ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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げんちゃんの新しいアルバイトは皿洗い


写真は、げんちゃんのものではありません。

相変わらず苦手な計算

げんちゃんはスタジアムで、夕方から10時くらいまで、働きました。
帰りが遅いので、迎えに行ってやりました。

最初に電話があった時、
「お母さん、交通費って聞かれたんだけど、どうすればいいの?」
と言いました。

電車とバスを乗り継いで行くとすると、・・・と、計算してやりました。
さすがに、今日は高校から来たとか、帰りは親が車で迎えに行く予定・・とか、そういうことをごちゃごちゃ考えたら、何を言えばいいのか、わからなくなるのもしかたがないでしょう。

とはいえ、たとえば、最寄り駅から、電車とバスを使って通ったと設定したとしても、げんちゃんは、さささっと、合計を答えることなんて難しいな~と思います。
かろうじて、片道ならすぐにわかるかもしれません。でも、それを、普通の人のスピードで答えるのはかなり困難です。まあ、普通なら、それくらい、人に言われなくても計算しているんでしょうね~。

少しマシになったとはいえ、げんちゃんの鬼門は数、計算です・・・
担当者を前にして私に電話してきたので、まあ、とりあえずなんとかなった。そういうのも、生きる知恵・・・

社会に出たら、計算も逃げて通れない

でも、げんちゃんがさけたい数の計算も、逃げることはできないんだ、ということを、社会に出ると、あらゆるところで、認識せざるを得ません。いいことです。

第一、スタジアムの仕事が決まった時、私は、売り子だったらどうしよう、とあせりました。まあ、ないだろう、とは思ったけれど・・・
その場で注文され、即座に計算してお金の受け渡しをするなんて、げんちゃんにできるはずもない!

まあ、しかし、それをネタに、びびらせたら、げんちゃんマジにあせって、私が出す問題に、必死で取り組みましたね。ははは・・・・・泥縄式計算勉強・・・こりゃいいわ!

「ビール、380円で3本頂戴!いくら?」
「え~っと・・・300かける~3で900。え~っと~、はっさん24で、924円!」
「あほか~。380円って言ってるのに、どっから4円がくるんかい!」

最終的には回答にいきつけど、ほんとに、いい加減にしてくれ~って感じの計算力です。

会話力がないからか、それ以前に、感じる力がないのか・・・

さて、お客もひけて、ずいぶん遅くなって、スタジアムの職員通用口あたりに迎えに行きました。げんちゃん、例によって、なかなか出てきません。広いスタジアムとはいえ、何してるんだろう・・・場所がわからないのかしらね~・・・。40分くらいたって、やっと出てきました。

「何してたの! おそ~い。」
「広いんだよ・・・」
「またトイレとかで、ぼさ~っとしてたんじゃないの? 仕事何やったの?」
「は~疲れた~。ひたすら、皿洗い!」
「ひたすら? 皿洗いだけ? お料理作ったりの手伝いはないの?」
「ない。ああ。つかれた~・・・」
げんちゃんは、助手席に乗り込んでぐったりしています。

仕事は、食事を作る部署だったようです。そこの洗い場でひたすら皿洗いと、皿拭きをさせられたようです。
6時間近くの皿洗いって、考えただけでも大変そうですね~・・・根性はあるな・・・

「同じ仕事の人は、何人いたの?」
「二人。」
「話した?」
「まあ、○○高校って言ったら、知らないな~って言われた。」
「相手は大学生?」
「ちょっとわからない。」
「お菓子と唐揚げを食べてもいいよ、って言われた。」
「その子に?」
「いや、違う人?」
「職員の人?」
「まあ、たぶん。」
仕事の間に、多少おやつの時間があったのか。

げんちゃんの話は、あいかわらず、ぽつりぽつりです。
「中を歩いていくのが面白かったんだよ。広~いリビングみたいな観客席があって、野球が見れる。」
「野球見れたの?」
「見れなかった。」

