ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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学校の支援教育環境はまちまちですね。

げんちゃんといっしょに週1体操を習っている、だいすけ君・・・だいちゃんは、今年、結局、高等支援学校に行きました。


彼は、げんちゃんより、七田のプリントをすらすらやるし、会話も結構的を得ている子です。ただ、少し行動がきょときょとしていて、たどたどしい会話で、おしゃべりも良くする分、たたずまいは、障害に気づかれやすいような気がします。

だいちゃんは、家族がもう少し圧をかけて、障害児の枠で育てるのではなく、もっと普通の枠の中で育てられていたら、げんちゃんの行っている高校に入っていたのではないかな、と思います。
実際、私が、彼を育てているおばあちゃんに、げんちゃんの高校を提案した時は、すでに時はおそし、入学願書締め切りをすぎていました。(専願でほぼきまるので。早い)

4月からの進路。発達のお子さんたちの進む道はそれぞれですね。

今振り返れば、げんちゃんの小学校も中学校も、基本、普通クラスや支援クラスで過ごすのは、柔軟性がありました。

今は、げんちゃん、支援クラスだけでもいい、と判断された、小学校の低学年の時代もあったし、いまこそ、しっかり普通クラスにさらして、引き上げてもらうべきだ。そういう時期もきました。

こういう判断を、学校が拾い上げてくれて、柔軟に対応してくださいました。

中学の初めころ、学力や、生活能力は、いきなりレベルアップした中学生活を考えると、支援クラスだけでもかまわないところにいたのですが、それでは、げんちゃんのモチベーションが落ち、転落しかねない、と思われました。
普通クラス7割、支援クラス3割。それくらいの感じで学校生活を送らせていただきました。

だから、中1の時の、私のスケジュールは、今考えても、恐ろしくプレッシャーで、ハードスケジュール。
果たして、その意味をわかっているのかどうかさえ微妙な定期試験を受けさせる、日々の授業になんとかついていく風に、押し上げる。
実力と環境の差を埋め合わせるために、

仕事から帰れば、毎日のように、夜中まで、げんちゃんのテスト資料を作ったり、教材準備をしたり・・・

まるで、私がもう一度受験勉強をさせられているような切羽詰まった毎日でした。
そうしなければ、せっかくの、環境も無駄になると思われたので、がんばりました。


定期試験の点数は、10点前後とか、20点とか、良いものでも30点。(英語だけ、50点越え、なんせ、英語は、小学校に上がる前からやってはいたからね~。)
そもそも、テストの意味さえ微妙なやつに、点数が何点、なんてこと、まだまだ遠い世界、といったとこからのスタートでした。

だけど、あれは無駄じゃなかったと思います。
高校になって中学校の内容のおさらいを、学校でやったのですが、私はほとんど関知しなかったけれど、欠点はとっていなかったです。簡単だし。(数学は微妙・・・)

高校は、中学のような、上滑りな日々を終わらせて、彼にあったプログラム、ということで今の学校を選びました。それができたのは、中学時代、なんとか伸ばしたからだと思います。


しかし、げんちゃんが与えてもらった環境は、どの子にも与えられるわけではなく、支援クラスを選べば、普通クラスからは隔離。内申はつけてもらえず、普通の高校へは行けません、と宣言されたりする。

そんな教育環境の市町村もあることがわかりました。

普通クラスに行くなら、すべて、そっちのカリキュラムをこなさねばならない。オールオアナッシング!

どうせ障害者なんだから、社会に出られないんでしょ! 最低限の読み書き計算だけでいいでしょう、なんて、ナンセンスです。

最初から囲いの中の世界を目指して、やっていくコースなんて、ひどいな~と思います。その子のチャンスを奪っている。その子が絶対に彼らの予想を超えて成長しないなんて、誰が断言できるのでしょう。神への冒涜だと思います。

もし、お子さんの行く学校が、そういう地区にあるのなら、どうすればいいのでしょう。

考えさせられます。
しかし、少なくとも、内申など関係なく行ける高校はあると思います。

げんちゃんの学校の高校の先生も、受験生の中には、内申不明・・・みたいな子がいると話していました。不登校児は、1すらつけてもらえない子もいるそうなので。

先出の大ちゃんも、中学まで、似たような環境でした。げんちゃんより、学習ができるにもかかわらず、理科も社会も教えてもらえず、目標は、障害者枠での就職です。
そのための高校に行きます。

