ちなみに、5年の終わりに、絵本の絵の模写をさせたものがあったので載せてみます。けっこう上手に描けていると思うかもしれませんが、このおうちの絵は、まともに描けないのを、横からかなりつっこみを入れて、2時間かかって描かせたものでした。
描かせたあと、私は、へとへとになりました。
とにかく、過去、絵の練習をさせるのは、こちらに、かなりのストレスがかかりました。ちょっとした絵でも、長時間かかって、破たんがすごくて、正しく模写させるために、相当なサポートを要したのです。
果たして、今回は・・・
バズの絵は、一人で、短時間で迷わず描きました。まだ顔の大きさや比率の違い、胴体のデザインの狂いなど、気になるところがありますが、私のサポートはいりませんでした。
げんちゃんの空間認知力は、前よりましになっていると思われます。
S先生いわく、空間認知というのは、意識そのものらしいです。
私たちは、ものごとを捉えるとき、広がりや奥行きで感じ取っているかもしれません。数、時間、場所、位置、物事の接点というものも、空間でとらえているようなところはあります。
ものごとを捉える力が弱いということは、そもそも空間認知がかなり劣っていると考えてもいいのかもしれません。
絵が描ける描けない、は、もしかしたら、発達障害の大きな要素で、形をまったくとらえて出力できないお子さんは、意識障害のレベルが高いのかもしれません。
もちろん、げんちゃんは、超スーパー意識障害だったので、もちろん、絵どころか、丸や三角すら描けないところからのスタートでした。
以前から、ブログを読んでくださっていらっしゃる方は知っていると思いますが、げんちゃんの発達育児は、絵が描けるようにしてきた歴史と言い換えることさえできるほど、私は、げんちゃんが絵が描けないことを、背筋が凍る思いで捉えていました。
ここに来るまで、ほんとに並大抵ではない努力をしてきたと思います。
もちろん絵を描くトレーニングだけではなく、ドローンや運動・・・・そういう基礎トレーニングも、こつこつやってきた積み重ねの上に、バズをすらすら描くげんちゃんができたのは確かです。
しかし、
「顔の大きさ違うし、顎がもっと広いよね・・・胸のこの線は、下にカーブしていないよ!」
と突っ込みを入れましたが、げんちゃんは、果たして気づけているのか・・・?? きょとんとしていました。まだまだ、問題ありです。
細かい違いに気づいて、正確に模写できるようになれば、げんちゃんの注意力、つまり、意識の入れ方はレベルアップしていくのではないかと思われます。
以前は、取り組ませるのに、こちら側のエネルギーがかかりすぎてできなかったトレーニング。今なら、旬になっているものがありそうです。
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ディズニーの模写、素晴らしいです!
頭や足が他のパーツよりも大きい事が理解できていることが分かります。そして、胸の細かい部分もしっかりと再現されていて、よく観察している事も絵から伝わってきます。(私はこの道のプロなので本当にそう思います)。
又、「ものごとを捉える力が弱いということは、そもそも空間認知がかなり劣っていると考えてもいいのかもしれません。」この言葉にもハッとさせられました。
息子は、まだ鉛筆を持てませんが、ものごとを捉える力が弱く、数、時間、場所、位置、物事の接点は全く理解できていません。「空間認知」の能力の劣りが関係しているのだと、記事を拝読して考えさせられました。
Mさん
コメントありがとうございます。
お嬢さんの、中学での変化はすごいですよね。
ねんどで動物のかわりに、ピザを作ったという話、なんかすごいな~と思ってしまいました。
げんちゃん、小学校1年生の時、ピザの形に、ねらってちゃんと作れただろうか・・・・( ´艸`)
なんか、げんちゃんが、何かできた、という記憶があまりに少ないです。
お嬢さんは、げんちゃんより、まわりのことを気にしたり、意識を使うことが、開花できてきましたよね。
そのため、とくに、継続して訓練していないことでも、自分でつかんで、できるようになっていると思います。
