ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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発達障害ってなんてやっかいなのかしら!

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75点83点85点 確かに、進歩。歴史なんて、無理、と去年は戦々恐々としてました。

げんちゃんは、修学旅行に行きました。5000円お小遣いをもらって、置物やら、お菓子やら、合計5点を買ってきました。お買い物に目覚めたようです。

「楽しい~。お買い物~。」
計算障害なので、どうやって買い物したのかしらね?? ざっくり概算で、とまではいかなくても、とにかく、値札より大きなお金を出す、ということでクリアしたと思ったら、やっぱりサポートしてもらったみたいで、がっかり。
しかし、こういう経験がバネになり、色んな超苦手も、生活にいる部分だけなら、なんとなくできるようになる、というものなのでしょう。ちなみに、これはいくら? と聞いても、???まったく把握していないげんちゃんでしたけど・・・

 また、合宿を何度重ねても、前の日の下着や靴下で帰ってくるげんちゃんが、この度は、靴下も下着も着替えてきていました。進歩はあります。用意も、まあまあ自分でしています。
でも、私は、下着、上着、と、用意のしおりに書いてあったのを、げんちゃんは、下着はボトム、上着はトップスと思っていて、シャツパンツを用意することがなかったので、びっくりしました。”下着”の意味がわからなかったなんて驚きです。げんちゃんは、こういう風に、当然わかっているだろう、ということが抜け落ちていて、私は、いつもあぜんとします。

 でも、あまり心配することなく送り出せるのは、支援の先生が同行するのもあります。どういうサポートがいったのか、まだ報告は来てませんが、たぶん、去年の研修旅行からすれば、格段に進歩していることは間違いないです。

 進歩といえば、最近、テストで、80点前後取って帰ってくることがあります。(算数でさえ、83点もとったことが一度ありました。奇跡!)、もちろん、(50点以下の時も多々ありますが、)もちろん、テスト、とあったら、少しは準備してます。でも、5年の最初では、テストでは、持てる力を発揮してがんばる、なんてことさえ難しく、わからないとこがあったら、そこで終わるというような雰囲気でした。・・・やがて、5年の後半は、そこそこ全部、書けるようになったけれど、特別に時間をたくさんもらう必要がありました。

 ここへきて、やっと、簡単な定期テストは、他の子と同じ条件で受けて、時には、良い点をもらってくるようになったようです。とにかく、普通の子がそうするように、時間内になんとかでっちあげて、出す、という当たり前の行動ができるようになったわけです。進歩してます。

 でもな~・・・げんちゃんの意識障害は、やっぱり、はなはだひどいです。日曜日は、毎回バトルでへとへとです。彼は、宿題のことなんて、頭の隅にさえなく、気付かせてやり始める頃には、もう寝る時間が近づいていて、すぐに眠り出します。日曜日、毎週教会に礼拝に行きますが、その時間も、何年も行ってるのに、把握しません。

 すべては、母親に丸投げなのか、考えられないのか・・・そこに意識を向けません。一事が万事そんな感じなので、テストが少しよくなった、と、言っても、なんか手放しに喜べません。

くもんの先生に電話したら、こんな意味のことをおっしゃってました。

「私は、今までできなかったことができた時だけほめるんですよ。げんちゃんは、自分一人で、全教科をこなせないのです。1つ終わったら、お友達を笑わせに行ったり、次にうつれません。時々できたら、ほめるのですが、また次の時は、できたりできなかったり。つまり、普通の子は、褒めたりすることで、目標を気付かせ、良いサイクルに転がしていけるのですが、げんちゃんは、できたりできなかったり、同じ範囲を繰り返すだけで、いっこうに、良いサイクルに乗っからないのです。これは、私の課題ですが、難儀してます。」

まさに、私が、ほんとにいらいらするのも同じ点だと思います。彼が、達成するのは、各論のパーツパーツであって、いつも、目先のことだけで動く、刹那主義のげんちゃんであることはかわりません。

ダチョウは、今やってること、目先のことだけしか、意識がいかないそうです。卵を産むときは、そのことだけ、だから、あとから、自分が生んだ卵を踏みつけても、気にしない。げんちゃんは、ダチョウ的です。

ピアノの先生が、地道に何度も何度も取り組んで教えている、音符の長さについて、(四分音符は一拍とか・・・そんな勉強です)前よりは、多少はいるようになってきている、と言われますが、理解力は低く、常識を逸してます。
 ピアノの先生は、行ったり来たりを繰り返しながら、底があがっていくでしょ。と、言ってくれましたが、そうかな~・・・と懐疑的なげんままのメンタルです。

 先週は、修学旅行でホームスクールもなく、まったく時間の余裕もありませんでした。ただ怒濤のように時間が過ぎて、何もできないままに、げんちゃんが、好き勝手にどんどん思春期へ突入するような無力感を感じてます。

 ダチョウ的なげんちゃんが変わっていくのかな~・・・確かに、進歩してますが、私は、ぜんぜんそれを喜ぶ気になれなくて困ります。

最も、変わってほしいところは、なかなかかわりません。発達障害とはなんてやっかいなのかしら・・・

公開コメント 承認後公開

  1. robo223 より:

    げんちゃんは、明らかに劇的な伸びを見せていますよね。今回のテスト結果については、1年程前テストを受けるという状態になっていなかったことが信じられないような快挙です。

    確か、つい最近までは、テスト時間が足りなくて、時間延長をして個別支援級で仕上げていたのですよね。今は時間内に仕上げて、しかも、この結果です。

    ここまで頑張ったげんちゃんもママさんも、素晴らしいです!

