ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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意識が出てきたら、今度は、感情との戦い。ささやかな出力

 >昨日は、テストの結果にがっかりしましたが、

げんちゃんの出力は、ほんの少しだけ始まってきました。先週くらいから、そう感じている私です。


自分が何を感じているかも、捉えられず、会話しているようでも、対話にしかなっていない。どこか人格のない生物を飼っているようなところがあったげんちゃんが、最近、ぽつり、ぽつりと、自分の感じたことを言葉にするようになりました。

またこんなこともありました。先日久しぶりのホームスクールの日(仕事があるので、K先生の家でやっていただきました。)私が家に帰ると、テーブルに、数学のドリルが出してありました。

「あれ、何でドリルが出ているの?」
「うん、ぼく、帰ってきてやったから。」
「え? 一人で?」
「うん。だって数学た~のし~い~・! お母さんは数学どう?」
「え? まあまあ。・・・・(何じゃこの様子は?)」
「ぼく、数学大好き。楽しいもん!」
「何いってんの? あれだけいやがってたのに。なんでそうなっちゃったの?」
「知らない。」
るんるんしているげんちゃん。人生初の発言です。ちょっとびっくりです。

一次方程式のxの値を求めるのに、ちょっとはまったようで、ドリルを見ると、3問だけですが、自ら問題をといて、2問正解してました。簡単なプラスマイナスの足し算さえ、四苦八苦、夏休みは、数学をさせるのに恐怖感さえ感じていたげんちゃん。なにがおこったの? という感じです。出力までの長い長い道のり、ようやく、少しだけ出力してきたのでしょうか。

 とはいえ、簡単な買い物の計算も時計の計算もままならないげんちゃん。・・・ドミノが倒れるようなわけにはいかないようですが、それでもやはり、うれしいことです。

久しぶり、先週のK先生のホームスクールの様子は、まあまあといったところだったようです。まだまだ、来週のテストに照準を合わせる力は弱くて、先生におんぶにだっこだったようです。しかも、もらってきてるはずの小テストプリントなども抜け落ちていて、戦略をたてようにも、指定されているプリントがない、とかいう状況です。いったい、そういう段取り力はいつになったらつくのでしょうか。

あとちょっとしかない時間の中で、スケジュールとやる内容、優先順位を決めるのは私で、ホームスクールの学習内容を決定するのに、夜中までかかってしまいました。

K先生のところから、電話をかけてきたげんちゃん。、

「お母さん、夜中までかかって、ぼくのテスト準備してくれて、ありがとう。」
何でも、K先生が、ママの苦労を、あらゆる角度から話してくれたようです。

「いつも甘えまくって、私に横柄にふるまうげんちゃんの口から、めずらしく、感謝の言葉が出てきたから、電話させました。」
ということでした。


しかし、翌日は最悪で、やる気なし、横柄、投げやり、学習どころではなかったようです。担当してくれたK先生はあきれ果て、長いお話タイムをもったようです。

彼女曰く、
「感情だけがむき出しになって、本来のげんちゃんではない状態であることはわかっています。
だからといって、そこまでくずれるべきじゃないし、マイナスに向かうことを言うべきでもない・・・
たぶん、いっぱいいっぱいなのでしょうね。とはいえ、今のげんちゃんは、多少コントロールしていくべき時期に来ていると思います。だから、指導しました。」

げんちゃんときたら、

「学校は軽いけどK先生は重いんだよ~。」(学校では適度に抜いている。とくに普通クラスでは・・・・プリント類が、白紙だったりする理由がよくわかります。)
とか、
「別に高校なんかどこでもいいし・・」

とも言ったそうです。あげくの果てに、逃げ帰ろうとしたり・・・そのまま帰しても、何の意味もなさないので、K先生は、彼の様子を上げていきながら指導してくれたようです。

意識をぬいてしまった時でも、言っていいことと悪いことがある。
まわりがどれほど、自分に対して忍耐しているか。
人間としてやるべきことは何か。とるべき態度は何か。

こんこんとわからせたみたいです。

「それに、あなたは勘違いしてますよ。高校がどこでもいい? 
言っておきますけど、今の状態だったら、行く高校なんてありませんよ。障害のある子の学校になりますよ。何たわごと言ってるの?」

げんちゃんのプロジェクトメンバーは、きれいごとは言わないです。シビアな真実を受け取ることからしか、げんちゃんの未来は始まらないと思っています。


 でも、次の日、げんちゃんが、いっぱいいっぱいだったからくりがわかりました。支援の先生が、電話をくださいました。

地区の先生方の公開授業で、支援クラスで道徳をやったそうです。その時、げんちゃんは見事に、自分の考えを述べて、最後のまとめもすべて、自分の考えを出せたそうでした。彼女曰く、ほんとにすばらしかったです。ということでした。
お客さんで来られている他校の先生にも、べたぼめされたそうでした。