げんちゃんから収穫した話はこの程度。ほんとに味気ない・・・

そういえば、修学旅行の話だって、
ブログに書くのも、ネタ切れになるほど、味気ないです。

たぶん、たいがいのものは捨てられるのでしょうね~・・・

まあしかし、なんとか初日、遅れずに、持っていった通帳のコピーを出したり、書類を書いたりも、なんとかこなしたのでしょうね。とてつもなく汚い字ですが、なんとかなったのでしょう。
職員通用口から受付を経て、自分サイズのユニフォームを探し、身に着け、ロッカー室に行って荷物を置く。
事前に説明を受けていた段取りを、なんとかやったから、仕事にたどりついているわけなので、まあ、よかったな、と思いました。

とりあえず、仕事では、大きな失敗はなかったのでしょうか。わかりません・・・・ブラックボックスです。
帰ってげんちゃんは爆睡したことは言うまでもありません。

公開コメント 承認後公開

  1. ゆうママ より:

    福岡ドームでのバイトができるって、げんちゃんすごいですね!
    いろいろ躓きながらも、労働をしてその対価を得てるのが本当にすごいことだと思います。

  2. ゆうママ より:

    続きです

    息子は春休みに入ってますが、もうぐだぐだです。げんちゃんみたいにバイトをさせてみたいと思いつつ、そんな勇気と行動力がないです。

    もう高3なんですよねー。不安すぎます。
    高卒で就職するほうが就職しやすいようですね。就職希望の子たちは新年度から動き出すみたいですが、息子は就職希望は出していなくて中途半端です。

    春休み、何をやらせたらいいのかしら?もはや座学はあまり意味がないですよね。今思えばその方が楽だったかもしれません。今は塾にも行っていないので、伴走してくれる人がいなくて、なんだか見放された気持ち。孤立した気分です。

    ちゃんと働ける人になって人生楽しんでくれるのが目標です。

    • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

      ゆうママさん
      コメントはじかれたみたいですみません。
      高校時代は、勉強だけしていても、わが子たちには不完全ですね。普通の子でもそうでしょうけど・・・

      とにかく、心を動かすというのが、大きな指導目標ですから、体験を積ませる必要がありますよね。
      お金を出して色々させてきましたが、そろそろ、お金をもらう厳しい立場にさせなきゃ・・・というのが今のげんちゃんです。
      お子さんも、案外、最初のドアを開けたら、バイトもできるんじゃないかな~と思います。
      最初のドアがですね・・・ほんと勇気がいりますよね。

      インディードで探しましたよ。短期のものはあまりないですね。
      高校出て、いきなり就職はどうかな、と思っています。アルバイトと勉強、でしょうか。
      そうだ、子ども食堂とかのボランティアスタッフとか、そういうのから始めたい、と昔思って、ググったことがありました。残念ながら、近くに子ども食堂がなくてかないませんでしたが。そういうちょっと中間的な仕事から始めるのもいいのかもしれません。確かに、ママのロビー活動がいりますよね・・・
      そういうビジネス始めるといいかもですね~。障害を持ったお子さんのお母さん方が助かりますね。あるといいな~、というものが、この子たちを育てているとたくさんありますね~。
      高校出た後のことは、まだイメージできません。とにかく、頭を使わないとできないような仕事にどんどんシフトしていって、あらゆることをさせたいと思います。
      皿洗いはあまりぱっとしません。忍耐は覚えたでしょうか。サービス業をたくさんさせたいです。必死で頭使わないと、ちょんぼしてしまうような緊張感の中に放り込みたいです

  3. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    ゆうママさん
    そうですよね~。昨年の夏は、とりあえず、アルバイトができた、ということも想像できなかったことでしたよね。
    発達障害が、気持ちの入れ方の問題ということが、ほんとにわかります。
    仕事をまじめにとりくまないと、という思いがあれば、普段より数段上の力を発揮するんだと思います。
    親への依存があると、なかなかパフォーマンスが出ない、ということでしょうね。
    だからといって、サポートの手を放すわけにもいかず、匙加減ということなんでしょうね。

    仕事をはじめてから、やはり、多少は自立心が芽生えてきてるのは感じます。とはいえ、相当アップダウンがあって、ひどい時はひどいです。

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