>げんちゃんのGW明けは、いい調子です。げんちゃんも、なんか、休んだ感がしっかりあったらしく、K先生のところでの勉強は、ちょっとした峰が出たようです。
がしかし、げんちゃんが、頼みの綱としていた英語は、中学の、出力を中心にした「書く」、「文法」、といった内容になると、ほんとに入っていかないことがわかり、ちょっとしたショックを覚えています。年長さんから、英語のキンダーガーデンのような英語教室に、とりあえず放り込んで、なんとなく、英語の入り口ぐらいわかっているのか、と思いきや、文頭を大文字にするとか、たかがそういうことさえ、すぐには入りません。今まで入力したことが、新しく学ぶことと、ぜんぜんつながらないげんちゃんです。
それに比べて、学習障害のひどかった数学の方が、だめなりに、少し形をとってきているようなありさまです。
ほんと、この子たちときたら、大きく外れた常識の中にいます。予想を大はずししてくれる馬券のようですね。
今日は、入学直後の学力テストの結果が帰ってきました。
もちろん、最下位でしょう・・・(度数分布をみれば、帯グラフの一番下の中に入っています。)最初の時間にやった、国語だけは、中の下という快挙でした。まあ、普通クラスの子に交じって、テストをちゃんと受けられた、というところで良しとしましょう。
考えてみれば、6年生で、初めて、実力テストを放棄せず、取り組もうとした。という実績しかありませんから、それを考えれば、普通の子でも、少し難しめの問題で、国語だけでも、中の下をとれたのは、ものすごいことなのかもしれません。
発達障害のお子さんは、めっぽう成績の良い子もいますが、げんちゃんは、その対極で、すべて、どんより。がんばって、がんばって、やっと、びりっけつ。がんばってなければ、そもそも、番外・・・・。大きく番外だったのが、競争のスタートにはやっと立てたということなので、称賛に値するでしょうか。
中学に入って、げんちゃんは、刻々と変化していて、彼の変化をしっかり見つめなければ、目標設定も方法論も見誤ってしまう、と感じます。それほど、彼の内部で何かがかわっていってます。
今までは、げんちゃんの変化といえば、足し算ができるようになりました、とか、作文ができるようになりました。留守番ができるようになりました・・・なんか、そういう各論での変化を喜んでいました。でも、今の変化は、なんかもっとコアな部分での変化を感じます。意識をして、何かをやる、そういうことが、できはじめているようです。
まず最初の突破口だったのは、ピアノの練習でしょう。ピアノが、どうして意識変化のわかりやすい口火となったのか。やっと言葉にできるようになりました。
昔の彼は、一人で練習できた、というだけで万歳でした。ピアノの教室崩壊児だった子が、ピアノの前で10分練習できたと喜び、やがて、一人で、曲の練習を始めた。しかし、ただ、やみくもに弾くというだけで、意識なんてほとんど入っていないような練習ぶりでした。私は、彼の横に座り、
「もう一度ひく!楽譜を見る!リズムがぜんぜんでたらめ~~!」
あらゆる注意事項をくたくたになるまで叫びながら、練習させていました。やがて6年になるかならないか、になって、彼は、指定すると、曲の途中から、練習することができるようになりました。「こっからもう一度弾いて、」なんてことは、とてもむつかしいことでした。たぶん意識がぼんやりしていれば、そんなことはできないのです。
そして、6年の終わりごろから、一人で、先生に言われた部分練習ができるようになり始めました。ノートを見て練習して、と言われ、ノートには、☆印を何回リピート、などと指示が書いてあります。実際には、部分練習をオーダーされても、まったく無視して弾き流してました。何度も何度も、部分練習を一人でする練習や、声かけをしてもらい、発表会の3週間前くらいからでき始めてきました。
そのころ、発表会まで間に合うのかな、というひどい状態だったそうです。(私はノータッチでした)発表会で失敗したらどうしよう。という、正常な意識が働いてきたげんちゃんは、部分練習への心の圧がさらにかかってくれて、みごとに部分練習を始めたようです。そして、3週間の間に、急カーブを描き、発表会での成果につながったのです。
部分練習と言うのは、まさに意識の発露です。
この部分から取り出してひく、うまくいかなければ、ミスはにごった音として自分にフィードバックしてくる。それを聞いて、また意識を入れなおし、そこを改善しようと意識して再チャレンジします。この部分を間違わずに弾こう、と意識して弾くことは、ただ、なんとなく、弾き流すこととは全然違うのです。
意識とは、心の圧とも言えるのではないでしょうか。
出力させるぞ、という圧力です。音となってすぐに結果が出てくるピアノは、意識の圧で自分の体を動かす、ということを体感するには、とても良いアイテムだったのです。げんちゃんは、意識を入れるということがどういうことなのか、どういう結果となって帰ってくるのか、ということを感じることができたのです。
勉強も同じです。こういう風にやりたい、どこが悪かったのだろう、なぜこうなっているんだろう・・・こういう意識の圧があるからこそ、自分がしかけたことの意味が感じ取れるのです。
