ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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ひたすら、立ち位置把握を

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学校の高2になる、確認試験のようなものがありました。
げんちゃんの学校は、2年から、進学コースと就職コースに分かれています。知的に低い発達の子は、多くが就職コースに行くようです。

それでも、ここは、ちゃんと高校の資格を取れます。

げんちゃんは、進学コースに行きます。
低いところに入れれば、すぐに低き流れるげんちゃんなので、こつこつ勉強を続ける、努力コースにしなければなりません。低きに流れれば、将来果てしなく落ちていくのは見えている。

確認試験の結果は、英語だけ帰ってきました。結果は、57点というひどいものでした。

何故57点がひどいか。中1の基本的な問題がほとんどのテスト、せいぜい、be動詞か、一般動詞の現在までの出題です。

小学校に入る前から、細々と英語塾に行かせ、ざっくり中3の英語も触れさせたというのに、この初歩の初歩のテストで、半分しか取れていないなんて、なめてんのか~と、怒りがこみ上げます。

Do you speak English?
みたいな問に対して、

Yes,I speak.

と平然と書いている! もちろん、実際の会話では、もしかしたらそういうこともあるのかもしれないけれど、Yes,I do.

どれだけやったことだろうか・・・

何の深みもなく、ただやっているだけの英語は、そのアルゴリズムもつかまず、ただ、やったと言うだけに違いない。

我が家のお金も、私たちの労力も、どれほど、どぶにつぎこんできたことか!

少なくとも、小学校の英語教室なんて、やらなかった場合とどう違ったのか、よくわからない。でも、もしやっていなかったら、英語なんて、ほぼ0点に近いであろうことは想像できます。

とにかく、シャワーをじゃぶじゃぶかけて、ほんの少し、体にしみこんだ。ほんと申し訳程度。もしかけなかったら、ぱさっぱさ! そういうことなのでしょうね。

発達障害のげんちゃんに、ここまでやってやる親なんて、そうそういない。
”そんなことできない!自分の方がまいっちゃう。”
そう言っていた、支援のママ友は多かったのを思い出します。
その気持ちよ~くわかります。
でも、高校の不登校児のお子さんは、まるでアルファベットからの子もいるので、進学コース選んで、受験した60人弱のうち、げんちゃんの成績は14位だったそうです。この学校の立ち位置がわかります。

もちろん、先生と、順位の話は げんちゃんは、厳禁です。
決して普通の世界の中にいないのに、自分は上の方だ、なんて、げんちゃんは勘違いしかねない。

げんちゃんは、自分の高校が、授業中スマホいじってる子や、シュミと言えば、ゲームに熱中している子がたくさんいるので、どこか、自分の方が上、なんて勘違いをおこしている気配もあります。
成績はどう思っているかわかりませんが、自分の方が、周囲の気ままな子たちより、がんばっている。そう勝手に感じてる。

がんばっているのは、まだまだ表面だけで、決して奥の方から頑張ろうなんていう思いは足りないげんちゃんです。
勘違いされたら本気モードはおこらないだろうな、と思います。

その証拠に、問題の真意をつかもうという思いが足りず、やってもやっても、まったく字面だけの勉強を続けているげんちゃんです。その結果の英語のテストでしょう。

とにかく、げんちゃんに必要なことは、ひたすら、自分を客観的に見ることです。社会の中で、普通の人たちはどういうレベルにいるのか、それを、ひしひしと感じてほしいです。自分の世界にいて、自分は変じゃない。できる、なんて思ってしまうことが、げんちゃんの大半のトラブルのもとなのです。

世の中の普通の高校生は、全く違う世界にいるのです。その世界に入れて、自分の立ち位置をしっかり把握させることができたらいいなと思います。

お姉ちゃんの高校の先生に頼み込んで、空気感だけでも中で感じられるように、数時間見学したり、進学塾の体験だけ1日参加させてもらったり。

S先生とそういうことができないか、と話し合いました。まあ、なかなか現実には難しいですが、げんちゃんには、世間の普通ということのレベルを感じさせる必要があるね、と強く思います。

自分の立ち位置を、正確に把握して、謙虚な気持ちを持って、向上したいと強く願うことができれば、半ば、障害克服していると言ってもいいくらいだと思っています。

公開コメント 承認後公開

  1. とんまま より:

    んにちは。

    高2からコース別になるのですね。
    英語のテストの件、Yes,I speak.でしたら、私も怒り爆発ですね。
    お察しします…

    でも、14位なのですね。
    すごいですよ(確かに順位は絶対に本人に知られたくないですね)

