意識低下すると、信じられないくらい、人ではなくなる
げんちゃんの学校に電話をかけました。げんちゃんの状況を聞くことになりました。
げんちゃんは、学校で、参加することに意義がある、的な状況だったようです。つまり、学校では、ぜんぜん自分に圧をかけず、楽にながしていました。
授業も音として聞いているだけで、思いは入っていない。ところどころ、耳にひっかかっていることだけ、インプットして、おおよその授業の内容は捨て去っているようです。
想像はしていたけど、やはり・・・
タブレット授業の高校なので、ノートをとる必要もなく、ただぼ~っとしている。
ほんとによくない。ノートをとるものもあるようですが・・・
ここんとこの、家におけるズーム授業を見ていても、似たような状況です。じっと画面を見ているだけ。
授業終わりに提出の課題があっても、まったくスルーしているときもあります。オンライン提出、今日の夜まで、という出題があっても、終われば忘れます。
まさに、刹那刹那を生きて、音も映像も、その瞬間入ってきては、体を通り過ぎるだけ。
思いを使わないげんちゃんは、まるで爬虫類か何かのようです。
さらに、毎日平気で、オンライン授業の部屋(先生によってパスワードが違う)を間違って入って
「げんちゃん、ここは、1年生の国語だよ。君の授業は違うよ。」
なんて言われたり、間違っているのでオンラインに入れなかったり・・・
うわ。こいつ、ほんとに抜けている・・・
まるで幽霊です。
昔よく、幽体離脱と、げんちゃんの状態を書いていましたが、まさにそれです。
ふわふわふわふわ、幽霊が、この世をさまようように、その場の雰囲気で適当に存在している。
ただ生きていればそれでいいでしょ。そんなげんちゃんです。
げんちゃんを見ていると、ぞっとします。
私は、この重症の発達障害の息子、何もない空っぽのげんちゃんを、なんとか人にしてきたと思ったけれど、また、幽体離脱の幽霊にでもなってしまったかのようです。(S先生は、そこまで行くちょっと手前、と言うけどね。)
そばにいて
、
「ほら何しているの? 今なんて言った? 今日はなにすべき?」
そういうことを常時言い続けて、雲のようにつかみどころのないげんちゃんを、地上になんとかつなぎとめるようなことをしないと、大変なことになる。
ここんとこのげんちゃんを見ていて、ほんとにそう思います。
意識障害の重症患者・・・ここんとこのげんちゃんさはすさまじい。
全くやる気もない。げんちゃんが、マイナスに落ちて、ずるい気持ちだけ研ぎ澄まし、やる気を捨てると、精神疾患患者同様になりますよ。まじに!
”生きてるんだからいいじゃない、 だからなんなの。”
鉄面皮のげんちゃんのは、静かにふてぶてしく主張しているかのようです。静かで重い、暗黒の岩のよう。
スケジュール管理も、まったくやる気もない。ふと気づけば、あっという間に一日が終わり、ほんとにわずかなことを、長~い時間をかけてやっているげんちゃんがいて、不毛の一日が終わる。
けっこうコツコツ伸びてきているのに、ここんとこのげんちゃんの幽霊状態はすごい。
これ、ずっと放置すれば、簡単に精神病患者と同等になると思います。認知症・・・ルーティンだけ、反射的にやる。時々、ぱっと情動だけ動いて、とてつもない失敗をやる。
ここまで抜けまくる人間がいるのでしょうか。
気持ちがしっかりあって、あれこれ、うるさいくらいの発達のお子さんが、ほんとにうらやましくなります。
空っぽ・・・・
よくよく考えると、ズーム授業になると、ほんとにこれに陥ります。それでなくても、いつもやばいのに、決定的になる。(ズームじゃなくてもけっこうなっているけれど、あからさまになるのよ。)
ズーム授業、やはり、受けさせるべきではなかった。
それに、ほんとに何も準備もしてない、適当ズーム授業もぱらぱらとあって、そんなときは、意識低下に加えて、先生から受けるマイナス波動もすごい感じです。本気で、子供を引っ張ってきた親なら、目に見えない悪影響びんびんに感じるはずです。こんな教師弊害にしかならない!
とか言っても、こっちも仕事があるので、べったりつくわけにもいかず・・・・ほんとにどうしたものかと思います。
夏休み、多かれ少なかれ、げんちゃんタイプは、学校がなくなり、意識低下に陥る子たちも多いかもしれません。ほんと、おちおち親も、仕事もしていられない。困ったものです。
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高2ってよくも悪くも、生活に慣れて1年生の頃のような緊張感もなくなり、崩れますよね。
げんちゃんも楽することをまた覚えてしまったのかもしれませんね。というか学校全体にそれを許す空気があるとあっという間に影響されますよね。
本当にこういう子たちこそしっかり導いてほしいのに、なかなかそんな学校はないようですね。
息子の学校も、サボる子たちもいるし、からかって楽しむような子もいるし、息子含めこの子たちはどうなるのかなと思いますよ。
息子の場合幽体離脱という感じはないのですが、ゲームに没頭しては合間にちょちょっと課題らしきものをしています。とてもいい加減です。
それより周囲の子たちの悪い影響が心配です。からかわれることもあります。お金の貸し借りは絶対にダメとは言ってますが、ジュース代程度ですがちょっと貸してと言われることもあり、そんなことも不安です。
でも社会に出たら、そういうのを自分でかわしていくしかないのですよね。今のままでは無理です。いまさらながらサポートの必要性を感じています。
ゆうママさん
中2病という名前もあるくらい、2年目というのはちょっとやばいのでしょうね~。でも、3年になったらよくなるというわけでもなさそうですが・・
げんちゃんの学校生活は、最近あえて、ほったらかしていたのです。私がほんとに忙しかったのと、ちょっと成長したかなと思って、泳がせていました。
それと、学習は、穴になっていたところを、塾や家でやらせていたので、学校のはとりあえずフォローできず、まあいいか、になっていた。
色んな問題があったとしても、いちいち支援クラスの先生が報告してくれるというわけでもなく、あっても、耳に入ってこないから、とりあえず、見ないようにしていました。
でも、そろそろ焦点あててみよう、となって、ぼろぼろであることがわかりました。
幽体離脱も、最近は、手が凝っていて、外からすぐにはわからない。私が焦点をあてて、しっかり見るとわかる。やれやれです。
でも、次なる秘策。面接に臨ませて、ゆさぶりました。
学校で抜くなら、学校には行かせず、働かせましょ、ということになりました。
学校の友人関係、げんちゃんは、まったくですが、お子さんは、ある程度接触を作っているから、それなりの問題もおこってきますね。善意の中にできるだけ入れるようにしないといけませんが、できない時もある。げんちゃんも、これから起こってくる問題だと思います。
一つ一つ解決していくしかないのでしょうね。