いろいろできることは増えているげんちゃんですが、それをトータルしてコーディネートする、と言う点では、ほんとに困難を極めます。
お料理で考えるとわかりやすい。
目玉焼きも作れる、みそ汁も作れる、超シンプルな野菜炒めも・・・・
としても、すべては一つ一つしかできません。
まずは、みそ汁のだしを取り始め、その間に、野菜を切って、・・・
すべて出来上がるときは、キッチンもそこそこかたづいている。
なんてことは、遥か遠い到達点です。
しかも、料理を作り出すと、朝登校する時間などはすっとび、作っただけで、食べる時間がない、なんてこともしょっちゅうです。
発達障害のシングルフォーカスと言ってしまえばそれまでですが、ここを治さないと、まともに社会人にはなれないと思います。
お料理は、良い材料なので、日曜日は、横で指導しながら作らせています。
(つまり、日曜も、私の休みはない、ってことです。(笑))
なぜ、シングルフォーカスか・・・
一つのこと以外、認知しようとしないからだと思います。
一つのことでもしっかり認知できないげんちゃんですから、それ以外なんて、まだまだ無理、という時代もずっと続いていました。その時代は、目玉焼き一つさえ作るのは困難を極めます。
でも、そろそろざっくりは、一つのことを認知し始めているのですから、さぼらず、心にぐっと圧をかけて、全体を認知するようにしなくてはなりません。この自分の心への圧を、ほんとにいやがる! きついのはわかるけど・・・
朝の言葉かけ
「最初はなにからするの?」
「今日のメインは何がいいのか、冷蔵庫を見て考えて!」
「今だしを取っているんだから、その間何をしたらいいの?」
「今は何時?」
「時間は10分ごとにタイマーをかけて。」
「テーブルには何も用意されていないよ。」
ほんの少し私も手伝いながら、指導します。
発達障害の認知機能改善にドローン
朝の気持ちの抜け方は、ほんとにひどく、朝からぐったり疲れ果てている私でしたが、朝起きたらすぐに、ドローンを飛ばすように指導してから、ほんの少しマシになったような気もします。
ドローンは、飛行させるために、自分の意志というものをしっかり感じ取らなければなりません。右に旋回、左に・・・障害物はよけて。無意識に言語化しないと、失敗します。
内面の改善には、必須のアイテムだと思っています。
8月のお料理の記事を見つけました。こちらキャベツをみじん切りにして、ぼ~っと炒めている。千切りにしてと言ったのに、朝は、抜けて、亡霊のようになる。
あれから4か月・・・まだまだ朝の料理は、あやういです。
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げんちゃん、料理ができるだけですごいと思ってしまいます。
料理はハードルが高いですよ。マルチタスクが必要ですからね。年を取って認知力が落ちたり、鬱になったりした時、まず料理が出来なくなるようですね。もともと認知に偏りがある子たちですから料理は本当に難しいことなのだと思います。
料理ができるようになったら、他のこともかなりできるということだと思います。
息子ができる家事は風呂掃除、洗濯物たたみぐらいかなぁ。段取り不要なものばかりです。
ゆうママさん
一つでも、料理を作ることができるようになるまでは、ほんとに長い道のりです。
中学の時、お弁当の日というのがあって、自分で弁当を作って持って行くのです。
年に3回くらいありました。
中学3年の1学期までは、時間ロスがすごすぎて、私が作っていたように思います。
最後の頃、やっと、一緒に作ってみて、なんとか、こういう練習もやれるのかな~と言うところに来たことを察しました。
手つき一つ一つでたらめ。
できるということではなくて、今から、こういう練習も取り組めるのかな・・・そんな感じだったと思います。
あそこからえっちらおっちら、確かに、口頭で指示すれば、味噌汁できますね・・・
お子さんも、やっていけば、すぐに一品はできるようになると思いますよ。
ただ、やりたくない、というのがあればわかりませんよね~。
げんちゃんは、料理は、比較的好きだったのでしょうね・・・
だから、できてきたのかもしれません。
しかし、私亡き後、とにかく、人の役に立つことができれば、なんとか、どこかで拾ってもらえるかも・・・
家事一切はできるようにしたいです。
メニュー一つ一つ、教え込んで反復させないと・・・と思います。
先日は酢豚を作りました。
その時、薄切り肉を玉にして使いました。柔らかくなるので結構我が家はそうします。
その時、片栗粉をつけさせたのですが、げんちゃんときたら、薄切り肉にまず片栗粉をつけて、それから丸めていました。
もちろん、水分が吸われて、塊にならず、揚げていたら、パラパラと開いてしまいました。
そういうのって、やっぱり、考えてやらないんだな~とあきれました。
でも、結果が出て、少しはわかるかもしれません。そういうことの積み重ねですよね。
とはいえ、抜けているときは、ほんとに何をしてもだめです。
そういう時は、口数がなくなります。だま~ったまんま、動いています。良い時は、少しは言葉にして出します。
何を教えても、本人の気持ちの入れ方で、成果も全く違うので、ほんとにきついですね~。