自分でアイロンかけをするげんちゃん
2月もそろそろ終わりに近づいて、高校2年生の暮らしも終焉が近づいているげんちゃんです。
ホテルの仕事も、ぽつりぽつり入って、それなりに慣れてきたようでもあります。
毎回、
「今日はトラブルなかった? 指導受けた?」
と聞くのですが、
「なかったよ。」
と言う・・・(一人で二つのテーブルを担当したとか言うのだけれど・・・100人を5人で給仕したりするらしい。)
体操教室に行き、昼から1時間ちょっと学習塾で勉強してから、繁華街にあるホテルで、5時半から9時半まで働きました。
さすがにぐったりして、11時すぎに帰宅しました。
帰ると、食事してソファーに突っ伏してなかなか動けません。
まあ、しかたないか・・・
日曜の朝になって、げんちゃんはのっそり遅く起きてきて、何やら支度をしています。
あ~そうか~。今日は、月に2回のデッサン教室だ~。
なんと、しっかり覚えていて、自分で用意して行ってしまいました。
めずらしく、げんちゃん、仕事の後も大抜けせず、気持ちをそこそこ保っていたのかもしれません。
だとしたら、ほんとにちょっとずつ、成長しているのでしょうかね・・・
それに、仕事の朝、洗い立てで、しわが目立っていた白いカッターを指摘したら、自分でアイロンをかけて準備しました。
は~。アイロン自分でかけられるようになったか~・・・とちょっと感無量。なんせ、中学の時から、必死でアイロンかけ教えてきたものです。最初は、ひどすぎて、吐き気がしましたから・・・
そういえば、数日前に、何年振りかに尋ねてきた親戚の女性に、げんちゃんは、自分から挨拶して、自分は、今ホテルでアルバイトしているんだ、と、世間話をしていたようです。
「げんちゃん、すごい成長したよね~!」
ちょっとした驚きを感じたようでした。
少しずつ少しずつ変化してるんだろうな~と思います。まあ、しかし、抜けるとひどくて、3歳児もまっつぁおになるげんちゃんなので、完了形とはいきませんが、気持ちが入っているときの状態は、確かに上がっています。
人生初めての100点
さて、定期試験が帰ってきました。英語が30点という、ひどい点を筆頭に、60点あたりをいくつかとっています。
なんたって、超簡単、量も少ない試験です。
(中学の低成績児を集めて、超簡単な基本だけ教える目的で作られたような感じのテスト。小学校の塾でやる基本問題のテストくらいかな~。)
もちょっとできてもいいんじゃ、とは思いますが、昔は、横であれこれ詰め込んでやらねば、試験の形にならない、という中学時代だったので、それを考えれば、自分だけで勉強して、テストにいどめるだけ、すごいことなのかもしれません。
そして、生物で、人生初の100点をとっていました。
中学のテストよりも、量も内容も簡単なもので、タブレットに配信されるノートをそのまま暗記すればできるテストではあります。でも、100点というのは、気持ちを抜いていたら取れません。なんせ、覚えたものが出てこないげんちゃんです。生物はとりあえず、気持ちを入れて、タブレットノートを覚えたのでしょうね。
褒めればすぐ、のぼせ上って落ちるので、あまり褒めることもできませんが、ちょっとうれしかったです。
しかし、高校はあと1年しかありません。げんちゃんの1年は、最初と最後はまったくかわります。
とはいえ、普通の子のような安定感は、まったくありません。
1日1日が大切だと思います。
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げんちゃん、テストもアルバイトもすごいですね。
アルバイトでは、他の人たちに混じって普通にこなしているのでしょうか?
先日、専門学校のオープンキャンパスに行って来たのですが、うちの息子はやはり普通の人たちの中に入ると違和感があると、改めて思いました。これでは就職は難しいなぁと思いました。やはり、安定した職につくためには、そつなくコミュニケーションがとれることが大切なのだと実感しました。もっともそれを上回る専門性を持って人は別ですが。
そんなわけで、さて次の一年をどうしようかと思いあぐねてます。
げんちゃんはアルバイトの経験で、安定した職につくイメージを持てるようになりましたか?息子は全然持てないです。障害者枠も視野に入れておいた方がいいのかも、と思っています。
ゆうママさん
オープンキャンパスで、他の子に交じってお子さんを見た時に、違和感があったというお話で思い出しました。昔げんちゃんは、ただそこにおいとくだけで違和感がありました。
なんだろう、視線の向きが違うんですよ。顔のしまりもなくて。
でも、今は、ただそこにいるだけでは違和感はなくなっています。
ただ的確に動かないといけないところになると、必ずやらかしますし、抜けています。
げんちゃんが、なんとかなっているのは、余分なことをしない、ということなんだろうな、と思います。
わからなくても、あまりアクションもおこさないし、電信柱です。
しかし、げんちゃんより、しっかりしたお子さんでも、余計なことを言ってしまう、とか、きょときょと色んな情報をとらえてしまう、とか、余分な動きが出ると、あれ?
