ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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21歳発達障害、成長の限界を越えて。意識が変わり始めた

げんちゃんの発達障害料理
休みの日には、げんちゃんと、ちょっと新しい料理に挑戦・・・うなぎのひつまぶし・・みょうが、きゅうり、なすの醤油漬けをトッピング

げんちゃんの変化は、外側ではなく内側から始まっている

最近、げんちゃんが本当に変わってきたと感じています。
ただし、それは何かができるようになった、という外側の変化ではありません。げんちゃん自身の、意識の使い方そのものが、少しずつ変わってきたことが大きいのです。  以前のげんちゃんはやる気がなく、その場しのぎで取り繕ったり、物事を短絡的にとらえたりすることばかりでした。

私は、それは、げんちゃんの性格で、変えられない部分なのだと思っていましたが、今振り返ると、彼の意識の表面的な現れだったのだと感じます。

性格さえも変えてしまう、意識の根本的な変化

発達障害とは、『意識の障害』なのではないか、と、私は感じてきました。

ただ、それは一般的な『意識』という言葉で片付けられるものではなく、もっと人間の深い部分、いわば魂の領域に関わるものかもしれないと思っています
昔、S先生に「性格は変えられないですよね」と聞いたとき、先生は「性格も表面的なもので、もっと根本の意識が変われば変わることもある」とおっしゃいました。 その言葉の意味を、今のげんちゃんを通して少しずつ実感しています。 

誰かがいなければ、意識低下したげんちゃんが、自から動き始めた

自由な時間があると、以前は放っておけばぼんやりと過ごし、その後に大きく状態が落ちていました。
だからこそ、予定を詰め込み、外から動かし続けるしかありませんでした。 でも今は、忙しい日々の中に、ぽつんと空いた時間でも、
「琴の練習をしておきたい」
などと、自分から言い、実際に行動に移すようになりました。 琴のレッスンから帰ってきて、自分で楽譜を広げ、難しいところを書き込んでいる姿を見たときは、正直驚きました。
以前なら考えられなかったことです。
しかも、そのような時間のあとに大きく崩れることがなくなりました。これは本当に大きな変化だと思います。 この変化は、外からどれだけ働きかけても得られなかったもので、本人の内側から、心の使い方が変わってきた結果なのだと思います。

調理師学校進学も、去年とは違う意味を持ち始めた

来年の調理師専門学校進学についても、去年とはまったく違う感覚があります。
去年は入学をいったん辞退しました。親に行かせてもらうことを当然と思い、内面の成長につながらないと感じたからです。
でも今は、頑張ればついていけるかもしれない、本人も頑張るだろう、そんな感覚が生まれています。 もちろん、これまでの道のりは簡単ではありませんでした。

IQ55と判定された

高校卒業後受けたIQテストは、なんと、IQ55でした。
そんなはずは・・・と周りも思ったのですが、それが現実です。
意識低下甚だしい時だったとはいえ、普通の人なら、げんちゃんの改善はあきらめるでしょう。
でも、学習ができることイコール、発達障害の本質の重症度では、どうもないようです。
ここはとても難しいところで、私もうまく説明できません。
今でもげんちゃんは、決して学習が得意でもなく、算数などは、まだまだ課題山積です。5回も、自動車学校の筆記試験を受けたことも、IQの低さなのかもしれません。

それでも今、表面的な受け答えではなく、少し不器用でも情緒が安定し、人と穏やかに関われる姿がそこにあります。 彼の受け答えは、あまりとんちんかんでもなくなって、普通の感触になってきています。
何十年も求めてきたものが、ようやく動き出した、そんな感覚があるのです。

ここがゴールではない。ようやく本当のスタート地点

とはいえ、ここがゴールではなく、ようやく本当のスタート地点に立ったんだと思います。
これまでは、どれだけ教えても本人の意識が十分に働かず、身につきにくい状態が続いていました。 でも、今ようやく、自分で考え、自分の心を使って物事を捉えようとし始めています。 これからは、物事の捉え方、考え方、判断の仕方、社会の常識などを、もう一度正しく学び直していかなければなりません。 まだまだ先は長いです。

プラトーを越えて、さらに上昇し続けるという奇跡

一般的には、知的障害や発達障害のある子どもたちは、高校を卒業する頃には、それまでのような成長が見られなくなり、伸びが止まってしまうことがあります。
いやな言葉で表現すれば、頭打ちになる。
原因はいろいろあるでしょうが、その子自身の、生物学的成長のゴールもそれに重なっているだろうし、社会が提供できるプログラムが、大きく成長を求めるものではないと言うこともあると思います。
高校を卒業すると、現状を維持するだけでも大変で、むしろ、それまでできていたことができなくなってしまうケースさえあります。

30代40代になってきたら、甚だしく、低下すると言う場合も見てきました。40代で、まるで早い老化のような状況さえあるのです。
成人してからさらに大きく伸びていくことは、普通の人たちより、決して簡単なことではないと思っています。
ましてや、げんちゃんのように、IQ55という数字を出した子が、二十歳を過ぎてなお、上昇しているというのは、ある意味、奇跡と言ってもいいのかもしれません。
彼らは、落ちないだけでも、立派なのです。

30歳を目標に。げんちゃんの本当の人生はこれから

げんちゃんには、三十歳くらいを一つの目標にして、さらに大きく飛躍してほしいと思っています。 福祉のお世話にならず、自分の力で社会の中を生きていける人になってほしい、そして、ただなんとか生きていくだけでなく、普通の人以上に努力を重ね、その努力が実を結ぶ人生を送ってほしいと願っています。

そのためには、上手な戦略を立てていってやる必要があるのかな、と思います。
ハンデはあります。だから戦略で、少し下駄をはかせる。
次なる戦略を模索しています。

 

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