    問題の真意をつかもうとしない問題、本当に私も困り果てています。
    毎日これに苦しめられていますね。
    今の悩みナンバーワンです。
    エピソードには事欠きません…

    >自分の立ち位置を、正確に把握して、謙虚な気持ちを持って、向上したいと強く願うことができれば、
    >半ば、障害克服していると言ってもいいくらいだと思っています。
    仰る通りですね。
    その正確な把握と向上心、これは本当に肝ですよね。
    ちょっとやそっとの事では植えつけられません。
    10年単位で見積もらねばならないと感じてしまいます。
    親の私たち、年老いていくばかりですが…
    老後なんて暢気にやっていられませんね。

    以下、先日のコメントにお返事頂いた件です。
    学校の先生のサラリーマン化、本当にそうですよね。
    まずは自らの保身。
    問題を起こさず、平穏無事に学校生活を送ってくれること、次の進路へつなげる事(特に中学→高校)。
    そういう感じが伝わってきます。
    特に保護者からのニーズは受験対応なのでしょうね。
    保護者のニーズに寄り添いますみたいな感じでしょうか。

    中身教育をするには、今の教育制度やら受験事情ではとてもとても…
    現在のシステムが崩壊しない限り、厳しいですね。
    そういう先生がいたとしても、潰されてしまいそうですよね。

    偶然、私も昭和(特に戦前)の食生活、家族のいいところが食い尽くされたと訴えている本を読んでいたところでした。
    教育だけでなく、様々な環境のいい部分が失われてしまいましたね。
    人間ももうちょっと余裕があったと思います。

    ホワイトデーの売り子ですか。
    短期間ですが、忙しいでしょうね。
    前回のバックヤードの仕事とは違い、前に出ているお仕事ですからね。
    想定外の出来事が沢山起こりそうな予感がします。
    想定外の事にどう対応するのか、こっそり覗き見したいですね。

  2. glow-gen より:

    Mさん
    小学校高学年からの成績の上昇はすごいと思います。
    それをなしえたのは、やはり、気持ちの変化ではないでしょうか。
    内面の何かにスイッチが入れば、けっこう行ける子供たちなんだと思います。
    ソーシャルは、なかなか難しいですよね。
    げんちゃんは、電信柱みたいにあまりまわりに害を及ぼさないのですが、調子に乗せると、あ~あ、と目をふさぐことをやると思います。

    たとえば、クラスのグループラインに、お友達を名指しで、それってどう?みたいなメールを出したようです。
    いちいち試適されたくなかったお子さんみたいで、なんで、ここで名指し?と 先生にクレームが来たと言ってました。
    グループラインではどのようなことを流すのか、という線引きが難しかったようです。
    とにかく、おとなしく穏やかな面もあるのですが、なんせ、常識がないので、あぶなっかしいです。

    これはなんでそうなるか、と言うと、やはり、周りを見ずに、ぼんやり生きてきたせいだと思っています。自分の世界観の中から、ぼんやりとしたレンズで外を見る。なんか、ここらへんに、こんな感じのものがあったような・・・・その程度の認識です。
    だから、経験則が培われないのでしょうね。
     内面の成長・・・・周りに対して、もっと何が目的か、すなわちどういうことか、という、強い追及心を持ちながら暮らす。それを強いていかなければなりませんね。
    先日、
    「キーワードがない。ぼくは、」
    と言ったことがありました。簡単な算数の問題について説明できなかったのです。
    下のとか、その次の、とか、そういうすごく基本的な言葉さえなかった、とげんちゃんが気づいたようです。

    これも、ぼんやりとなんとなく、浮遊するように生きてきたげんちゃんの人生からは、紡がれなかったのでしょうね・:・やれやれですが。

  3. glow-gen より:

    Mさん
    TEENSっていうオンラインサービスがあるんですか~。へ~。知りませんでした。
    発達障害は、めちゃくちゃ増えていますし、よくよく見ると、周りに一杯、その系統の人たちはいます。

    今後、放置していたら、大変な社会になってしまうのでは、と思います。
    今は、政権を握るメインの政治家集団は、腐敗が進み切ってしまいました。今のうちになんとかしないと、大変な社会になるな~と思っています。
    私たちも、政治にも少し興味を持って、発言したいものですね。
    なんせ、日本は、学校で、羊になって、言いなりになることを訓練されてきます。外国では、もっと、政治に関心を持ったり、自分たちが発言していくことを、教育の中で学ぶそうです。

