ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
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スーパーの面接に行きました。その1

何十回目? メモを取らせる指導、発達障害児には、必須のスキル

あまりに抜けまくって、時間の感覚も希薄なげんちゃんです。ズーム授業でも、メモさえ取りません。

スケジュール管理もぼろぼろ。なんとか、メモを取る習慣をつけようとしていたのに、口うるさく言わなくなれば、すぐに、やらなくなり、楽な方へもどります。
そのため、言われたことも、すぐに消える、その場を、ただ生きているげんちゃんに成り下がっています。

凝りもせず、私は、以前やらせようとしていた、スケジュールノートを出させ、書くようにまた、指導!

逐一横で口うるさく言いながら、やらなきゃいけないことを書かせ、しょっちゅうそれを出させて見せる。そして、しつこく繰り返す。

気持ちを継続させるためには、”書かせる”という行為が、経験上、一番です。

今回は、本人、ズームの終業式を忘れたり、学習塾のスケジュールをすっぽかしたり、あらゆる予約ブレークをしたので、少しは反省したようで、まじめに従います。

しかし、メモ帳元年と言った感じで、字は汚い、書く所の工夫もない。見るに堪えませんね・・・
確か、メモ帳を使わせ始め、まあまあ機能するところに来たのは、中学後半からだったか。それから、なん十回目の再指導になることやら!

人生2回目の就職面接

さて、そんなことをしながら、昨日は、インディードで見つけた、近場のスーパーの面接に行くことになっていました。

相変わらず、超汚い字で、何枚も履歴書を書かせ、なんとか、見れるものをピックアップして用意しました。

行く前1時間、面接の練習です。

「こんにちは、○○です。よろしくお願いします。」
「○○高校の2年生です。」

「6時からラストまで・・・週に二日くらい・・・仕事ができます。」

「都合の良い曜日は、○○と○○、▽△。このうちの二日くらい入りたいのですが。・・・」

こういうキーワードを入れ込んだ、なりきり練習を何度も何度もやる。

まあ、もともと日付時間の感覚、普通の人より、かなり希薄なげんちゃんが、アルバイトの日にちや時間の交渉など、相当ハードルが高いので、練習させるのもくたくた。
げんちゃんときたら、理解して言うというより、オウム返しで、覚えようとするので、やめてくれ、と叱りました。

内容をしっかり把握すれば、言えるはずです。真意をつかんで言うことに専念させてみました。

面接会場が遠かったので、車で送って、車中は、面接のシュミレーションです。また復活したメモに、汚い字で、それなりにメモをとるげんちゃん。まともに面接できるのかしら・・・

車が混んで、ぎりぎり会場につきました。
げんちゃんかなり緊張している様子です。外からはあまりわかりませんが。

会場につくと、店長さんじききの面接みたいで、若いやさしそうな男性が部屋から出てこられました。
私は軽く頭をさげて、よろしくお願いします、と挨拶をして、げんちゃんだけ部屋に入っていきました。

たまたま、ドアにガラスがはめ込んであったので、私は、面接を受けるげんちゃんの後姿だけ見ていました。

何を聞かれるのでしょうね~・・・

げんちゃんは、それなりに必死だったようです。

すぐに終わると思ったら、なんと30分です。なにをしゃべっているんだろう。・・・・

こっちとしたら、送り出したら、もうなるようになるわ、と、突き放した気持ちです。

げんちゃんが、あほなことがすぐばれるのかもしれないし、今どきの子は~、と適当にあしらわれているかもしれないし・・・
色々とりつくろいたい気持ちはあるけれど、ぴしゃっと切り離します。

げんちゃんの、げんちゃんのままの実力で勝負ですね。私の手は離れた! こういう時、なぜか、あっという間に気持ちを切り替えてしまう私です。

福祉センターの一室を借りての面接でした。私が待ってるロビーでは、どこかの高校生が、テーブルで勉強していました。手元を見てみると、きれいな字で、漢字の書き取りをやっていました。隣の子と、楽しそうに話しています。

