く違う悩みが襲う
一度就職させたうえで、また、専門学校なんてものにもどしてもいいかもしれません。もちろん、うまくいけばそのままでもいいし。
しかし、普通の高校生より、明らかに、経験すべきことの多くを経験していないげんちゃん。考えるだにくらくらしてきます。
特定の仲の良い友達さえいないげんちゃんは、うまく上司や同僚とやっていけるのかな~・・・とか、そもそも、できる仕事なんてあるのかな~。とか・・・・心配しはじめたら、きりがない!
ただ、げんちゃんは、人見知りというものが大してないし、どこに行っても、適当に自分の場所を作ってしまうような、不思議な適応力がある。仕事をするにあたって、げんちゃんの強みかもしれない。
まあ、しかし、今の能力では、かろうじて下働きの間はいいけど、すぐにいきづまるだろう・・・。
私一人、さまざまな想像がとびかいます。
そして、考えていると、体の中に、鉛が発生して底にたまっていくような感触がありますね~。
車の免許も、取らせないと、仕事もままならないと思っても、この注意欠陥で、空間認知の弱いげんちゃんに、そんなことさせたら、重大な過ちを犯すだろう・・・なんて不安もあるし・・・
あと1年半。
小学校や中学校で、私が悩んできたこととは、またかなり違う悩みが襲います。
それにしても、短期アルバイトとはいえ、2つ、アルバイトを経験できたことは、げんちゃんには、とてもよかった。働く、という圧は、げんちゃんには、相当役立つということもわかりましたし。
2学期からは、何をさせるべきか。どんな生活をレイアウトしてやればいいのか・・・
少なくとも、社会に出るための常識、といったベースを作ることに視点をおいていけばいい、と感じます。勉強は、一般常識レベルのことを、しっかりこつこつさせていく。
アルバイトも、探したいです。なかなかありませんが・・・
17歳、げんちゃんは実際は、小学生がいいとこの精神年齢。
戦略・・・秋空を見ながら、考える私です。
秋、夏休み前半とは違うげんちゃんがいる
とにかく社会に出ていくために、どうしかけていくのか、次のステージが始まったような気がしてます。夏休みのはじめにはなかった感覚が、生まれていることを感じます。
夏休みはじめと、今のげんちゃん、やはり、成長しているんだろうと思います。
さて、病み上がり、落ちまくっていたげんちゃんですが、表向きは、いつものげんちゃんです。表面的には、あまりしゃべらないし、ルーティンの生活ですから、よくわかりません。
でも、ふと見ると、手帳をテーブルに置きっぱなし。やっと、スケジュール管理能力が、少し上がったと言うのに、さっそくやってくれている。100回やれば100回やりっぱなし。まったく安心感がないげんちゃんに腹立たしくなります。
時は、どんどん進んでいっているのですね~。
げんちゃんの小さな頃、私は、どんな17歳のげんちゃんを想像していたのでしょう。
私の人生のスケジュールも、次に進めないと・・・あせってもしかたないから、たんたんと足元をかためて、できることをこつこつ、一つ一つこなすしかないのだと思います。
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んにちは。
やっと夏休みが終わりましたね。
げんちゃん、もう高校生活折り返しですか!!