日本の政府がやってる教育って、普通の子のそれを見ても、ほんと、お金もかけなきゃ、思想もない・・・
親が、軸となって、なんとか子供を育てて行くしかない、と思います。

今のげんちゃん、幼児の頃に、絶対に想像できないです。げんちゃんすらそうなのです。
人の可能性は、人が決めてしまえるものではない。

なぜって、我らに命を与えた神は、すべての人に、可能性に挑戦してほしい、努力してほしい、と願っているからです。

良い教育環境に当たらなくても、きっとどこから違う助けもあるはず。捨てる神あれば拾う神・・・なんて、言いますから。

入学式まっさかりです。


ゆうママさんから教えてもらった、興味深いサイトです。

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  1. ゆうママ より:

    新年度になる度、心配し続けてきました。特に進学する時のストレスは大変なものでした。
    我が家は小学校の高学年からは通級を利用ながら普通クラスだけで過ごしてきました。中学は本当に大変でした。おっしゃるように普通クラスにいる以上は、同じ学習、同じ課題、同じテスト、同じ基準で評価されるので、どれだけ頑張っても成績は上がらず、ひたすら疲弊するだけでした。けれでも中学の成績には反映されないけどその時になんとか頑張った学力はついていて、基礎的な問題が出題される今の高校のテストでは、全身の力が抜けるような点数はとってこなくなりました。あの時あきらめなくてよかったと思ってます。

    学校は子供のためではなく、大人の都合で支援クラスを勧めることがよくあるようですね。東洋経済オンラインの「発達障害は学校からうまれる」という記事に現状が書かれています。やはり我が子のことを心から思うのは親しかいないのだと思いました。 3

  2. glow-gen より:

    ゆうママさん
    中1は、相当きつかったですね~。
    色々な山場があったけど、あの時はまさにその一つだったと思います。
    あの頃、げんちゃん、今とは全く違います。やはり成長著しい、と、あそこのことを思い出せば言えます。
    現段階だけを見ると、まだまださっぱりなんて思ってしまうのですが・・・
    自分のことを顧みたりすること、まったくできなかったと思います。支援の担任が、げんちゃんが、たあいもない自分のことをしゃべる会話さえできない、とあきれたことを思い出します。
    今では、新しい場所で、自分の来た理由くらいは言えるみたいですから・・・買い物も一人でさせられなかったです。確か、修学旅行で、買い物に付き添ってもらったらしいです。なんせ、計算あやふや。・・・
     でも、学校のことを考えると、先生の質もさることながら、国家自体の戦略も感じられない。いや、国の言いなりになるドМの国民を作る教育。
    だって、岸田内閣、悲惨なくらい、何も
    できないどころか、緊縮ばかりしているのに、支持率58パーなんて、教育の負の成果でしょう。東洋経済、そんな記事があったんですね。あの雑誌、けっこうまともですよね~。
    ネタになるほど、いまや発達障害は増えていますしね。
    教員も被害者なのかもな~と思います。
    とにかく、親が間違えず、かじ取りしていかなきゃと思います。先生を味方につけるのも、親の手腕なのかもしれません。新1年生のママ、がんばってほしいです。 1

  3. ゆうママ より:

    https://toyokeizai.net/category/developmental-disorder

    うまく貼れてるかしら?なかなか興味深い記事です。 1

  4. natumikan_123 より:

    福祉の世界がふさわしいと子どものためを思って本気で考える大人が一定数(多数?)いるようですが、うちの夫もそちら派です。この問題で、今まさに揉めに揉めてこじらせ中ですー。

    普通の公立中学に進学したことを今でも反対、支援級がふさわしい、高校も支援学校が妥当だと主張します。
    息子の特性を理解できないんですよね。普段は大して関わらない、見放して諦めている感じがあるのに、完全にスルーもできなくて、突如、注意をしてみたり。
    それが酷いと威圧的な態度で大声を出して、手を出したり蹴り上げたりも入るので怖いです。
    とにかく手っ取り早く直したいと思うようです。
    そんな時は私にも「お前のせいだ!お前のせいでおかしくなったんだ!どうしてくれるんだ!俺の子どもだぞ!」などと罵声を浴びせられます。
    ここまで酷いのは年1回も無いくらいだけど、久しぶりに大きく爆発しました。
    息子の有様に逆上して冷静でいられなくなるのは、かつての私の姿を見ているようで、わかる部分もあります。
    夫は自分の一般的な価値基準を捨てられないし、そこから離れられないんですよね。話をしてもピンと来ない様子ですし、そもそも息子に関しての私の話を信用してなくて、夫の中で自分の考えで自己完結しちゃってます。