ということになります。
げんちゃんよりいろいろできるな~と感じる、お友達のだいちゃんは、どこかきょときょとしていて、しゃべりかたも、げんちゃんより独特。瞬時に、あれこの子は違う、と思われてしまいます。そこだけなんとか治せれば、もっと世界が広がるな、と感じています。実際は、げんちゃんより、コミュニケーション力があります。
お子さんは、アクションをおこさなければ、そこまで違和感はない。でも、しゃべったり、動きをすると、違和感が生まれるのでしょうか。
げんちゃん、初めてのアルバイトの時、なんとか、黙っていれば、そう悪目立ちしない・・・そういう感じぎりぎりでした。ばれるだろうな~、と思いつつ面接に行かせたら、面接は、たいして会話なしで、即採用になって、なんとかなりました。・・・
アルバイトや面接を重ねるにつれて、少しずつ全体に上がってきているのかもしれません。
やはり、経験を少しずつ積ませながら、内面も鍛え、学習も少しずつ・・・ほんとに1ミリずつ進むような感じです。
厚化粧してごまかしながら、なんとか、ベースを底上げしているようなげんちゃんです。
障害者枠、というのはどんな仕事があるのか、まだ調査していませんが、ステップアップの最初に使うのもいいのかもしれません。ただ、周りの対応が、障害者という対応になってしまうと、違った要素も加味されたりしてくるのかな~と思ったりします。
高校生の間で、アルバイトができたことは、これからの方向性を考える上には役立つ気はします。あと1年あるので、色んな経験させられるといいですね~。
生物で100点を取れたなんて、げんちゃんスゴいですね!
これは、ホテルの仕事との相乗効果ではないでしょうか。たくさん頭を使い、意識レベルを長時間高く保つ練習をしたので、能力が全体的に底上げされたのだと思います。
げんちゃんにとって、こちらの仕事は色々な意味で合っていたのですね!
まず、ホテルという場所が綺麗で素敵な空間であるために緊張感をもたらしますし、服装も蝶ネクタイをつけて気持ちがピリッとしますから、意識が上がりますね。さらに、改まった場所で人前に出るということも意識を高めますね。しかも、げんちゃんがそれを「好き」であるということが、よりモチベーションをアップさせていると思います。
なんだか、こちらもワクワクして来ました。最初は読ませていただく度に正直どっと疲れていたのですが。笑
こちらも今日からおうち作文教室の体験申込みの受付を開始しました。私も文章を書くことが「好き」なので、げんちゃんを見習ってピリッと頑張りたいです!
Takekoさん
なるほど、ホテルの仕事の良い部分そうですね~。なんとなくいい感じと思っていましたが、蝶ネクタイ、正装、というのは、ありそうで普段の生活ではなかなかやりませんね。
さまざまな人をウォッチングするというのも、心が動かないげんちゃんには確かによさそうですよね。
しかし、行き帰りのトラブルも、ただルーティンになってきているだけ、と言う気もしています。ある程度ルーティンになってきて、応用に対応できるようになるものなのかもしれませんが・・・
げんちゃんは、どうも、気を使ったり、良くコミュニケーション取ったり、まったく苦手なくせに、人を喜ばせることは、なんとなくうれしいと感じているような気がします。
仕事の時は、少し緊張すると言うのですが、基本的に図太いです。人を相手にビビったり、あまりしないような気がします。細かく見てきた子供といえど、けっこう新しい環境に出してみると、自分が知らない一面を見ますね。どんどん新しいところに出していってみたいな~と思います。
作文教室、とても貴重だと思います。普通の子でも行かせたい親御さんいると思います。ついでに、お片付けの指導もしてもらったらうれしいです。
げんちゃんなら、消しゴムをそのあたりに散らかしたり、カバンの中がぐちゃぐちゃだったりします。なかなか治りません。
きれいなお部屋で指導してもらって、かたづけの極意を体得しながら作文練習。最高ですね~。リンク
https://sem2022.exblog.jp/
げんちゃんの100点は、中国語の1年の時の98点と同じ感覚だと思います。気持ち入れて、やりたい、と思ったのだと思います。簡単なテストとはいえ、心の問題が本質ということが、ほんとによくわかりました。