3年間って本当に短いですよね。
>普通の高校生より、明らかに、経験すべきことの多くを経験していない
仰る通りですね。
うちも年齢の半分以下の経験ですよね。
言葉の意味も分かっておらず、唖然とすることが多いです。
幼稚園児の方が意識も外を向いていて、吸収しようという気を感じますもの。
今日は午前中病院でして(年1で行く所です)受付から最後会計まですべて自分でやらせました。
障害者が集まる病院ですのでね、患者さんも看護師さんも優しいのでね。
困ってたらすぐ声をかけてもらえる(笑)
あまり勉強にはなりませんが。
病院で身長計測したら、4月から7センチ伸びていましたね。
身体が大きくなってきているので、体作りも大事な局面を迎えています。
>とにかく社会に出ていくために、どうしかけていくのか
そうですよね。
とんちゃんも今からやってもどうか??という程度ですよ。
年齢、時間を考えてしまうと真っ暗になってしまいますが…
こちらは関節拘縮が酷くなってきているので、そのアプローチが緊急課題です。
後は動作ののろさ。
支援級の中でもかなりのろいです。
もっとパッパッと動かないと、社会に出られません。
意識の問題ですよね…
ちょっとやそっとではどうにもなりませんね…
難しいです。
とんままさん
確かに、どうかすると、幼稚園児の方が、もっとテキパキ答える、とか、がっくりするっときがあります。
この子たちの欠落はいったいなんなんでしょう。
いわゆる、境界知能のような子たちには、いっさい国のサポートはないような気がします。
外国には、これでもかというくらい貢ぐくせんに、国民には、びた一文使う気がない、という平成からの日本です。
使うどころか、常に国民から搾取したものを、外国に流す、という図式です。
この子たちは、その犠牲者のような気になってしまいます。
近いうちにげんちゃんとハローワークに行ってみたいと思います。どんな仕事があるのか。
普通の人たちにも冷たい社会は、げんちゃんたちみたいな子には、ほんとにひどい社会だと思います。岸田政治は、総裁選でいいこと言ってたので期待したのですが、過去最もひどいと思いますが、国民は、騙され続けて何も考えない。げんちゃん育児だけしていても、全く解決にならないんじゃないかとさえ思ってきます。
この中で、何をどうしたらいいのか。待ったなしです。
げんちゃんは、まだ甘えてのほほんとしていますが、愚かです。自分の身の上の現実をもっと考えてほしいと思います。
今日は台風で休みだったので、ひたすら、古雑誌をひもで結ばせてみました。過去教えた時よりましになり、とりあえず、なんとか一人でできました。最初やらせたときは、全くまとめることができませんでした。
とんちゃんの年齢のころ、げんちゃんも似たようなものだったと思います。ひたすらなんでもやらせ続けるしかないですよね。
とんちゃん身長も伸びているんですね。関節は心配ですね。体の使い方は、どうしてもぎこちなさがつきまといます。学習と並行して、いつも鍛えていないといけないですが、なんせ時間がないですよね。
げんちゃんも、課題が多すぎて、1日が24時間では足りません。学校では、がんがん圧をかけて、1分の無駄もなく、子供をのばしてほしい、と私もずっと思っていました。学校は必要ですが、すべて時間を取られるのも困る。そんな感じですよね。
本人が、危機意識を持って、やる気をだしてくれると、パフォーマンスがよくなりますが、そこがなかなか大変です。とんちゃんの新学期はどうでしょうか。
母親だとどうしても甘えますからね・・・秋からの戦略、まだまだ思案中です・・・
げんちゃん、学校に行きながら、ジムに絵画教室。書写は今でもされてますかね。S先生の指導とげんママさんも指導にあたっていますから、現実に出来る限りの時間を使っていて、すごいなぁと私なんかは感心してしまいます。
うちの子にはハード過ぎるスケジュールですよσ(^_^;)
私も「もっと取り組める時間あればなぁ。」と何度思ったことか。やらせたいほとんどのことをやらせずにきました。
その一方で「色々経験させようと、やり過ぎたかも。」という反対の思いもあって…。幼児〜低学年はもっとのびのびしてたのに、段々と覇気が無くなって、荒々しい攻撃性を潰さなきゃと厳しくしすぎたかなと思っています。
バランスが難しいですね
うちはこの秋から、子どもにあれこれ言って取り組ませるのをグッと減らそうと思ってます。
自分で考えて試行錯誤させていこうかなと、本人主体で任せてみることにしました。どうなるかはわからないですけど、私も手を離すことに慣れないとと思います。心配性でつい過保護というか、色々首つっこみたくなります( ̄◇ ̄;)
夏みかんさん
コメントありがとうございます。
スケジュール、小さいころから詰め込んできました。おっしゃるように。
なんせ、空っぽ系のげんちゃんは、放置すれば、空っぽなんですよ。自分から何かの発露があるということがない。
感じることも、考えることも捨てて、ただ昆虫のように、衝動と本能だけ。
こういうタイプは、空っぽの時間を、ひたすらつぶしていくしかなかったのです。
今も、放置すれば、ただなんとなく過ごしています。
発達の子は、昼間でもすぐに寝てしまう子もいますね。疲れやすい子だったり、気持ちが抜けて、フェイドアウトするみたいになる子。
