ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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上がったステージで、少し下のことをすれば、楽!

げんちゃんの一日一日・・・・

表だけは良い感じにしているけど、中身は、完全に抜いていて、私さえ騙されてしまう状態が続きました。

たとえば、先々週は、あるプレミアム列車の一日旅行を計画しました。私は先に博多駅にいて、そこに、げんちゃんが家からたどり着く、その博多発列車で、私たちは合流。そういうミッションを展開しました。

「げんちゃん、これは、息抜きじゃないよ。研修だからね。あなたは、最寄り駅の、電車の時刻表を調べて、お母さんの待つ博多駅のホームまで、一人で来なきゃいけないのよ。」

そういう仕込みを、前日に徹底しようとしました。

実は、私たちは、その前の日曜日も、行楽に行きました。しかし、げんちゃんは、完全にオフモードになってしまって、帰ってきても、なかなか回復せず、明らかに失敗でした。

このような、遊びのようなイベントでも、遊びではなく、研修という意識をしっかりつけてから、実行しないと、こっちの目的は果たせないと思い知りました。だから、今回の旅は、事前の仕込みを徹底したのです。

こちらとしては、げんちゃんの教育のために、いろいろ目論見があって連れて行ってたとしても、げんちゃんにとっては、親と出かける気楽な一日で終わってしまいやすい。

前回に限らず、出かけるときは、前日から、研修なんだという言葉かけ、事前シュミレーション、そういう事前の仕込みが大事だった、と過去を振り返ります。

さて、
博多発の、目的の電車に乗るために、げんちゃんに何をすべきか質問したら、

最寄り駅に行く、と答えるだけではありませんか!

博多発の目的の電車の時刻については、まったく打診してきません。

ショックです。しかし、なんか変でもあります。しかたなく、私は、1時間すったもんだして、なんとか、必要なことを把握させました。

そして、当日になりました。結局、まあなんとか、私と合流でき、真剣に旅に取り組んだげんちゃん。その日は、70点くらいのできではなかったかと思いました。

前日の仕込みの成果もあったかな、と思いました。

しかし、翌日S先生に会ったげんちゃんは、いきなり叱責をうけました。

「あらま、すっかり抜いてしまって、君は何をやってるんだね!」

洞察するどいS先生は、旅の仕込みから、徹頭徹尾、げんちゃんが、適当に気持ちを抜いていたことを見抜いたのです。

休日、親といっしょのお出かけ、そんなに興味あるわけでもなかったスケジュール。げんちゃんは最初から、2~3割程度の気持ちしか入れてなかったと言うではないですか!

「もし、これが、電車の旅に、かなり興味を持っていて、楽しみにしているようなものだったら、もちろん、目的の電車の時刻も聞いただろうし、ある程度こっちの想像に沿うくらいの行動ができたでしょうね。」

とS先生は言います。
確かに、今まで、できることをつなぎ合わせてみると、目的の電車の発車時刻さえ聞かないのはおかしいです。

まったく抜いているように見えないけれど、完全に抜いていたわけです。

これが、先週までのげんちゃんです。自分が、少し上がったステージで、ステージダウンの行動をすることで、きつくないように調整しているようでした。

こういうことが、ことごとく続いていたこの数週間でした・・・・

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  1. ゆうママ より:

    げんちゃんとママのプレミアム列車の旅行は達成できたんですね!それでもS先生からしたら2〜3割程度のできだっんですか。厳しいですね。
    でも、S先生のおっしゃる「電車の旅に、かなり興味を持っていて、楽しみにしているようなものだったら、もちろん、目的の電車の時刻も聞いただろうし、ある程度こっちの想像に沿うくらいの行動ができたでしょうね。」というのは本当にその通りだと思います。息子は電車の旅となると本当にしっかりしますから。乗りたい電車のためなら、旅先の初めての電車でも大丈夫です。昨年は旅行先でレンタカーを借りたのですが、ある駅で息子と別れて息子は電車、他の家族は車で移動。〇〇駅で待ち合わせてピックアップするなんてことをしてました。好きなことのためなら意識が自然にはいるのでしょうね。
    それ以外についてはなかなか意識が入りませんが、私も好きではないことには意識を入れるのは難しいです。嫌いな勉強にどこまで意識を入れさせなければならないのかなぁと思っています。

  2. glow-gen より:

    ゆうママさん
    げんちゃんの障害の本質に気づくまで、ほんとにふりまわされました。
    とくに小学校の時の計算です。つみあげていくことで、普通はできるのに、割り算九九が、最初30分以上かかり、やっと15分になったか、と思ったら、突然30分にもどったり・・・
    普通なら積み上げていくので、絶対そういうことはおこらないのに、できないときは、どれだけレベルを下げてもできない、ということがおこってしまうのです。

    ほんとに、自分の気持ちが入った入らない、でこうもパフォーマンスに違いが出るか、というほど出ますよね。
    お子さんは、電車のことはしっかりやろうとするんですね~。それが、そもそもその子の力ですよね。
    だから、親は、そこを基準に見る必要があるんだと思います。その気持ちの使い方を、他にも向けないといけないし、向ければできるんですよね~。

    そして、感情のおもむくまま、できることだけ、すごい、などとおだててやらせるばかりじゃ、一向に社会に出れる形にはなりません。
    げんちゃんなどは、ほんとに、自分からやろうとしてどんどん深堀りするところはあまりありません。
    ただ、その場の感情と思い付きで、ぱっとできることがある。そういう感じでした。それでも、やはりできるところが基準です。その能力を持っているわけですよね。
    その気持ちのムラをみずから改革しよう、と心からの思いを出すこと。それがなかなかです。
     でも、やはり、やっていかねばなりません。
    きらいでさけること、げんちゃんなら算数です・・・これをある程度克服すること。げんちゃんが乗り越えないといけない山でもあります。別に微分積分しろって言ってるわけじゃないわけだからね~。
     その戦略はお子さんごとに違ってくるんでしょうね~。ゆうママさんの戦略は、次なるところ・・・どうなのでしょう~。がんばるっきゃないかな~。

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