ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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点がばらばらでつなげなくてもへっちゃら。あけおめです~2022年!

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驚いたことに、記憶力がめちゃくちゃ悪いげんちゃんが、ミニオンはすらすら覚えてました。
つまり、記憶とは、意識なんだと思いました。

げんちゃんに年賀状を書かせました。7~8枚でも二日がかりです。やれやれ!。

吐きそうになります。
あ~、夏休み、履歴書を書いた時よりは、ましなのでしょうか・・・・

出来上がったハガキを、ママ友に見せたら、すごい、と言われました。

いやいやいや・・・・できあがったものは、小学生が書いたくらいのことはあるのかもしれませんが、そこにいたるまで、どれだけの寄り道と、時間と、でたらめを乗り越えたことか・・・

いやはや、その途中の過程を見たら、ほんとに、ヤツの異常性に驚くに違いありません。

まず、住所

住所の長さがどれだけか、なんて見込みを立てることはありません。
とにかく、空間があるので、とりあえず、適当に書き始める。住所が長いと、書く所がなくなっていくので、下の方は、どんどん字が小さくなります。
消しゴムで消した跡が、ぐちゃぐちゃ、下に書いた鉛筆が濃く汚く残っていても、別に何とも思わないようです。

他人に出す、ということについて、それでいいと思える感性を疑います。

私に確認することもないのです。ただ、書くということだけなんでしょうね~。

名前には、様がないとか、上の方に、ぐちゅっと詰まって書く、とか、空間認知がやばいげんちゃんの、問題点がオンパレード。それを横で叱咤激励しながらの作業です。

ペン習字のペンを使ったのですが、よく見れば、ペンの先を、滑らかに動く方向に、微調整するということはできていませんから、ペンが一気にダメになりそうな雰囲気です。案の定、途中、ペン先に異常をきたし、インクが出なくなってました。。

トラの絵を、お手本を見て書きました。なかなかうまくなった、と思いましたが、2枚目になると、気持ちが抜けて、やりたくなくなったのか、トラの絵は、1枚目と似ても似つかないひどい状態になりました。

そもそも、どこから描き始めたら、はがきの中に納まるのかも、検討をつけなくなったのか、トラの腕の先は、はがきからはみ出し、描けなくなったのです。
左右の対称性もくずれました。線も、短い線が、汚くつながっていません。

もちろん、はがきに描いた HAPPY NWE YEAR も、豆粒くらいの大きさで、バランスもくずれました。

そもそも、数枚書くのに、集中できないのか、意識のオンオフを繰り返し、二日がかりです。

1枚目のおばあちゃんに書いた文章は、なかなかよかったものの、(写真)
その次は、書くごとにひどくなっていきました。
(ひどいのを写真撮ってなくて残念・・・)

集中が続かない。意識のオンをすぐに切ってしまう。はがき書きの作業は、げんちゃんの問題点をあらわにしました。

しかも、はがきを書いたら、それを次にどうすればいいのか、という点については、無頓着。その辺に置いてありました。

何をするにしても、
普通は、内部言語で、

「えっと~。これを真ん中に書くにはどうしたらいいかな、」とか、
「書き終わったら、いつ出しにいけばいいかな。」
とか、自分の意識の司令塔を、言語としてフル活用するのが当たり前なのでしょうが、そういう心の働きを、さぼるのがげんちゃんです。


行動は、ぶつっ、ぶつっ、と、ばらばらのビーズのようです。

「言葉を出して、作業しなさい。」

と強いると、
「あ・・・ここにトラを描く・・・」

とか、ぶつっと言ったりしますが、そんなことをしたらきついから、すぐにやめます。

彼は、行動のすべて、目的がいつもぼんやりして、自分でつかんでやっているような錯覚はしているのでしょうが、すべてが霧の中で、それらしい真似事をやっているような感じです。作業を言語化できていません。

たまに、気持ちが入った時は、しっかりやれる時もありますが、それさえも、普通の人からすれば、ピントの合い方は甘いです。言語化させると、大して言葉に置き換えられないでしょうね。