たぶん、その日の放課後の落ち方は、その疲れだったのようです。


まあ、どちらにしても、げんちゃんはゆれています。正しい方向性は見つめているものの、自分の自我、感情との激しい戦い。
「今が一番大変なんだ。」

というS先生の言葉は、真実なのでしょう。

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  1. みかんママ より:

    学校での疲れとかが、影響してたんですね。
    反抗的な態度をとっても、ちゃんと話しを聞けるのは、げんちゃんえらい。うちの息子は無理ですね〜

    息子、一学期2回、漢字テスト不合格&再テストから、その後3回は自分の意思でテスト勉強し、合格できました。
    4回目のテストが今日で、今朝テストに気づいてしまったのですが、朝から自分でテスト勉強頑張ってます。
    以前であれば、朝気づいた場合、もー間に合わないってパニック&癇癪でひどかったし、そもそも漢字自体、昨年度まで悲惨だったため、だいぶ成長したな〜と思います。

    げんちゃん、数学が楽しくなってきたんですね!
    よかったですね^_^

  2. robo_223 より:

    げんちゃん、各所で頑張っているのですね。

    数学も自主的に取り組んだなんて嬉しいですね。やはり、自主的に臨んだ時は正解率も高いですね。

    買い物の時のように、紙に書けない状況で解くのは、また別のスキルが必要ですよね。本来なら出来る計算も、頭の中だけで展開するのが難しいのだと思います。図にすると理解しやすいのと同じだと思います。

    前回のテスト中に浅い脳しか使わない原因についてですが、根本的な原因がげんちゃんとroboでは、少し違うのではないかと私は考えています。

    げんちゃんの場合は、以前、げんパパがおっしゃっていたように「脳の体力がない」からだと思います。要するに、意識レベルを保つ状態を持続出来ないということです。

    だから、初めのテストしか実力が出せないわけです。後のテストは、見た目がごちゃごちゃしていれば、なおさら取り組む気力が湧かないのだと思います。

    だんだん脳の体力をつけて、持続時間を伸ばしていくしかないと思います。普段勉強している時も、本当に深く学べている時間はそんなに長くないのかもしれません。

    だから、長時間勉強している程には理解できない時もあるのかもしれませんし、さらに本番でも初めの1教科しか力が出せないのだと思います。二重に力を出せない条件があるのかもしれません。

    roboの場合は、興味に偏りがあるために、思考が浅くなっていると思います。つまり、テストにおもしろみがないから、適当にやっているというわけです。

    その証拠に、自分の興味のある単元や、興味のある国語の文章になったりすると、突然点数が羽上がるのに、それ以外はパッとしないからです。

    また、脳の体力の問題ではないので、最初のテストと最後のテストの出来に違いはありません。

    続きます。

  3. robo_223 より:

    ちなみに、二人に共通する部分としては、roboもADHDの診断がなくなったとはいえ、まだ症状はありますから、注意力の問題で、テスト問題を見る時、焦点が定まらないということがあるのかもしれないとも考えています。

    自分の意志とは関係なく、視線が色々な情報に振り回されて、あちこち飛んで、大事な情報を直視出来ていないのではないかと思います。

    ひつじさんらやゆうママさんの息子さんは、げんちゃんとroboの中間的なタイプかな、なんて思っています。

  4. robo_223 より:

    あっ、みかんママさんの息子さんは、完全にroboタイプですよね。

  5. glow-gen より:

    みかんママさん
    ほんとすごいです。お子さん、げんちゃんとは、レベルがぜんぜん違います。
    げんちゃんって、やっていくほどに思うのですが、ほんとに、最低ですよね~・・・発達障害の中でも、相当ボトムのとこから始まっていると思います。まだまだ底です。
    たぶん、まだまだみかんママさんのお子さんレベルには到達できないな~。
    課題が多すぎて・・・・少しくらい、小さな良いとこが出ても、大まかなところは、はるかかなたのマイナスです。

    最近それを痛感します。勉強どころではないんだろうな~と思います。支援クラスの時間を増やそうかな、とも思ってます。だって、普通クラスだと、上手にぬきまくります。普通クラスで刺激をうけていますが、能力は、支援クラスがまだまだちょうどいい、そういうレベルなんだと思います。
    しかし、漢字をすらすら書き出すげんちゃんが、やがて出てきたらうれしいな

  6. glow-gen より:

    ロボママさん
    その通りだと思います。
    ひつじさんのJ君を見ても、げんちゃんより、ずっと先行ってるな~と思うし、ロボ君なんて、はるかかなた、げんちゃんからしたら普通の人。笑

    げんちゃんは、知的障害、精神障害・・・二重苦です。
    だって、意識が抜けているときは、幽霊です。
    たまに、意識が入れば、あとの2日間は、幽霊・・・
    最近また、背格好ががっちりしてきて、普通の子にしか見えないので、中身のギャップがすごいです。
    スケジュール管理もできず、時計もいらない。この子って、いったい何なのかしら?と思います。

