ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

トップページ

発達障害、認知の異常を治していくやり方


  • 長い文章をやったり、短いものをやったり。分解して箇条書きにして、捉える練習は、短い文章でやる。

発達障害は、認知でずれる。話を聞いていない。

発達障害の認知行動は、とても目が粗いです。
たとえば、こっちの話を、まったく聞いていない。
彼らは、音としては聞いていても、情報として認知していない、ということがおきます。

たった今横で言ったことさえ、聞き逃していることはよくあります。

気持ちの使い方が粗く、音を捉えるときに、耳は捉えていても、心を動かしていないから、脳の回路が動かないのです。
脳を動かして、情報をとらえていくには、気持ちが必要ということです。

普通の人でも、駅の騒音の中で、誰かの声を捉えようとすると、心をその声に集中します。聞き取りにくい時は、かなりの気持ちの入れ方をしますよね。
げんちゃんたちの場合、そういうハードな心の圧をかけないと、普通の場合でもなかなか情報をキャッチできないのだと思います。

げんちゃんのような発達障害は、常時、駅の騒音の中のように、心に圧をかけて、聞こう! とかまえないと、情報が入ってこないようです。
そんなきついこと常時やれるわけもないので、いつもは、スルーしてしまうのでしょう。

しかし、できないか、と言えばそうではなく、やろうとすればできてきます。疲れるかもしれませんが、がんばってトライしていけば、やがては慣れてきます。
そうなると、気持ちを入れ続けて、普通の人たちのように、ある程度、情報をとりこぼさずに暮らしていけると思います。

しかし、それには、やはり、頑張るぞ、!という強い意志がいりますし、段階的なトレーニングも必用です。

注意喚起してから話す

普段の生活では、
「今から言うことは大切だから、気持ちを入れて、とりこぼさないように聞きなさい。いいね!」

なんていう、枕詞をはじめに用いることも、気持ちのスイッチを入れやすくなります。
些細なことのようですが、この枕詞だけで、彼らのマニュアル使用の意識は、準備するのです。

発達障害の子の指導を、木を描くことに例えてみる

また、木を描くことに例えてみましょう。
絵が下手な人に、上手に木を描かせるにはどうするでしょう。
たとえば、木を見て、一つ一つの葉っぱに焦点をあてて、捉えさせる。次に幹や枝の方向に注意を向けさせ、把握させる。さらに、全体がどのように見えるか、影がどのようについているか捉えさせる。
それらができたら、全体を描かせてみる。けっこううまくできたら、今度は、木を見ないで、描かせる。

どうでしょう。とりあえず、木といいうものの、基本的な描き方がわかるのではないでしょうか。

なんだかそんなことに似ています。

それと同じことを、日常の些細なことにおいてもやらないといけないということです。もちろん、問題を解く時も同様です。

自身が、昔、自閉症と診断されたという、知り合いが、

「私たちは、物事を理解するのに、まるで、一つ一つ、舌で舐めるように、理解していく。」
と言っていました。
普通の人が、直線で、さっと離れた点を結べるのに対し、彼らは、小さなビーズを、つないでいくように、点と点がつながる、のだそうです。

げんちゃんが、小学低学年の頃聞いた話です。(ゆうゆうさんのカテゴリーにあると思います。)

今ならわかるような気がします。

どちらにしても、普通の人に理解させる手法より、幾重にも、手間がかかるということでしょう。

思いつくままに、書いてみると、

分解してとらえさせてやる
(例えば、文章題であれば、一つ一つの文章の意味を箇条書きで、書かせるということをさせたりしています。 )

例えを使って、具体的に説明する
図にしてやる(図を書かせる)マインドマップも有効
メモさせる (とにかく字を書くことで、注意が向く)
同じ事象を、違う例におきかえて説明する。

○○ってことはどういうことなの?
と、長い事柄を、一つ一つ区切って、質問しながら、確認していく、というのも、分解するにはいいと思います。。

とにかく、さっきの木の話に例えたら、木には葉っぱがあるということを、認知していなかったりするわけで、葉を、一枚一枚取り出して、スポットを当てていくことが必要なのです。

