ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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少し上がれば、必ずドカンと落ちて手がつけられない

やはり、げんちゃんのこと、ちょっといいな、と思った日がしばらく続けば、ありえないほど落ちます。

今回の落ち方は、全体的に上がってきているだけにすさまじい。

落ちれば、奴は、平気で人間を捨てます。

学校で面談があって、帰りに一緒に帰った日、あ、こいつは、完全に抜いているんだな、とわかりました。朝は、自転車で、もより駅まで行っているわけなので、駅でおろしてもらって、自転車を持ち帰ろうとするのが普通の子でしょうが、げんちゃんは、駅に寄ってやっても、そのことを思いだせず、というか、つなげない。

教育的指導、と思って、そのまま連れ帰りました。家であれこれヒントをやっても、自転車のことはまったく眼中になし。しかたなく、教えてやって、再度駅に送ってやったけれど、今度は、鍵を持ってこなかったらしい。

ガラ携を持たせていたのに、私に電話をかけることもなく、なんと、鍵のついた前輪を浮かして、よちよち運んでくるというしまつ。

私が唖然としても、きょとんとして、きちがいじみた自分の判断を恥じる様子もない。
べつに~、と言う感じでした。

げんちゃんが落ちると、とにかくそういうことが続きに続く。

なんとなく、ルーティンを適当にやって、それで別に何が悪いの?

このモードにはまると、げんちゃんは、ほんとに妖怪か、昆虫か、爬虫類か・・・そんな感じです。

ほんとにひどすぎて、私では手に負えないので、S先生に相当かかわってもらい、今は、様子見、と言った感じです。

やはり、げんちゃんと言う子は特殊です。S先生の解説を聞いても、あまりに常軌を逸していて、私にはよく理解できません。

「げんちゃんは、ほんとに特殊ですよ。僕が見てきた人間の中でも。
普通は、自分ができていない、だめだ、と認識すれば、よしがんばろう、となるか、落ち込むか、どっちかだと思うけれど、げんちゃんは、そのどちらでもない、隙間のようなところをするすると逃げていく。自分のことなのに、常に自分には関係ない、として捨ててしまう。

今まで、精神分裂症のような人を診たことがありますが、ちょっとそういうタイプの人に似ている。自分というものの扱いが非常に狂っている。自分のことなのに、他人事のように感じる。まあ、今回も、根底には、逃げが存在している。頭の中ではがんばりたい、と思っているけれど、それは、ただのラベルのようなもので、中身が伴わない・・・」


まあ、こういう説明を聞いても、私にはよくわからない。とにかく、この子そもそもが、普通の人間とははなはだしく違っていることは確か。
普通の人ならこう感じる、というところに基準をおくしかない私たちには、到底、理解の及ぶところではないと感じます。

少し良かったげんちゃんの延長には、少しずつでも進んでいくイメージがわきますが、このモードに入ると、爬虫類をどうやって自分の子として育てていくくのか、そんなとまどいしかありません。

そんな中でも、言われたら、洗濯物も干すし、カメも洗う・・・たぶん、自分が自分の中にとりこんで、これは関係ある、と思ったことは、自らのルーティンにはめ込むんでしょうね。(S先生によると)

がしかし、その仕事のクオリティーはすさまじく、彼がやったあとは、すべてやりっぱなし、水が出しっぱなしだったり、電気つけっぱなしだったり、台所がめちゃくちゃだったりしています。
ルーティンに入れ込んだことを、何の感情もなく、ただやっている・・・

普通の発達障害のお子さんは、げんちゃんブログ参考にならないんじゃないか、って思います。すさまじすぎです。特殊なケースなんじゃ・・

また、このトンネル、いつ抜け出せるのか。よくやってるな~。

なんか、悪い生物が私に托卵したんじゃないか、と思います。げんちゃん、人とは思えない。。。私は、実は、わが子ではなく、おぞましい未知の生物を育てさせられてるんじゃないのかな~。((´;ω;`))

PS
最近、少し、自分の感情というものを多少、しゃべってくれるようになったげんちゃんに、
「落ち込むってわかる? 」
「あ、う~ん。ちょっとよくわからない・・・」

