催促すると、修学旅行先の北海道の時計台の写真が送ってきました。
げんちゃんがいないと、普段の発達育児のストレスがよくわかる。
修学旅行、集合場所の福岡空港についたら、写真をラインで送ってね。
無事、出発場所に合流できるか、少し心配だったので、私は出がけに、げんちゃんに言いました。
しばらくして、げんちゃんから、空港で集合している1枚の写真が送られてきました。
よかった! 一応、ちゃんと出発できそうね。
私は、げんちゃんのいないパラダイスに突入です。げんちゃんがいないと、いかに、私のエネルギーの多くを、げんちゃんが吸い取っていたかよくわかります。いつも、頭の何割かを占めているげんちゃん。そうですね~。パソコンで作業するときに、後ろで、他のアプリががんがん作動しているようなものです。
とくに家に帰って、げんちゃんに向かえば、げんちゃんに、常に圧をかけたり、指導したり、会話をうながしたりしないと、
彼の精神生活は、認知症の老人のように、ぼんやり、適当です。
私のタスクは、表の仕事だけではなくて常に、裏で作動しているげんちゃんタスクで、メモリー一杯に動いているようです。げんちゃんがいないと、それがよくわかります。
げんちゃんは、旅行の前日、殊勝にも
「あ~、明日緊張する~。」
と漏らしていました。
げんちゃんでも、緊張して、少しは気持ち使おうとしてるよ!と、びっくりしました。
ラインにメッセージくらい、送って来いよ。みんな心配しているんだから・・・
でも、集合の写真を1枚送ってきたのを最後に、初日の北海道では、待てど暮らせど、ラインにメッセージも写真もない。もうすっかり、目の前のこと以外は、消えちゃったんでしょうかね~。
普通の高校2年生なら、親のことまで気が回らないのもしかたないし、うざい、くらいのことで済まされますが、げんちゃんの場合は、まだまだそういう偉そうな気持になるのは早すぎます。
失敗が多いのだから、やはり、私に連絡をとって、ある程度自分を正しい位置にもっていかないと・・・これは好き勝手やっていい、なんて思うのは早い。
S先生にもラインで報告するように、と言われていたようですが、あっちにもなしのつぶてです。めんどくさいことは、やらずに逃げようというのか、余裕がないのか・・・
とうとう、私はげんちゃんに電話しました。
「ちゃんとライン見てね。メッセージ入れてるよ。それから 写真を送るようにお願いしたよね!」
写真撮るのも、メッセージ送るのも、合間にできるでしょうに・・・
そうすると、北海道の時計台やら、小樽運河の周りやら、数枚の写真が送ってきました。
当然解説もないし、言われたから送った、と言う感じです。言えばやるけど、自分から、もっと気の利いた行動できないの?って感じです。
コミュニケーション力がない、受け身のげんちゃん
しかし、どの写真にも、当の本人は写っていません。
普通の子のように、
一緒に写真撮るよ~、とか、ちょっとシャッター押して、とか、気楽に友達に持ちかけることができていないんだろうな~。と思います。
第一、自分が写った写真を撮ろうという頭さえないんじゃないだろうか。
げんちゃんは、いつもの電信柱のように、ただ、学友たちにくっついて旅行しているだけなんじゃないでしょうかね~。
うまく会話も運べない。相手の働きかけにだけ反応して、あとは、ぼけっと、気の利いたことも言えないんじゃないかな、と思いました。
そのことをまた電話で言うと、たった一枚、ホテルの3人部屋で、3人がチーズした写真が送られてきました。やりゃできるやん!
まあしかし、帰ってきて、本人が映った写真は、この1枚だけで終わりそうで怖い!