ピアノは勉強より、もっとダイレクトにそのつながりがわかりやすいのです。こういう風に弾きたい、と思って、その結果が音となって帰ってくるのです。意識とその圧によって動かした自分の体が、しっかりリンクして感じ取れるのです。げんちゃんの意識は、少し出てきて、そこからさらに、高みへと引っ張り上げられなくてはならないのですが、第一歩としてピアノで実現したのでしょう。
この意識の圧と、そこから帰ってくるリターン。その体験をたくさん踏めば踏むほど、意識は明瞭になってきて、その使い方のノウハウもしっかり身についていくのだと思います。ぼ~っと、寝起きのような状態で、なんとなくやっている行動が、意識が入ってしっかりつかめてくると、いろんなことの改善は、加速がついてくるのだと信じます。
さて、次は、この体験を学習やほかのことへつなげていかなくてはなりません。
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げんちゃんは、内部から意識改革が始まっているのですね。いよいよ本質的な部分に着手することが出来て、げんちゃんの本格的な変化を、これから実感することが出来ることになっていくと思います。
そして、ピアノの部分練習が出来るようになったなんて大きな成長ですよね。部分練習をするには、高い意識レベルを要すると、私も思います。なぜなら、面倒くさいの極地だからです。相当の理性を発揮させなければ出来ないことですから、げんちゃんは高次な脳を自力で使えるところにまで来ているのだと思います。
英語は会話力と読み書きは、また別ですから、スタイルに慣れるまでは時間が掛かると思います。慣れて来れば、またげんちゃんのことですから、力を発揮出来るようになると思います。
ピアノは1番発達障害の症状を改善すると言っている研究者もいますから、おっしゃる通り、ピアノはいいですよね。本当に良かったですね!
先日のテストはおもしろいように、意識レベルがわかりました。1時間目にあった国語は、意識を最高に保ったのでしょうね。県平均点の少し下くらいまでつけていました。
でも次の算数は8点です。泣
能力と意識飛ぶのと、・・・。単純な図形の面積だけあってたみたいです。好きな理科も社会も、単純な問題でなければ、最初から、難しいと思いこんで、手も足も出ないのでしょうね。
普通は、頭悪い、で終わるでしょうが、意識の問題がからんでいると思うと、救いがありますよね~。ある意味。
春休みあれだけやったのに・・・と、普通なら思いますけど、まあ、よく伸びてる、と言ってあげてもいいのではないか、と思っています。
そうですか~、前頭葉なんですか。Sさんは、海馬の働きが悪いよね。と言ってました。そういえば、前頭葉という言葉はあまり彼から聞かなかったです。今度聞いてみます。
普通の子でも、13歳くらいから、なんか、頭の使い方がかわってくるような感触ありますよね。激変の時代を通過しようとしているのでしょうかね。
ピアノの先生は、とても教え方が上手です。発達障害のお子さんはおすすめです。ピアノが発達障害の症状を改善すると言ってる研究者がいることおしえてあげます。
ありがとうございます。
こんにちは。
突然のコメント、申し訳ございません。
『プラズマローゲン』で検索していたらこちらのblogの2017年1月の記事に出会いました。
娘は今2歳てんかん持ち、発達も遅れています。
そこで、プラズマローゲンのことを教えてもらい、試そうか迷っています。
自然由来のものだし、悪さはしないと思いますが、効果があるのかなぁと…。
少しでも望みがあるなら飲ませるつもりです。
息子さんは飲ませてから変化はありましたか?
今も飲ませていますか?
お時間あるときで構いませんので教えて下さい。よろしくお願いいたしますm(__)m
あさみさん
プラズマローゲンですか~・・・・以前試してみました。
げんちゃんが突き抜けないな~と思って・・
げんちゃんは、激しい状態はあまりなく、多動のようなものもなくなっていたので、変化はわかりませんでした。
プラズマローゲンは、てんかんに著効するという感じはあまりもってないです。確かリン脂質の一つですよね。
3か月ためして、手ごたえなかったらやめる、というのが私の使い方ですが、結局やめました。
ただ、てんかんは、脳が一生懸命働いてオーバーロードになってしまうのでおこると感じてます。
それであれば、たくさん、脳の素材を送ってあげなければならないと思います。
アルファーGPCや、リン脂質(いろいろありますよね。プラズマもその一つだと思ってましたが違ったっけ)補っていくのはいいことだと思います。
即効性のあるものではないと思いますが、脳の素材を地道におぎなっていくという点では悪くはないような気がします。もし、ためして、手応えがあったら、ぜひ報告していただけませんか。
連休明けのげんちゃんは調子いいんですね!
うちの息子は、GW前半調子よくて、後半ダメで、連休明けはまた少しよくなりました。私のメンタルともリンクしてるのですが、もう親も精神修行ですね。というか、むしろ私の浮き沈みの方が大きいのでは??という気がしてきましたよ(苦笑)
定期テスト勉強しんどいです。得意(あくまで息子内比較)な理科と英語だけでもまともな点数をとらせるのがいいのか。苦手科目を押さえた方がいいのか?器用な子なら全てこなせるのでしょうが、限られた時間なので、どこに重点をおくか…??