やれやれ、げんちゃんと言う子は、生まれてこの方、落ち込むという感覚はなく、よくわからないようです。そうだろうな、と思っていたけど、やっぱり。
落ち込んでもすぐ立ち直る、というのはわかりますが、落ち込むことがそもそもわからない・・・おそろしや~・・

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  1. 夏みかん より:

    アップダウンの大きさにこちらも飲み込まれてしまいますよね。脳科学でもこのアップダウンは証明されているとのことです。
    そして「○○して」がわからないって発達あるあるだと最近知りました💦多くの発達系のお子さんの課題になりやすいのですね。うちの子も「掃除機かけて」とか指示通りやればいいだけなのに、やり方も片付けも最初から最後までちぐはぐですよー。
    げんちゃんママさんがされているように、確認作業や目的意識の共有とかゴール設定とか…納得する理由付けとどのレベルが作業終了の状態かなど細かく見ていく必要がありますよね。

    息子はADHD気質もありますから注意欠陥、衝動性や多動が前面に出る場面も多々あります。
    しかしASD傾向も強いので、独自の言葉感覚や白黒思考、認知の歪み、社会性の乏しさなども持っています。
    ステージが違うことや表出の仕方や程度の差こそあれど、根っこは同じところにあると感じています。
    真反対だけど表裏一体といいますか、すごく似ているんですよー息子とげんちゃん。
    ですので、げんちゃんの成長の仕方やママさんの関わり方、考え方を知ることで子供への理解へ繋がる部分が大いにあります。理解が深まると対策へと繋がっていくと感じているので1人では言語化できない部分を助けて頂いていると勝手ながら思っていました。また頑張っているのが自分1人じゃないと思えることが本当に心強いです!
    コメントの中でどのお子さんとも真摯に向き合う姿には私も学ばせていただいています。
    これからも参考にさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 1

  2. ゆうママ より:

    ルーティンに落とし込んだらきちんとやるというのはすごいことだなと思います。ルーティンに落とし込むまでが大変です。うちの息子は四六時中探しものをしています。今までは私がどこに置いたのかをチェックしていたので、なくなって困ることはなかったのですが、こんなことは続けられないと思い最近はなくなったら自分でなんとかしなくてはいけないのだという経験をさせています。
    高校に入学してから期待値が下がったのか、すこし離れたところから息子をみています。自分でなんとかしたいと思わないところに関してはもはや仕方がないので放っておいてます。
    げんちゃんは一日中放っておいたら何をして過ごすのでしょう?うちの息子はゲーム三昧になるのですが、心ゆくまでゲームをした日はスッキリして割と素直にいろんなことに取り組めます。ゲームをしてる時間は嫌なのですが、全部を否定するのではなくうまく利用したいと思っています。 1

  3. glow-gen より:

    夏みかんさん
    げんちゃんの特殊性・・・たぶん、普通の発達障害のお子さんとはかなり違うところがたくさんなんだろうな~、と思って、ここに書いたのですが~
    わかります、ってコメントをいただいて、なんか心強いです~。
    そもそもの感じ方、情報のとりかた、(というかぜんぜんとりませんが)異常すぎて、ついていけません。
    必死で叱っても、本人どこ吹く風、何にも感じてなかったりして。
    いい時もあるけれど、ほんとにわずかで継続しない。人間とは思えないんですよね。わが子ですが。
    子供といえど、別人格ですから、あまりにこっちに負担をかけてくれば、ほんとにしらけてしまいます。
    いいかげんにしろ~。どこまでも、どこまでも、こっちにおっかぶさってくるな、自分のやるべきことはちゃんとやれ~、って。
     できないわけではないんですよ。ほんとに甘えの構造がすごい。生まれてこのかた、誰かがサポートしてきているので、やってもらうことになれ、自分で考えようと絶対にしないのですよ。

    私も、S先生によく言葉にしてもらって納得します。
    しかし、すべてわかるわけでもなくて、あとからなるほど、と思うこともあります。
    高校で知り合ったままに、そのあたりを教えてあげると、ほんとにびっくりされたりします。
    ほんと、みんな手探りでどれだけ苦労していることか、と思います。
    あきらめずに、よくやっています。ママたち・・・ほんと!! 1

  4. glow-gen より:

    ゆうママさん
    ルーティンに落とし込んでも、仕事のクオリティーの低さといったらないですよ。
    なんせ、何にも考えていないので、ただ、やったというだけですから。
    それでも、家事は素直にやる。唯一、取りえなのでしょう。
    高校になれば、少し離れてみるのがいいですよね。なんて、げんちゃんは、小学生レベルですが・・・

    まだ素直さもある、ということなんでしょうね~。
    自分で感じ取って、自分でエンジンかけることができればいいですが、げんちゃんは、常に圧をかけてやらないと、ずうずうしく抜くのでやばいです。

    しかし、中学ほどは手厚くはないので、毎日のように、失敗しています。叱られはしないけど、毎日報告し、一つ一つ細かく分解して指導です。
    この子たちは、正しく詳細に把握と言うことが難しいので、分解して説明して、何度も何度も気落ちに落ちしていくしかないようです。

    根気が続いているのが不思議なくらい・・・手間がかかる。ほんと、ママたちすごいです。
    こんなのが我が家に来て、やれやれ災難だ~・・・と、いつも言ってます・・笑
    ゲームはやらせていないのでよくわかりませんが、すっきりしているというのはいいですね~。
    上手に付き合わせていらっしゃるんですね。

  5. 夏みかん より:

    きっと本質的なところで共通していて、それが発達の子の中でもASD傾向のある子たちの特殊性なのだと思います。でも100人いたら100通り、1000人いたら1000通りの子がいますので、表れ方はそれぞれ違ってそこが個別性となってみられるのでしょうね。

    感じ方、情報の取り方が異常すぎる…仰ることよくわかります。ついていけないし、唖然となりうんざりした気持ちにもなりますよね。げんちゃんママさんの心叫びは私も含めて多くのママさんの叫びではないでしょうか。
    外では落ち着いてきて良い感じですが、家での息子は昨日も理不尽な理屈の連発だし「根拠を示して!?」などと食ってかかってきて、安定の面倒くささです〜笑 

    気持ちの面での乗りかかりもすごいので重たくてしょうがないですし、「あぁ、この子はこちらで線引きして境界を教えてあげないといつまでも境界ラインがわからないままなんだ。こちらから線引きが必要なんだ。」とふと最近思うに至りました。
    手をかけるというのは文字通り甲斐甲斐しく世話を焼くことじゃなくて、「やらない」というかけ方があるのではないかと思って…。

    げんちゃんとママさんにはS先生という信頼できるプロがいて下さって本当に良かったですね。
    なかなか出会えませんよね。
    げんちゃんママさんも毎日お疲れ様です。
    1

  6. glow-gen より:

    夏みかんさん
    根本的なところ、確かに同じかもしれませんね。そこに関しては、ずっと私はもんもんとしていたのですが、意識の障害ということで、S先生に教えてもらううちに、ほんとに納得できるようになりました。
    だからどうすればいいか、というところは、今でもなかなかで、うまくいきませんが、それまでは、知的に低い、というところをなんとかしようとしていました。
    でも、心の問題なんですよね。自分の心の状態が自分でわからない、そんな感じです。
    正しく把握できないから、出力もめちゃくちゃ。げんちゃんは、まだまだスタートを切ったばかり、かなりひどい意識障害です。
    今は、反省ができないので、何か反省しないといけないときは、作文を書かせています。ただ反省しなさい、と説明しても、自分の状態を、しっかり把握することが難しく、文章におとさせる努力をさせると、やっと少し認識するといった感じです。
    しかし、むすこさん、根拠を示して、なんて、すごいです。確かに親は大変ですよね。でも、しっかり把握すれば納得するという方向性はつけられますね。げんちゃんは、自分からの働きかけはあまりないので、ほっとけば、じっと人形のようですからじゃまになりませんが、突然ありえないようなことをしでかすので、油断も隙もありません。
    うちも依存と甘えがすごいです。
    今日も、教科書に名前が書いていないよ、と言うと、平気で、先生が何も言わなかったから、と人のせいにしてきました。
    驚きます。高校生というレベルにはもちろんないですが、小学生以下のところさえあると思います
    S先生がいなかったら、私も途方に暮れていたと思います。ほんと、まわりからは理解されにくいし、かといって、放置するわけにもいかない・・・ママたちほんとにえらいですよ。 1

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