先日、学校に電話した時に、担任の若い女性教諭が言ったのを思い出しました。

「げんちゃん、聞いてるようで、全く聞いていないんですよ。普通の子が、たまに抜くのならいいんですよ。抜いても、それなりのことがやれるからね。でも、げんちゃんは違うでしょ。ちょっとでも抜いたら、まったく転落するわけで・・・」

いやおっしゃる通り! 若いのに、良い先生です。真髄がわかっているな、と思い安心しました。
この私の目の前にいる高校生が、のんびりすごしているのはいいんですよね~。しかし、げんちゃんは、違う。自分の上にある人生の課題や目的は、彼らと違う。やりたいように好き勝手すれば、行く道は、おのずと決まってくる。もっともっと自覚をしなくてはね。

去年夏のアルバイトの面接は、物の数分で終わったのに、30分はゆうに続いた面接でした。

続く

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  1. とんまま より:

    こんにちは。

    夏休みに入り、こちらもいつも以上に?!抜けています。
    スケジュール管理はですね、時間を気にする子なので、そこまで酷くはないです。
    自分でホワイトボードに時系列に沿って書いています。
    ただし、勝手に自分の世界に行くことがあるので、そこは注意ですよね。
    予定にない自分の世界を書き始めるのです。(要するに理想ですね)

    でも本当に字は汚いですよ。
    1行に文字が書ききれずに曲がったりします。
    刹那的に書いている感じですね。
    余白を見て、ここに書き入れようという気持ちはまるでありません。

    スーパーの面接、長かったですね。
    30分以上も…
    げんちゃんにはよかったんじゃないですか?
    また前回のような面接でしゃ、なんてさっさと終わるという誤学習をしかねません。

    学校の女性教諭、見てますね~
    >聞いているようで、全く聞いていない
    その通りですよね。
    抜いていい子と抜いたらいけない子がいますからね。
    とんちゃんもご多分に漏れず抜いたらいけない子です。
    少し前、コメントに書いてくださっていましたが、S先生に洋服すら選ばせるなという話を久しぶりに思い出しました。
    そうでした、ありましたね。
    本当にそこまでの次元においても自由は禁止なんですものね。
    徹底しないとわからないのですよね。
    うちもちょっと勝手が目に付く時があります。
    注意ですね。

    • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

      とんままさん
      とんちゃんは、時間に価値観をおいているんですね。彼らは、自分の価値観のあるところと、ないところでは、ほんとにパフォーマンスが違いますね。
      げんちゃんは、空間認知が弱いのと、時間なんてどうでもいいという意味不明な常識感で、いまだ、時間が微妙です。
      小学校の時間の問題も、抜いた時は、ほんとにボロボロ間違います。
      時間の問題は、感覚でしているのではなく、しっかり計算でやろうとするから、10進法と違うそれは、ボロボロになると踏んでいます。

      時計のぐるっと1周の感覚、24時間で一日のまとまりがある感覚。ふわふわしています。
      眠たくなれば寝る。なんとなく、その時間をさせば、塾へ行く。

      驚いたのは、デッサン教室を忘れていて、日にちと時間変更になった時、その何分前に家を出るのか、まったくとんちゃくしていなかったことです。
      もちろん遅刻です。

      こいつ狂ってる! と怒り心頭です。もう長いこと、指導してきたし、できる能力も、ばりばりというわけではないけど、気持ちをしっかり入れれば、あります。しかし、めんどくさいから、まったく無の状態で、過ごすのですよ。

      でも、今回は、意識最高に入っていましたね。メモ取って、色んな事が頭に残っていましたよ。やりゃできるじゃん、と思います。
      ふだん、どれだけ抜いて生きているのか。

      採用されたらいいな、と思います。
      学校を逃げ場にして、適当に楽に暮らしているから、もっとやばいところに放り込む必要があると思います。

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