他の科目を捨てて英語と理科だけを勉強したら、どちらもそこそことれそうなんですが…。
数学は微妙です。なんとか正負の計算、理解は???ですが解けるようにはなりました。でも数学は一番、意識が入ったときとそうでない時の差が激しいです。一番頭に負荷がかかる科目なのでしょうね。
ピアノはいいですよね。息子は幼稚園入園まえからY教室に通い(お腹にいる時から新生児の頃もお姉ちゃんの教室に行ってましたから、音楽歴は長いです)途中からピアノの個人レッスンに切り替えて、5年生最後の発表会で一区切りでした。
続けさせたいのですが、時間的に厳しいです。でも、おかげで音楽は大好きな科目になりました。
お返事ありがとうございます!
現在娘は食事改善や小児灸をして免疫向上を目指していて、それに加えてアボガドオイルや智通、七葉純茶を接種しています!
プラズマローゲンにてんかん発作を抑える力はないかもなぁとはおもいつつ、リン脂質は脳を保護したり神経細胞を新生することができるみたいなので、その可能性に賭けて飲ませてみようかなぁと揺れています。
娘は難治性のてんかんと診断を受けていますが、西洋医学の範囲内の難治性、であって、いろいろな方面からアタックすればもしかしたら…と無我夢中です。
また飲みはじめたら書き込みさせていただきますね!突然のコメントにも関わらず、お返事本当にありがとうございました!
入学後の学力テストは4科目あったのですね。
こちらは国算だけでした。まだ返却されてませんが、国語はもう全然だと思います。最初から記述問題はしない、というかできないと決めてますから。
でも私もその部分に関しては、できなくても仕方ない…と目を背けていたところなんです。粘り強く働きかけたいきたいと思います。国語力が実は一番大切だと思っています。なのに…いちばんあきらめて、放ったらかしにしていました。苦手だと決めつけていたので。
ゆうママさん
中間テストですよね~。うちは、6月に期末があって終わりだそうですよ。ほんとかな~。
こんな過密スケジュールをこなし、テストまでできちゃう普通の子ってすごいですね。ま、できてなくて、どんどんこぼれちゃう子もぜったいいますよね。
げんちゃんは、チャレンジタッチにそってやってます。進捗は、遅れ気味です。日々こつこつやって、テスト前といって、そうそうスパートとかかけられない子ですからね~。テストは、テスト、まあ、その延長上にたまたまある、って感じでいいかな、と思ってます。
一日にどばっとたくさんテストがあるので、たとえ、万全に準備できたとしても、たぶん当日こけますし・・・来年の定期テストくらいに目標を絞った方が、ペースを狂わせられないかな、と思ってます。まあ、50点を目標にこつこつやってみます。
なんせ、実力テストは、算数8点でしたからね~。国語以外は、30点もとれてなかったし・・・
でも、上がっていけばいいんですよ。
国語は、やはりできた方がいいけれど、国語力ってなかなかむつかしいですよね。げんちゃんも、国語は、やはり、強化しないといけないのですが、どうしても、苦手なところからやってしまうので、数学英語やって、漢字やるだけになったりしてます。
好きな理科から国語をやっていくのがいいのではないかな~。もうやっておられると思いますが。
正負の数は、空間認識の最たるものかも・・・とか思います。
丸に十字を打って、右が、プラス、上がプラス、左はマイナス、下はマイナス。という図を書いて、プラスは赤、マイナスは青。そして、十字の上をイメージだけ動かす。そうして、計算させる練習をしています。数字だけにならないように。
げんちゃんは、上下の方が、とらえやすいみたいです。子供さんによっては、左右、上下、どっちがとらえやすいか、聞くといいですよ~。
上に画像を載せときますね。これは、S先生のやりかたですから、たぶんいいのだろうと思います。プラスマイナスは、ただ算数だけでなく、色んなところにいい勉強のような気がします。だから、空間認識とともに、マスターさせたいですね~・・・
あさまさん
てんかんは、頭蓋仙骨療法で、けっこう何人も治っています。もちろん、そうでない人もいます。
頭の骨がしめつけられていると、おこりやすいです。まず、そっちをトライしてみたらどうでしょう。
まずは、頭のしめつけがあるかないか、診断してもらうだけでもいいと思います。
私の頭蓋仙骨療法の記事を読んでみてください。福岡なら、子供整体がいいです。
西洋医学は、てんかんはあまり得意じゃないですよね~。てんかんは、脳の、防御反応と思っています。げんちゃんは、チックがあるんですが、それもてんかんと似ています。てんかんは、とにかく止める、のではなく、脳が必要があって、フリーズしているので、フリーズしないように、せっせと酸素を送り、サプリを送り、脳のしめつけを開放し・・・そういう方法がいいのでは、と個人的には考えています。
すごくひどいもんだと、そう流ちょうなことも言えないと思いますが。あきらめずに、とにかくできうることをしっかりこつこつやってがんばってみてください。
医者のゆうことだけをうのみにしない方がいいと、私は考えています。