ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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自主的にテスト勉強をして、自らマインドマップを書いた

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勝手に書き始めたマインドマップ。こういうことできるんだね。
期末試験が終わりました。脱力~・・・

げんちゃんは1日目が終わって、ひどい幽体離脱に陥りました。試験勉強のスタイルはとっているけど、魂はどっか、旅に出ているようなあんばいです。
お~い! お~い! 呼んでももどらない。

やれやれ、いまだにこれが出るか・・・・ 私はぼろぼろです・・・

”to+動詞の原形 
どんな風に使うんだったっけ?”

もちろん、な~んにも出てきません。そこそこわかってると思ったのに。それどころか、たった今、私が説明したことのリピートさえもできない。
ただだまりこんで、まとはずれの単語だけ、空を飛ぶ。

結局、
「私の時間を返してよ。」、夜になって、私のいらいらも最高潮! こいつってなんなんだ! 昼にやったことが、夜に思い出せない、どころか、何をやったのかも言えない。

吐きそうになるような真っ暗闇でした。英語でそこまでつっかえたので、同じ日にある美術も何も、ぜんぜんやれない。こっちも、やる気すらおきません。修羅場です。

気持ちが入ればできるのに、ここまで抜くか、おまえは! 逃げて逃げて、どこまで行くというのかよ~!

 そして、その翌日の虚脱感といったらないです。情けない思いでげんちゃんを送り出しました。

さて、試験2日目の放課後です。その日は、K先生も私も、時間がとれず、正午ごろ帰宅のげんちゃんを、夕方まで放置するしかありません。こういうことは初めて。どうしても二人とも都合がつかない。
  なんとか夕方になって、K先生の用事が終わったので、げんちゃんは、先生宅に行きました。
それまでの間、何していたか、K先生に尋ねられましたが、まったく勉強とはかけ離れたすごしかたをしてたようです。先生も、それを聞いて、すっかり気落ち。

 すると、げんちゃんは、昨日とは打って変わった様子で言ったそうです。

「ぼく、試験前には勉強しないといけない、ってことに気づいたんだ!」
その言い方は、まるですごい発明でもしたかのごとくだったようです。あんぐり!

「 今頃何言ってるの? あんたって、今頃そんなこと腑に落ちてるの?」(あるあるだけどね。)
K先生は、ほんとぽか~んとなってしまいました。
そして、さらにげんちゃんは、一人で、セルフマインドマップを書き始めたらしいです。(上写真)

”試験は、3日、24時間が3日・・・・普通の人たちは、勉強して準備しているけれど、自分は、遊んでいる。こんなことはありえない。”

こういう感じの展開だったそうですよ~。マインドマップを一人で書き始めたのも初のこと。これどういうこと??

次に、テスト用のプリントをやり始めたらしいです。(好きな社会)
口でつぶやきながら、覚えようと頑張っている模様です。K先生は、好きなようにさせてみたそうです。

さて、私が家に帰ると、その流れで、同じように、一人で社会をやっていました。

「ぼくね・・・家で考えたんだ、どういう風に勉強したら、いいかって。あの、・・・・」
なんか、彼にしては殊勝なことを言っています。げんママは、何の脈絡でスイッチオンになったのか、よくわからないけど、そのまま一人で勉強させました。

明日は、音楽と社会と体育。 まじに、意識入っているようです。2時間近く、げんちゃんは一人でそのパフォーマンスを続けて、やがて、力尽きて、風呂に入って寝ました。

あ~。期待しないでおこう! どうせ続かないんだからね。でも、まあ、初めての峰です。意識が入れば、ほんと、この子も、突き抜けるのかもしれないね。
いやいや、いつも期待するから肩透かし食うんだよね。たんたんと・・・

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  1. robo_223 より:

    げんちゃん、素晴らしい峰が出現し、また1つ上のステージに進んだのではないでしょうか。

    周囲の方々の厳しくもあたたかい支えのおかげで、げんちゃんは着実に成長の階段をのぼり続けていますね。

    自分でマインドマップを書き、自分の問題点を洗い出すなどという内省的な態度が取れて、しかも、その反省に基づいた行動が取れるなんて、思春期ならではの成長ですね。

    反発心を周囲に向けるのではなく、自己の課題に向けるという正しい自我意識を持つことが出来ていると思います。こういう謙虚で勇気のある態度の取れる子は伸び続けると思います。

    しかし、おっしゃる通り、この子達は、なかなか高い意識を保ち続けることが出来ませんので、こういう状態をキープし続けることは難しいですよね。

    あれっ、いいじゃん!と思っても、それが、連発したり持続したりということはなかなか難しいと思います。

    しかし、出ては引っ込み、また出ては引っ込みを続けているうちに、それが徐々に定着し、定着した頃に、また新しい峰が出る、の繰り返しだと思います。つまり、げんちゃんは前進し続けているのだと思います。

    確かにママさんの思い通りのペースではないかもしれませんが、すでに頭打ちのようななって前進しない場合もありますし、むしろ思春期から激しく悪化していくケースも多い中、このような前進はとても嬉しい成長だと思います。 1

  2. ゆうママ より:

    私の時間を返してよ。これは何度も何度も思いましたよね〜。
    最近は自分で勉強したがるようになりました(自分から勉強するのではありませんよ。一緒にやろうというと「僕一人でやるから、お母さんはいい。」と言うんです)いいことのような気もしますが、実はむしろ困ったような気持ちです。まだまだ独りよがりにやって、やった気持ちになってるだけで中身がスカスカなんです。でもここでしつこく介入すると、もっとやる気がなくなりそうなので少しずつ本人に任せてます。私にあれこれ指示されたりダメ出しされるのが嫌なようです。こんなやり方でどこまで通用するかはわからないのですが、とりあえず私の時間を返して〜と言う気持ちは今までよりは少なくなりました。

    げんちゃん、マインドマップをしっかり使えてますね。やらなければならないことをわかってはいるけど、行動がともなわないのでしょうね。息子も同じです。口ではやらないと!と言いながら、遊んでますからね。
    1

  3. glow-gen より:

    ゆうママさん
     ゆうママさんのお子さんも、もしかして、ある程度外側だけは作れるようになっておられるのかもしれませんね。
     げんちゃんは、外側さえも作れないステージにいたのが、外側だけを見て、なんとなくまねるということが少しでき始めているんだと思います。多くの発達障害のグレーゾーンの子は、最初からそういうステージにいて、外側だけ見ると普通・・・でも、内部の精神世界や、理解力や深い理解などということを見ていくと、ぜんぜん別物で、真に理解できていない。
     げんちゃんは、そういうステージのほんの最初に入ったのではと思っています。
     多くは、ここで止まってしまう人も多いのではないかと思います。ここから先は、ほんとうに発達障害の克服というレベルの話になっていくのだろうな、と思います。
     げんちゃんもお子さんも、そこで止まろうと、(そっちの方が楽だから)しているのかもしれないな~と思いました。
    上手に表面を作り、干渉されるのをさける。
     一見自分でやるとか、とりあえず仕上げるとかいうと、ほめたくもなりますが、そのあやうさを知っているので、ゆうママさんも、納得できないんだろうな、と思ってしまいました。
     大きな踊り場に入るんだと思います。ここにとどまることはほんとに危険ですよね~。

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