ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
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高校2年からは、文系クラス

発達障害げんちゃんは、高校二年生

彼の高校では、発達障害で、IQ低めの子たちは、就職コースを選んでいる子も多いようです。
(げんちゃんの学校、発達のお子さんは、2~3割程度らしいですが、がっつり支援のいるお子さんは、基本取ってないような気がします。)

げんちゃんの性質であれば、就職クラスに入れれば、すぐに落ちるのが明白だから、文系クラスを希望しました。

普通の高校よりレベルはかなり低いので、1年より難しくなっているカリキュラムですが、まったくついていけないレベルでもなさそうです。

1年生の時は、中学の復習をやっていました。たとえば、英語なら、アルファベットから、せいぜい一般動詞の疑問形、否定形、Whatくらいのところまでのようでした。げんちゃんにはちょうどいい感じでした。コロナもあって、学校の拘束時間も短かったので、ほんとに良いペースだったのです。

でも、2年になって、帰りが一気に遅くなり、げんちゃんはややお疲れ気味のようです。5時過ぎに帰って、6時には、S先生の所に行ったり、書写やそろばんに行ったり。あまりのんびり過ごす時間はありません。夜になると、歯も磨かずに、布団に突っ伏していたりします。先日、8級のそろばんの検定試験を受けて合格しました。たぶん、一番最初の初歩的なレベルでしょう。

時間の感覚はいまだあやふや

それでも、そろばんを理解するのに、彼は相当S先生に指導されています。そろばん教室だけでは、抜きまくって、合格できなかったかもと思っています。なんか、できるように見えても、いたるところに穴だらけの理解が多いので、すべての教科で、穴を探し出して埋める作業が大変です。

驚くことに、時間の計算がいまいちできてなくて驚きました。60進法の理解もあやふやで、24時間というまとまりも、なんとなく、わかった気になっているけど、体にしっかりフィットしていないと言う感じで驚きました。時間など、げんちゃんの常識感では、無価値なもので、そういうことに気持ちを使わないのでしょう。何しろ、”今”しか考えていないです。

気持ちを働かせない学習の、低い定着率を、コツコツ補う

気持ちを入れさせて、抜けている穴を埋めていくの作業は、その穴の多さに、疲れ果ててしまいます。以前からブログによく書いていたような気がしますが、彼の理解を定着させていくには、色塗りで言うと、薄く何度も塗っていくような作業が必要です。手を変え品を変え、薄い部分に色を重ねるような塩梅です。指導する側にとっては、消耗する作業です。

気持ちを入れれば、できる。気持ちを入れないときは、さっぱりと言う感じです。気持ちを抜いても、昔より、できることが多くなり、レベルも上がっているので、ぱっと見、抜いているのがよくわからないことが多いです。ただ、できるべきものができない、という事態がおこるので、げんちゃんが抜いていたということが明確になります。

げんちゃんは、昔より、自分の気持ちを感じれるようになっています。

がんばりたい、普通になりたい、という思いはあるけれど、思いのありったけを出してがんばる、というところからは程遠く、そのギャップを埋めるために、外側のポーズだけ、やたらうまくなったりしています。そのギャップに本人が気づかないので、いつもそこをしっかり指摘して、解説してやり、叱咤激励です。

周りが低いレベルだと、簡単に落ちてしまう

その時に必要なのは、自分の立ち位置を客観的に見る、ということです。そこがなかなかです。就職クラスだと物差しは低く、自分はできる、くらいに感じてしまって、(たいしてできもしないのに、今でさえそういう風な感覚によくなる。)別に気持ち入れなくてもいいや・・・となりそうです。そんな具合ですが、端々に成長は見られています。自分で電車やバスを使って、新しいところに行けるし、ざっくり日々の暮らしは、かなり自立してきました。(失敗も多いけど)

ただ、こっちが期待するような成長スピードではなく、こつこつ、各駅停車の在来線で、九州から北海道まで行ってるような感じです。げんちゃんが、失速したり、止まったりしないように、いつも、少し上少し上、と、圧をかけ続けています。失速すれば止まり、今度はどんどん落ちる。きつくても、気持ちを入れ続ける、ということを常にもとめています。求めてはいても、抜いてばかりですが、こつこつの日々です。

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  1. ゆうママ より:

    成長が止まらないように、失速させないように。高校でのテーマはこれでしょうか。

    息子の学校のコース分けは、進学と就職ではなくて、自分の興味ややりたいことでわかれます。実質的には大学進学を目標にする人とそれ以外。いろんなコースがある中で息子はパソコン操作や映像処理などを学ぶコースに進みました。パソコン検定などを受けるようです。すでに専門学校のような感じです。
    けれども1年生の頃の方が勉強していました。iPadでの学習も進学コースの子達だけで、息子たちはなくなりました。形だけは英数国、生物、日本史を学習していますが大学進学しない子たちに向けてこれらの授業に先生たちが力を入れてるとは思えなくて…なんのために高校で勉強してるのかなと思うことがあります。
    息子もすっかり楽を覚えて…どういう風に引き締めようかと考えてます。ダラダラしてる息子を見るのがストレスです。

  2. glow-gen より:

    ゆうママさん
    そうですか~。進学コースでないと、どうしても、学習には身が入らないかもしれませんね。
    げんちゃんの学校は、就職クラスになると、たぶん、学習はあまり熱心にはしてくれないと思います。
    よく、就業支援による就職説明会などが学校でやられているようです。
    一度だけ参加したことがあります。でも、最初からそこを目指したら、絶対に結果はそこより下になるんだろうな~なんて思います。
    脳より、むしろ思いだと思います。
    学者は脳レベルでしか語れませんが、脳より意識、気持ち、モチベーション。そちらの方が、重要になってくると考えています。
    だから、げんちゃんがなんとか、びりっけつでもついていけるレベルで、そこの熱量の方が大事だなと思っています。
    ほんと、引き締めることと、目標を自分がつかむこと。自分を客観視して将来を考えること。
    そういう人としての部分をのばすために、どうすればいいか、考えますね。
    普通の子でも、同じかもしれません。

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