まあ、そんな風で、毎日1回は、電話入れています。言うことは、毎回同じ。
「写真送ってね、友達に自分が入った写真撮ってもらいなさい。今何してるの?」
言わなければ平気でやらない・・・
それでも、職場の仲よしの年配のスタッフには、1度気の利いたメッセージ付きの写真を送っていました。
何を考えているのか・・・・、
できるようになったことでも、なんかこう、普通の常識的な、なめらかな行動ではない不協和音がつきまといます。なんなんでしょうね~・・・
げんちゃんとの電話やラインのやり取りも、なんか、ストレスフルです。
公開コメント 承認後公開
げんちゃんの時計台の写真、とっても上手ですね!構図がしっかりしていますから、物の捉え方が分かっているのだと思います。
しかも、その気になれば、友達とチーズの写真を撮ることも出来ますし、合格点なんじゃないでしょうか。
もちろん、約束通りメッセージや写真を送ってほしいところですが、きっと、げんちゃんは、目の前のことに集中して頑張っていたんじゃないかと思いました。たぶん、こういう非日常の場面はホテルのアルバイトと同じで、げんちゃんは意識を入れるような気がします。
となると、帰って来てからは、その疲れで意識が下がって、ママがあきれるの巻になりそうな気がします。しかし、そうやって、だんだんだんだん、げんちゃんは少しずつ少しずつ前進して行くのですよね。
ザルに水分がつくくらいの感じというのは本当かもしれませんが、乾いていたザルが湿ったことには、変わりないので、コツコツコツコツやっている結果は出ていると思います。
だいたい、げんちゃんが、支援なしの修学旅行で友達とチーズの写真を撮ってライン出来ている状況は、やはり、ザルが湿る程度ではなく、ちゃんと大事なことをすくって来た結果なのではないかと思います。
長年の読者さんは、そう思って驚嘆していると思います。
Takekoさん
お名前のところ変更できたので変更させていただきました。
ありがとうございます。
Takekoさんとの交流もずいぶんですね~。ほんと、小学生の頃からいろいろアドバイスしてくださって、いつもなるほどな~と思って読ませていただいています。ありがとうございます。
たしかに、げんちゃんの最初は、小学校1年だったか、サッカーの合宿が最初。もうはらはらどきどき、先生に特別サポートをお願いしてからのスタートでしたね。
もちろん、準備はほぼ全部こっちだし、集団の合宿なんてできるわけもなし。それでも、先生がぜひに、と言われるので、恐る恐る参加させました。
そういう状態は、何年も続きました。
あの頃の私が、今回のげんちゃんブログを読んだら、
「すごいですね~。サポートなしで参加できるなんて、」
と言うかもしれませんね。確かに。
何もやっていないげんちゃんがもう一人確認できれば、感動するかもしれません。
しかし、修学旅行帰ったらぬけそうですよね~。
すかさずバイトでもあるといいのですが、あれから春休みの予定が全く入りません。
やはり、じんわりと首になっているのかも・・・笑
次なる春休みのバイトの申し込み先を用意して、げんちゃんが帰ってくるのを待っています。笑
時計台の写真は、げんちゃんの写真にしてはまともです。
いつもでたらめで、何が映したいのかよくわからない写真が多いです。
焦点のずれは、写真にまでも現れていますね~。
さて、次は、お土産を的確に買えているかですね~。中学の修学旅行は、ひどかったです。確か、私たちには、一人用にしかならないお菓子が一つ・・・なんか、覚えてないですが、ほとんどなかったです。
お姉ちゃん用には、なんか買ってましたね~。
そういうのもソーシャル能力ですよね。しかし、自分が映った写真は、あれ1枚に、なりそうな予感がします。また、帰ってもぜんぜん土産話しないげんちゃんです。過去も根ほり葉ほり聞いても、大したこと言いませんでした。
たぶん、気持ちにひっかからないんでしょうね~。捨て去らないうちに、たくさん聞き出して、作文でも書かせないことには、いつものように、また消えてしまいそうですね。
今晩帰ってきますが、そのまま寝せたら、すべて消えてなくなりそうで怖いです。
スミマセン!先ほどのコメントは匿名で送信していまいました。
そろそろ帰ってきた頃でしょうか?