そして、ある程度パーツパーツで捉えられた、と思われたら、もう一度全体にもどって、今度は、違うパターンをやったり、全体を説明させたり、書かせたりします。

さらには、また翌日、もう一度同じようなことを、やって入れていくとよいですね。

まあ、わかるように、何度も何度も、鬼のようなめんどくささです。

それでも、こういう訓練を地道にしていくことで、捉え方の訓練ができます。

しかし、本人に、真剣にやるゾ~、という気持ちのあるなしで、成長のスピードはかわります。げんちゃんは、なかなかそこがクリアしません。(´;ω;`)
これは、げんちゃんと言う子の、性分で、甘えでもあるな~と思います。

公開コメント 承認後公開

  1. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    非公開Fさんへ
    げんちゃんが中学の時くらいから、読んでくださっていたんですね。ありがとうございます。
    お子さんは、大学生、しかも、数学と物理が得意。
    そこだけで垂涎の的ですが、ソーシャルにおける心配事は、確かに捨て置けませんよね。

    げんちゃんとIQも全然違うし、ちゃんと大学で、一人暮らしも、学業もついていけるなんて、すごいことだと思いますが、それゆえに、友達ができない、コミュニケーション能力が低い、というのは、なかなか心配です。

    溝になっている項目というのは、本人が、価値を置いていないところがあるように思います。
    友達ができなくても、あまり気にならない。一人でいることを楽しめる。そうなると、自分がなぜ、友達を作れないのか、と言う点に、焦点を当てることは少ないでしょうね。

    今はそれでいいかもしれませんが、社会人になった時に、最低ラインのソーシャルがなければ、得意なこともなかなか生かせなくなるので問題です。

    まず、それではいけないのだ、としっかり本人が自覚する必要があるのではないか、と思いました。
    げんちゃんも、自覚がないから、そこに注意が向きませんから。
    しかし、げんちゃんの場合、自分がどれだけ世間様とずれているか、それによって、どれだけ、周りが迷惑しているか。(家族はほんとに迷惑しているわけで・・・)それを、常に常に感じさせる演出をしています。
    やたら、それでも別にいいんだよ。的な人はよせつけず、なぜそうであってはいけないか、ということを入れて行きます。
    入れ方は、お子さんによっても違います。プライドの高い子なら、あたまごなしではだめかもしれません。

    ただ、自分が得意で、人よりできるようなことがあると、やけに、プライド確立していて、自分の弱いところを努力して改善していくべき、となかなか、思えない人も多いです。

    だから、ほめるだけの育児が危ない点はそこなのですが・・・

    大学生ともなると、親の言うことはなかなか聞かなくなるのかもしれませんが、人として、何が足りなくて、どのようにすべきか、それこそ、事例をあげて、分解して、何度も何度も入力する必要があるかもしれませんね。
    また、アルバイトなどもやって、経験を、こちらで常に言語化してやって、自身の変革を、自ら希望するように、仕向けて行くのもひとつかもしれません。

    しかし、どちらにしても、母親だけではなかなか、大変な作業ですね。
    社会に出る前に、多少の自覚ができて、がんばってみよう、と思ってくれるのが、一番の改善の道ですよね。そもそもの思いがないですからね~。

  2. F より:

    お返事ありがとうございます。
    なるほど!本人は一人のほうが気楽だしこのままでもいいって思っていそうです。
    私だけが常に交遊関係を気にしてます。グイグイ来てくれる子や逆に会話がなくても平気な子とだけ遊ぶ感じです。会話が苦手で相手に対してこんなこと言ったら失礼かな、とか聞いたらいけないかなって思ってしまうようで、自分から話せないといっていました。空気が読めないから加減がわからないんでしょうね。
    本人は自分が勉強が出来ると思っていないし、欲もあまりなく大学も工学部ならどこでもって感じで私と塾の先生とで意見を出した感じです。私はどちらかというとダメ出しをしてしまうほうなので自信をなくさせてしまったかなって思っていて、それで大人しすぎる子になってしまったのかもと心配してました。
    バイトとか留学とかで変わってくれるといいのですが。

  3. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    Fさん
    お返事ありがとうございます。
    >会話が苦手で相手に対してこんなこと言ったら失礼かな、とか聞いたらいけないかなって思ってしまう。
    まったく話す気がないのではなく、苦手意識があるってことですから、ほんとに希望がありますね。
    それを、少しずつ克服するように、トライ&エラーを、修正してあげる環境を作ってあげれば、よくなっていくということではないでしょうか。
    お母さんが、その都度しっかりアドバイスしてあげたり、信頼できる大人にアドバイスもらえる環境を作ってあげたりしたら、少しずつできるようになるんじゃないかな、と思いました。
    それから、いつも、人として何が大切か、と言う軸を持つように指導してあげれば、少しくらい、テクニックで失敗しても、良い人間関係が作れると思います。
    ダメ出しも、人として何が大事だから、そう言うのか。視点をいくつもかえて説明してあげたらいいのかもしれませんね。
    小言と片づけられるようなことでも、ちゃんと意味があるわけですし。
    どう生きることが大事なのか、そういう視点で、人間関係もアドバイスすると、小さいことで振り回されないような気がします。