    息子の様子によっては今後、離れて暮らすことも選択肢に入れなければと考えています。
    幅広い分野の話が出来て、遊び上手なので、落ち着いていると本当に私より上手く関われるくらいなのに、理性を失った様子が度を超えてしまうと一緒にいるのは難しいかなと思っています。

    知的な面では学年より上でも書字で劣る、切り替えが苦手でも鈍臭いタイプで個性の範囲内に収まってきた、コミュニケーションも細かく見る必要はあるけど試行錯誤で任せられるようになってきた、感情コントロールを掴んできた…普通級で学んでいけない理由がむしろ無いと信じて歩ませます。 1

  5. glow-gen より:

    ゆうママさん
    情報ありがとうございました。
    なんと、子供のうちから薬を使う人が多いのですね~。私は、医者が治せると思ってないので、病院などいったことがないですが・・・
    ここに書いているだいちゃんなども小学校低学年のときは、多動がひどくて、結構動き回っていました。
    でも、薬など使わずとも、頭蓋仙骨や、加齢によって改善して、むしろ、そういう子の方が、げんちゃんなんかより、気持ちが出ていて軽いことが多いと感じます。
    世の中の人は医者を信じすぎて、治せもしないのに、当てにしているように思います。
    確固たる治療法がないのだから、自分でやるしかないのに、人を当てにしすぎると思います。
    あてにした先が、とんちんかん。やれやれって感じですね。本文にリンク張っておきますね。ありがとうございます。

  6. glow-gen より:

    夏みかんさん
    パパは、ママと全く違うスタンスなんですね。だいちゃんのパパもどっちかというとそっちよりです。彼の母であるだいちゃんのおばあちゃんは、パパよりはましですが、かなりパパより・・・
    これではなかなか改善しにくいように思います。
    障害があろうがなかろうが、しっかり努力して、自分の欠点生きにくさ、障害と言われるところを改善すべく努力するのは、当たり前だと思うのですが、どうも、枠をつけますよね。
    我が家のパパは、あまり枠はつけていないようですが、確固たるものもない。私の言うのを黙認。邪魔はされません。
    お子さんの大変さに加え、パパとの意見調整、なんて大変なんでしょうね~。
    発達の子を持つと、親の死生観がもろに表面に出てきますね。夫婦とはいえ、考え方の違いが、大きく反発したりします。
    離婚が多くなるのもよくわかります。
    知恵をしぼって・・・というところですよね。うちも、けっこうやばい局面がありました。なんとか乗り越え、今はかなり協力的です。そこに至るまでは、かなりまわりと戦ってきたように思います。まずは家族・・・

    げんちゃんの成長をしっかり見ているのも大きいです。きっと、お子さんがママの思いを受けて、少しずつ改善してきたら、パパも納得するのかもしれませんね。パパは、表面的には、上手に導くタイプだということで、さらに深いところを学び成長してくれるといいですね~。がんばってください。 1

  7. glow-gen より:

    Mさん
    お子さんも、げんちゃんとあまりかわらないようなIQだったのですね~。
    今では、普通高校で、成績もある程度出されて、すごいことです。
    お嬢さんは、意識が外に出ているので、お子さんの時は大変だったかもしれませんが、そのぶん、芽が出ると、けっこう自力でも動き始めたのでしょうかね。
    何もしていないもう一人のお子さんとくらべられないから、多くの人は、もともと、そういう子だったと言いそうですね。
    でも、そのみちのりは、ほんとにすさまじいもので、そう気楽に言ってほしくないものですよね~。

    日本の学校は、政府が、御しやすい国民を作るためのものだな~と思ってしまいます。今も岸田政権の支持率58%なんてのけぞるようなかんじですが、この教育がいきとどいた結果のものだと思っています。

    そして、もはや、世界のトヨタでさえ、世界トップ50位から落ちかけている。
    昭和の時代とは全く違います。こんな時代に、学校にこだわるのはナンセンスです。
    そうはいっても、そこで学ぶこともあるので、上手に手綱をさばいて、子供を導きたいものですね。

    大変な時代に発達育児をしているのだと思います。
    認知度が高いという点では、昭和の時代よりずっと楽な部分もありますから、マイナスばかりではないですが、教育現場がそれについていっていないですね。
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