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げんちゃんのテストが帰ってきました。
数学11点、国語25点 社会38点、理科38点、
英語48点
一般的には、まあ、ひどい点数なんでしょうね~。でも、私的には、下げ止まってる感があります。前日などは、説教とメンタル指導で終わって、まったく勉強してなかったり、表面だけ勉強するけど、まったく、気持ちがないげんちゃんだったり、私は後半もう投げてました。
試験は、社会も理科も大問2~3問はやり残しています。でも、やったところは、けっこうきれいな字で、その正答率も、彼にしては高い。英語だって、30点くらいだろう、と思っていた割には取れてる。数学も今度こそは、0点だろうね、と思っていたら、まさかの二けた・・・・
まあ、期待度が低いだけかもですが、思ったより悪くなかったです。
「ぼく、気持ち入れて、ちゃんとやったよ。最後まではできなかったけど・・・」
げんちゃんは、試験のあと帰ってきて、最初に言ってました。自分からそんなこと言ってくるんだ~と思いました。
げんちゃんは、中間を境にして、少し気持ちが入るようになってきているようです。
「このテストの点数どう思うの?」
とげんちゃんに聞けば、
「え?べつに~。」
と言うかと思えば、
「悪いよね。」
そう言って、隠そうとしたりしました。でも、普通の子ほどしっかり気持ちに届いているかというと、それはまだまだで、あとで、何点だった?と聞けば、???となったりしてます。
さて、先日支援の先生から、電話がかかってきました。聞くと、げんちゃんは、学校で今までと少し違った変化をしているようです。
支援クラスの隣のクラスでは、昼休みに卓球をやっているらしく、前からげんちゃんは行って遊ぶようになってました。そこで、げんちゃんは、ゆうすけ君にじゃれて、ゴムをとばして痛い思いをさせてしまったようです。そのゴムだって、無断で教室から持ち出したもの。
それ以外にも、支援のほかの友達に、ちょっとしたいたずらをするようになったようです。そのため、先生に厳しく指導されました。
そうか~。指導されるようなことはいけないけれど、げんちゃんは、確かに意識の広がりが出てきているようです。
その昔、げんちゃんは、しょっちゅう周りにちょっかいをかけて、うっとおしかったことがありました。4年生くらいだったかな~。それが、だんだんまったくなくなって、そのうち、周りに何もベクトルを出さなくなって、たんたんと自分のテリトリーの中だけにいるようになってました。委縮するわけでもなく、周りの雰囲気を適当に読んで、なんとなく静かにそこにいる。そんなげんちゃんでした。最近自分を周りに表現しているのでしょうかね~。昔をちょっと思い出すけれど、指導をちゃんとすると、前より学習効果は早く、入りやすい。
気持ちが外にやっと向かいだしたのか・・・向かいだしたけど、そのやりかたは、稚拙で、まだまだ今生まれたばっかりって感じに見受けられますね。
その日、帰りが遅い私に、夜遅くげんちゃんから電話がかかってきました。
「あの・・・お、お、お母さん。(げんちゃんは、今もどもります。)今日学校でね、ぼくやってしまったんだ。」
「え?何を?」(まあ、ちょっとすっとぼけます。)
「え~・・・あの、隣のクラスで、ゆうすけ君にん、ゴム銃してしまったんだよ~。驚かそうと思って、つい・・・・。そして、ゆうすけ君に迷惑をかけてしまったんだよ~。
あの、ぼく、反省しているよ。・・・・」
どうしたんでしょうね~。こんなに素直に、私に報告してくるなんて。とってもかわいい! 初めてでしょう。先生にお母さんに言いなさい、と言われたようですが、わざわざ電話してくるとは・・・
Sさんに言わせると、ちょっと前からすると、自分の気持ちを100分の1くらいしか言えなかったのが、最近10分の1になったという感じだそうです。
あまりにも、スタートが低すぎて、普通の人は変化があまり見えないけれど、それがほんとなら、10倍なんて、これはすごいよ。
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げんちゃん、色々な変化が出始めていますね。
きっと友達に関わりたい!という気持ちが出て来ているのでしょうね。まだ関わる方法が幼いのが気になりますが、支援の先生が丁寧に対応して下さっているようなので、助かりますね。
正しい関わり方を徐々に身に付けて行けば、豊かな交流につながって行くのではないでしょうか。