げんちゃんは、ちょっと性格が災いしています。彼は、気にしないし、めんどくさいことは捨てるので、なかなか自分で開かないです。
でも、中三の伸びは、やはり大きいな~と思います。
というより、今まで、ための部分があったから、それが少し出てきたのだと思います。
がしかし、すこしできると、げんちゃんと言う子は、勝手に万能感が出てきてしまって、すぐに、努力をやめるので、そこが大変です。
子供さんによっては、こんなの普通よりできないから、なんて、自己卑下したりして、努力を続けるんじゃないかな~。能力もあるけれど、性格によっても、伸びが違う気がしま
す。
げんちゃんは万能感を、自分で感じてしまうと、表面だけ作って、これでよしとします。そこが大変です。
お子さん中学でテスト健闘してますね~。げんちゃんも、少しずつでも近づけたらな~と思います。
でも、ほんと、絵は、その子の能力の一環をとてもあらわしていますね。定点的に、描いたものをとっておいて、半年後のバズを見てみたいです。
Naoさん
コメントありがとうございます。
胸のパーツは、凹凸が反対なんですが、まあざっくりは描けてますよね。
手や足の比率、長さ、確かに昔はおかしかったです。そもそも、左右の長さが、まったく違いました。
四角の絵を見てもわかるように、左右対称に、よじれずに四角を描くことができなせんでした。
今回は、きれいな四角も描けました。毎日特訓しているわけではないので、いろんな能力が伸びて、空間認知がよくなってきたゆえの変化かな、と思います。
でも、まだディテールは今からです。げんちゃんは、ほんとに一つずつこつこつです。
でも、絵を描く能力は、彼らのベースをはかる一つの大きな指標になっているような気がします。
パパが、プロだから、ぼうやも才能があるのではないでしょうか。しかし、基本的な出力方法は、一朝一夕にはなかなかです。芸術的な才能というのと、基本的なスキル、というのは、なんか別だなと、げんちゃんでわかってきました。
絵が描けなくても、才能がある、というのはあるんだろうな、と思います。描けないから才能がない、とあきらめるのは、もったいないと思います。出力のスキルが獲得すれば、他の人にない絵を描きだす可能性があるのかもしれませんね~。
この子たちの秘めたものは、ほんと、手探りで見つけ出すしかありませんね~。
げんちゃん、絵、上手ですねー
期末テストが返ってきました。
国語 37 平均60
数学 63 平均63
理科 76 平均70
社会 66 平均62
英語 79 平均79
合計321点
前回225点だったので、約100点上げたのですが、チームの基準に4点足りず、今回もペナルティです。
今回も勉強なかなかやらず、大変だったのですが、前回ペナルティをくらい、よほど応えたのか、前回よりは頑張ってやりました。
とはいっても相変わらず15分やって30分休むような感じだったし、試験前日ですら、サッカーもちろん休まないし。
息子の特性上、やりたくないこと、嫌なことには抵抗が激しく、今まで圧をかけられませんでした。
今回のテストで、チームのペナルティを言うと、暴れず、やったので、勉強にも圧をかけれる可能性がでてきました。
試験が終わり、次の試験に向けて勉強初めてます。
以前の息子だったら信じられません。
まさか、サッカーで勉強やるようになるなんて思いもしませんでしたが、サッカーのクラブチーム入れて本当によかったです。
ただペナルティ設定外の音楽等は、勉強当日しかしなく、悲惨な点数ですが💦 1
みかんママさん
お子さん、ほんとに頭いいですね~。だって、最低限取り組んで、ちゃんと常識的な点数を取っています。
うらやましいな~・・・
サッカー自体、頭よくないと、できませんよね~。げんちゃんなんて、最後まで、ルールの細かいとこなんてわかってなかったし、どこにどのように蹴ったらいいのかも、わからないまま、卒業してしまいました。
一つのしっかりした高い峰があるお子さんと、げんちゃんのように、峰が皆無、という子供では、発達でも、そもそもが違うな~と思って読みました。