    また、宿泊の準備や着替えについても、前回の課題はクリアしていますよね。確実に前進している姿が本当に頼もしいです。

    げんママさんの成長が待ち遠しいお気持ちはわかりますが、焦らなくてもこの調子なら、どんどんげんちゃんは色々なことをクリアして、出来るようになるのではないでしょうか?

    こんな短期間にこれだけ前進しているんですから、あと数年後にはどうなっていることか想像できないくらいですよ。

    意識の方も様々な方面に入り始めているのではないでしょうか。学習への意識・身支度への意識などです。

    また、金銭感覚・時間・一部の言葉・宿題などにも意識が向くようになって来て、全てを統合して考えられるようになってくるのではないでしょうか。アユミンさんだって、大学生になってもまだ成長し続けていましたよね。

  2. robo223 より:

    物事の段取りを考えて、計画的に行動する能力は前頭葉の働きですが、この部分は最も遅れて発達して来るというので、これからですよね。

    昨日の私のブログにも書かせていただきましたが、ないものを探せばないものだらけですが、あるものを探せばあるものだらけです。どちらに目を向けるかで気持ちのあり方が決まって来ると思います。

    私達は、現状に甘んじるタイプではないので、我が子は充分持っている、と解釈したことて、努力を怠ることはないと思います。

    それより、げんちゃんは、以前に比べてよく出来ていることが多い、よくぞここまで伸びてくれたし伸ばすことが出来たと考えることによるメリットは大きいと思います。

    げんちゃん自身、今まで以上にママさんに認めてもらえることで、ママさんの言葉もより聞き入れやすくなると思います。また、自分を否定的に捉える気持も、さらに和らぎ、フラットな形で自分を見つめることが出来る人になれると思います。

  3. glow-gen より:

    ロボママさん
    いつもありがとうございます。ロボママさんに言われると、確かにそうだな~と思います。
    今日、算数を教えていたのですが、確かに、普通の子とはいかないけれど、去年からすると劇的なのかもです。
    なんせ、去年の今頃、通分とか、約分とか、何か月遅れでおしえていたものの、まだ整数の性質をこの子に教えてわかるのかな~と、半信半疑でしたし、それ考えると劇的なのかもしれませんよね。

    でも、意識の部分が、ダチョウ! と言いたくなることだらけで、この子は、人間になれるの~?って感じで、くらくらするのですよ。

    今日たまたまSさんに会ったのでいろいろ質問したら、少し納得がいきました。げんちゃんは、まだまだ、現状から、情報をやっとピックアップできはじめた、くらいの進歩みたいで、そこからピックアップした情報を、ほかの情報につなげる、までは、まだまだいってないようです。ダチョウをちょっと抜け出してきた、という最初の一歩にいるみたいですから、そうそう、思ったようなことにはならないんでしょうね~。

    もっと前向きにとらえて、自己肯定感とともにげんちゃんを励まさねばならないのでしょう。

    確かに、テストがとれてきたことだけでも、いろんなことがつながっていると考えるべきなのでしょうね。

    なんせ、落ち込んだときに、文を書いているので、やたらに否定的ですね。笑

    ロボママさんのロボ君の育て方は、いつもほんわかしていていいですね~。
    また立ち上がってがんばります。

  4. ゆうママ より:

    げんちゃん、頑張ってますね!この点数だったら、クラスでも真ん中くらいになるのではないですか?

    うちの息子は社会でこんな点数はとれたこと、ないですね〜。もっとも息子の興味のないところなので、仕方ないと思っていて、点数悪くても気にならないんです。
    そのかわり好きな理科で点数が悪いと、二人でがっかりして、見直します。
    まんべんなく取れなくてもいいのかな?と半ば諦めてるところもありますf^_^;
    でもげんちやんはすべての科目で底上げしてきているんですね。

    息子は6年後半になって生活面での伸びを感じます。修学旅行の準備、入れるものは揃えてあげたのですが、いちいち洋服を「こっちがいい」と変えたり、バッグに詰める時に、「これは最初に使うから上の方にいれよう」とつぶやきながら準備してました。普段のランドセルはぐちゃぐちゃなんですが、これも意識の向け方にムラがあるからなのでしょうね。息子は非日常のことに関しての方が、意識を向けやすいようです。