また、テストに関しては、いい意味でママさんに「あきらめ」があったことも、プラスのエネルギーを作り出しているように思います。肩の力が抜けた感じで、テスト前に関わっていたのも良かったと思います。ガリガリ勉強させるよりも効果的だったと思います。
こうして結果を見てみると、やはり、数学と国語以外は、学年相当の勉強をする意味があることが分かりますね。処理速度の問題があっただけで、学習内容をずいぶん理解していたのではないでしょうか。本当に嬉しいですし、私もホッとしました。
げんちゃん、いじらしいですね。
テストの結果についても、ゴム鉄砲のことについても。
意識が外へと広がってきて、周りとぶつかってしまう事も多くなるかもしれませんね。
けれど14才って、友達と居たいですもんね。
先生方に適切にサポートしてもらって、お友達と関わる時間が増えていくといいですね。
うちの中1息子も、もう親や周りの大人では心を満たしてあげる事はできません。
たとえトラブルになっても、やはり友達と関わる時間が必要なんだと感じます。
中学生はどんな子にとっても難しい年代ですけど、乗り越えていってほしいです。
ロボママさん
ありがとうございます。今回は、ほんと、下げ止まる、っていう言葉がぴったりです。
げんちゃんは、外側が上がったのではなく、内側に変化がおこっていることがわかります。まだ、突き抜けた、という感じはありませんが、明らかにステージがかわっています。内部から動き出したら、しめたものです。もう、ここからは、自分のうちからの力しか、原動力はありません。そこが動かなければ、私の労力は、ほとんど無駄になることが多いですからね~。
あれだけやってやったのに、この点数・・・あれだけ、本人も取り組んでたのに、これ?
そういう一面もありますが、自分の内面でとらえようとした部分が、なんとかテストに表現された感じです。数学は、もっとできるはずだと思いますが、拒否感と逃げは、まだまだ続いていますね・・・
国語のレイアウトも、とてもよかったですが、まあこれが実力なんでしょうね~。
新たなステージに入れば、また一から入れ直し・・・そんな感じです。しかし、ステージがあがることに、すべて入れなおしても、前より、時間が短縮されます。
彼のこれからの学習カリキュラムをどうしようかな~と思っていましたが、確かに理科社会、英語は、そのまま学年相当のものをやっていってもいいかな、と思いました。
国語数学は、学年レベルを落としたものと、落とさないものを、並行してやりたいですが、時間が無理なので、中二のものを、ゆっくりやる。時々、小学校の復習も入れる、そんなぼちぼちペースかな、と思います。
国語は、読書をしっかり入れ込んで、小学校の文章題も時々やらせる、そんなかんじかな?
げんちゃんは、勉強は、いやなもの、と自分で決めているのかもしれません。
わくわくママさん
ありがとうございます。
友達にいたずらをしたと聞いたとき、私は、小学校の時のげんちゃんを思い出しましたが、さすがに、反省力はあの時と全然違って、高いです。
ということは、どうも、げんちゃんは、自分を少し客観的に見ようとするところが出てきたのかもしれません。
ほんの初めの一歩ですが、うれしい変化でした。
お友達の力、ほんとにそうですね。げんちゃんの精神年齢は、まだまだ小学校中学年くらいのものでしょうが、外にベクトルが出てきたら、お友達の影響も入りやすくなり、順調に伸びていけるとうれしいですよね。
それにしても、まだまだ危なっかしいげんちゃんです。
お子さんは中一なんですね。夏休みが終わり、ちょっと中学に慣れてきたころでしょうか。
げんちゃん、以前の10倍の感知能力になっていて、しかも習得時間が短縮しているなんて嬉しいですね。
数学や国語をゆっくり進めていくことは、いいと思います。げんちゃんに、勉強は、そんなに嫌なものではないという印象を与えるためにも、その方がいいと思います。
国語などは、本来、学年があってなきがようなものですし、一生日本語は学び続けるものだと思います。
また、数学は文系の子なら高校2年生までしか、どっちみち勉強しないのですから、ここまで頑張って来たからには大差はつかないですよね。だいたい、ほとんどの人が高校の数学なんて、忘れちゃってますしね。
余裕を持って進ませた方が、げんちゃんの心境にも変化が出て来て、習得能力がさらにアップするかもしれませんね。
ロボママさん
アドバイスありがとうございました。げんちゃんは、きもちは少し表に出てきましたが、学習への拒否は強いです。
小学二年の七田の算数をやらせてみましたが、その程度でも、抜きますねー。
逃げるのは、まだまだ続いてます。
そう簡単にはいかないですね。少し、気持ちが入れば、またすべて、入れ直すような感触です。