    コグトレ、ソーシャル問題もあるんですね。それはいいかもです。当たり前が狂っている子たちなので、今更のように、本でおさらいしたりするのはいいと思います。

  4. glow-gen より:

    とんままさん
    あの問題、怒るでしょう・・・わかってくださいます?
    英語塾高かったのですよ~。おぞましい限り。金返せ~ですよね。こっちだって、犠牲をはらいながらやっているんですよ。ほんとに貴族だな・・・

    ちょっと聞くと、知的障害の子に、そんな無理言ったって、と言われるかもですが、彼らは、知的障害ではなく、精神障害だと思います。
    自分の脳を、しっかり動かすことを放棄している。
    やり方を教えて言ってるのに、やろうとしない。
    なかなか、普通の人には見えません。

    そこがやっかいなところなんですよ。
    学校の先生が、げんちゃんのそういうところに気づいていただけるには、何年も指導にたずさわり、こっちが説明していくしかないですが、なかなかそこまでのお付き合いはしませんから、難しい。
    それでも、
    いわゆる知的障害と思って見ていると、やつらにふりまわされるので、先生も、なんとなく、どういうこと~?みたいに思う人も多いです。

    そういう時に、せっせと説明してあげると、なんとなく腑に落ちる人も幾人かいました。
    S先生のところに、幾人か先生方が勉強に来られています。そういう先生にあたったら、幸せですね。

    それから、今回のオミクロンも、学校からプリントが着て、
    「市のマンボウには従いましょう!」
    みたいなあほなこと書いていました。

    こうやって、お上の言うことを、ありがたがるような論調で子供に広めるのはやめてほしいな~と思います。
    医療現場では、インフルと同じ第類分類にすべきと言って、怒っている人が多いのに。

    頭空っぽにして、上に従う。今の日本の風潮です。
    そういう風潮を強固にするのは、学校教育です。
    残念なことに。

    ユーチューブググってると、ほんといろいろな真実がわかります。
    今のマスコミは、どうも昭和の時代より、もっと政府宣伝がひどくなっているようですね。ネット民と、テレビ民、社会の見方も差があるように思います。

    スーパーの売り子、任期みたいで、応募しようとしたら、なくなっていました~。まあ、断られるだろうけど・・・何か探したいです。

  5. とんまま より:

    こんにちは。

    ”自分の脳を、しっかり動かすことを放棄している”

    はい、本当にそこです。
    一言でいうと、↑ですね。
    昔は頭が錆びついていて、動かせないというイメージでしたが、意識からの切り口で見ていくと、動かすことを放棄しているのですよね。
    勉強に限らず、日常ありとあらゆること(一つ一つの行動)がそうですよね。

    昨日、とんちゃんは家の鍵を忘れたので、私が帰宅するまでの1時間半の間、玄関の前でぼーーーーっと突っ立っていたようです。
    ランドセルを下すことすら、しませんでしたよ。

    鍵がない、今自分にできることは何か、どうしたらいいのかと思考することを完全に止めていました。

    マンションなのでロビー(エントランス)で座って待っているという方法もあったのですがね。
    たまにそこで宿題やっている小学生がいます。
    とんちゃんもそこで宿題やって待って欲しかったですね。
    こんなことすら、行動できない現状ですよ… 1

  6. glow-gen より:

    とんままさん
    ほんとにそうですよね~。
    自分の魂を自分が放棄している。S先生がそんな風に表現するのがよく理解できます。
    まわりにいる知的障害の方は、魂のずれが少ない子もいます。
    単純に、脳の障害で、知的な問題がおこっている。
    そういう子でも、けっこう甘やかされるので、意識障害になっているところはありますが、げんちゃんとは全く違う。

    発達障害はほんとに厄介です。
    玄関でのお話。げんちゃんもやりかねないと思います。
    とにかく、ちょっと考えりゃわかるでしょ。ということを放棄します。
    自分に圧をかけて、思考を進めるだけなのに、それから逃げまくる。楽だからです。
    普通の人と違って、思考をすすめるのは、とてもエネルギーのいることらしいです。でも、それから逃げれば、自分の人生はどうなるのか。逃げれば、誰かが肩代わりしてくれる。
    それを教え続けるのが、障害児教育になっていないか、と思うことがあります。
    そんな中で、発達の子供をまっとうに育てていこうとするのは至難の業ですね。

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