    公文の先生のおっしゃる「よいサイクルに乗っからない」というのは、ほんと、その通りです。上手いことおっしゃいますね。この子たちに勉強を教えてると、ものすごいエネルギーを使います。普通の子を教えるのはなんて楽なんだろうって思いますよね。わが息子、何人もの先生に匙をなげられそうになってきましたから。わたしも何度も匙をなげては、拾いあげてます(苦笑)

  5. glow-gen より:

    ゆうママさん
    このテストは、たまたまよかったもので、この裏は、20点とか取ってます。一番いいのは、理科社会で、ちゃんと準備させると、これくらいとります。でも、算数は、比例のところも、わかっているというより、パターンを覚えたのだと思います。でも、確かに、パターンを覚えても、昔はできなかったので、進歩しているのだと思います。ぼんやり、ぼんやり、少し輪郭が浮いてきた・・・そんなかんじなのでしょうか。
    お子さんの修学旅行の準備、意識はいると違ったんですね。よくわかります。
    げんちゃんは、認知症のお年寄りとそっくりな認知だと感じます。どこにも焦点があわず、ぼ~っとものごとをとらえているので、とんでもない失敗をやらかすし、幼児でも気にすることを、まったく気にとめることができなかったりします。

    たとえ、少しテストが取れるようになっても、私の危機感は、まったくかわらないのはそのためです。もし、何も横で、サポートせず、好きにさせていたら、げんちゃんは、老人ホームでぼ~っと焦点合わず過ごしているように見える、認知症のおじいさんと同じような表情で暮らしているのだと確信します。

    時々背筋が凍ります。匙を投げては拾う・・・ほんとに、その連続ですよね~・・・でも、最近、げんちゃんの認知が少しリアルにわかってきたので、得体のしれないもの相手だったのが、少しましにはなりました。

    ちょっとずつ私の理解を書いていきたいです。役にたつといいな~と思います。

  6. glow-gen より:

    ?さん
    アドバイスありがとうございます。中学は知的のクラスではなく、情緒のクラスに入ることになってます。内申がつくのかつかないのか、よくわからないので、入る前に話を聞きに行こうとは思います。高校って、私もちっともおもしろくなかったので、好きな進路で、学校に行かずに、もっとげんちゃんのためになる進路でもいいかな~とか思ってます。
    まあ、どうでもいいや~という感じです。高校卒資格いれば通信でもいいし・・・高校浪人でもいいし・・・とかそんな感じで、あまりこだわってません。でも、どの進路もとれるようにできればそれがいいですね。おいおい調べる予定です。
    それと、たとえ、テストが少しとれても、げんちゃんの意識の障害は、はんぱではなく、サポートなしで中学進学させるのは、適当ではないと判断してます。普通クラスでは、自分ですべてほかの子と同様にこなさねばならないので、ちゃんと、支援の子というレッテルをもらって、ハンデのある状態で、普通クラスにいれたいと思ってます。まあ、税金もかけてもらえるわけだし・・・
     つまり、予算かけてもらおう、というわけです。
    どっちにしても、あんまり、日本の教育にはこだわっていないのかもしれません。

  7. glow-gen より:

    Mさん
     高校生になって、壁にぶちあたると、小学生のようにはいかないですよね。ほんと、ママのつらい気持ちわかりますよ。
     最近、意識のことを学んでいます。昔には見えなかったことが見えてきている部分もあります。それゆえに、敵の正体が、すごく強力なことも感じています。

    お嬢さんは、もう学習に意識を合わせる努力ができなくなったんですね。それだけ、今までやろうとしてきた、ということなのだと思います。この子たちの一つの障害は、リアルなことと、理論的に学ぶことが乖離しているという問題があります。リアルなことと、理論とか概念とかを結びつけるような作業をすると乖離が少しなくなってきて、本人の意識が本人の手の中に戻るようなことがあると思います。
     冷たい、という状態をなんとなく理解していても、ほんとに、冷たい、と感じる部分としっかり結びついていないと、自分の意識がとらえどころのないものになります。

     ドローンもそういうトレーニングなのかな、と思います。高さ、奥行き、スピード、そういうものを、自分の五感で感じて、脳に概念と感じ方をセットで格納する。

     勉強も、体験的なことにもっと落としてやって、今まで学んだことにリアルをつけてあげるのがいいのかな、と思います。物語だったらら、演劇だったり、映画だったり、・・・リアルな善意の人たちの中でも経験だったり・・・

    理科だったら、もっと自然の中で実際に体験するとか・・・
    この子たちは、想像以上に、リアルが必要で、ごちゃごちゃになっている情報を、一つ一つ関連付けてあげる、という作業をしてみたらどうだろうか・・・と思いました。

     机の前の勉強は十分やった、ということなのだと思います。しばらくリアル・・やってあげてください。そして、結びつける言葉かけを根気よくつづけてみてください。きっと突破口が現れますとも。がんばって!

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