げんちゃんらしいなぁって思いながら読ませていただきました。
息子は昨年秋に修学旅行に行ってきました。全員が同じところに行くのではなくて、いくつかに分かれて行きたいところに行くという旅行。
選択肢の中には北海道や沖縄県もあったのですが、息子は東京を選びましたよ。東京の鉄道を見たかったみたいですが、小集団行動なので当然ながら思い通りにはいかず…でした。
げんちゃんとは対照的にちょっとしたことで何度も何度もラインで聞いてくるんです。
小グループ行動で、そのグループで食事もとるのです。回転寿司に行ったみたいで、自分がいくら払ったらいいのかとか、
クーポンをもらったのに、そのクーポンを上手く使えなくて無駄にしたりだとか。
ディズニーシーでは、自分が乗りたくないのは乗らずに待ってるとか…を伝えてきました。
とにかく事細かにラインがくるので、あまり開放感はなかったです。
友だちとの写真は一枚もなかったですよ(涙)グループをうまく作れない子たちで作ったグループみたいな感じだったのだと思います。それでもなんとか3人でいろいろ回れたみたいで、たぶんいい経験になったのでは、と思っています。
私が見てたら口出ししたい場面が山ほどあったはずです。でもいつかは私以外の人に相談したり教えてもらいながら行きたいってもらいたいので、どんくさくても、格好悪くてもやっていってほしいと思っています。
きびしい世の中ですけどね。
ゆうママさん
そうでしたか~。しっかり聞いてきたんですね~。ほんと違いますね~。それぞれ。
げんちゃんは、そもそもかなりいいかげんです。いい加減ででたらめなのに、べつに~って気にしない。
だから、旅行の前の日、緊張する~と言ったセリフに違和感を覚えてしまいました。
お前でも緊張するんかい! って。
s先生によると、けっこういろんな場面で、てんぱったり、緊張したりしているらしいのですが、そのあとの行動がなく、固まって、とんでもないことをしでかすだけのように思います。
緊張して、しっかり聞いてくる、なんて、ちょっとうらやましいです。
げんちゃんは、東京でもんじゃを食べに行く、と言っていた(かけた電話で)時も、団体でバスに乗っていました。数人で行動したのでしょうか。
呑気に構えていた私より、S先生は心配していらしたようで、北海道まで呼び出されなきゃいいけど、と言っていました。
てんぱったりすると、とんでもないことをしでかすげんちゃんなんだ、と改めて思いました。
でも、修学旅行というのは、成長の場ですよね。
おみやげについて、ちょっと多めに買っておいで(中学の失敗があるため)と書いて送ったら、白い恋人シリーズで全部固めてきた模様。
週一の塾の先生が、スパイファミリーのファンなので、白い恋人スパイファミリーデザインというのを選んだと書いていました。
少しは、相手のことを考えたんだな、と思いました。その程度のことでも、げんちゃんには、成長ですよね・・・
今日帰って、何買ってきたのか、ちょっと気になります。
げんちゃんはバイトもやってますし、周りの人に聞きながらできているのだと思います。
息子は些細なことでも私に聞いてきます。途中雨が降ってきて、レインコートを買いたいけど、SがいいかMがいいかまで聞いてきます。つまり自分で考えようとはしないのです。
お土産にディズニーのクッションを買ってきてくれたのですが、その色も聞いてきましたね〜。これはよかったけど笑
ちなみにお土産は家族分だけでしたけど、それで十分だと思っています。
これまでいろいろ指示しすぎたのか?圧をかけすぎたのか?考えることを放棄してる感があります。
こんな調子では、運よく仕事に就いても、何かあるたびに私に聞いてきそうで、仕事は難しいのではないかと心配しています。
ゆうママさん
なるほどー。考えずに聞いてくる。たしかに、うちも、そういう場面がありますね。
そんなこと、わかるやろ~❗とか、なんで考えないの? と注意することもありますね。
でも、聞くべきてしょということを、平気でスルーすることのほうが断然多いです。先日駐車場の車の中で待たせているときに、私が自分の車の場所がわからず、車の前を通りすぎて違う方に行ってしまったことがありました。
声をかけてくれたらいいのに、知らん顔でした。聞くこともですが、自分には関係ないとする気持ちが多いです。
お土産は、とりあえず、合格でした。しかし、自分のものは、何にも買ってませんでした~‼️
中学の時は、龍の置物とか買ってきました。
たぶん、先生が横で、自分の物は何か買わないの?なんて聞いたのかな?と思いました。