ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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発達障害のコアな部分の改善がおこってきたのかな?

 年末のSさんとの合宿以来、少し変わったな~と思いまいしたが、それは日に日に明らかになってきました。

メンタル合宿後、気づかいの言葉が出た!

 少し良かった、と思われる日があったら、次の日は、どかんと落ちて、はげしく揺れ動き、一つ階段を上がった、と確信にいたるには、かなりのジグザグの時を経ないといけないげんちゃんなので、少しくらい、良いきざしがあっても、そう簡単にはいかないだろうな、と思っていました。

 期待は抑え気味にと思っていた矢先、K先生が、

「今日はひどかったです。のらりくらり、生返事をして、最後にはちょっと突っかかってくるような感じで、まだまだですね。」
と報告してきました。

やれやれ、やっぱり、いつものパターンか。と思って次の日、げんちゃんは、見事に復活してきました。ばりばり、というわけではないけれど、今までなら、翌日復活することはありません。
 それにこんなこともありました。

げんちゃんが、学校帰りの荷物など、たくさん横において勉強していたら、先生の、小学生のお子さんが、いっしょに勉強することになったようです。

げんちゃんは、
「あ、ごめんね。じゃまだったね。」

と言って、彼女のために、自分の荷物をぱっとよけたそうです。

普通の子には、あたりまえのことですが、げんちゃん、こういうことは、なかなかできませんでした。すっと思いやりを示すことがなかったわけではないけれど、言葉と行動が、すっきり相手に表現されるのは難しかったです。

それから、今日になって、キッチンの食品ストックから、誰も手をつけず、ずっとほっていた、「即席タピオカミルクセット」を、げんちゃんが出してきました。
「お母さん。これ、おばあちゃんに持っていっていいい? おばあちゃん、タピオカ飲んだことないんだって。」

と言いました。

ひょえ~・・・おばあちゃんに対して、血の通った会話など、過去ほとんどなかったげんちゃんです。げんちゃんにとって、おばあちゃんは、自分より下で、ただ、利用する相手、と言う感じで、私も頭を痛めていました。彼女に対しても、最近血の通った言葉がちらほら出てきていましたが、彼女がいないところで、こんな思いやりって、けっこうすごくない?

木の人形ピノキオが、人に変身したようです。少しずつ少しずつ変化してきたのでしょうが、やはり、合宿後、げんちゃんの手触りは完全に変化しています。

勉強は、理解力があがっていますが、まだまだえっちらおっちらです。まだまだ、ががが~っと一気に登ってはいけません。でも、数学の分数の入った文字式が、自力で正解できるものが出現したり、ちょっとびっくりしました。一人で宿題をすることもでき始めています。まあ、全部、短時間でというわけではないけれど、前なら、一人ほっといたら、何にも進んでいませんでした。

生活面では、私が、遅く家に帰ると、食器が洗ってあったりすることが多くなりました。お風呂と食器は、自分からやろう、と決めたのでしょうか。

ま、長続きするものなのか、模様眺めです。

でも、やっと、普通の親子の温かい時間・・・・木の人形だったげんちゃんとは、過ごせなかった甘い時間が生まれています。意識が表面に出てきたげんちゃんは、人格と人格のつながりというものができてきたようです。普通の子なら、小学校低学年でかわしたような、ごく普通の心の交流です。
ぼくは、こう思う・・・。これは、そうしたらいいんじゃない? え?そこまで言わなくても・・・げんちゃんの口から、こんな言葉が飛び出すなんて。

まあ、今はじまったばかり・・・って感じなので、少しずつ少しずつ・・・ではあるけれど。かわりつつあるようです。こうなると、げんちゃんかわいいです。たぶん、またひえ~ってなるのでしょうけど、今日はほめときましょう。笑

継続しないのがげんちゃん。でも、気持ち入れば、ここまでの能力は備わったと考えるべきなんでしょうね。

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  1. robo_223 より:

    げんちゃん、タピオカドリンクを飲んだことのないおばあちゃんに飲ませて上げたいって思うなんて、メチャメチャ可愛いですね。萌え~ですね。

    食器洗いなどお手伝いもしていて、げんちゃん、本当に偉いですね。ライフスキル面は特に伸びてますね。

    合宿効果で心の奥の部分が少しずつ動き出したのかもしれませんね。本当に良かったですね。やっぱり、こういう心の部分が大事ですよね。

    ジグザグはあると思いますが、回復が早くなって来たげんちゃんは、アップダウンが小刻みになって来ているのかもしれませんね。よりスムーズに成長曲線をたどって行けるようになっているのだと思います。

    本当に今年のげんちゃんの変化は楽しみですね。

  2. glow-gen より:

    ロボママさん
    コメントありがとうございます。
    今日は成人式でした。なんか、遠い先と思っていますが、たぶん、スグに来そうですよね~。どうなっているのでしょうね。
    ロボ君も、2年から3年に大きく変化しましたね。げんちゃんも、コアなところが治っていけば、大きく変化できるように思います。
    確かに、外側だけ少しかわっても、エネルギー効率悪いですよね。ロボ君の躍進は、コアなところの変化だったように思います。
    げんちゃんは、スタートが、意識がほんとに出てない状態だったので、コアなところにたどりつくまで、ほんとにすさまじいエネルギーがついやされています。
     ほんと、われながら、よくこのエネルギーが続いたものだと思います。
    げんちゃんが、すこししっとりしてきたら、かなり楽です。じぶんで進化しはじめたら、また楽になっていけるんだろうな、と思います。
    ロボママさんは、さらにその先の、天才ロボ君の階段を楽しめるステージになってくるんじゃないかな。
    まあ、落とし穴があるのがこの子たちなので、踊り場でほっとするくらいの感じなのかもしれないけれど・・・でもまあ、やっぱり、楽しみたいですね。育児

  3. nikon_leica より:

    げんちゃん自身が「心」で感じて動かれたのですね。
    素敵です!
    今後、こういう「思いやり」「気遣い」がもっともっと表に出てくるといいですね。
    私の息子を見ていても、この目に見えない「思いやり」や「気遣い」が全くできておりませんので、日に日に友達が遠ざかっています。
    時間の感覚もそうですが、目に見えない事を理解させる、教える事は本当に大変だと痛感していますので。。。
    げんちゃんママさんの日々の思いやりが、げんちゃんに通じたのだと思います。

  4. robo_223 より:

    返信をありがとうございます。

    お嬢さんの成人式、おめでとうございます。本当に時が経つのは速いですね。息子達が成人するのもあっという間でしょうね。中学3年間もあっという間でしたからね。楽しみのような恐ろしいような感じですね。

    おっしゃる通りroboは中学2年生から中学3年生にかけて大きく成長しました。それは内面の成長でした。赤ちゃんが急に大人になったかと思うくらいの違いでした。

    トンチンカンがなくなってしまって、何となく世の中全体の様子が分かって来た感じです。わけわかってなかった人がわけを分かるようになったので、とても話しやすくなりました。

    自分でも色々なことが分かるようになって緊張感を覚えることが多くなって来たとよく言っています。その分何事も自分で決めたがるようにもなっていますが、怖いもの知らずよりは話しが通りやすくなって来ました。

    げんちゃんも、そろそろ何か変化が起こりそうですよね。すでに起こり始めているのかもしれませんが。

    ただし、別人のように激変するのは、やはり、自分で気づいて自分で改善を図るようになった時だと思います。そうなるタイミングがいつか、ということになると思います。

    人に言われてやっているうちは大したことは出来ませんよね。roboの場合、勉強がまだそれです。ずっとそうかもしれません。

    げんちゃんは進路を考えて行く中で何かを感じ取って行ってほしいですよね。進路決定の際に何かを演出して意識を動かせないかしらね。せっかくのチャンスですからね。

  5. glow-gen より:

    Naoさん
    自閉症とはよく言ったものだな、と思います。自分の心が硬いとびらの向こうにおしこめられているようです。
    とはいえ、友達のスペクトラムではなく、自閉症と診断されている、あまりしゃべれないお子さんでも、意識はげんちゃんより、ずっと外に出ていて、指で文字をさすFCなどを使って、すごく大人っぽいことを意見してきます。だから、外に出ている症状だけでは、意識の出方はわかりません。
     まあ、とにかく、げんちゃんは、勉強中、あまりに疲れることをやりまくって、激怒されると、よく泣くようになったり、自分の考えを少しは発信したりするようになりました。
    ここの分部は、げんちゃんにとって、ほんとに、何をやっても変わってこなかった部分なので、やっと今始まったのかな、と思います。
     もともと思いやりのある子のように感じていたけれど、やはり、そういうところは、あるのかな、と確認できました。

  6. glow-gen より:

    ロボママさん
    コメントありがとうございます。
    成人式はお姉は去年だったのですが、市のセンターに発達支援の話を聞きに行きました。それで、わんさか成人さんを見ましたよ~。
     それにしても、発達支援というセミナーは、期待していませんが、レベルが低いな~と思います。何を目標に育てるか、という観点が抜け落ちています。この子たちはこうだから、こうやりましょう・・・・そういう各論のブロック集めみたいで、あまり役にたったためしがない。げんちゃんの勉強があったので、途中退座しました。(すみませ~ん。講師の方は頑張っていると思うけど、やはり、コアなとこがない。)
     実は、これ、目的は、げんちゃんも参加させ、障害児は、世間ではどういう風に思われているか、というのを肌で感じてほしかったので、演出に使わせてもらいました。そろそろ、肌感覚で、やばい、とおもってもらわないと待ったなしになってきたので。
     げんちゃんは神妙にしていました。演出成功です。
     でも、やはり、やる気はないとはいえないものの、捉えようとする心がまだまだ足りません。オリンピックに出るのに、市の運動大会に出場するくらいのモチベーションとやる気しかありません。そんなことでは克服とは程遠い。
     そんなんでは、多少改善することしかできません。
    ほんと、何やってんの?ってことばかり。ただ、今は、激励したら、多少は前より入りやすいです。
    まあ、しかし、勉強は、ほんとにひどいです。ひどいったらありゃしない。笑 バカすぎます。

  7. robo_223 より:

    お嬢さんは昨年、成人式でしたよね。大変失礼致しました。確か去年も「おめでとうございます。」と書かせていただきましたよね。

    演出って大事ですよね。何かのきっかけがあって変わることがほとんどですからね。受験関係もガンガン演出を盛り込めるのでチャンスですね。

    roboは一貫なので、何の演出も出来ないと思っていましたところ、たまたま特待の話しが出て来て、少し刺激になったようです。「僕は勉強で学校に期待されているんだ!」と感じたようで、今までとは少し違った動きが出て来ました。少しだけですけど、やはり、きっかけがあると成長が加速しますよね。

    きっかけがない時は、こちらで演出して作り出すしかないと思います。しかも、演出は1回だけで破壊力のあるものは少ないので、何度も繰り返して、やっと効果を発揮するので、大変ですよね。

  8. glow-gen より:

    ロボママさん。ありがとうございます。
    演出、次から次へかけてるような。げんちゃんは、ほんとに、心が動きにくく、その点においては、横綱です。友達のゆうすけくんも、ひさしくんも、ちょっとの圧て、動くので、やりやすいですが、きずつきやすく、フラッシュバックをおこしたりするようてす。
    げんちゃんは、そういうのはあまりないようです。強い子だと思いますが、半端な圧や演出では動きません。
    今日のセミナーも、普通の人たちが、ただ、障害児を、障害児としてのわくの中でしかとらえてないことを、げんちゃんも感じれたでしょう。それも、それだけの理由があるわけで、そこから、一歩ふみだすためには、スーパー努力と、強い思いがいると少し、わかったようです。
    障がい者枠なら、げんちゃんは、就職てきるとこに来てると思います。今日の、就業の条件は満たしてましたからねー。また書こうと思いますがー、
     でも、本人は、そういう条件のなかは、いやだと思っています。だったら、自分はなにするべき?
     まったく、足りないよねってことです。
    ロボ君は、意地を見せたんてすね。
     それですよー。そこなんですよー。スーパー努力を、なんなくやれてこそ、到達できる世界です。
    どこかに、甘えがあり、覚悟が足りず、身勝手なうちは、突き抜けません。自分の前におかれたチャンスを全力でつかめ、と言いたい。

  9. ゆうママ より:

    げんちゃんとママさんは、ずっと気力が途切れずすごいと思います。
    今まで本当に頑張ってきたつもりですが、なんというか…どうにもならない壁を感じていて、最近はもうしゃかりきに頑張るのはやめて、普通の頑張りでいいのかなと感じつつあります。
    学習はしっかりみてきたつもりですが、生活の場面で、消費税の計算をさせると、算数の問題として解くんですね。そんな計算普通はせずにパッと出るはずのことを、いちいち問題を解くように答えを出す。なのでとても時間がかかるし、それでは人と会話なんてできないなぁと感じてしまいました。何よりいまだに親戚関係がわかってない。一番びっくりしたのが、◯◯くんはあなたの何?と聞いて、いとこと出てこなかったこと。これは勉強して身につけることではないですよね。なんか全身の力が抜けたんです。普通に生活して身についてるはずのことが身についていない。これは私が思う以上にいろんなことがわかってないのだろうなと思いました。
    ただ学習したことは時間がかかりながらも身についていくんですよね。でも教えないと何も身につかない。いえ好きなことは教えなくても身につくんですけどね。今時、高校はどこかに行けると思うんです。とは言え、入ればいいってものでもないですし。その先一般社会でやっていけるのか不安になってきました。

  10. みかんママ より:

    こんにちは^_^
    発達障害の子が、2年前にサッカー未経験で息子のチームに入ってきたのですが、しょっちゅう練習も無断欠席するし、サッカーも好きではないって感じの子でした。
    注意されても、子供達にきついこと言われても、全く響かない感じの子で。
    キーパーの子が転校していなくなってしまい、その子がキーパーやれって言われて、特に嫌がらなかったのでキーパーになりました。
    うちのチームは、キーパーコーチとかいなくて、キーパー上手くなりたい子達はキーパースクールに通っている子がほとんどなのですが、その子は一切通わず。

    試合では下級生の子にキーパーをお願いしていて、その子はほぼベンチ。全く気にしてないようで、たまに出れて点を入れられても全く落ち込まず悔しがらず。
    何度も言っても同じミスし、同じファールとられ…

    今大会、下級生キーパーが怪我ででられず、その子しかキーパーがいなく、コーチ達があわてて卒業生の子や過去のキーパーコーチに声をかけて練習に呼んだり、2週間程、数人で徹底的に教えてあげたところ、県でも上位のチームにも無失点で、スーパーセーブも何回もあり、決勝トーナメントに進出できてしまいました。

    発達障害は意識の問題なんだなーと改めておもいました。

    なかなか意識が動きにくい子は確かに動かすの難しそうですね。
    でも動いたら、大きく変化できる可能性を秘めているかもしれないですね。

  11. glow-gen より:

    Kさん
    ありがとうございます~。地殻変動~?でしょうかね~。そばで見ていると、やれやれということも、織り交ぜて出ているので、まだまだそうたやすくないな、と思います。
    でも、核の部分がかわってきた~、と感じることは、今までも、そう多くはないですから、やはり、すごいことだと思います。
     あと1年で、躍進・・・とならないかな~・・・笑

  12. glow-gen より:

    ゆうママさん
    わかります~。げんちゃんも、いとことか、おばとか、まだわからないんじゃないか、って思います。ほんと、なぜに、そこまでわかんないのか不明です。
     しかし、Sさんによると、つながりが苦手、空間認知が弱いということらしいけど。そもそも関心もないのでしょうね。
     先日あらためて説明したので、また、チェックしてみます。
     発達のわが子の改善にモチベーションを保つのは、ほんとしんどいですよね。改善がどんどん見られれば、やる気もでるけれど、なんせ、こっちの気持ちさかなでしてくる子ですから、疲弊します。
     仕事をしてきりかわっていることで、なんとかなっているのかもしれません。私的には、もっと仕事をセーブして、げんちゃんにかかわりたいですが、案外そうすると、きついこともあるかもです。なんせ、すぐにはかわっていけないですからね。じれますよ。ほんとに。
     1年前からジムに通い始めました。夜中に・・・笑
    これも、エネルギー源になっております。体の疲れより、心の疲れがしんどいです。体と心がしんどいと、もうだめ~ってなります。そういうときは、寝るしかないですね。

     障害児のセミナーとかは、すぐに、子供のことばっかりが主題になってますが、ママたちの体のケアもだいじですよね。
     ほめろ、とか、おこってもだめだから、おこるな、とか、すぐにステレオタイプのことが言われます。(先日も) 私は、何言ってんの、怒るなってたって、頭来るんだから、怒ってもしかたないでしょ。子供のことのみ言うんじゃありません! って思いました。
     それほど、大変な育児だと思います。
    こっちも、抜いたり、入れたり、緩急つけないと続かないです~。

  13. glow-gen より:

    みかんママさん
     コメントありがとうござます。へ~・・・そうなんですね。おもしろい体験を教えてくださってありがとうございます。
    そのキーパーやってる発達の子の話は、とても興味深いですね。キーパーの仕事に目覚めたのでしょうかね。
     でも、げんちゃんより、はるかにレベルの高いお子さんですね。げんちゃん、キーパーなんてやれたでしょうか・・・ま、無理でしょう。
     サッカーは、結局、ピッチで走り回ってただけだと思います。個人練習で、少しは、蹴ったりでドリブルしたり、多少はできるようになったかもですが、試合では使い物になってないんじゃないかな~。キーパーもやらせてみたかったですね~。試合じゃないとこで。
     先生が、いっさいやらせてない、ということは、まあ、無理だったのでしょう。
     役にたったことは、学校の体育でサッカーがあったとき、少しは紛れていたと思います。その程度かな・・
     野球もね。
    やらせてなかったら、相当足引っ張っていたと思います。
    そして、その子の最初のように、もともとピアノほど、興味がわく対象ではなかったようです。それでも、だらだらでも、通えるところがげんちゃんの面白いところでもあります。その子もそうなのかな?
     心が動きにくい子は、たんたんと気にせず、続けられる、ということもあるのかもしれません。

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