レールを大きく脱線しないように、要所要所指導してあげれば、お子さんは、ちゃんと良い軌道を走りそうに感じます。
サッカーの指導者やお友達、環境が、よくて、しっかり全体的に引っ張ってくれたら、彼は、よい感じで、多少危なっかしくても、軌道修正していくのではないでしょうか。
でも、普通とだいぶ違う軌道で、ママもやきもきしますね。
それに、勉強に焦点があたれば、平均点を軽々超えていく能力ももっているので、もっとがんばれよ~と、もったいない気分になりますね。
でも、お子さんのタイプは、ちょっとさかな君みたいに、一つの峰を軸にして、それをしっかりやらせることで、他も伸びていくんでしょうね・・・
ほんと、発達といっても、いろんなタイプがあり、意識障害のレベルも、かなり幅がありますね~・・・
まだまだ、教育現場でも、それらがきちんと体系化されていないのもしかたないのかもしれませんね~。
こんばんは。
本当にげんちゃんの絵は進化していますね。
絵が描けるようになるには、単純に絵の練習だけではないですものね。
もっといろいろな角度からの攻めが必要ですね。
今のあの凄い絵は、ママさんの取り組みの甲斐あってですね。
5年生の時の家の絵、今のとんちゃんは2時間かかってもあのレベルの物はとてもじゃないですが、描けません。
タッパーは同じようなものかもしれません。
数日前、偶然、とんちゃんは家の絵を描いたのです。
家の絵は珍しいです。というより、興味のある電車や信号以外で初めてではないかと思います。
しかしですよ、どこが家⁇という絵でした。
本人は家だと言い張り、横に「家」と説明書きしていました。
本当に空間認知能力がないんですよね。
仰る通りだと思います。
絵全般が弱いのは、認知する力がないからですね。
まれに対象物の特徴を掴んでいる事がありますが、再現もできないのですよ…
表現の仕方がわからないようです。
とんちゃんもバリバリの意識障害のようです…
げんちゃんはバズの雰囲気を良く再現出来ていますね。精密さが増していると思います。
しかし、ここまでの能力を発揮出来るところまで導くには凄まじい労力が必要ですよね。発達の人は能力がないのではなく、能力を発揮するための気持ちや興味が湧きにくいのだということを最近はより強く感じています。
重度の人も気持ちが入れば出来ることがグッと増えるので、知的能力の問題だけではないと思います。また、ギフテッドも知的能力が高いだけで、野心や高いモチベーションがなければ能力が発揮出来ませんので、能力の問題でだけではないと思います。
ただ、意識を操作することが本当に難しいのもよく分かります。サボってる、手を抜いている、と見えるし、実際そうだとも言えるのですが、意識を向け、意識を込めるということが相当な労力のようです。
きっかけをつかめれば変わることは出来るので、きっかけをつかめる状態を作るようにして、時が満ちるのを待つとはなく待っているしかないなと思っています。
げんちゃんは絵やピアノに関しては、ずいぶん変わりましたので、きっかけをつかみやすかったのでしょうね。何1つとしてきっかけをつかめずに、せっかくの能力が眠ったままの子が多い中、げんちゃんは良く頑張れている方だと思います。
ロボママさん
コメントありがとうございます。
げんちゃんは、ほんとに何にもできない子でしたが、タフさだけはありました。
鈍重で、タフ・・・鈍感・・・
教育する方としては、相当なエネルギーです。
絵も、自分自身がわすれてしまっていますが、まったく描けませんでしたよね~。
なんとか、点つなぎの訓練ができるようになったのが、小学校1年、2年の終わりから、模写のレッスンが、やっとかっと始められて・・・
いや、もうあの頃にはもどりたくな~い。それくらいきつかったです。四角も、すすすっとそれなりに描いていました。
やはり、あきらめずに積み重ねる。それしかありませんよね~。
子供との根気比べだと思います。
でも、支援クラスの仲間たちは、げんちゃんより能力の高い子が多かったですが、開花せずにいる子が多いです。もったいないですね。