    げんちゃんなどは、相手に、失礼かな、なんていう客観的な視点はまだないですし・・・・・
    すべてにおいて「別に~」と言う感じなので、スタート地点から、空っぽ感があります。
    息子さんは、はるか高いところにいらっしゃるので、何かのきっかけで、ぐんと伸びる可能性もありますね。また成長お知らせください。楽しみにしております。

  4. F より:

    丁寧なお返事ありがとうございます。
    会話の中でアドバイスしているつもりなのですが、失礼かなって思うポイントがズレてるというか、普通の会話なのにそれを失礼かもって思ってしまうんだ!とびっくりすることだらけです。感情のズレが激しいです。これが相手の気持ちがわからないとか、空気が読めないってことなのかなって思ってます。

  5. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    Fさん
    そうでしたか~。それでも、げんちゃんなどは、それを言語化できていないから、なかなかずれを把握できないことが多いです。
    言葉にだしてくれるというのは、ほんとに、改善の余地がありますよね~。うらやましいです。
    時間のある時は、図説とかしてあげると、把握しやすいかもです。また、教える前に、どうしてそう思うの?なぜ?
    と、彼の世界観をまずさぐっていくのも大切ですよね。それに時間をさくと、どこからせめるべきか、わかるのかな~と思って読みました。
    そのうえで、
    自分が逆の立場で、他のパターンだったら、とか・・・
    何度も図説してやるとか、同じことを、次のパターンの時も重ねて言い添えてやるとか、あの手この手で理解をうながすといいのでしょうか。
    あとは、さまざまなところで、いろいろ体験させる、というのもいいですよね。
    その時は、事後の反省なり、言語化の時間を持つといいですよね。うちは、Sさんにも、伝えて、どう指導するか、アドバイスしてもらったりしています。
    しかし、どちらにしても根気勝負です~。本人に、改善したいという思いがあれば、しっかり良くなっていくと思います。グレーのお子さんは、げんちゃんから見ると、ほんとすごいの一言です。

  6. みかんママ より:

    高校入学し、本格的に部活がはじまりました。
    150人以上の部員で、1年生だけでもAチーム〜Dチームまであり、かなりシビアです。

    中学はクラブチームでしたが、クラブチームっぽくないゆる〜いチームにいたので、本格的な体育会系は初で心配しましたが、本人は意外と楽しいそうです。

    監督がきたらダッシュで集まり、先輩や親にも挨拶するし、バッグなども綺麗に整頓し並べてます。

    監督の言うことや部活の予定などもちゃんと聞いてきます。
     
    毎日通学で、往復3時間以上、毎日部活練習あり、さらに最近は朝早く行って自主練もするようになりました。

    厳しすぎる環境で不安でしたが、今のところ、順調に通ってます。
    友達もたくさんできました。
    なんとか無事に高校卒業できればいいのですが。

  7. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    みかんママさん
    すごいですね~。お子さん、サッカーという切り口で、確実に成長されていますね。
    厳しい環境も、好きなことだから、こなしていける、というのは、IQも高いし、そもそもの基礎能力があることを感じます。

    サッカーを通して、ただ技術だけじゃないくて、礼儀や、友達関係や、さまざまなことを学べるというのはいいですね。

    げんちゃんは、これといった得意なこと、好きなことがあまりないのが悩みですね。
    それで、色々与えてみてひっかからないかな~と、こっちも必死です。
    名付けて蜘蛛の巣計画。
    どっかでひっかかってくれるかもしれない。

    最近、お琴を習わせました。ピアノより、好きだったようで、毎日少しずつ、言われないのに弾いています。
    彼はどうも弦楽器の方が好きだと言うことがわかりました。
    まあ、最初だけかもですが・・・

    高校生活あっという間ですよ~。げんちゃんは、卒後の計画、まだぜんぜん立っていません。

非公開コメントはこちら

コメントを非公開にしたい方はフォームで直接メッセージください。お返事はコメント欄にいたします。

    タイトルとURLをコピーしました