    中間試験準備も悲惨でした。一日は少し意識が入っていたので、期待したら、その次の瞬間から、モードがかわり、幽霊。翌日は、幽霊で、しかも、お互い最悪になって、・・・修羅場を演じて、学校に送り出したので、いつになく最悪モード。今回は、ひとけた続出でしょう。なんせ、幽霊になると、昨日まで普通にできていたことはできず、やってないのと同じになります。
    英語の綴りは、修正していれたものが、間違って覚えた昔の綴りにすべて書き換わります。
    そして、感情優位になるので、態度もでたらめ、我が子とは思いたくない状態になります。

    その状態で、二日目のテストいいわけないでしょうね。
    持続時間、まだまだ短いです。短すぎます。ほんと・・・
    しかし、そもそも、勉強なんて、ある意味どうでもいいんですよ。ヤツが、まともな人間になってくれれば。
    幽霊でいる限り、何の望みもありませんからね~。

    学校云々している段じゃない! というくらい、危機感感じてます。ほんと、この子はひどいです。

  7. ゆうママ より:

    道徳の授業で、自分の考えをまとめて述べることができたのはすごいです!

    普通クラスにいると、こういう場面では当てられないですから、できてるかできてないかはわかりません。確かにできていなくても、それなりに過ごせるようになってるので、悪目立ちしなくなりました。本当の力をつけるには個別級がベターなのかもしれません。が!!!個別支援級の質があまりにも差があるので、本当に難しいですね。

    こちらの支援クラスはダメです。知的に遅れのない子が気の毒な気がします。
    先日学習発表会があったのですが、展示作品を拝見して、支援クラスの子の課題が低すぎると思いました。もちろんその課題がぴったりの子もいますが、もっと能力の子もあるお子さんも同じ課題をしているのです。普通クラスの課題をフォローしてあげながらする方が絶対にいいと思います。

    支援クラスには、うちの息子よりはるかに賢そうな子が2人いましたが、1人は転校しました。物足りないのだと思いました。もう1人は、親御さんが、なんらかの形で学習を進めていたらいいなと思いました。学習面以外のしんどさがあるのかもしれませんが、げんちゃんママさんや、ロボママさんのような方じゃないと、なかなか転籍できないのではないかと思っています。
    中学になると、あえて先生方から普通クラスに転籍する話はでないのではないでしょうか?

    息子の学校に関しては、多少苦労しても普通クラスの方がいいと思っています。普通クラスの先生の質がとても高くて、学級がとても落ち着いているんです。おかげで、息子はとてもいい影響を受けています(学習面以外)

    高校に関しては、同じように、点数が取れない以上、課題を提出しなかったら「1」になる。そしたら高校は行けない、と言ってます。それでも、もういいや〜と本人が思うのなら仕方ない、と最近思うようになりました。

    勉強に関しては、げんちゃんママのように連絡を密にとってはいませんが、ある程度、個別塾の先生に委ねてます。先生と言っても大学生ですからそんなに期待してるわけではないのですが、息子が楽しく行ってるので、このまま続けようと思っています。

    中間テストの準備は全然間に合いそうにありません。私が教えるのも楽しくて、息子が好きな英語と理科を頑張ろうと思います。
    実は社会が最悪です〜。私が苦手で嫌いだったので。

  8. glow-gen より:

    ゆうママさん
    支援クラスが良いか悪いか、その学校でぜんぜん違うんですね。さらに、先生でも全然違いますよ~。
    だめなときは、困っちゃいますよね。
    げんちゃんは、普通クラスは慣れてしまって、抜き始めました。社会は好きなのでしょう、ノートだけは汚い字ですがとってます。でも、テストは、準備をどれだけしても、当日のパフォーマンスで悲惨なことになります。英語は、なぜあそこまでだめなのかな~。複数形・・・何度もやってるのに、平気でsを無視する・・・考えないんでしょうね。ただ、なんとなくやってきてるだけだから・・・中学英語は、理論ですからね~。ヒアリングもだめになってました。
    自己紹介文を練習させてたら、

    I like math.
    と書きました。なんか、気味悪い・・・・メンタル病んでるのかしら・・・・
    ゆうママさんのお子さんは、げんちゃんより、学習能力が高いな~と思いますよ~。それに、スケジュール管理とかも、げんちゃんより、ずっとできる気がします。げんちゃんは、普通クラスに入れるのは、ちょっとつらいものがありますよ。というか、まったくおいて行かれると思います。まず、日課も分からない日が続出しますよ~。ちゃんと、そのあたり、自分でやっているお子さんは、えらいです。
    今度、保護者会をすることになりました。9名しかいない支援のママ、3人集まれればなと思います。
    支援教員の親戚に聞くと、ほ~んと、親は、様々みたい。わたしたちのように、改善に燃えている親は、ほとんどレアみたいです。アダルトサイトを見せ放題して、やばくなってる女の子とかいるそうです。親の気がしれませんが、おこんないんですって。
    思春期、発達障害が、マイナスに走りだすと、ほんっとに怖いと思いません? げんちゃんだって、いつ何時って、気がしますよ。心が育ちにくいですから。 

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