げんちゃんは、なぜか、昔から、そこまですぐに寝てしまうことはありませんでした。
そこは、とても不思議でした。
ジムは、好きですね。体を動かすことが好きなんだ、とS先生は言っていました。
夏みかんさんのお子さんは、げんちゃんより、自分の思いが出ているので、トップダウンでさせるのは向かないのでしょうね。
荒々しい攻撃性とありましたが、さらに強く圧をかけるだけ、と言うわけにもいかないですね。
お子さんによって、ほんとに表面上のやり方は、まったく違うな、と感じています。
自分で考えて試行錯誤、げんちゃんからはほんとにうらやましい限りなのですが、修正作業というのもなかなか大変ですよね。
手を離したり、しっかりかかわったり、子供さんの状況見ながら、手綱をさばかないといけません。その判断は、日々しっかり見つめているママだからこそできるんだと思います。
高校をどうしようかと考えていたのがつい最近のような気がしますが、もう折り返しなのですね。地場の中小企業への就職、いいと思います。
うちはまだまだ社会に出すことはできないです。時間稼ぎのような感じですが、卒業後は専門学校を考えていて、夏休みに2校ほどオープンキャンパスに行ってきました。専門学校も1年生のうちから就活に向けて動き出すらしいので、そんなに時間稼ぎにはならないのですけど。
ただカリキュラムには、履歴書の書き方や面接の受け方、マナーなども含まれていて、いいなと思いました。
就職だけを考えると高校に求人がきている会社を受けるのが一番決まりやすいようですね。専門学校や大学は一部推薦がありますが、ほとんどは一般で受けることになるので、すごい競争率になるようです。
げんちゃんの高校は課題が多いのですか?息子の学校は課題も多くないので、完成度は低いのですが、なんとか自分で消化してくれています。
学校はいじめとは言えないけど、いじられているようで、どうしたものかなと考えています。息子もそうですが、危なっかしい子がいる学校なので。
ゆうママさん
ほんとに月日が早く過ぎて、くらくらします。
げんちゃん、すこ~しですが、気持ちが外に出てくるようになりました。まだまだ他の人に比べれば、ささやかなものです。それを、表現する、ということを練習するために、今は、作文を書かせています。
そういうレベルにいるので、まだまだ就職というところにはいかないのですが、そこをターゲットに親子とも気持ちを向けるだけで、少しシャキッとします。
学校のカリキュラムは、宿題とかもなくて、テストも、中学生くらいの内容を、うす~く、少量と言った感じです。
お子さん、いじめにあっているんですか。軽いものだったらいいですが、気になりますね。
げんちゃんの学校は、いじめというのがあまりないです。
いわゆる不良より、げんちゃんのように、おとなしい子の方が多いような気がします。
学校によって、カラーが全然違いますよね。
専門学校はどんな分野をターゲットにしているんでしょうか。
げんちゃんも、専門学校を考えたりします。
お料理学校というのが、一番いいかな~・・・とか、介護の専門学校みたいなのも、人のケアを学べるから、げんちゃんの成長にいいのかな~とか。
絵が好きだったら美術系、と思いますが、なんせ、いまだに、絵は、”描けない”です。描けない子のための美術専門学校と言うのがあったら入れたいですけどね~。
粘土作ったり、工作したり、・・・
現実は、得意な子が行くわけで。コンセプト違いますよね。
そもそも、専門学校ってどんなものがあるんでしょうか。一度調べなきゃと思います。超マイナ~なものもあるに違いないと思うのですが・・・
福岡にいるのは有利ですよね。都市部でないと、そういう学校も少ないですからね。
まだ一人暮らしは無理ですから。
ほんと、なやましいことだらけですね~。
いじめというよりも、からかわれてる感じだと思います。反応をみて楽しんでるみたいな…でもあまり軽く考えていてはいけないかとも思っています。
専門学校は視野に入れてるのは鉄道関係です。好きだからといって授業についていけるかどうかはわからないのですが、本人も行きたいと言ってるので、チャレンジです。息子に関しては高みを目指しているわけではなく、たとえ単純な仕事だとしても安定した職について、自分で食べていけるようになってほしいと思っています。
ゆうママさん
お返事ありがとうございます。
鉄道の専門学校があるんですね。知りませんでした。好きなことが明確だと、チョイスしやすいですよね。
専門学校に行くのは、社会と中間的な学びができるのがいいですね。
いじめ、はいじられる感じなんですね。
げんちゃんは、いじってももらえなかったですよ~。
それほど、気配がなかったんじゃないかな~・・・
いじられるのが、愛されキャラゆえ、という感じの子もいます。
そういうのは、その子の持ち味もありますね。その子の立ち位置というか・・・
なかなか変えられない部分があるな~と思うようになりました。
その子の能力を伸ばすことも大事だし、周りと自分という立ち位置で、ソーシャルスキルを学ぶのも大事。
しかし、すべてにおいて、成長が遅いし、吸収も遅いげんちゃんなので、こっちは息切れしそうですね。
母親にとっては、幼くてかわいい部分もあるんですけどね・・・
やることやって、あとはなるようになる、くらいの気持ちでいないと、こっちがつぶれますよね。笑