私が横で、時々指導して、方向性を修正したりしますが、抜けるたびに、長時間だらだらと、徐行運転のようになり、ありえないような時間を食うのです。

だから、はがきの出来を見て、”すごい”、とママ友が言うと、ひどく違和感があるのです。

普通の子が当然そうするように仕上げたものとは、根本的に別物なのです。

考えてみれば、このブログを見てくださるママが、過去のげんちゃんの作品や、学習の写真を見て、すごい、なんて言ってくださるのを、いつも違和感を持って感じたりすることがあるのですが、それは、ここに由来します。

確かに、げんちゃんのマックスの力は、はがきの仕上がりではあるのでしょうが、それが、すらすら出るのではなく、数分置きに抜けたり入れたりするのをかき集めて、途方もない時間をかけてた結果なのです。


出来上がったときは、もうこっちもくたくた、げんちゃんもくたくた、というわけです。

もっと、気持ちを入れて、それを持続させて、効率よく、結果を出せるといいのに、と思います。

さらに、はがき作りの途中では、はがきをどこか置いて、紛失するなんてハプニングも入ります。

一つ一つの事象が、とりあえず、がたがたでも、つながればいいですが、宛名を書いて、本文を書いて、それから投函するなんていう、一連の流れが、全くつながらず、いちいちサポートがいる、そんな感じです。

一事が万事です。

IQが高めに出るようなお子さんは、ある程度、点をつなげようという気持ちの働きが強いと思います。
しかし、点をばらばらに存在させても、全く気にならない、関係ない、というスタンスのげんちゃんは、こんなことさえつなげないのか、とあきれることが続出です。。

昔、おねんちゃんは、UVクリームの蓋が、紫外線で色が変わると教えてやると、クリームを蓋に塗りました。それから、彼女は、蓋を太陽にあて、色がかわらないことを確認して、
「ほんとだ、このUVクリーム、ちゃんと紫外線を遮断するんだ!」

と叫びました。小学校の頃だったと思います。ちょっと感心しました。

しかし、げんちゃんの意識はこの対局です。こんなことさえつなげようとしないのか・・・・というくらい、心の圧を放棄します。

やろうとすれば、今や結構つながるのですが。
実際、自分の興味があったことは、ほう、そうつなげたか、ということがおこります。
よくあるということではありませんが、やればできるのです。

でも、めんどくさいから、まったくやらない。つなげる、なんてあえて言うほどのことでもないことさえ、つなげようとしない。

この怠慢を、S先生も、厳しく指導しているわけです。本人治す気持ちがないと、治らないです。
ちょっときついと、すぐにまた、逃げます。

元旦の真夜中・・・遅れましたが、あけましておめでとうございます!
気持ちが抜けて、トラの右手が、入らず、翌日リベンジ。オンオフでの絵が全く違ったので驚きました。


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  1. robo_223 より:

    明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

    げんちゃん、頑張って年賀状書いたんですね。げんちゃん以上にママが頑張ったと思いますが、ジャガイモ剥きにしても、やっぱり取り組むところがスゴいと思います。意識は入ったり入らなかったりしているのでしょうが、それがハッキリ分かるということは前進ですね。わりと頻繁に入っている時があるということになりますので。

    ところで、roboの方は頭をかかえています。げんちゃんママさんがチラッと書いて下さっていたようなことが原因だと判明して来たからです。なんとボーイズラブが絡んでいるようなんですー!そりゃあ手強いはずです。受験生なのにroboは勉強どころじゃなくメンタルをやられています。ゾッとしてしまって怖くて学校では接触障害を起こしている程です。まさか、こんなことが壁になるとはー😭

    roboも自分とは関係ないところで、同性愛があっても認めることが出来ますが、自分が対象になるのは、キャパオーバーのようです。

    しかし、本当は高校からサポート校に通わせたかったのですし、今はroboも潔癖を通り越して強迫性障害レベルなので、本当に転校させたいです。

    あんなに苦しんでるのに1日7時間授業は無駄です。全く集中できないからです。

    この子達は唯一無二の存在だけに、良さを見出だされると、とことん気に入られることもあるんでしょうね。やっぱり普通の方が楽ですね~。

  2. glow-gen より:

    ロボママさん
    明けましておめでとうございます。
    昨年もたくさんコメントいただいてありがとうございました。
    今年もよろしくお願いします。
    げんちゃんのはがき書きは、ほんとに疲れましたが、よ~く考えたら、去年は2~3枚でもうだめでした。今年は、結局7枚書いていたので、ほんと少しずつですが進歩です。
    1枚書いて、休ませたり、他のことをさせたりすると、また復活する。慣れたころには、絵を描くのが楽しくなったらしく、3日目に追加で書かせたら、1枚を楽しんで書いていました。
    う~ん、気持ちが入る入らない、ということが、おっしゃるように、明確にわかってきました。
    ただ、入ってる持続時間が短いので、時間がせまってさせるようなことがあると、ぼろぼろです。
    こういうところを見ると、周囲に合わせることができない、という彼らの体質がよくわかるように思いました。
    彼らのペースでは世の中進んでいきません。これからはそこが課題ですよね。

    さて、ロボ君の新年。成長したからこその課題が沸き起こりましたね。男の子からべったり好かれてしまうなんて、ほんと想像してなかったですよね。
    4月から、別の学校に行くとなると、とてもわくわくしますね~。
    ロボ君がどのような成長をとげるのか、とても楽しみです。
    既成の枠がはめられないということは、独自でいいってことなので、そこがとても楽しい子たちですね。
    私が受けた学校教育、大学、問題だらけだったので、オリジナルなことができればいいな、と思っていましたが、さすがに、普通の子には、なかなかできないです。
    でも、はじめっから枠に入らないので、さっさとあきらめがつく。
    ここからが、ロボ君の真骨頂。飛躍の年になると思います。
    げんちゃんは、まだまだそんなところからは程遠いですが、コツコツやっていきたいと思います。

    今年もよろしくお願いいたします 2

  3. とんまま より:

    明けましておめでとうございます。
    本年もよろしくお願いいたします。

    年賀状書きですね。
    とんちゃんも4枚書きました。
    宛名書に4枚で10分弱、裏面(絵は無く文章とスタンプの組み合わせ)に20分程度でしょうか。
    げんちゃんのようにこんなに細かくないので、時間もかかっていません。
    あの小さな空間をどう使うか、構成なんて全くしませんからね。
    行き当たりばったりです。

    たった4枚の中でも意識のオンオフがはっきりとわかる結果になりました。
    意識って凄いなと感心してしまいましたが…

    お姉ちゃん、すごいですね。
    やっぱり賢い!!
    対極の二人の子育てをされてきたのですね。
    両方を見てきているので、色々思う所もおありですよね。
    私はとんちゃんだけですから、こっちがしっかりしていないと、こんなもんなの?と思ってしまうことがあります。

    今やっている事の言語化、いいですよね。
    私も重要だと感じ、させていますが、息子には難易度が高いようです。
    すぐ逃げます。
    わかっていないことが丸見えです。
    ここが正念場、今年は言語化に重点を置こうかなと思案中です。
    やっぱり大事ですものね。

  4. glow-gen より:

    とんままさん
    今年もよろしくお願いします。
    とんちゃんあて名書き早いですね。げんちゃんは、あて名書きもほんとにえっちらおっちらでした。
    まあ、それでも、去年より進歩していると思いましたが・・・
    言語化は、どんくさい人は、普通の人でもやってませんね。ねらって、的をしぼって何事もやっていない人は、どうしてもどんくさくなります。

    私の仕事も、新米のうちは、言語化できていない人が多いです。
    また年齢を重ねて、経験があるはずの人でも、言語化できていない人は、ぱっとしません。
    すべての手技を、すべて言語化している、ベテランになってくると、後輩に教えるのも、すべての工程を言語化して教えることができます。
     この操作が、げんちゃんたちは、皆無なんだろうな、と思います。
    何かを教えても、外側のなんとなくのスタイルだけしか見ていないから、ひどいもんです。
    たとえば、髪のスタイリングを教えたのですが、そのスタイルのゴールをつかめず、ブラシをなんとなくこう持ったかな~、という手つきで、適当にやってしまい、まったく髪が整わないというありさまです。
    頭の中に、髪のウウェーブという概念がないようです。S先生に、ヘアスタイルの雑誌などを見せて、言語化して教えることからしないとだめ、と言われました。
    言語化する以前の課題をやらないといけないということのようです。

  5. ゆうママ より:

    あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
    げんちゃん年賀状書いたんですね。文章ぎっしりですごいなと思いました。うちは最近の子らしく年賀状ではなくラインであいさつしてました。何人かに住所を聞いたけどどうやらお互いに出さないということにしたみたいです。
    息子も内部言語を使えてないです。だからなんですね〜行き当たりばったりで行動に合理性が感じられないことがよくあります。言語化させてチェックしてみないといけないですね。

  6. glow-gen より:

    ゆうままさん
    あけましておめでとうございます。
    発達育児を初めて、早10年以上が経ちました。10年やれば、その道のちょっとしたプロになっておりますね~。
    やればやるほど、学びがありますよね~。しかし、息子の方は、そこまで学ぼうとしない。表面だけ見てスルーする。
    ここが問題なんですよね。
    自閉症スペクトラムという診断名はよく言ったもので、ほんと言語が使えていない。つまり、意識が使えていない。魂がぼんやりとしている。
    そんな感じの障害だと思っています。
    言語化させるには、それ以前がかなり必要だとS先生に言われ、なるほどな、と思いました。
    まだまだ、遠い道のりですが、がんばっていくしかないですね~。
    今年もよろしくお願いします。 1

  7. natumikan_123 より:

    あけましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いします。

    日頃から作文やメモなど取り組まれていることがしっかり積み重なっていますね。
    文字を書くことにハードルが低いこともげんちゃんの強みですよね。
    息子、本当に字を書くことの抵抗感が強くて、このような取り組みはできないのでうらやましいなと思ってみてます。あまりに書くのが嫌すぎて、逆に暗算力が上がっていますよ笑

    内言語のお話し、興味深いですね。
    息子は考えが溢れて止まらないところもあって、なんか頭の中も多動っぽいのですが、結局、溢れかえって1つ1つを言語化してとらえきれていないのでしょうね。
    せっかちな人もそれっぽいのかもしれないなと思ったりします。

    ところで、げんちゃんの学校は何年も在学できるとのことでしたが、もう一度1年生をやり直したいと申し出れば1年生でいられるのでしょうか?それとも進級していって、3年生になって卒業しない選択をしたらずっと3年生なのでしょうか?その学年の履修具合などで進級の有無を決められるのであれば、普通に進級するのではなく沢山選択肢があってよいですよね。
    同級生が進級しても自分はもう一度やり直す場合もあるなんて話ができたらスイッチ入るきっかけになるかもしれないですよね。 1

  8. glow-gen より:

    夏みかんさん
    昨年はつながることができて、感謝でした~。
    お子さんは、私から見ると、気持ちがあふれ出て、分けてほしいと思うくらいですが、それぞれ問題は深刻ですよね~。
    げんちゃんも、最近でこそ、気持ちが入った時は、比較的、おかしな文章でも、自分で書くことができるようになりましたが、初めて、作文を書かされた4年生の時から、文を書くのは、数時間がかりでした。
    字も、力みすぎて、鉛筆がボロボロ折れましたし、3行くらいの一日日記が、居残りしてずいぶんかかってやっと完成という感じでしたよ。
    字というのは、どういうからくりで書けるのでしょうね。
    筋肉については、粗大運動ができてから、ということでしょうが、お子さんの場合、それだけでもなさそうですよね。
    目の見え方、というのもよく言われますが、そこはどうなのでしょうか。
    でも、学習とは、字を書く所からという雰囲気がありますから、大変さがわかります。げんちゃんは、今でも、すさまじい字ですし・・・書写に行きはじめてこれですし・・・
    げんちゃんも課題です。

    げんちゃんの学校は単位制なので、落とした単位だけを拾っていくような感じです。2年生からは、文系クラスに行く予定です。たぶん、多少は、高校の内容になって、げんちゃんはついていけないと思いますから、3年修了した時は、たくさん落としていると思います。4年目からは、それらを取っていくのでしょうね。大学の留年みたいな感じだと思います。

    げんちゃんの精神年齢は、まだまだいいとこで、小学校5年くらい、低いところでは、幼児並みのところもあると思っています。18歳でやっと、中学くらいなんじゃなにでしょうか。
    ですから、まだまだ社会に出せないと思います。もっともっと、すかすかのことろを埋めたいと思います。
    そういう環境を与えてくれる、今の学校は、ほんとにありがたいと思います。 2

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